KHII、Daysの主題歌。3Dではエンディング曲として使用された。
作詞・作曲はお馴染み宇多田ヒカル。
英語版は「Sanctuary」。
「Passion」には「情熱」という意味もあるが、「受難」という意味も持つ。
- この「受難」とはキリストが経験した裁判や磔刑による苦しみのことである。英語版のタイトル「Sanctuary(聖域)」との関連もあるかもしれない。
KHシリーズでは通常版ではなく「~opening version~」と「~after the battle~」の2種類が使われており、オープニングでは「~opening version~」、エンディングでは「~after the battle~」が使用された。
- 「~opening version~」はKHIIのサウンドトラックにのみ収録されている。
2つのバージョンは通常版の最後に流れるメロディーとそれに伴う歌が無く、「~opening version~」は他は通常版とだいたい同じアレンジだが、途中に固有のフレーズの挿入がある。「~after the battle~」には固有のフレーズがなく、全体的に静かでゆったりしている。
- 通常版の固有の部分は昔好きだった人を想う歌詞になっており、KHで聞くバージョンとは歌詞が全く違う意味に感じられる。
Days以前の時間軸では「光」、Days以降、KHIIIより前の時間軸ではこの曲が主題歌になるという解釈がある。詳細は「光」の項を参照。
KHIIのエンディングシーンとこの曲の前奏が見事にマッチをしていて、心を震わされる気持ちになる人もいただろう。
- これらのシーンと歌によってKHIIで「ソラ達の旅は終わったんだなぁ」と感じた人も多いはず。
ちなみにシングルカットされている通常版のPVの屋内の場面(曲で言うと二番から歌詞が終わるまで)の雰囲気が存在しなかった世界の城の内部に似ている。人もノーバディっぽい。
- 蛇足だが一番にあたる場面ではCGの女性が空を飛んでいて、その女性が下りていく途中で宇多田ヒカルが歩くシーンに切り替わり、二番が始まると同時に曖昧だった背景が屋内に切り替わる。そして上記のつけ加えられた部分にくると空の場面が混ざるようになり、歌詞が終わると同時に唐突に草原を走る何頭もの馬を映す場面に切り替わる。
KHII
オープニングムービーが「Passion ~opening version~」、エンディングが「Passion ~after the battle~」。
Passion -KINGDOM Orchestra Instrumental Version-
オープニングデモで流れるオーケストラアレンジ。
「光 -KINGDOM Orchestra Instrumental Version-」と違ってそれ以降ゲーム中では全く出番がなく、一部のトレーラームービーに用いられているくらい。
Days
オープニングムービーが「Passion ~opening version~」、エンディングが「Passion ~after the battle~」。
- KHIIのオープニングムービーでは、「人知れず」から始まる前述の固有のフレーズが流れ始める箇所でナミネのスケッチブックに描かれた螺旋階段をソラたちが駆け抜けていたが、Daysのオープニングムービーでは同じ箇所でRe:COMのアクセルが登場するシーンが使われ、映像作品となったことによりXIII機関のメンバー紹介が短くされたKH1.5でのオープニングムービーではマールーシャが登場するようになり、3作品共同じタイミングで忘却の城に関わる映像が流れる。
3D
発売直前に公開されたSpecial Trailerで「Passion ~opening version~」が使われていた。
本編ではエンディングで「Passion ~after the battle~」が流れる。
MoM
FIELD BATTLEとMEMORY DIVEの2パターン収録されており、使用されているのは「Passion ~opening version~」。