キャラクター/【リク=レプリカ】

Last-modified: 2024-04-14 (日) 10:31:27

XIII機関ヴィクセンが作ったリクレプリカ

  • ファンやプレイヤーにかなり略されて「レプリク」と呼ばれることがある。
    • 他にも「リク=パプリカ」もしくは「パプリカ」とも呼ばれていることもある。

姿だけでなく、戦闘能力も本物のリクとほぼ互角。当時リクが閉じ込めていた闇の力を主体に戦う。
その名の通りリクのニセモノである。
 
生まれたばかりの頃はヴィクセンに作られた事は自覚していたが「ニセモノ」と言われると怒りを露にしていた。
しかし、本物のリクは闇を恐れ、自分は闇を受け入れ、闇の力を自由に使いこなしているという決定的な違いがあるとし、その時はリクに劣って敗れたが、自分は生まれたばかりなのでこれからどんどん強くなる、「本物」であるリクを超えるのもすぐだとと豪語する。

  • そのため、当時闇を恐れていた本物のリクの記憶(の様に作った偽物の記憶)を植え付け、本物のリクの様に心を作り変えられる事を拒んでいた。
    • 実際は後述の様に本物のリクの記憶ではないため、普通に「ダークファイガ」など闇の力(ゲーム的には無属性)を使って戦う。

しかし、ソラと戦わせるために偽りの記憶を植え付けられ、自分がレプリカであるということも忘れさせられてしまい、「リク」としてソラの前に現れることになる。

  • 植え付けられたリクの記憶は、正確に言うとソラが受けた改竄と同じ「カイリとナミネをすり替えたソラの記憶(ただしソラとリク=レプリカの立場も挿げ替えたもの)」と「自分が本物のリクである」という認識であるため、厳密には「リクの記憶」ではない(偽りの記憶であることに違いはないが)。

最終的には本来の記憶を取り戻したが、自分が「ニセモノ」であるという認識に捕らわれ、「本物になる」ことに強く執着する様になってしまう。
 
CVは本物のリクと同じく宮野真守。
北米版における声優も本物のリクと同じデビッド・ギャラガー。


リクの潜在的な闇の力に関するデータを重点的に注がれたためか、性格はリクの闇の部分と言ってもいい。

  • 闇の部分というだけあって、その口調は「待ちな!」などと妙に悪役チックである。また、ソラやリク(本物)の事をあからさまに見下したり、記憶の中にあった島の住人達を「どうでもいい連中」と称したりしている。
    確かになにかと優れた少年であるリクの性格がダーク化したらこのようなものになるだろう。
  • 3Dにおいてリクは自分の中にある闇の部分が時に形となって目の前に現れる事があると語った際に彼の事を言っていた。

ナミネに記憶を書き換えられた後は、その書き換えられた記憶の内容による影響でソラの事をとにかく嫌悪していた。

  • 「お前を嫌っているのはナミネだけじゃない、俺もさ!」、「お前はそうやっていつも俺の思い出に踏み込んでくる。」などと、当時は事情を知らないソラを戸惑わせ、彼の心を傷つけていた。
    • これらのより細かな描写については小説版にて描かれている。

服装は基本Dモード時のリク。つまり常時あの「筋肉スーツ」を着用している。この格好について、彼自身少しは疑問に思わなかったのだろうか。

  • ソラ編でソラと初めて対面する時は本物のリクと同じ通常の服装となっていたので、この姿にしかなれないというわけではないようだ。また、もしそうだったとしても、この姿はリクの闇の力を象徴するものだから、多分気になるどころか嬉しいのではないだろうか。(メタい話をすると、本物のリクと一緒に通常の服装で出てくると少しわかりにくいし)
    • 実際、リク編での戦闘時に本物のリクがDモードになると、本格的にどっちがどっちなのか訳が分からなくなる。

漫画版COMではソラ編とリク編を同時進行していた都合上読者にははじめから正体がばれている。本物のリクを連れてこれなかった代わりにヴィクセンに作られた。ラクシーヌをオバサン呼ばわりするなど恐いもの知らず。ナミネ脱走後にアクセルに唆されるシーンがあるくらいで他はゲーム準拠。かと思いきやラクシーヌ戦からフェードアウトしマールーシャ戦前でソラたちを助けるシーンがカットされそのまま連載終了という憂き目にあっていた。
COM単行本2巻の書き下ろしでその後の話である「異文リク=レプリカ奇譚」が掲載されたが、食いかけの肉をお守りにしたりヴィクセンのレプリカ(多数)に付きまとわれたりと本編とは一転してネタキャラとなっていた。しかもお守りにした肉はナミネの食いかけと思い込んでいたが、実はラクシーヌの食いかけである事に気付いていないという救いの無さ。見せ場をなくしたがその後は自分探しの旅に出たためこちらでは闇にのまれてはいないものの、その後の消息はKHIIやDaysに登場していないため不明である。


COM

ゲームの順番上、最初にリク=レプリカが登場するのはソラ編になるが、最初はリクとして扱われ、ソラ編終盤で正体が明かされることになる。
時系列的にはリク編初期にヴィクセンに作られてすぐにリクと戦い、その後偽の記憶を植え付けられてソラ編で登場し、ソラ編最後で去った後、リク編終盤で記憶のトワイライトタウンでリクと戦うことになる。


