敵/【ジュリアス】

Last-modified: 2023-10-05 (木) 12:59:19

ディズニー作品「ミッキーのアルバイトは危機一髪」のキャラクター。
元ネタは見た目だけなら「でかいピート」である。


テレビゲームに熱中するあまりミニーにハワイ旅行に連れて行くとうっかり約束してしまったミッキー。そんな貯金などどこにもないと慌てふためく彼が新聞の広告で$999.99(日本円にして約11万円)もの報酬が得られるアルバイトを見つけて住所先の研究所に行き着くと、そこにいたのはサルの科学者フランケンオリ博士と巨大な怪物であった。この怪物こそがジュリアスである。
ミッキーはフランケンオリ博士の装置によってなんとジュリアスと人格を交換させられてしまう。
体が入れ替わったジュリアスは、ミッキーのズボンのポケットの財布に入っていた写真*1に写るミニーに一目惚れし、ミッキーの制止も聞かずに町へ飛び出してミニーを付け狙うが、ジュリアスの体のミッキーに捕まった後、電線の電気によって再び元の身体に戻る。
元の体に戻っても性懲りもなくミニーを付け狙うジュリアスだったがとうとうミッキーの逆鱗に触れてしまい、1938年の「巨人退治」のように動き回るミッキーによってロープで拘束された。
その後のミッキーとの一騎打ちに負けた後は、ハワイ旅行の足にされてミニーの写真を延々と追いかけ回していた。その後、彼がどのような末路を辿ったかは不明。
詳しくはディズニーの短編アニメーション「ミッキーのアルバイトは危機一髪(Runaway Brain Mickey)」を参照。

  • ちなみに同作は3D発売時点ではミッキーマウスの短編映画シリーズの最新作であった(とは言っても1995年公開だが)。
    3D発売の翌年である2013年に最新作として『ミッキーのミニー救出大作戦』が制作されている。日本でも話題となった『アナと雪の女王』との併映作品であった。

ミッキーの身体になったジュリアスは、ミッキーが野蛮なモンスターと化したような風貌となっている。

  • ミッキーマウスのストラップやフィギュアの中でミッキーが凶暴化したようなモデルの物を見たことはないだろうか?

 
CVはピートと同じ故・大平透。

  • 原作においてはジム・カミングスだったが、本作では初めて大平氏による吹き替えが行われた。

北米版における声優もピートと同じジム・カミングス。

3D

本編クリア後にトラヴァースタウンの噴水広場に潜む、今作の隠しボス
隠しボスではKHFMのアイスタイタン以来約10年ぶりとなるディズニーキャラ。

  • 今回は本編で直接戦うディズニーキャラが5体ぐらいしか無い。そのためディズニーキャラから隠しボスを選出したものと思われる。戦闘BGMの「The Encounter」もついに裏ボス専用曲にまで格上げされてしまった。

噴水広場に入るといきなりムービーが始まり、噴水手前のマンホールが不気味に光りだし、直後にマンホールからジュリアスが出現、ソラリクも、そしてプレイヤーも訳がわからぬまま戦闘へと移行する。そして大抵訳がわからぬまま嬲り殺される。

  • ソラ「なんだったんだ!?」

倒すと、現れたマンホールの中へ逃げるように姿を消す。
その後、マンホールを調べることができるようになるが、隠しボスを倒した余韻に浸ったままうっかりマンホールを調べてしまうと、なんと再びジュリアスと戦うハメになってしまう。

  • リク「もう出てくるなよ」

勝利するとアルテマウェポンを入手できる。
また、本編クリア後はジュリアスを倒さない限り噴水広場を探索することができなくなるため、宝箱の取り逃しとスペシャルポータル攻略に注意が必要。


裏ボスであるため、攻撃性能はなかなか鬼畜なもの。ラッシュ攻撃は走って逃げるこちらに容赦なく追いつき、一度まともに食らうとハメられる恐れがある。
高いところに飛び上がり、更にこちらへ勢い良くバウンドしながら落下してくる技があるがこれはガード不能な上に回避困難。バウンドが収まるまで勢い良くこちらを追尾してくる。
しかしこれまでの裏ボスと比べると難易度は低い。
攻撃自体は単調なものばかりであるため、パターンを覚えて攻撃後の隙を見つけて反撃するやり方がいい。

  • ただ、ノーダメクリアを目指すとなると非常に難しい。特に下記のサンダー系の技が非常に避けにくい。
  • 下記の帯電状態で攻撃を食らうとコマンドが強制的にリロード状態&リロード時間大幅UP(コマンド欄が灰色になる)にされる。アイテムなら影響がないので、被弾時の保険に事前に合わせておくのも手。

ある程度敵HPを減らすと一定時間電気を帯びて攻撃性能をアップする技を使用するようになる。
更に状態中、至近距離にいるとこちらに掴みかかってくる時がある。その攻撃を受けてしまうと、相手につかまる特殊演出が入り、至近距離で臭い息を吐きかけられる。これをくらうとポイズンコンフュ暗闇のいずれかの状態異常にかかってしまう。これは酷い……。

  • ちなみに、FFの某モンスターの「くさい息」も状態異常を発生させるが、こいつの息はそのモンスターもびっくりの臭さらしい。
  • 原作アニメでは、ミッキーはこいつの息(厳密には絶叫)をモロに浴びて吹っ飛ばされている。

天敵はバルーン系。ジュリアスに限らず、本作のボス(特に人型ボス)は大抵バルーン系が一番有効である。
 
なおジュリアス戦ではスピリットは共闘せず、ソラかリク単独で戦うこととなる。

  • もっともスピリットがいたところで、(主に蘇生の意味で)邪魔者になりかねないので問題はないだろう。

だがアビリティに関しては反映されるため、マジックアップやマジックヘイスト、サンダーガードなどのアビリティを持つスピリットを連れて行くと、多少は楽になる…はずである。


マンホールからの出現、臭い息、サンダー系の攻撃は元ネタを踏まえたものとなっている。
その元ネタにおける彼はマッドサイエンティストの地下実験場で飼われていた凶暴な生物。

  • 目は血走り、牙も鋭さを感じる獣みたいな奴。あの手の作風や絵面が苦手な人にとっては「夢に出てきそう」な程恐い。その為か、3Dでのジュリアスはやや凶暴性を抑えた雰囲気をしている。
    ディズニーは時々とんでもなく恐ろしい作風のアニメーションを生み出すため油断ならない。
    愛嬌があるとは言い難いものの、見ていて恐怖を煽られるほどでもない。
    • ただしバトルにおいてのこいつは、こちらに勢い良く飛びついてきたり、回避が困難な技を多用してくるため、残りHPやデッキコマンドのリロード状況、更にくさい息による状態異常など、状況によってはなかなかスリリングな心境が味わえる。

何故こいつがトラヴァースタウンにいるのかは本編中で一切語られないため不明。
ましてや今回のトラヴァースタウンはの意思によって生まれたものなので余計に謎である。

  • 王様銃士時代魔法使いの弟子時代の世界が眠りの世界にあったように、「アルバイトは危機一髪」の世界も眠りについており、そこからジュリアスが夢から夢へと渡り歩いてトラヴァースタウンまで辿り着いたのではないだろうか。
  • これで戦った相手がソラやリクだったから「驚かれる」程度で済んだが、もし王様と遭遇していたら…。

*1 この際、昔の写真として蒸気船ウィリー号を運転しているモノクロ写真が映った。あんた何歳だよ……