キャラクター/【デイヴィ・ジョーンズ】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 18:07:05

ディズニー作品「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのキャラクター。
幽霊船フライング・ダッチマン号を操る亡霊船長であり、呪いによって顔が無数のタコ足で覆われ、片腕が蟹のハサミ、もう片方の腕の指は触手、片足も蟹のものという異形の姿をしている。
元々は普通の人間の船乗りであったが、海の女神カリプソとの恋に落ちた際のイザコザを経た末にフライング・ダッチマン号の船長としての本来の使命を放棄したことで悪霊と化した。

  • フライング・ダッチマン号は海で死んだ人間を天国へ送るのが本来の役目だが、デイヴィ・ジョーンズはこれを行わず、船に船員達の魂を縛り付けている(ウィルの父親のビル・ターナーもそうして縛られている一人)。
    • しかも、自分の仕業で沈めた船の船員に対し、「死」か「自身の船で100年働く」という二者択一を迫るという悪質さである。

自身の心臓を抉り出し「デッドマンズ・チェスト」という宝箱に収めて隠している。
ジャック・スパロウとは因縁があり、原作映画ではペットとして飼いならしている怪物・クラーケンを使って彼の始末を行っていたりする。
性格は極めて残忍。だが、ジャックたちとの陸上での交渉の際は、10年に1日しか陸に上がれないという呪いに従い、海水のたまったバケツの中に立って参加するというコミカルなシーンも見せてくれる。

  • もしもこの時バケツから突き飛ばしていたらどうなったのであろう。
  • KHIIIにおいての初登場がこのシーンのため、事前にティア・ダルマから恐ろしげに語られていたこととのギャップが酷いことになっている。他に適当な顔見せ場面はなかったのだろうか。

 
CVは大塚芳忠。
原作の演者はビル・ナイだが、KHシリーズの英語版のCVはロビン・アットキン・ダウンズ。


自分の心臓をえぐり出しているため不死身であるが、逆にいえば抜き出した心臓こそが最大の弱点である。

  • ただし、ジョーンズを殺した者は彼の後釜としてフライング・ダッチマン号の船長となってしまう。

映画2作目「デッドマンズ・チェスト」では彼の心臓を探すことがストーリーの主目的となっており、3作目「ワールド・エンド」ではそれを手に入れたベケット卿が弱みにつけこみ、彼を操っている。


「デイヴィ・ジョーンズ」とは船乗りの間で信じられている悪魔の名前。

  • 旧約聖書に登場する預言者の亡霊とされていることもある。

KHIII

ザ・カリビアンに登場。
このワールドのエピソードは原作映画第3作目「ワールド・エンド」を踏襲しているため、海の自由を賭けて行われる決戦においてジャックたちと対立している。
今作では数少ないディズニー・ヴィランのボスであり、剣術と瞬間移動、海から呼び出した無数の触手との連携でプレイヤーを苦しめてくる。

  • この触手が上述のクラーケンであるかは不明。劇中の描写では闇の力を思わせるオーラを放って呼び寄せている。
    また、直前のイベントバトルで戦う触手はルクソードが呼び出している。
    • 原作通りならばこの時点でクラーケンは死亡しているので何かの能力だと思われる。

プレイヤーが撃破した後もムービーでは大立ち回りを演じており、自らを心のない獣と称しながら愛を笑い飛ばし、ジャックの脅しにも構わずウィルとエリザベスを引き裂くため、ウィルに致命傷を与えた。

  • ちなみにゲーム中ではこの瞬間を目撃したソラが激昂しているが、原作映画ではウィルの父親であるビル・ターナーがこの役割を務めている。
    • この時ソラはなぜか素手で攻撃している。多くのプレイヤーが「キーブレードを使え」と思ったことだろう。
      • そんなことも思いつかないくらい激昂していたんだろう、多分。
      • メタ視点で補足するとこのシーンはプリレンダムービーであるため、装備中のキーブレードがムービーに反映されないという欠点がある。そういった事情があってのことだろう。

最後はジャックがウィルに持たせたナイフで心臓を刺されたことで力尽き、荒れ狂う海の中へと落ちていった。


余談であるが、原作映画第2作目のタイトルにもなっている彼の心臓が入った宝箱、デッドマンズ・チェストには真XIII機関も興味を示しており、黒い箱の行方を探すルクソードが目をつけていた。
また、同じく機関のヴィクセンも、ハートを欠いた状態で生きるジョーンズのことを自身が手掛けるレプリカでも成しえなかった存在として賞賛していた。ただし、そのハートの正体が単なる心臓であると分かった途端、彼は興味をなくし失望していた。

  • 心臓なしでも平気な顔で動き回っているということについての興味はなかったのだろうか…。

攻撃パターンは歩き回ってワープからの斬撃や回し蹴りを繰り返す。
HPが3分の2以下になると触手を呼び出し高みの見物をしだす。触手を3本倒せば残りの触手を引っ込め戻ってくる。
さらに3分の1以下になると再度触手を呼び出して、今度は同時に襲ってくる。
攻撃のモーションが実写キャラ故、地味な上ひるみやすいのでそんなには苦戦しない…というのは通常プレイでの話。
時折繰り出すカウンターの蹴り攻撃が非常に避けにくくクリティカルでは厄介なのだ。
1コンボ決めたらいったん離れるようにした方がいい。

  • ただしそのカウンター攻撃は空中では落下しながら一区切り置いて発動する為か、常に滞空し続けるソラにはほぼヒットしない。
    つまりスパイラルアッパーを使って空中で攻撃すればカウンターが怖くなくなる。

ちなみにワープや触手召喚は甲板に接してる状態でないと使ってこない。
この仕様により、前述のスパイラルアッパーと1.07で追加されたエリアルスイープエリアルダイヴを組み合わせれば、反撃させつつも延々と空中に打ち上げ続けるハメ技が成立する。
実際は本作ボス特有の莫大なHPを減らすボタンの入力回数や、マスト等のリアリティを追求するが故に不安定な地形に引っかかり、抜けられるケースもあるので容易ではないが……。

  • マジックフラッシュラストチャージはエリアルダイヴの発動回数を減らすだけでなく、うっかり連打で使ってしまうと地面に急落下させる要因になりかねないので外す方が良い。

触手

フライング・ダッチマン号との戦闘時に出現するエネミー。

  • クラーケンの足だとは明言されてはいないが、これがクラーケンだとすれば正確には「触腕」。

ブラックパール号を捕まえており、時間経過でダメージが蓄積されていくため、その前に救出する必要がある。


デイヴィ・ジョーンズ本人との戦闘でも、上記の通りジョーンズが呼び出してくる。
そこそこHPが高く捕まえられると大ダメージを受けるのでシュートフロー連携で早目に倒しておきたい。