忘却の城を訪れたリクと一戦を交えたヴィクセンにより、戦闘時に採取したデータから作りだされ、本物のリクの前に立ちふさがり、肩慣らしに一度戦う。
最初は生まれたばかりで力を上手くコントロールできなかったためリクに追い込まれたが、戸惑うこと無くいずれ本物である彼を超えると豪語して、闇の力を解放し逆転。
闇の力を恐れる本物のリクを見下した発言をして彼の前から去っていった。
 
その後はヴィクセンに導かれて地上へ向かい、相手がソラであろうと倒してやるとすっかり驕っていたが、ナミネの力でそのソラと同じ偽りの過去の記憶と「自身が本物のリクである」という認識を無理矢理植え付けられ、彼を迎え撃つために送り込まれる。

  • 作られた時点ではリクの記憶までは持たされておらず、リクやソラに関しては情報として持っていたらしい。
    ヴィクセンからソラのことを聞いたときも、「ソラってやつか」「リクのついで」という反応であり、デスティニーアイランドの記憶に対しても、「なんの役に立つ」扱いである。
  • 地上に着いてからの機関メンバーとの会話ではアクセルには「しもべ」、ヴィクセンから「研究成果」、ラクシーヌから「オモチャ」と言われていた。
    彼の心情がメインとしても描かれる小説版では傍でこれらの言葉を聞いて戸惑っている表現が見られた。

これにより自身を本物の「リク」と認識して何度もソラと戦うことになり、その過程で自分の記憶とソラの記憶が同じで、しかもその時にナミネから託されて持っているパオプの実のお守りが同じである事に気付き動揺するが、ソラの記憶の方が偽りであると決めつけて激昂する。
最後のソラとの戦いで追い込まれたように見せかけ、動揺を見せたソラを不意打ちで攻撃して逆転し、とどめを刺そうとしたところをナミネに偽物の記憶を消されて心を壊されてしまう。

  • その時の彼の心がひび割れるような演出は何かとインパクトの大きいもの。

その後ソラがマールーシャと戦う際、偽物の記憶を消されたことで本来の記憶を取り戻した彼は奇跡的に復活し、自分の記憶や約束が偽物と分かった上でナミネを守ると決意し、ソラ達を助けた。

  • 3Dにて示唆される「何にでも心は宿り得る」ということから考えると、彼が復活できたのは、リクのコピーではない彼自身の心が芽生えていたからだろう。
    • 実際、この後ソラが「その心はお前(リク=レプリカ)だけのもの」(=リクのものとは異なる心である)であることを指摘している。
    • と言うか、本人は自身の心を「ニセモノ」扱いしているが、最初にリクに会った頃からレプリカの自覚があり、リクと考え方が違う(おまけにリクの記憶も持たない)時点でリクの心がコピーされているとは言い難い。(そもそも表面的な人格をなぞるなら兎も角、データ化できない心をコピーできるのだろうか?)
      • 最初に生まれ、作り変えられていた心はナミネに壊されたが、再び心が生まれた可能性も考えられる。
        しかし、マールーシャ曰く「ウソから生まれた記憶の鎖で自分の心を縛り付けた」とのことなので、記憶を消され、それが偽物とわかった上でも無くしたくない記憶であるとした執着(一方的ではあるがナミネとの心の繋がり)がナミネとの記憶を留め、リク=レプリカの心が完全に壊れるのを防いだということなのだろう。
  • 本来の記憶を取り戻したと言ってもそれは一部だけであり、後のセリフからすると、偽の記憶を植え付けられる前までの自分が生まれた経緯に関する記憶は無いが、リクに会った際のことは覚えていて、偽の記憶か、偽の記憶をもとに行動していたリク=レプリカ自身の記憶の一部(ソラとナミネのことのみ)は残っているが、「自身や記憶がニセモノである」という自覚はある(=自我は誕生時に戻った?)と言う状態。
    • Daysのシオンの状態から考えると、ソラとナミネのことを覚えているのは「土台となる記憶のかけらは外されたのに、そこから紡がれた記憶の鎖は残っている」という、本当に奇跡的な状態である。

マールーシャを一旦退けた後ソラにナミネのことを託され、ソラ達をマールーシャとの最後の戦いへと見送った。
マールーシャを倒して鍵穴を封印した後、グーフィーはナミネに彼の記憶を元に戻す方法が無いか尋ねるが、ナミネは答えを持たなかった。

  • アルティマニアαではリク=レプリカには戻すべき記憶が存在しないため、小説版では、元々の記憶の無いレプリカを元に戻すということは、すべてを消去することに他ならないとしている。
  • 仮に記憶の欠片が残っていて、それを繋ぎ合わせて戻そうとしても、リク=レプリカの記憶は「他の記憶を持たないリク=レプリカ自身の記憶」「偽物のリクの記憶」「偽の記憶を持ったリク=レプリカの記憶」「記憶がボロボロの状態の現在のリク=レプリカの記憶」と、元に戻す基準がない状態である。ナミネがソラたちのCOMの記憶を保ったままKHIの記憶を戻すということはできなかったように、リク=レプリカを戻すなら、出来て最初のリク=レプリカであり、現在のリク=レプリカが望むナミネを想う心を保ったまま記憶を戻すことは不可能である。

その場から去ろうとした時、ソラに上記の他に「ニセモノとか関係ない」「お前の思い出はお前だけのものだから大切にすべき」と言葉をかけられ、ソラの優しさに感謝しつつも気持ちだけ受け取り、静かに彼らのもとを立ち去った。
 
