ワールド/【ワンダーランド】

Last-modified: 2024-03-17 (日) 02:02:21
原作ふしぎの国のアリス
仲間キャラなし
通常BGMWelcome to Wonderland
戦闘BGMTo Our Surprise
登場作品KHCOMDayscodedχ、Uχ、DRMoM

ディズニー作品「ふしぎの国のアリス」の世界
アリスが迷い込んだ何もかもが常識はずれな不思議の国。
場所と場所が普通ではありえないつながり方をしていたり、入る場所によって部屋の足場が上、下、右、左と360°どの方向にも変わるという名前通りの不思議な世界である。
 
原作ではアリスが見ていた夢の中の存在であったが、ソラが出入りできたり、アリスがいなくなっても存在し続けているため、KHシリーズでは夢ではなく実在する世界である。


登場キャラクター→キャラクター/ワンダーランド


場所

気付きにくいのだが、実はこの世界全ての場所が室内である。暇があったら天井を確認してみよう。
また、そこに本来あるべきものが置いてあるのではなく、壁や床に描かれているのも特徴。一部のものは条件を満たせば立体になる。
原作にこのような設定があるわけではないが、これらが映画とは少し違う「不思議な世界」を演出している。

うさぎの穴

ワンダーランドの入口のような場所。
とても長い縦穴。原作でアリスは白ウサギを追いかけてこの穴へ落ちてしまう。
壁には絵が飾られ、窓や暖炉までついている。
原作では本の乗った机、イス、鏡などたくさんの不思議な家具が漂っていた。KHシリーズでは壁や床にそれらが描かれている。
その奥には不思議な部屋へと続く何重もの扉がある。

  • 初訪問時にはここが開くムービーが挟まる。

χでもワールド訪問時はここからの落下で始まる。
マップの上陸地点を選択できる更新が入るまではワールドに行くたびに必ずここを通る必要があった。

不思議な部屋

うさぎの穴の先にある部屋。
部屋の中央にテーブルが設置されており、その上には体を大きくする薬と小さくなる薬が入った瓶が置かれている。
大きなドアの反対側にはドアノブのついた小さなドアがある。
体を小さくすれば通れる大きさになるが、ドアノブが寝てばかりで通れない。
どの作品でもここでトリックマスター(Daysではブリードパフォーマー)と戦うことになる。
また、先にあるマップからもこの不思議な部屋に入れるが、重力がおかしなこととなっており、入り口によって部屋のどの面に出るかが変わってくる。


原作ではテーブルとドア以外何もない殺風景な部屋だったが、KHシリーズでは他にも家具がたくさん置かれている。

  • どうやら家具の一部は原作で白ウサギの家に置かれていたものが元ネタのようだ。
  • KHIではトゥイードル・ディーとトゥイードル・ダムが「セイウチと大工の話」をしている時の絵が飾られている。

ハートの女王の城

不思議の国を治めるハートの女王の城……というよりは裁判所。
原作では屋内で裁判を行っていたが、KHシリーズでは屋外(?)になっている。
ここにある白いバラの花はトランプ兵が間違って植えてしまったもの。赤が好きな女王に見つかると首をはねられる。
Days以外の作品ではここでトランプ兵と一戦交えることになる。


Daysでは「迷路庭園」、codedでは「迷いの庭」、「迷いの小道」という迷路のようなマップがある。
ここではトランプ兵が見張りをしており、見つかると入口まで戻されてしまうミニゲームがある。
また、codedでは「バラの園」という複数の区画に別れたマップがあり、ワールドがバグに侵されていると、各区画のゲートを通ると別の区画のゲートから出てくる特殊な迷路になる。
χでは「生垣の迷路」としてハートの女王の城に辿り着くまで同じようなマップが続く。

ハスの森

原作でアリスが小さくなって草花の中をさまよっていた時の様子を再現したような場所。
KHIではここに生えている花の要望を聞けばプライズがもらえたり、体を大きくしてもらえる。
たくさんあるキノコは、原作でイモムシが乗っていたキノコが元ネタ。

  • 巨大なハスの葉がたくさんあるのはKH独自の設定。だが実は原作映画に、模様のよく似たハスの葉がわずか数シーンのみだが登場している。映画を見る機会があれば探してみよう。

花が「(アイテム名)ちょうだい。」というセリフを使用しているが、マジックポット(FF5)のオマージュかと思われる。

χでは「はじまりの森」「朝露の森」として似たマップがいくつか登場する。

ティーパーティー会場

小屋の前に長いテーブルとイスが置かれている場所。
テーブルにはたくさんのポットとカップが描かれている。
原作ではここでいかれ帽子屋三月ウサギがアリスの「誕生日じゃない日」を祝ってくれた。
KHシリーズでは彼らが登場しない代わりに、2人の絵が飾ってある。
KHIではここにあるイスにそれぞれ1度だけ座れる。座るとプライズが飛び出すか、イスとテーブルが消失しハートレスが出現する。そしてそれに合わせて2人の絵も変化する。

  • ひょっとしたらこの2人、絵の中に閉じ込められているのかもしれない。

χではここで実際にマッドハッターと三月ウサギが登場する。

おかしな分岐路

χに登場する場所。
朝露の森・上層、朝露の森・中層、白ウサギの家、ティーパーティー会場、生垣の迷路へ続く分岐がある。

白ウサギの家

χに登場する場所。
原作にもあった、白ウサギの家の中でアリスが巨大化してしまうイベントが描かれる。

KH

ソラはこの世界でハートの女王の理不尽な裁判を受けているアリスと出会う。アリスを助けるためソラたちは犯人がハートレスである証拠を探すが、ハートの女王との一波乱の間にアリスは何者かに連れ去られてしまう……。


