キャラクター/【レクセウス】

Last-modified: 2024-04-24 (水) 08:20:29

『静かなる豪傑』の称号を持つ、XIII機関のナンバー5(No.V)。
属性は「土」。

  • 戦闘では主に大地や岩を操る技を使用するが、闇のオーラで相手を吹き飛ばしたり自身を強化する技も得意とする。ちなみにDaysでの土属性は「HP半減」の状態異常を司っており、敵の使ってくる重力系の技などに付与されている。

人間の頃の名前は「エレウス」。レクセウス(Lexaeus)という名はエレウス(Aeleus)+Xのアナグラム。
かつての賢者アンセムの弟子の一人であり、機関の初期メンバー。
 
寡黙な性格で口数は少なく、そのため口に出す言葉や意見は冷静かつ的確なもの。
 
CVは立木文彦。

  • 無印版COMで声を担当したのはスクエニ社員でKHシリーズにおけるモーションディレクターを務める神藤辰也。氏は他にもヴィクセンとマールーシャの声も担当していた。

FM版及び北米版における声優はデイヴ・ボート。


髪型は短めの赤味がかった茶髪。瞳の色は青。
見た目も筋骨隆々でごっつく、実際かなり重量がある武器を片手で振り回すぐらい力がある。

  • 闇の力で肉体を強化していると思われる。

武器はアックスソード

  • 本編で使用しているのは破天

機関の中では唯一武器を取り出すエフェクトが見られない。
大地を揺るがす怪力の持ち主であり、自身に纏ったオーラを周囲に放ち、敵を吹き飛ばすこともできる。

大気をざわつかせるほどの闘気に触れたが最後、いかなる力を持った者であろうと、一撃のもとに粉砕されるだろう。
冷静な頭脳と化け物じみた戦闘力は猛者たる雰囲気を漂わせる。

  • ただ初登場のCOMではパワーはあったものの小細工だらけで、彼の強さはちゃんと表現できてない(下記参照)。リメイクされたRe:COMとKHIIFMにてちゃんと表現される。
  • また怪力もやたら表現されており、リクを天井まで吹き飛ばしたり、訓練の際にはリミットブレイクを教えるためにロクサスを一撃で瀕死の状態にまで陥らせている。

指導者であるゼムナスに次ぐ強さを持っているらしい。


漫画版ではしばしば知恵の輪に興じており、その図体からは想像もつかない器用さがうかがえる。
また、Days編では知恵の輪を介してロクサスに冷静沈着を学ばせようとするも、ロクサスはあっさり……。

  • ちなみにその任務では、レクセウスはロクサスに「聞きたいことがあったら聞け」といいつつどっかりと腰かけてまたも知恵の輪で遊んでいた。……リミットブレイクを教示することもなく、ハートレスと戦うこともなく。あの日の二人の任務は、いったいなにをする任務だったのか?

COM編にて、ヴィクセンがソラの手により消滅したことから、地下組の二人はリクを手に入れるべく画策する。そしてレクセウスも、ゼクシオンに言いつけられてリクと戦いに赴いた。
彼が戦った跡は床や壁、天井までもめちゃくちゃになっているなど、豪傑の名に恥じぬ戦いはしたようだが、戦闘シーンの描写はカットで結果はあっけなく敗北。
しかも、原作のように自爆したりアンセムが乗り移ったリクに斬り捨てられるということもなく、闇の力を使っていない普通の状態のリクに普通に負けている。ゼムナスに次ぐ強さは一体どこへ…。


COM

忘却の城の地下の管理を担当するメンバーとして登場(ソラ編には一切登場しない)。
力自慢ではあるが中々思慮深く、忘却の城の最下層に現れた謎の存在に対しても「しばし見守るとしよう」と冷静に対処。
ソラマールーシャの手駒になるなら、地下の陣営はリクを手に入れればいいとゼクシオンに提案していた。
 
その後リクと戦い倒されるも、最期の力で強大な闇の力を放出しリクを闇で呑み込もうとする。

  • なお、ソラ編では同じ頃にラクシーヌがソラ達に敗れて消滅したが、どちらが消滅が先なのかは不明。

物理・炎・雷属性のダメージを半減し、無属性の技のみ通常通りの威力でダメージを与えることができる。
リクは氷属性の技を使えないが、アルティマニアによると氷属性を技を無効化するとされている。