ソラの言葉を聞いても自分が「ニセモノ」であるという思いは消えず、この直後にアクセルからレプリカではない「本物の存在」になるよう誘われ、これに応じる。そのために地下で本物のリクに敗れて敗走したゼクシオンを自らの力として吸収・消滅させる。
しかしそれでも何も変わらず、自暴自棄になった彼は、「本物のリクがいる限り自分は永遠に偽物」だと悟り、トワイライトタウンにて本物と最後の激戦を繰り広げる。
本物に敗れ、「自分の心はどこへ行くのか」と感じつつも自分の心は本物ではないのだらから感じることもウソの気持ちであり、滅ぶのは怖くないとしていたが、リクに「たぶん自分と同じ場所へ行く」答えられ、何かを満足したように消滅した。

  • 余談だが小説版では記憶を書き換えられるシーンが追加されている他、彼の心理描写が多い。気になる方は読んでみてはどうだろうか。
    • 消滅する際も小説版ではリクにした問だけでなく、「忘れてしまうこと」「忘れられてしまうこと」を恐れ、ソラが自分のことを覚えていてくれるか、本物のリクの記憶と混ざって忘れてしまわないか気にしていた。
      せっかくソラがリク=レプリカをリクとは別の”個”であると諭そうとしていたのに受け入れておらず、ソラの言葉は心に響かなかったのかと思いきや、消滅間際に思い浮かべるほどにはソラを想っていてくれたという場面である。(ソラは記憶の修復でリク=レプリカを忘れてしまうが……)

ソラ編では4回、リク編では2回の戦闘がある。
ソラ編の1~3回までの戦いはコンボを繰り返すだけでも普通に勝てるのだが、4回目の戦いではHPが大幅に増えた上にストック技を多用してくるようになるなど格段に強くなっている。
特にストック技ダークオーラは確実にブレイクしないと「即敗北」…と言うこともありえる。

  • また、カード1枚での攻撃にも一部の技に気絶の追加効果が付与されており、まともに食らってしまうと一方的に斬られ続ける事になる為、HPをごっそり奪われてしまう。

リク編の1回目はこちらのデッキが強く、相手はそれほど強くないため普通に勝てる。
しかし2回目は相手が格段に強くなっているのに対し、こちらのデッキは弱く、しかも王様のカードが出現しないためかなりの苦戦を強いられる。


全ての戦いを通してデッキにシャドウのエネミーカードを組み込んでいる。
カードの効果はナンバープラス。まだこちら側のデッキが弱い序盤には特に苦しめられる。

  • ……のだが、このカードには0のカードを1にしてしまうという致命的な欠点がある。
    つまり、これを発動中のリク=レプリカはストック技の防御がほぼ出来なくなる
    リク=レプリカがナンバープラスを発動中は、ストック技で一気に畳みかけるチャンス。

ソラ編では最終戦後に彼のエネミーカードが手に入る。その効果はストックガード
発動中はストックに使ったカードは消えないと言う優れ物。炎・氷・雷属性の技の受けるダメージを半減する相性の変化も起こる。
苦労して倒した甲斐のあるものである。

  • なお、カードの名称は「リク」。ネタバレ前なのだから仕方ないのだがどうにもスッキリしない。

本作のテーマである「本物と偽物」、「光と闇」といったテーマを体現した存在であり、その悲劇的な人生からGBA版のアルティマニアでは「第三の主人公」と称されている。

Re:COM

ソラ編エンディングにてソラがマールーシャを倒した後の彼の動向が明らかになっている。上記のようにアクセルが現れ、彼に誘われたのだ。


GBA版ではソラ編1~3回目の戦闘が楽だったのに対し、回を重ねるごと兜割りなど、弱いとはいえストック技を多用するようになり、厄介な敵になっていく。
やがて4回目の戦闘で、オーラを纏った姿になっており、恐ろしく強敵となっている。
また、移動速度が何気に早いため、こちらが走って逃げようとしてもすぐに追いついてくる。攻撃を避けるためにはカードブレイクあるのみの真っ向勝負となる。
リク編では、1回目の戦闘には大きな変更はないが、2回目の戦闘で王様のカードが出現するようになったので戦闘が多少楽になった。また、こちらも2回目の時はオーラを纏った姿になっている。


実はソラ編4戦目とリク編2戦目では同じデッキを使っている。
それどころかHPやAPはリク編の時の方が低い。
これでは喰われたゼクシオンが報われない…
まぁゲームバランス調整のためと言われればそれまでなのだが。

Days

本編には登場しないが、ヴィクセンの記述したシークレットレポートにより、彼もシオンと同じようにレプリカ計画の一端として作られたことが明かされた。
最も優秀であった素体がNo.iのナンバーを与えられた上でキーブレード使いをコピーするレプリカ計画に採用され、機関のナンバーを得られなかったもう1体の素体は研究のために忘却の城に連れていかれ、後のリク=レプリカとなった。
本人たちは知る由もないが、限りなく兄妹(姉弟か?)に近い存在だったようである。

  • 「シオン」と「リク=レプリカ」としての誕生順はDaysの時系列的にリク=レプリカの方が「弟」だが、素体の誕生順的には、後にKHIIIのシークレットレポートで判明した部分も踏まえると「兄」に当たるようである。
    • また、リク=レプリカもシオンと同じ初期ロットであることがわかる。

また、アクセルが記述したシークレットレポートで、稼動した時からすでに自我を持っていたことが書かれている。

3D

クロニクル内のシリーズ解説において、彼がリクに敗れ消滅するシーンについての記述があるが、「消滅した」ではなく「立ち去った」と表記されており、リク=レプリカがまだ消滅していない可能性が示唆された