バトルレベルが最も低いため、多くのプレイヤーが最初に訪れるディズニーワールド。
そして、その割には初心者に優しくないワールドでもある。
場所のつながりが複雑なため道に迷い易く、マップも覚え辛い。また、少し難しいジャンプアクションを要求されるため、苦手な人はなかなか進むことができない。

  • 一方通行になっているところもいくつかあるので余計にわかりづらい。

複数の作品で登場したワンダーランドの中でも群を抜いて複雑なフィールドとなっている。
やるべきことはそんなに多くないので、確実に熟していこう。
また、他のワールドを先に攻略してケアルサンダーを手に入れてくるのもあり。ここのボスはなかなかに手強い。

COM

ソラの記憶からカードの世界として登場。
引き続き慌てて走っていくウサギを追いかけることから始まる。
そこではこれまた前作と引き続きアリスを被告人とした裁判が行われていた。
罪状は『ハートの女王の記憶を盗んだこと』、女王の理不尽な判決でアリスは死刑を言い渡されるがソラが割って入り、彼女を助けるためにとっさに「俺が犯人だ!」という嘘を叫ぶ。

襲ってきたトランプ兵を振り切り、ソラ達はアリスと共にチシャ猫のヒントを元に記憶を奪った真犯人を探すこととなる。
ハートの女王に追いつかれるが、ハートの女王はその最中に再度記憶をなくしてしまう。
そこで、チシャ猫の「思い出せない記憶ならなかったことと同じこと。なかったことは思い出せない。無理やり思い出そうとすればいつしか嘘にすりかわる」という言葉を思い出したアリスがとっさに「女王の命令でハートレスと戦っていた」と嘘をつき、自分が忘れたことを認められないハートの女王はそのまま帰っていった。

  • チシャ猫の言葉は今作のソラの行方を示唆する言葉でもある。

2~6Fで使用できるワールドカードで出現する世界。トランプ兵達が中ボスとして現れ、前作と引き続きトリックマスターがボスとして現れる。
ワールド固有のキーブレードはラストリゾート宝箱からはストップ、未知なる宝の部屋からはシンクロが出現する。KHIIFMをクリアしたデータが同メモリーカード内にあるデータなら、更に未知なる宝の部屋からゼムナスのカードを入手可能。

  • 中ボスのトランプ兵軍団が非常に強敵。対策なしではまず勝てないので、ある程度デッキが揃ってから攻略するのがおすすめ。KHIで2番目のワールドとは思えなかったほどの難易度の高さである。

リク編では何故かこのワールドの固有デッキが異常に弱い。

  • 具体的にはアタックカードの最大値が5しかない。さらにデッキに0のアタックカードが一切ない。極め付きにこれほど数字の弱いデッキなのにアタックカードの総数は9枚しかない。数字の補強やブレイクのためにカードストックをしようにも、考えなしに行えば、ただでさえ数字も枚数も貧弱なデッキがさらに枯渇する。ボス戦ではエネミーカードの使用やフレンドカードを用いたストック、デュエルによる攻撃などでデッキの弱さを補おう。そもそも工夫してもまともに戦うのが困難なデッキなので、雑魚敵は極力スルーするのが吉。
    経験値稼ぎで粘らずさっさと走り抜けてしまった方が懸命。

Days

ロクサス任務で訪れる事になる。主なパートナーはルクソード
ハートの女王が自分を驚かせた謎の三人組(正体は討伐対象のコマンダー)をトランプ兵達に捜索させており、ロクサス達は兵士達の監視の目をかい潜りながら任務を進めていく事になる。
また、シオン第一形態との戦闘の際に「不思議な部屋」が舞台となる。
主人公のアリスは、KHIで「元居た世界」へ帰っている為登場しない。現状KHI以降の現実世界のワンダーランドが描かれているのはこの作品のみである。

coded

データの世界として登場。
バグによりアリスや他の住民たちの記憶が失われてしまった。
データ・ソラはワンダーランド内に散らばった記憶のワードを探すことになる。

Re:coded(HD版)

KH2.5収録のHD映像作品にて、データ・ソラがチシャ猫と話していると時々「な」を「にゃ」と発音する。(シアター:記憶が失われた世界より)
原作映画の吹き替え版にもある演出がボイスがついたことにより取り入れられた。

  • ちなみに字幕は普通。チェシャ猫につられたのか…。

また、アリスとハートの女王にKHIにはなかったフェイシャルモーションの導入、チシャ猫に初めてボイスがつくなど、据え置き機作品では久々の登場となったことでKHIからの進歩を感じさせる変化が行われた。

χ

KHIでは序盤からクライマックスだったが、今作では穴に落ちる所からある程度原作に沿ってストーリーが進む。
マッドハッターや三月ウサギといったKHIでは登場しなかったキャラクターたちも登場する。
最後はハートの女王の裁判後、女王の手下であるトランプ兵団との戦いになるが、それが終わった後もアリスはこの世界に留まって遊んでいる模様。

DR

ゼアノート達が2番目に訪れた世界。今作でのキーとなる「世界の秩序」や「闇」がクローズアップされる最初の世界であり、無秩序に見えるこの世界が「ハートの女王への恐怖」という「秩序」によって成り立っていること、ハートの女王の抱える「闇」をゼアノートが視認し、その正体を調べるなど物語上重要なワールドになっている。
また、マッドハッターや三月ウサギに加えてトゥイートルダムとトゥイートルディーも登場した。