技は四種類しかなく、本人も浮遊しながら近寄るだけで全く移動しない。
インパクトクエイク」で操作を面倒にしたり、「ロックブレイク」で地味にダメージを与えてくる。これでゼムナスに次ぐ強さというのだから疑問が生まれるのも頷ける。
離れていれば回避しにくいロックブレイク、近づけば「デジョンブレイク」で気絶させられたりもして実際そこまで弱くはないのだが、挙動の鈍重さ・インパクトの無さから「パワータイプ」以前に「地味でおとなしい敵」という印象しか受けないのが現実。
そして肝心の気絶付与もパラサイトケイジのカードの効果「デスペル」で簡単に打ち消してしまえるのだから困りもの。
機動力に特化したリク編でのボスに起用されてしまったのも「ゼムナスに次ぐ強さ」を疑われる一因だと言える。

  • 加えてこちらのデッキは最強の忘却の城デッキである上にレクセウスのデッキ自体があまり強くないため、下手をすれば適当にカードを出しているだけで勝ててしまうことも…。
  • 一応、リクを倒す戦いではなく連れて帰るための戦いであるため手加減していた可能性はある。
    その場合でもオリジナル版では手加減したら消滅させられたというちょっと情けない展開になってしまうが、Re:COMでは下記のようにリクを一蹴するシーンを追加して設定面との辻褄を合わせるようにしている。

エネミーカードとしての効果は「デジョンブレイク」、物理属性の技の受けるダメージを半減、氷属性の技を無効化、無属性の技が弱点(受けるダメージが1.5倍)になる相性の変化が起こる。


因みに小説版や漫画版でも扱いはあまり良くない。
小説版ではゼムナスから得た力を見せつけるような小物に成り下がっており、漫画版に至っては前途の通り戦闘過程がカットされリクを苦しめることすらなく敗北している。
あっけなく消滅しておきながらも、小説版ではゼクシオンに「ゼムナスに次ぐ強さを持つ」と評されているあたり設定と描写の乖離が凄まじい。
一応インタビュー等で「機関ではゼムナス、レクセウス、ザルディン、ロクサスなどが高い実力を持つ」とは言及されているのだが。

Re:COM

ポリゴンが3Dになり、より一撃の重たさが伝わるようになった。
COMではまだ未熟だったリクに倒されていたが、Re:COMでは戦闘後のシナリオがかなり変更されている。
リクとの戦闘に思いのほか手間取り互いに息を切らしていたものの、とどめを刺そうと勢いよく跳びかかってきたリクの身体にアックスソードを思い切りぶつけて天井まで吹き飛ばし気絶させる。しかし気絶したリクが闇の探求者アンセムに囚われてしまい、憑依されたリクに一瞬で切り伏せられてしまうのであった。
リクの中にゼムナスの片割れが宿っていることに気づき、無謀な勝負を挑んだことを後悔するように消滅していった。


COMの時の汚名返上とばかりに暴れまわる。体にオーラをまとい通常攻撃もより強化されているため、歩いてくるだけでも結構怖い。
オーラには段階があり、最終段階になると、デュエル技を除くほぼすべての技を無効化するという恐ろしい効果を持つようになる。
しかも、通常攻撃にもスタン効果のようなものが発生する時があるので、最悪一方的にボコられる時もある。これならゼムナスに次ぐ強さというのにも頷けるだろう。リク編で一番苦戦したプレイヤーも少なくない。
最強の技は「グランドインパクト」。

  • マジックカードは数字が9のカードしかない。これを利用してデュエルを狙うといい。オーラ状態でもデュエル技は軽減されないため非常に有効。

KHII

一部のムービーに少しだけ登場するのみで、他のCOMに登場したメンバー同様にジミニーメモにおける解説文も前作の活躍を大雑把かつ簡略化してまとめた内容となっている。
他のCOM組共々扱いが悪いが、その中でもゼクシオンは特にひどい(詳細は彼のページを参照)。

KHIIFM

トワイライトタウンの空き地にアブセント・シルエットが出現。(出現は2周目エピソード(エピソード1)でサイファーのトロフィー入手後)
画面上部にソラとレクセウスのパワーゲージが実装されており、レクセウスはこのゲージを貯めることで技の威力と戦い方を変化させてくる。初期値は100で最大値は99999。
レクセウスは秒間3000のペースでパワーが上がっていくが、ソラはリアクションコマンド「メガインパクト」を発動したときのみ一時的にレクセウスのパワーが加算され、パワーが高いほど気絶させる時間が長くなる。

リフレクトガードを貫通する攻撃を多く持つのが特徴で、突き出す岩は全てリフレクトガード貫通。
他にもソラに掴みかかるようなモーションや猛ダッシュしてくるというモーションがあり、接触すると特殊なカットイン付きの技を繰り出す。