  • まさか漫画版のおまけのように旅に出たのか…(ヴィクセンのレプリカを連れて)。

HD版では「闇の中に消える」と修正されており、ただの誤植だったと思われていたが…。

χ

キャラクターとしては未登場だが、カードで出演。
Dモードの姿ではなく通常リクの普段着の恰好をしている。
現在までに2枚(ともにSR)が確認されており、リバースカード(闇側勢力のカード)で採用。

  • 本物との区別のため、カードの絵柄はリクの通常時の衣装となっている。
    とはいえ、パオプの実のお守りを持っている方はレプリカだと分かるが、もう一枚はリクと違いが何もないのでレプリカだと分かりにくい。
  • 彼の存在がレプリカであることを明かすのはCOMのネタバレなのだが、10年近く前のゲームということで、さすがに時効ということなのだろうか。

χ同様キャラクターとしては登場せず、メダルとして出演。属性はパワー。
筋肉スーツではなく通常リクの格好なので一瞬解り辛いが、彼はリクと違ってリバースメダルなのでそこが分かっていれば見分けはし易い。

  • リクのメダルでリバースなのは「闇の力をまとったリク」のみで、通常衣装でのリバースメダルは存在していない為。

後にパワータイプのコピーメダルとしても実装。こちらでは筋肉スーツ姿。ギルトは8。

  • ギルト数は違うが同じパワー属性リバースのコピーメダルとしてシオンも実装されている。同じ計画によって生み出されたある意味兄妹(姉弟?)同士のような二人が揃って同じようなメダルというのも考え深い…かもしれない。
    • リク=レプリカは一つ前の、シオンの方は一つ後ろのメダルをコピーするタイプという違いがある。

その他、スピード属性リバースメダルのスーパーバースト付きメダルも実装。SB強化も解放済み。

  • このメダルはあの台詞のボイス付き。うっかり追撃がつくと連続で聞くことになる。

更に、後述のダーク・リクのメダルが、上のボイス付きSBメダルと同じく同じくスピード属性のリバースメダルとして登場。
こちらはソラ(モンストロポリスの姿)やゼウス同様に相手のガードアップスキルを30%の確率で貫通する他、アップライトメダルの攻撃力を固定値で-1000する効果の新性能アビリティを持つ。

  • 追撃やコピーメダルなどでうまく使えば、それこそぶっ壊れ性能と名高いKHIII版青カイリメダルを相殺することも出来るだろう。
  • 消費アビリティゲージは2と、同じくガードアップ貫通効果を持つソラMPやゼウス、アンチ・アクアなどと比べるとコストが軽めなのも特徴。

KHIII

まさかの再登場。これにより、「(少なくともリク戦直後は)実は生きていた」という結果となった。

  • リク戦後の描写を考えると「立ち去った」は誤記でやはりHD版の「闇の中に消える」が正しい表記ということで間違いなさそう。
    • しかし本人は「リクと別れた後すぐに身体が朽ち果てた」と言っているため、立ち去ったという設定のもとでストーリーが書かれている気がする。まぁリク戦で消えたかその後消えたかの違いしか無いので大筋に影響は無いのだが。

闇の世界にて、デビルズタワーに呑まれたリクに、姿を見せないまま「また会えるとは思わなかった」「力を貸そうか」と語りかける。
目覚めたリクはウェイトゥザドーンが折れてしまっていることに気づき、これを彼のために闇の世界に残していく。

  • 「このキーブレードはもう使えない」「だからここに残していくよ」「もう一人の俺のために──
    • リクはデビルズタワーの中で気を失う直前に声に正体を尋ねており、プレイヤーには「俺は──」と返答は明かされないが、リクにはちゃんと聞こえていた、あるいは感じることが出来たのだろう。

その後、リクは再び訪れた闇の世界でアクアと再会するが、闇に染まったアンチ・アクアと化した彼女が自分が感じた心の闇を理解させようと敵対した際、リクは「間に合っている」と答え、闇の中(おそらく心の中?)で折れていない状態のウェイトゥザドーンを持ったリク=レプリカが姿を見せる。

  • 当然というかなんというか以降の登場シーン含めリク=レプリカはCOM当時の姿のまま(そして筋肉スーツである)。リクの方は成長しているので、並ぶとその成長具合がよくわかる。
  • 何時からリク=レプリカがリクの心に潜んでいたかは明言は無いが、デスティニーアイランドの会話で、リク=レプリカが「いつ中に居ると気づいていた」という質問にリクは「助けてくれただろ」と返しているので、デビルズタワーに飲まれた時と思われる。

  
キーブレード墓場の決戦前、デスティニーアイランドの浜辺で心の中でリクと語り合った。

  • この時、少し離れたところにいたソラやカイリには彼の姿は見えていなかった。
    • そのため、2人には「なんで1人で話しているんだろう」「そっとしておこう」みたいな対応をされている。気遣っているのだろうがなんかリクがかわいそうな人扱いされているように見えなくもない。
    • これはKHIIの存在しなかった世界で現れたロクサスの姿がドナルドグーフィーには見えていなかったのと同じだろう。
    • もっとも、ソラはリク=レプリカを覚えておらず、カイリは存在自体を知らず、リク=レプリカはソラに忘れられたこと、偽の記憶はナミネでカイリの立ち位置の上書きを狙ったものである事を知らないので、もし見えていたら色々ややこしくなりそうである。(KHIIIはBbS組が過去出会った人との再会や、ロクサスヴェントゥスの出会いが割とあっさり流されたように、そういう事を長々と入れる余裕はなかったようだし)

