エンブレムに属する大型ハートレス。
FFシリーズの有名モンスターと同じ名前だが、見た目は全然違う感じ。あちらは凶暴な獣そのものといった見た目だが、こちらは頭部と胴体が一体化している状態に近く、前者よりも恐ろしさが比較的軽減されたデザインとなっている。
一応四足歩行の筋骨隆々とした体格が共通してはいるが。
例えるなら、FFのは虎、KHのは象である。
- 余談だが、さらなる出典元である『旧約聖書』に登場するベヒーモスとイスラム教で伝えられる怪物バハムートは同一の存在と言われている。
FFシリーズでは普通に共存しているが、KHシリーズでは現時点でバハムートがいないためこちらだけが存在している。
KH
ホロウバスティオンを再び訪れたソラ達が、「闇へと通じる鍵穴」に訪れた時に戦うことになる。
エンド・オブ・ザ・ワールドにも再登場し、入口に出るものは再訪の度に何度でも戦える。
- 再戦できる個体はミスリル系素材やオリハルコンといったレア素材を落とすため、終盤での乱獲対象となる。
- エンド・オブ・ザ・ワールド:「交じり合う世界」でのハートレス連戦の先鋒や闘技大会のハデスカップにも登場するが、ここの個体は一切プライズをドロップしない。再戦が楽な立地だからだろうか。
ダメージを与えられるのは頭部に生えた角のみ。
対象はかなり高く地上からは攻撃が届かないため後ろ足から背中を登っていく必要があるが、カラクリさえわかってしまえば戦闘自体はそこまで難しくない。
ただし角が光りだすと一定時間無敵状態になり、そこから視界外から落とす闇の球体や落雷を繰り出すなど、不意打ち気味の攻撃を仕掛けてくる事も多いためレベルが低いうちは注意が必要。
- エンド・オブ・ザ・ワールドに出る個体はグラビデ耐性が比較的低く、かなりの大ダメージを与えられる。
KHFM
登場する場所によって、見た目と名前が異なる別種として扱われるようになった。
通常のベヒーモスはホロウバスティオンのボスとして登場し、ここでしか戦えない。
また、ベヒーモスの色も紺色と水色の組み合わせに変わっている。
デストロイドベヒーモス
闘技大会のハデスカップに登場。黒と黄色の炎のような体色が特徴的。
闘技場全体が戦闘エリアとなるため非常に広く、攻撃を避けやすい。
アークベヒーモス
エンド・オブ・ザ・ワールドの雑魚として登場。デストロイドベヒーモスと同じように炎のような模様だが、こちらは全体的に青い。
ミスリルやオリハルコンを落とさなくなっており狩りの対象としては価値が落ちたが、代わりにオメガアーツを落とす。
- ミスリルのかけらは引き続き落とす。だがそれ目当てなら連戦しやすくミスリルのしずくも落とすポットスコーピオンのほうが遥かに効率が良い。
KHII
発売前の一部のPVで、ホロウバスティオンの大群戦のイベントシーンで登場しており、当初は登場する予定だったことがうかがえる。
Re:coded
OPでなぜか上記のKHIIPVバージョンの映像が混ざっており、しっかり登場している。
他には、オリンポスコロシアムのレイヤー25のボスとして登場。例によってRPGバトル。
なぜかデータ・ソラとヘラクレスはなんなのか分からないのにクラウドが「ベヒーモスだな……」と呟いている。
HD版ではさり気なくOPでのホロウバスティオン決戦のシーンがKHII製品版のものに差し替えられており、登場しなくなった。
PVバージョンの映像ソースがPS2版のものしか存在せず、HD版相当のものが存在しなかったために差し替えられたと思われる。
χ
イベント用のレイドボスとして実装され、その後は通常のレイドボスとしても登場するようになった。
イベントでは攻撃することで「光の結晶」を落とし、それをショップに持っていくとアイテムと交換できる。
体を大きく持ち上げた後のひっかきと、角に貯めた雷で攻撃してくる。
「ベヒーモス亜種」として、デストロイドベヒーモスも登場。通常より攻撃力が高いが、大量の光の結晶が獲得できる。
- いったい何体のベヒーモスが狩られたことやら……。
ホーカス・ポーカス
ハロウィーンイベント後半戦にレイドボスとして現れたエンブレムのハートレス。
ベヒーモス種の胴体に巨大なかぼちゃの顔をつけた巨獣。背中には屋敷が立っており周囲には小型のコウモリが飛んでいる。
後ろに月があるが、一緒に動いているため作り物だと思われる。
攻撃方法は、筋骨隆々な赤足による踏みつけと、周りのコウモリを一斉にぶつけるものの2種類。少し地味である。
- 雷は落としてこない。
「Hocus Pocus」とは、手品師が使う呪文(ちちんぷいぷい等)のことを指す。他にも、奇術やいんちきの意味もある。
Uχ
やはりレイドボスとして出現するほか、ホーカス・ポーカスはハロウィンの時期のレイドボスとして出現する。