キャラクター/【ヨゾラ】

Last-modified: 2021-03-14 (日) 22:27:54

トイボックスで流行しているゲーム、「VERUM REX」の主人公である青年。
左手にビームソード、右手に形状がガンアローやボウガンに似た光線銃のような武器を装備している。剣を左手で振っていることから左利きと思われる。
作中のゲームのキャラクターとして顔見せしたが、後にKH世界に実在する存在として登場した謎多き人物。
 
CVは畠中祐。

英語版のCVはディラン・スプラウス。


彼の元ネタは「FFXV」及びその前身であった「FF Versus XIII」の主人公、ノクティスであると考えられている。

  • 彼のフルネーム「ノクティス・ルシス・チェラム」はラテン語でそれぞれ「夜」「光」「空」を意味し、ストレートにそれを日本語に置き換えると「夜空=ヨゾラ」となる。
  • 「VERUM REX」は「Versus」のもじりという指摘が挙がっているほか、このタイトルはラテン語で「真の王」を意味するのだが、「FFXV」ではノクティスがまさにその「真の王」と呼ばれる役目を受け入れてゆくというシナリオが展開される。
  • その他様々な共通点を総括して、「VERUM REX」はかつて本シリーズのディレクターである野村氏が企画していた「Versus XIII」を、ヨゾラはノクティスを、それぞれモチーフとしたセルフパロディなのではないか……という説が一部のファンの間で囁かれている。
    • ただし、この一連の類似性についてディレクターは、インタビューにおいて「かつて自分が企画していたタイトルとイコールで考えてしまうかたもいるかとは思いますが、イコールではない」「世に出ていない企画として自分の中で温めている部分があるので、一部は重なるところがありますが、『VERUM REX』は全くの別物です」「『ちがうもの』とだけ言っておきます」ときっぱり明言している。

KHIII

ヒロインを助けるため、2人の仲間と共に特殊能力を駆使しながら無数のギガースと戦う……という内容の、トイボックスを訪れると同時に前触れなく挿入されるコマーシャルにて初登場。

  • 両手に持ったそれぞれの武器による攻撃で、ギガースをデータの粒子のようなものに分解して撃破している。また銃口から発する赤い光で複数のギガースを分解しながら巻き込み、赤い渦のようなものにまとめて剣で切り裂き爆散させる、という技を使っている。

彼の大ファンだというレックスはトイボックスを訪れたソラをヨゾラと勘違いするが、グーフィー曰く「ソラよりリクに似ている」。

  • 実際に髪型や服装、全体のシルエットはKHIIIにおけるリクとよく似ている。
    大きな差異としては髪色(青みがかったアッシュグレー)、目の色(右目が青、左目が赤のオッドアイ)、身長(ソラと同程度)が挙げられるが、逆に言えばそれら以外は本当にリクにそっくり。
  • ソラとの共通点はほぼ見当たらないのだが、トイボックスを訪れた際の姿だけ見れば、衣装のチェック柄の裏地のように見えるデザインが似た印象と言えなくもない。

勿論ソラ自身は「自分はヨゾラではなくてソラだ」とレックスの勘違いを否定している。

  • が、結局この勘違いは解消され切らなかった様子である。もしリク本人がトイボックスに来ていたらどうなっていたのやら。

ロード画面に表示されるSNS風のメッセージではソラが「リクと似ているからか不思議な繋がりを感じる」と語っていたりする。
 
上述のディレクターの発言に加えて、劇中でヤング・ゼアノートが「VERUM REXはゲームの世界」と明言していたり、ヨゾラに夢中になっているレックスの姿が滑稽に描かれていたりという事もあり、当初はあくまで作中作への客演というお遊び的なキャラクターであると捉えられていた。が……


KHIII発売から約1週間の間を置いて配信されたシークレットムービー「夜空」にてまさかの登場。
新宿の東京都庁に似たビルの屋上に腰を下ろし、そこから街とリクを見下ろす様子が映っている。
 