本人曰く、リクと別れてすぐに体が朽ち果ててしまい、中途半端に残った自我が闇の一部となってさまよい、闇に溶けようとしていたところにリクが現れたらしい。

  • 総合すると、COMでの戦いの後彼は闇の中に消滅したように見えたが実際には闇の世界に行っており(その過程あるいは闇の世界で体が朽ち果て)、そこでリクと出会ったということだろうか。少なくとも再会までリクの心と一緒にいたわけではなかったようだが、ある意味「リクと同じところに行った」とは言えるかもしれない。

どうせ溶けるなら闇よりリクがいいと語り、やるべきことを終わらせるためにリクの心に残る。

  • リクは「ゆっくりしていけばいい」と告げるなど、彼の存在については歓迎している様子だった。

キーブレード墓場の最終決戦では、ダーク・リクが過去の自分自身であることを見抜き、ダーク・リクの心を引き抜いてナミネのための器を残してダーク・リクもろともに姿を消した。

  • リク=レプリカのこの行動は、レプリカの器が足りないから、と判断しての事なのだろうと考えられる。
    彼の視点では、レプリカ体の研究を行っていたエヴェンが行方不明になっている以上、余分に使えるような器はない。故に過去の自身を入れられていた目の前のレプリカ体をナミネに…と考えたのだろう、というのは想像に難くない。
  • リクとの対話を見るに、彼自身は復活を望んでおらず、最初からナミネの器を確保したら消えるつもりだったようだ。
    ナミネのことは消える前の最後の心残りだったのだろう。ある意味、何かを残すことができたわけだが……。
    • 「俺はもういい おまえがいる」
      3Dのロクサスの「おまえは俺で 俺の思いも抱えている」や、今作の終わりの世界のナミネなどもそうだが、KHシリーズの分身的なキャラクターは、最終的に「自分が個として存在できなくても本体がいれば(本体の中にいられれば)それでいい」という自身より本体の存在を優先する考えになりがちである。自分と本体を同一視──というか、自分の願い=本体の願いであり、もし心残りがあっても本体が叶えてくれると考えている節もある。
    • 確かに自分自身で存在を確立するには難しい立場ではあり、自己のみで確立した存在であることを諦めようとするのは仕方がないのかもしれない。しかし、そのような存在の本体であるソラやカイリは「ソラ≠ロクサス」「カイリ≠ナミネ」という考えであり、KHIIIではソラ達は彼ら(ソラ達にはどのような存在か分からないシオンも含め)の復活を願い、尽力している。上記のロクサスの台詞も、直後にソラによって明確に否定された。
      KHシリーズがこれまで描写してきた「本物と『ニセモノ』は異なる存在」という答えは、COMでソラがリク=レプリカに、「リク=レプリカは他の誰でもなく、リク=レプリカだけの心を持ち、リク=レプリカの思い出は彼だけのものである」と語ったように、それがリクとリク=レプリカの二人であっても同じことが言える。
      • 消えようとしている彼に向かって「復活するんじゃないのか」と驚いた声を上げている点でも、リクの思考回路とリク=レプリカのそれは全く異なるものであることが明確に示されているわけで、やはりこの時点では「リク≠リク=レプリカ」であると言っていいだろう。
         

ナミネの為に器を遺した彼であるが、機関入りしたと思われていたエヴェンもといヴィクセンは実際にはこちら側であり、レプリカ体の量産はやろうと思えば可能であった事を考えると、言っては何だが彼の行為はある意味全く無為なものであったとも言えてしまう。

  • 言い方は何だが、ある種の自己犠牲に近い。彼に限らず、今作は自己犠牲やそれがもたらすもの、その意味について描写されたり語られていることが多い。
    • ヘラクレスとかソラとか。行動だけ見るなら広義ではリクやアナフリン辺りも当てはまるだろうか?
      勿論、リク=レプリカも含めた当人達が自身の行動をどう捉えているかはまた別の話だが。

また、ロクサスやナミネ、更には難しいだろうと思われていたシオンまでもが復活を遂げることが出来たというのに、存在的には彼らと近いと言ってもいいリク=レプリカのみが消滅を迎えなければならないというこの結末に納得のいかないファンもかなり存在している。

  • そもそも上述されたように、KHシリーズではたとえノーバディでもレプリカでも、その個人の心を尊重し存在すべきであるというような形で物語を進めてきている。
    そうでありながら今回のこのリク=レプリカのような扱いをし、かつ「リクが意思を引き継ぐ」などという形で終わらせているようでは、これまで長らく描写してきた「キングダム ハーツ」という物語の筋自体が通らなくなる。
    • 少なくとも現状のストーリー描写では、リク=レプリカの周りだけ見れば一見して綺麗な自己犠牲の物語になっているようにも思えるが、KHIII全体を俯瞰するとどう見ても明らかに「一人だけ消滅させられた」と取れる状態。
      • 言っては何だが所謂「大人の事情」で消滅させられたようにしか見えないのは確か。
      • ロクサスの器を届けに来た時、デミックスは「まずは一体だけ用意ができた」との伝言を言付かっている。どのくらいかは分からないが、レプリカの用意に時間がかかるとすれば、EDの時点に間に合うよう配慮した結果、ともとれるが、その場合はそれこそ彼はメタな話に振り回されて消されたことになる。

「リク=レプリカ本人が納得して満足げに消えているのだからそれでいいのでは」という意見もあるが、それを言うならそれこそ今回復活に至ったロクサス・ナミネ・シオンもそれぞれに消滅・還元される際には(紆余曲折あった者もいたとはいえ)最終的には納得した上でその道を選んでいたという事実を踏まえて考えると、リク=レプリカだけが消滅してそのまま終わり、という今回の結末を許容する理由としては全くの不十分だろう。

  • 今作だけの流れでは確かに不自然な描写だが、codedのを忘れてはいけない。
  • 一方で、リク=レプリカがこのような自己犠牲の行動を取ってダーク・リクもろとも姿を消したのは、COMで色々と不可解な行動を取っていたアクセルのように何か別の目的があるのでは?と考察するプレイヤーも。今後の再登場に期待したい。
    • というか彼はそもそも「COMで消滅したと思っていたら(心のみの存在となったものの)KHIIIまで生きていた」わけであり、それを考えるともしかしたら1度あることは2度ある…かも?