  • 掴みかかられると「回転投げ」が始まり、掴まれたソラは柱に投げられ、それを目掛けてレクセウスが武器を振り下ろし斬撃により発生した無数の岩石で追撃される。猛ダッシュは「タックル」の予備動作であり、喰らうと肩からぶつかられた後に床に思い切り叩きつけられてソラの体が空中に跳ね上がり、そこからさらに武器をぶつけられて高い位置から床に叩き落とされる。
  • 「メガインパクト」を発動すべく、近距離で武器攻撃をガードしようとして掴まれるのは誰もが通る道。

このような敵始動で特殊なカットインが入る技を2つ以上持つXIII機関は彼とゼムナスのみ。
Re:COMで使っていた「チャージ」のように体にオーラをまとい、一気にパワーを上げるという行動も取る。この行動で放出されたオーラには風圧でしばらくソラたちを押し出すという効果もある。

最強の技は「アースフューリー」。

バトルレベルはアグラバー(エピソード2)と同じ40に設定されている。


「静かなる豪傑」の異名がアホらしく感じるほどにうるさい。セリフなしで掛け声のみであるのに尋常じゃなく叫びまくる。
特に断末魔はリーダーのゼムナスよりも遥かにうるさい。


新マップ「追憶の洞」の最奥、集積の庭園でも再現データとして登場。自分から積極的にパワーゲージを貯め、さらにはゲージの上昇量も上がっているため、気が付けば大変なことになっていたりする。


ただ、慣れたプレイヤーからは「他のメンバーに比べてあまり強くない」という評価が多い。
パワーが上がるほど攻撃はド派手になっていくが意外と見掛け倒しで、ドッジロールの無敵時間で回避できるものがほとんど(アースフューリーですら例外ではない)。どう見ても岩の中に埋まっているのに平然としているソラはなかなかシュール。
対処方法さえ分かれば簡単に避けられる攻撃が多いので、「KHIIFMのXIII機関戦で一番楽だった相手は?」という話題になると真っ先にレクセウスの名が挙がる事が多い。(さすがにGBA版COMよりは断然強いが)

  • 全体的に攻撃判定の持続がかなり短いので、無敵時間が長い本作のドッジロールであっさり避けられるのである。他のメンバーに比べてスピードが遅めで演出が派手な分見切りやすいのも要因。
  • アブセント・シルエットでも再現データでも「見掛け倒し」だの「リフレクで楽勝」だのとネタにされることが多い彼だが、パワー30,000で至近距離にいると不意に繰り出してくる「回転投げ」は出が速くかなり危険。
    直接トドメを刺されることはないものの、技後にソラが空中に浮いた状態になるためレクセウスがその気なら直後の攻撃で追撃が確定してしまう。もちろんHP1ならリーヴ系も無効。Lv1でもなければ回転投げ1発分はHPを残せるように維持しておくのが無難。

実はLV1でも攻撃をリフレクトガードしメガインパクト発動、地上コンボ、攻撃をドッジロールで回避のループで完全にハメることが可能。
回避時はレクセウスの攻撃の終了時に、レクセウスに近づいておく必要がある。
ドッジロールと攻撃を避けるコツさえ掴めば、レクセウスのアブセント・シルエット解禁時のタイミングでも容易に撃破可能。
ハメに抵抗がないなら最速で撃破してソラのアクセサリーの装備枠を増やしておくといい。
再現データも同様なので、失われた幻影稼ぎにもいい。

  • グーフィーの盾接触によるダメージにだけは注意。少しでもダメージが入ると一気にパワーアップされる。

Days

任務でリミットブレイクを教えてくれる。
…のだが、その内容は素手でロクサスをぶん殴って瀕死状態にしてリミットブレイクを使えるようにするというもの。
確かに一番手っ取り早いが、殴られる方はたまったもんじゃない。

  • いきなりどつかれて瀕死になっているロクサスを見る限り、彼の一撃は相当重いらしい。
  • ただ、逆に言えばロクサスが本当に消滅しないよう手加減も出来るということ。むしろ敵にリンチさせるなど他の方法を使うよりは自分の手でやった方が安全という理屈にもなるかもしれない。よく言えば彼の技量と自信がうかがえる…がやっぱりインパクトがすごい。
  • 地味に一番タメになることを教えてくれた。