リクのいる世界はVERUM REXの世界らしく、ヨゾラが物語に本格的に関わってくると解釈できる映像となっている。

  • 作中ゲームの世界ということは、あそこはデータの世界ということなのだろうか?
    • KHIIIではラルフリンク相手として登場し、Uχにて実際にワールドとしてもシュガー・ラッシュが登場しているため、「作中ゲームの世界」というキーワードそのものが重要となる可能性もある。
  • 因みに、「FFXV」及び「FF Versus XIII」においても新宿がモチーフとなった街と東京都庁によく似た建物が登場する為、これもヨゾラやVERUM REXがパロディと指摘される要因の1つとなっている。
  • 但しリクが新宿らしき場所にいることについては、ソラの方がシブヤらしき場所にいることを考えると「すばらしきこのせかい」とも関係している可能性もある。
    • というのも、KHIII直前に発売された「すばらしきこのせかい -Final Remix-」の追加シナリオにおいても新宿が登場している為。

KHIIIRM

DLCエピソードの「Re Mind」、リミットカットエピソードをクリアすると遊べるようになるシークレットエピソードで登場。
今作最強の隠しボスの座を務める。

  • シアターモードによるとシークレットエピソードのエピソード名は「FALSUS REX」。ラテン語で「偽りの王」の意味となる。
  • ちなみにナンバリングでは初のボイス付き隠しボスである。また次回作への伏線となるボスとして(後述するようにガワとはいえ)初めて最初から名前が明らかになっている(今までは謎の男留まりし思念など、ぼかした表現ばかりだった)。
    • 声を発するのがシークレットエピソード内のみであるためか本編のED・「Re Mind」のEDのどちらにもクレジットされておらず、勝利時のムービーで初めてCVが明らかになる。

カイリを助け出すことに成功したが再度終わりの世界に戻ってきたソラの前に現れる。

  • この時の終わりの世界は夜空になっていた。

ヨゾラをゲームキャラとして知っていたソラから話しかけられるが、ヨゾラにとって今の姿は本来の姿ではないらしく、自分のことをヨゾラと呼びソラと名乗ってきた彼を訝しみ、ソラに勝負を挑んでくる。すると終わりの世界にソラの目覚めの園が現れ、辺り一面が見る見るシブヤの街並みになっていき、目覚めの園はシブヤの104の屋上に変わる。

  • 彼自身はこれまでにいくつかの試練を受け、「ソラを救え」と言われていたようだ。この発言は風景がシブヤに変わってからされたため、ヨゾラが試練を受けた場所は終わりの世界なのかシブヤなのかははっきりしない。シブヤで試練を与えるものと言えば「死神のゲーム」が存在するが…?
    • ヨゾラの実在を疑うような発言をしたソラに対して「何を言っている?」と不思議がっているところを見ると、彼はそもそも「自分が『ヨゾラという名のゲームキャラクター』である」という自覚があるのだろうか?
      • もしかしたらソラからは「ヨゾラの姿」に見えるだけで、実際の彼は嘘偽りのない自分自身として行動している、という可能性も考えられる。

戦闘後のムービーは敗北バージョンと勝利バージョンの2種類がある。勝利イベントと敗北イベントの展開がここまで明確に分かれる試みはKHシリーズで初めて。

  • 敗北バージョンは負けたソラが結晶のような姿に変わり、ヨゾラが決意を込めて「必ず救い出す」とつぶやく。シブヤの光景は終わりの世界に戻り、ヨゾラが目を覚ますとそこは走行中の車内だった。
  • 勝利バージョンはヨゾラが「まだ俺の力は必要じゃない」と悟りながら光の粒子になって消えていき、ソラは終わりの世界に戻る。ヨゾラが自分を「将軍」と呼ぶ声で目を覚ますとそこは走行中の車内で、運転手がヨゾラに話しかけてくる。

ソラとヨゾラの両方が「俺には── 俺にはよくわからないんだ この世界が本当に本物なのか そんなの考えたこともなかった──」と発し、ムービーは終わる。

  • 2人がセリフを口にする順番が2つのバージョンで異なる。
  • 勝利した場合は報酬としてクリスタルレガリア+が入手できる。

 
最初の敗北と、そのセーブ後の2回目以降の敗北で「あきらめる」を選ぶとソラが敗北するムービーが流れる。
初回の戦闘で勝利すれば敗北バージョンを見ることはないが、プレミアムメニューを使わない限り初見ではまず間違いなくこちらを見ることになるだろう。