余談だが、今作のパッケージイラストの「集結」は、これまでの作品のメインキャラクターが勢揃いしており、かつそれぞれが以下のような特に関係性の深い面々でまとまっている。

  • ソラ・リク・カイリ(ナンバリング作品のメイン・デスティニーアイランド出身)
  • 王様・ドナルド・グーフィー(ディズニーキャッスル出身)
  • ロクサス・シオン・リア(アクセル)(Daysのメインメンバー)
  • ヴェントゥス・テラ・アクア(BbSの主人公チーム)

しかしナミネだけはこの中の何処にも混じらず、どのチームからも少し離れた場所でぽつんと一人で座っている。
このナミネの隣がやや不自然にスペースが空いていることや、他のチームの分けられ方などから、一部のファンの間では「このイラストのナミネの隣には本来リク=レプリカがいるはずなのでは?」という推測がされていたりする。

  • ナミネと特別に強い関係性があることや、同じCOMで登場したこと、今作におけるリク=レプリカの活躍を思えば、確かにそういう形になっていてもそんなにおかしくなさそう。と言ってもネタバレ的な意味では無理か。

ダーク・リク

金色の瞳に1年前(15歳)のリクの姿をした、真XIII機関のメンバー。武器もかつてのリクのようにソウルイーターを使う。
闇の探求者アンセムに乗っ取られた当時のリクが舞い戻ったかのように、ソラの前に現れた。


心をデータ化して移す実験を行っており、「負の心」のデータを作るべく、サンフランソウキョウダークキューブを放った。
何故こんなことをするのかと問うソラに「俺達はいつも競い合ってたじゃないか」と挑発的な言葉を投げかけ、レプリカ計画の完成と、自分たちがレプリカを使って過去から来た存在であることを告げる。更にはダークキューブとそれによって収集された負の感情を付与された戦闘用プログラムチップを使い、異空間に取り残された初代ベイマックスを暴走させ、ダークベイマックスとしてけしかけた。

  • この時のダーク・リクは、KHIのホロウバスティオンでソラからキーブレードを奪い返す前の「俺たちはいつも何かを取り合ってた」と言ったリクを彷彿させる。
    このリクを見た時、グーフィー王様はアンセムに乗っ取られていた時のリクであると判断した。
  • この時、黒い箱を探しに来たマレフィセントともすれ違っているが、マレフィセントの反応を見るに、彼女はこのリクがかつて自分の元にいた本物のリクではないことを見抜いていたようにも見える。一目で見抜いていたとしたら大したものである。
    • ピートとは当時の面識がないためわからなかったようだが、ピートの方は同じ姿のデータ・リクを見知っているはず(というか思いきり利用していた)。しかしピートは知らない相手のような素振りを見せている。
      • ピートのことだから真面目にわからなかった(忘れていた)だけかもしれないが。

キーブレード墓場の最終決戦ではデビルズウェーブを倒した守護者たちの前に筋肉スーツ姿で現れる。

  • 自分を「俺が一番強かった時だ」と挑発するが、リク本人からは「いいや 一番弱かった時だ」と切り返された。
    • この時のリクは「嫌なことをする」とも呟いている。

呼び出した巨大なマスター・ゼアノートの影からデビルズタワーを発生させ、守護者たちにけしかける。その後断絶の迷宮でアンセム、シグバールと共にソラやリクと対峙した(アンセムは約20秒後離脱)。
戦いに敗れた際に「俺が本物だ──」と口走ったことでダーク・リクを過去の自分自身の心が入っていると考えていたリクを困惑させる。
実は、その正体は新しいレプリカ体に心を移された過去のリク=レプリカであり、それをリクの中にいたリク=レプリカが看破し、最後はリク=レプリカに心を引き抜かれ、器となるレプリカの素体を残して消滅した。

  • この時のリク=レプリカの台詞は比喩と取れなくもない内容であったが、KHIIIRMでサイクスの口から彼の心はリク=レプリカのものであることが明言された。

発売前は、トレーラーで登場したダーク・リクの正体が予想され、過去から来たリク本人(要するに「闇リク」)、リク=レプリカ、バグに侵されたデータ・リクなどの説があった。ダークキューブがバグブロックに似ていることからデータ・リクが最有力だと考えられていたが、その正体は上述したように過去のリク=レプリカであった。

  • ある意味マスター・ゼアノートの闇の心を植え付けられた人形が負の心を人形に植え付ける実験をさせられていたのだから皮肉なものである。
    • というか、レプリカ計画は完成されていたのになぜ彼がそんな実験をさせられていたのかいまいち判然としない(彼自身もくだらない実験だと語っていた)。