 
シークレットレポートにて、ゼクシオンの言う機関の結束など存在しないが、同時にゼクシオンだけは信頼できると記述している。
レポート/【空虚な結束】


土属性を持ち、攻撃で受けるダメージに自分の残りHPの半分が加わる「HP半減」に耐性を持つ。
ストーリーモードでレクセウスがロクサスに同行するミッションは1つしかなく、ロクサスがリミットブレイクを学習するという内容であるが故にレクセウスはバトルに参加せず、ミッション終了後に周辺を歩き回ってもハートレスが出現しない為、パートナーとしてレクセウスが戦う姿を見ることはできない。
 
ミッションモードのプレイヤーキャラとしては最強の一角。その異常な攻撃力で大暴れできる。
総合的な性能の高さゆえ、ゼムナスに次ぐ強さどころではなく機関最強間違いなし。
アックスソードでガンガン敵を葬る姿には驚嘆と畏怖を感じざるを得ない。 

  • 攻撃力のステータス自体も全キャラ中トップだが、それ以上に凄まじいのはフィニッシュ技の威力補正。他のキャラが1.5前後のものがほとんどである中、ひとりだけ2.0とか2.5の技を大量に持ち合わせているのだから恐ろしい。
    特に風林火山+の性能は凄まじく、レクセウス最強伝説の一翼を担う存在である。

リミットブレイクは「エアーズロック」。


ある検証動画にて全キャラ中ドッジロールの移動距離・速度が一位ということが判明。
……だからどうした、という話だが。

  • ちなみに、ドッジロールの動作自体はワンテンポ置いてからガニ股のまま前転するという何とも鈍重な見栄え。ガタイもあってあんな大きな武器を背負っているなら、無理せずテラのように滑れば良かったんじゃないか。

闇と光を紡ぐ庭には26日(16日)間に2回しかおらず話しかけても1回は「………」と無言であり何も起きない。いくら無口とはいえもうちょっと会話がほしかったというのは自分だけではないだろう。

  • さらに言えばシークレットレポートを書いてるのも1度だけでそこでもロクサスに触れることは無い。接点がほとんどない状態なので仕方ないが…。

BbS

レイディアントガーデンに人間の頃のエレウスが登場。ディランと共に、賢者アンセムが住む城の門番をしていた。
危険な魔物が出現しているのに外を出歩いている少年のことを心配してくれる。いい人である。

  • DaysでロクサスがXIII機関に加入した時はヴェントゥスと瓜二つである事に何も思わなかったのだろうか。
    • ヴェントゥスとは一度しか会っておらず互いに自己紹介もしなかったので、覚えていなかったのかもしれない。

この時はレクセウスの時に比べて小さめの斧を使用している。斧の先端にはハートが付いている。
あんなに小さくては力を100%出せないような気がするのだが……。

  • 生まれながらにして特殊な能力を持ったノーバディではなく、普通(かどうかはさておき)の人間の姿だったので、腕っぷしもレクセウスの時に比べると控え目だったのかもしれない。

3D

賢者アンセムの他の弟子達と共に人間として復活する。
当初はさしもの彼も意識が朦朧としていたようだが、比較的回復が早く、行方不明のメンバーを捜索したり資料収集を行っていた。
リアが行方不明のメンバーを捜索に行く間、イエンツォと共に城の管理を任された。


ノーバディ時代は力はあり、闇の力も使っており、機関に反逆したわけでもない。
にも拘わらずゼアノートの器に選ばれなかったのは、3Dでゼムナスが語った「意を解さぬ者」に該当するからだろうか。

  • 途中で忘却の城に行かされたり(というのはゼムナスではなくサイクスによるものだが)、そもそも機関の計画なども向こうから話されず秘密にされることが多かったのだから、意を解せなくても仕方ないだろう。
    本人も「情報が少なすぎる」「末端の者には(何も)知らされていない」とぼやく始末である。

χ

キャラクターとしては未登場だが、カードで出演。
リバースカード(闇側勢力のカード)として採用されている。エレウスのカードはアップライトカード(光側勢力のカード)。
R、SR、SR+の3種類があり、タイプは全てパワー。エレウスのカードはR+のパワー。
サービス終了直前には、ヴィクセン、ゼクシオン、マールーシャ、ラクシーヌらCOMの機関メンバーと一緒に写ったカード(通称:集合写真)がログインボーナスプレゼントで配布された。

KHIII

エレウスとして登場。
ディラン同様にセリフは無く、身振り手振りで感情を表現する。

  • ロクサスの本体である事を気にしてか、ソラとイエンツォが通話している時も会話はせず、少し離れた場所で様子をうかがっていた。

MoM

賢者アンセムのもとを訪れたリクに対し、「アンセム様はこちらだ」といったジェスチャーを行い研究室へ案内している。前作同様セリフはない。