  • このことやムービーの演出的にも、ヨゾラにソラが敗北するのがゲーム中における正史ということになるのだろうか。
    • 技能や振る舞い、出で立ちからソラの上位互換の様に取れるような描写があり、しかもソラの敗北が正史であるかの様な演出に後述の件も相俟って「シリーズを通して成長したソラを出汁にされた」と嘆く声も。
      • 「あからさまにソラより上位の存在として描かれている」理由として、上記にもあるがあの場所もヨゾラもデータの存在である、という考察がある。曰く、「ソラは目覚めの力のデメリットにより現実世界からは消滅したが、KHIIIRMの会話でシド達も言っているようにデータ世界では(何らかの手段でクリア時の)ソラが生き残っていた。そのデータ世界にヨゾラはおり、ヨゾラの使命はそのソラを現実世界へ還す事。そしてデータの中は(データ)ヨゾラのホームグラウンドでありソラのホームグラウンドではないためソラが不利なのは当然。KHIIIクリア時のソラより上の存在など現実世界にそうそういるわけがなく、あんな戦いや「救う」等という行為ができるのはデータの存在しかありえない」というもの。

なお、ムービー中で彼が車内にいるシーンは「Versus XIII」の2011年版のトレーラーに酷似しており、運転手のセリフまでそっくりと来ている。

  • 「酷似している」という表現すら正直生温く、キャラクターの動作からカット割りに至るまで、完コピと言っても差し支えない。上記の通り、ディレクターはヨゾラ(及びVERUM REX)と「Versus XIII」はイコールではないとしているが、少なくともこのムービーに関しては誰もがその関係性を認めざるを得ない。
  • しかしこの運転手、どこかで聞いたことのある声で、見覚えのある金髪のナイスミドル……一体何者なんだ……

短いとはいえソラの状況に大きく関わり、またヨゾラが次作以降へ繋がる重要ポジションであることが窺える本編の延長ともいうべきカットシーンであるにもかかわらず、高難易度のリミットカットエピソードをクリアしなければ見られないという点については疑問の声も上がっている。


シークレットムービー「夜空」が公開された時点から既に囁かれていたのだが、今回隠しボスとして登場した事とボス戦後のムービーの内容も相まって、留まりし思念ヴァニタスの思念になぞらえて「ヴェルサスの思念」という揶揄じみた愛称が一部で定着しつつある。

  • 何故この愛称がネガティブな意味を含んでいるかと言うと、「ヴェルサス」は形が大幅に変わったものの「FFXV」として既に結果が出ており、結局世に出なかったヴェルサスのアイデアをKHで実現させるのは如何なものか、という懸念によるものである。
    • 表に出なかったアイデアの使い回しはゲーム業界にはよくあることである(実際に本作にもVersus XIIIのPVに登場していたシフト魔導アーマー搭乗等が本作独自のシステムとして昇華され登場している)が、ヨゾラやNAMELESS STARに関しては作品外のメタ的な事情をキャラクター設定に内包していることを匂わせており、現時点では単なる没案の使い回しとは言い難い。
      NAMELESS STARの考察の項も参考にされたし。
  • 概要の通り一応「別物です」という野村氏の証言はあるものの、あまりに多い共通項やねじ込まれ感を考えると上記のようなことになってしまうのも然もありなんである。
    • 謎に包まれたヨゾラの素性が明かされ、別物だとする野村氏の証言が真実であると証明される時が来れば、いずれこの愛称は使われなくなる……と思われる。
      • 実際「FFが絡む事自体は最初から分かっていた事だし騒ぐほどではない」「ヨゾラを上手くKHに絡めて面白くできるなら見てみたい」「野村氏の無念を晴らして欲しい」という声もある。が、やはり大半は「それでもソラ達の物語を終わらせてから・または別物としてやって欲しかった」「絶対にKHの世界を壊さないで欲しい」という意見とセットとなっている事が多く、とにかくファンをやきもきさせる現状ゆえの揶揄である。