ただ、具体的にどの時系列から連れてこられたかははっきりしていない。COMでの顛末から、大まかに以下の3つに分けられるが、どの可能性を考えても矛盾が生じる。

  • リク編序盤
    誕生してから偽の記憶を植えつけられるまで。闇の力に酔いしれ、本物を見下していた時期。登場時のサンフランソウキョウの「実験」を軽視している描写、キーブレード墓場やボス戦時の言動はこの頃を思わせる。
    • 一方、この頃はソラのことは他人同然であり、サンフランソウキョウでのやり取りは違和感が生じる。
      また、この頃は本物より強いことを鼻にかけていたため「本物に取って代わる」ことに拘りはなく、それが最期の言葉になることには違和感がある。
      • ソラたちを惑わすため、本物のリクとして接するように指示をされていたのかもしれない。また、真XIII機関の何者かからCOMのリク=レプリカの末路を聞かされ、「今度はそうはいかない」という気持ちがあったのではないだろうか。推測に過ぎないが…。
  • ソラ編中盤
    偽の記憶を植え付けられてからナミネに心を破壊されるまで。自分が本物のリクであると信じていた時期。サンフランソウキョウではリク本人として振る舞い(実際自分がダーク・リクとして生まれた時期をアンセムに乗っ取られた時としている)、ソラへの敵意を強く持っているため、この時間軸から来た根拠となる。
    • しかしCOMでソラに抱いていた敵意は専らナミネ関連であり、今作で彼がナミネに一切触れないことの説明がつかない。
      また、この頃は自分が偽物である自覚がない。
      • 最後の台詞については、マールーシャと同じように最後の最後で一部の記憶を取り戻したのかもしれない。
  • ソラ編終盤・リク編終盤
    偽物の自覚を取り戻してから消滅するまで。自分の存在意義に悩み、本物になることを切望していた時期。今作で最期に呟いた台詞「俺が本物だ」から考えられる。
    • 彼がリク=レプリカであることを決定づけた台詞だが、同じくナミネに触れないことがおかしい上に、この頃にはソラと和解しており敵意を向ける理由がない。本物に対してもこの頃は羨望の思いが強く、今作の挑発的な言動は不自然である。

ヤング・ゼアノートが機関員としての邪悪な言動とは逆に純真な過去の姿が見られることや、イエンツォの過去に対する謝罪と裏アンセムレポートの記述に齟齬があることなどから考えると、洗脳や意識操作を受けていた可能性も考えられる。あるいはまたしても何らかの方法で偽の記憶を植え付けられていたか。

  • とはいえ、「どの時系列から来たのか」問題はアンセムなどでも議論されているため、「そういうもの」なのかもしれない。

余談だが、サンフランソウキョウで現れたときのダーク・リクはKHIの時のリクを思わせる言動をしているのだが、キーブレード墓場でソラ達の前に現れたときの彼の言動は確かにCOMにおけるリク=レプリカのものになっている。

  • 「同じだが違う人間」を見事に演じ分ける宮野氏の技量が光る。
    • ちなみにこの時見せた非常に不敵な表情と言動から、一部のファンからは『イキリク』と呼ばれていたりする。
    • 今作に登場してはいないが、データ・リクも特に初登場時はリクやリク=レプリカとは演じ方が異なっている。機会があれば聞き比べてみると面白い。

ところで、コピー元であるリクはともかくとして、リク=レプリカ本人は青年時代のゼアノートから一番先のマスター・ゼアノートに到るまでの誰とも会ったことすらないはずなのだが、なぜゼアノートの器に選ばれたのだろうか。

  • 忘却の城でリク本人と対面した時にアンセムに存在を知られていたから……?
  • あるいは忘却の城にいた旧機関員から話を聞いたのかもしれない。
    • その場合、可能性的に有り得そうなのは生みの親であるヴィクセンだろうか。彼が真機関入りの裏で密かに目論んでいたことを考えると、もしかすると彼がロクサスやシオンだけでなくリク=レプリカの復活も考えてダーク・リクを……という可能性はあるかもしれない。
    • しかし、3Dの時点で正規メンバーは12人まで揃っており、ヴィクセンが補欠として真機関に加入したのはKHIIIの劇中であるため、時系列的にダーク・リクを含む13番目のシオン以外の正規メンバーの加入に関わっているとも思いにくい(一応、エヴェンが消えたタイミングは明確にはされていないので、3Dのあの時点で声をかけられていたという可能性は無くもないが)。
      かといってマールーシャやラクシーヌはCOMでのリク=レプリカの扱いを考えると彼らが教える理由がないように思えるし、実際ラクシーヌはKHIIIでもレプリカを人形だとバカにしているため可能性としては限りなく低い。
      となると、残っている可能性としてはマールーシャしかいないのだが、記憶を消し飛ばされても心が完全に壊れなかった素質の持ち主など真機関のメンバーとして不適格どころの話ではないので、推薦したりしないだろう。
      現時点ではマールーシャが真機関に加入した動機が謎なので、そのあたりに関わっているのでは……という可能性はあるが、現状の情報ではここまでくると妄想に過ぎる。
  • どうやって彼の存在を知ったかについてはともかく、何故彼が選ばれたかについては、おそらくリク本人が器として使えなくなったからだろう。
    • しかし元々リクを13番目にするつもりだったが、心に闇への耐性を持ったので諦めて、次はロクサスにしようとしたが余計な自我を持ってソラに帰ったのでソラを13番目にしようとしたらそれも失敗したので、仕方なくシオンをの流れなのでちょっと怪しい。
  • レプリカ計画を知っていたゼムナスやサイクス、シグバールあたりが連れてきた線も考えられる。特にサイクスはシオンの隠れ蓑にしやすいだろうし、シグバールはダーク・リクと組む場面が多い。しかしこれも推測に過ぎない。

キーブレード墓場でのボス戦ではシグバールと共闘。
ソラの足元から刃を飛び出させる「ダークバイト」や、周囲にトラップのようなものを設置する「ダークマイン」といった技を使う。

  • 後のボス戦での闇の探求者アンセムの攻撃にはこれらの技の強化版がある。そのアンセムに乗っ取られた頃のリクというイメージからか。
  • BGMもKHIのアンセムに乗っ取られたリク戦のもののアレンジのようである。
  • 最初はこの2人に加えてアンセムもいる(何もしてこないが)。そしてダーク・リクは去ろうとしたアンセムを追おうとしたリクの腹を蹴って吹っ飛ばすことで妨害している。すごい筋力である。

シグバールから先に倒すとダーク・リクの攻撃性能が上がる他、以前とモーションが異なるが雰囲気は前シリーズまでのダークオーラを思わせる大技を使ってくるようになる。

  • キーブレード墓場での最終決戦では、同じ登場作品や同じ組織出身等々、関係性・共通項のあるキャラがタッグを組んでいることが多いのだが、彼の相棒はシグバールであり、精々デビルズウェーブ戦直後に共演したくらいでほとんど絡みのない者同士である為、少し浮いてしまっている。
    • アンセムを介在させても、シグバールはともかくダーク・リク(リク=レプリカ)はアンセムとはあんまり関係がない…むしろアンセムと関係があるのは本物のリクの方。
    • もしかしたらDLCでシグバールとの絡みがあるかもしれない…と思ったが結局なかった。
    • 一応ダーク・リクが活動していたサンフランソウキョウにシグバールの配下ノーバディが出現するし、上述のように決戦前も2人で登場している。…逆に言えばそれだけだが。

KHIIIRM

「Re Mind」のストーリーがキーブレード墓場の出来事を追体験する形であるため、本編と同様の活躍を見せる。

墓場での戦闘後、本編では空っぽになったダーク・リクのレプリカ体は思いっきりそのまま地面に転がされて放置されていたが、ソラが去ったあとデミックスがレプリカ体を回収しに現れるイベントが追加。
リクはリク=レプリカの犠牲によって生まれた素体をデミックスに預けることにかなり躊躇していたが、最終的には丁重に扱うよう念押しした上で素体を預けた。

  • この描写と整合性を図るためか、Ver1.07にて本編と「Re Mind」で共通のイベントシーンに修正が入った。元はリクが走り去っていたがソラが走り去る形となり、放置されていたレプリカ体はイベントシーン明けにマップから消えるように変更されている。

リク=レプリカの顛末について何かしらの補足が期待されていたが、蓋を開けると上記のレプリカ体の回収くらいしか補足内容はなかった。

  • 彼自身の心が消えていなければ、今後適したレプリカ体に宿ることで復活できると思われるが…。
    • 劇中の描写では心ごと消滅しているようにも見えるが微妙な部分。
  • ついでに答え合わせのシーンでもダーク・リクが(リク=レプリカであることはサイクスの口からも明言されたが)どの時点のリク=レプリカなのか、誰が加入を提案したのかなどの説明はなかった。

リミットカットエピソードでは真XIII機関の再現データとして、ダーク・リクと戦うことができる。
他のメンバーに比べるとHPが低く倒しやすいが、そこはリミットカット。一筋縄ではいかない高い戦闘力を持つ。

  • 後述のダークマインを筆頭に所謂「事故」が多発しやすい仕様になっているため、ノーダメクリアやブラックコードによる縛りプレイに挑戦すると難易度が激増する。

戦闘が始まってまもなく、フィールドを埋め尽くすほどのダークマインを張ったと思ったら強襲の如く覚醒技で攻撃してくるなどとにかく初見を驚かせる。
大きな特徴は、攻撃の合間にバリアを張ってくること。バリアに攻撃を当ててしまうとダメージが入らないどころか、バリアを破裂させて反撃してくる。
バリアを張るモーション自体がフェイントの役割も果たすため、ガードを連打していると相手の攻撃が直撃してしまう。
さらにダークマインの設置数もかなり増えているため、行動を阻害されやすい。
無闇に仕掛けると逆にやられかねないため、ドッジロール主体で動くと回避しやすい。

もうひとつの特徴として、初めから覚醒技を使ってくる代わりにHPが減っても行動パターンが一切変化しない。
行動パターンを見極められればその攻略法が最後まで通用するため、攻撃できるタイミングを覚えるのが攻略の鍵。


ダーク・リクの使う技は、赤い柱やら衝撃波やら機雷やらといった技の派手さや設置物の多さそれらをランダムで使う不規則さに惑わされがちだが、その中でも覚醒技は技の使用順が決まってるので、焦らずに冷静になれれば対処は楽な部類に入る。
流れとしては回避→ガード→回避→ガード→回避→ガード→回避→ガード→回避→ガード→回避→ガード→リベンジダイブ。
このうちガード可能な攻撃は6発くる。2発目から機雷が設置され、4発目からはソラを囲うように機雷が設置される。なので、4発目からは回避する方向を間違えると機雷の餌食に。5発目は衝撃波も飛ばすが、その場から動かずガードしてればダメージを受ける事はない。6発目は攻撃終了後に赤い柱を大量に発生させるので、こちら側からの攻撃の最中に赤い柱でダメージを受け攻撃が中断されないよう安全地帯に追い出して攻撃したいところ。