  • ヴで始まりスで終わり2文字目がア行の小書き文字で合計5文字と、なぞらえ元の一つであるヴァニタスの思念とは妙にマッチしている。

戦闘

最強の隠しボスとだけあってその強さは生半可なものではない。歴代の裏ボスを倒してきたテスターをして「泣くほど強い」と言わしめたほど。
斬撃とレーザーを組み合わせた苛烈で多彩な攻撃パターンを持ち、少しでも見切ることができなければすぐにHPが底を突いてしまう。
行動の切れ目をしっかりと理解し、すべての行動パターンに対する的確な対処を覚えるのが大事。
留まりし思念と同様に開幕行動が数パターンの中からランダムだったりと、ある程度アドリブでの攻略が要求される。
一定の攻撃後に明確な隙があった留まりし思念と比べると、ヨゾラは攻撃後に晒す隙がやたら少ない。ヨゾラの攻撃中、特定のタイミングに魔法や「たたかう」を差し込むなどのアクションを行うとヨゾラの行動に変化が起き、隙が生まれる。
一方その反面、強制反撃はまったくしてこないという一面も持つ。リベンジ値およびリベンジ行動は設定されているが、その行動がバックステップのみとなっている。そのため、攻撃チャンスさえモノにできれば各種強力な攻撃を心置きなく叩き込むことができる。
総じてガード・回避から隙をみて反撃…といった受け身な戦い方に徹するだけではなかなか攻撃チャンスが生まれず、むしろこちらからもヨゾラに仕掛けて攻撃チャンスを作っていくという、能動的な戦い方が推奨されるボス戦になっている。

 
シリーズ裏ボスの通例として搦め手も多彩。ガード不能攻撃の織り交ぜ、再現データマスター・ゼアノートシオンが多用してきた最大HP減少なんてのは序の口、こちらのアイテムはおろかモグメダル、さらにキーブレードの力さえも奪い取る行動を取ってくる。

  • モグメダルを奪われた状態でヨゾラを倒すと、奪ったメダルを使用されてヨゾラが復活する。HPは半分回復、つまりHPがトータルで1.5倍になるようなものなので、これだけは阻止したい。
  • キーブレードの力に加えソラの魔法の力までも丸ごと強奪しているようで、FOCUSゲージは0に、MPゲージはチャージゲージになり、しかもチャージが止まる。

本編トイボックスの劇中TVCMで披露していたアクションと同様の技も繰り出してくる。


HPが半分を切るとフィールドをプラネタリウムに変更してくる。
フィールドが変わっている間の行動はほぼ固定。青いレーザーとギガースの攻撃はガードできない。

  1. 真上に引き寄せ、赤レーザー2回→青レーザー2回射出
  2. フェイントを混ぜつつ、赤レーザーと斬撃を乱れ打ち
  3. 青レーザー1回→赤レーザー2回を4セット撃つ
  4. ギガースを召喚し襲わせる、終了後突進攻撃
  5. 赤レーザー青レーザーを単発で撃つ
  6. 分身して斬撃を放つ
  7. 剣を遠隔操作で飛ばしつつ分身が襲い掛かる
  8. 青レーザーを撃った後、再度分身してソラを滅多斬り
  9. 分身攻撃の後、球体が降りてきて吸引を始める
  10. 突進攻撃とタイミングずらしの斬撃を13回行う
  11. 球体を切り裂き、爆散させる

 
留まりし思念の覚醒技、超乱舞と比べても異様に攻撃時間が長い。
中でもギガース召喚は避けにくいともっぱらの評判。他は行動パターンを頭に叩き込めばなんとかなる。

  • ギガース自体はアスレチックフローで捉え、突撃すれば攻撃の有無を問わず当たった時点で壊せる。ただし後続が待っている場合は蜂の巣になること請け合いである。
    • なるべく一塊りになるよう誘導し、サンダガなどでまとめて破壊すれば多少は安定するか。
  • 超乱舞とは違い、こちらにも攻撃のチャンスがある。特に7の剣飛ばしをガードして反撃すると、8のパターンを飛ばして球体吸引に移行させることができる。

以上の一連の攻撃が終わると通常のフィールドに戻るが、行動パターンが後半戦用に切り替わり攻撃がさらに激しくなる。

  • フィールド変更は稀に開幕に使用してくる。その場合も以降の行動はHP半分以下のパターンと同じになるため、難易度が激増してしまう。当初はバグではないかとも言われていたが、RM配信後最初のアップデートでは修正されておらず、サプライズ要素として意図的に作られた可能性もある。
    • 慣れない内は一足早く中盤戦の練習が出来ると捉えて、動きの観察や対応を見極める時間に充てる事を勧める。