キメラ

Last-modified: 2022-02-16 (水) 20:12:28

概要

キメラとは、

  1. 『ドラゴンクエスト』シリーズに登場するモンスターの種族名。→ 詳細1
    きれぼし生放送では主に、ナニフツウさんの『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』(以下、DQ5)プレイにおいて仲間にできなかった件がネタにされる。
    また同タイトルのシーガさんプレイでは、敵のギガンテスの「みなごろし」で味方のキメラが一撃死→「メッキー!!」という流れがネタとして確立した。
  2. (1から転じて)1/16という「確率の低さ」の基準および単位。→ 詳細2
  3. 『クロバラノワルキューレ』(以下、クロバラ)に登場する敵モンスターの総称。→ 詳細3
  4. Grand Theft Auto V』(以下、GTA5)に登場する3輪バイクの名称。→ 詳細4


きれぼし生放送ではネタのクロスオーバーが頻繁に為されるため、この記事内で上記の全てを扱う。

 

『ドラゴンクエストV』におけるキメラ

DQ5では「仲間モンスター」システムによって、一部の種族のモンスターを仲間としてパーティに加入させることができる。
仲間としてのキメラは、ベホイミ(回復呪文)が使える点など優秀な部類に入る。
仲間モンスターの中では割かし早い段階から仲間にできるようになる方であり、活躍の時期も長い。

モンスターを仲間にするには、基本的に敵として出現した相手を倒せばいいのだが、そこで問題となるのは確率が絡むこと。

特に高確率に設定されている種族でもない限り、1回や2回で仲間になるのはレアケースである。
基本的には加入して欲しい相手と何度も戦って倒すことになる。
よって、お目当てのモンスターの加入判定を何度もこなすために、同じ場所でひたすらエンカウントを繰り返す作業プレイがよく発生する。

件のキメラはというと、1匹目が仲間になる確率*11/16 (6.25%) とのこと。
確率が高い種族は1/2や1/4、逆に低いと1/64や1/256に設定されているようで、キメラの「仲間になりやすさ」はそこそこといったところ。

 

ナニフツウさん編1:キメラ捕獲計画

PS2版でも原作のSFC版とおおむね同じ「仲間モンスター」システムが採用されており、ナニフツウさんは何体かモンスターを仲間にしながら進んでいた。

『その17』 (16:12)で、コメントに反応して「うん、キメラは必ず仲間にしようとは思います」と目標を語ったナニフツウさん。
『その18』から、いよいよキメラの群生地に乗り込む。

(1:25~)

「ちょっとキメラを・・・キメラ捕獲計画に、ちょっと行きましょう」
キメラ仲間にしたら誰を外しましょうか。ブラウン*2濃厚」 フラグ発言かな?^^

この後、キメラとの初エンカウント(3:33)を皮切りに『その18』では7回のキメラチャンスをこなしたが、仲間にならなかった。

ちなみに、仲間モンスターの加入条件には主人公のレベルも含まれるが、このエリアの必要レベルは余裕で超えていた。

 

「さて今日も・・・キメラだな」 (0:07)

『その19』では8回目~17回目のキメラチャンスをこなしたが、やはり仲間にならなかった。

12回目のチャンスでは、なんとキメラのドロップアイテム「キメラのつばさ」を入手!(16:36~)
仲間になることを期待して身構えていたであろうナニフツウさんは噴き出し、「だから・・・そうじゃないだろう?」とぼやいた。

そして16回目のチャンスでもキメラのつばさを入手!(23:56~)
「人を嘲笑うかのように翼を落としていきやがるアイツはぁ~・・・」

 

『その20』では、前partから枠またぎの戦闘を含めて18回目~23回目、『その21』では24回目~28回目のキメラチャンスをこなした。

また、26回目のチャンスでは3個目のキメラのつばさドロップ!(『その21』,17:29~)
「何度このパターンにやられたことか」

なお『その20』後半から『その21』前半にかけて、キメラ計画を一旦中断して「死の火山」の攻略を済ませていた。
このダンジョン内でもキメラは出現するが、周辺のフィールドに比べると出にくい様子。

 

『その22』では29回目~42回目のキメラチャンスをこなした。
・・・が、結局仲間にはならず、ナニフツウさんはあきらめて先に進むことになった。

なお、42回目については戦闘の途中で放送枠の終了時間を迎えてしまったが、その直後に投稿したと思われるツイートで結果を報告している。

ちなみに、その前の枠を含めてタグには「キメラ厨」「キメラマン」といった痕跡が見られる。
また次の回では放送説明文に「キメラやめまーす」と明記されており、さらに「キメラ不在」タグまで付けられていた。
その翌日の放送に当たる『その26』 (12:12)では、なんと作中にキメラを題材にしたギャグ(だじゃれ)が登場した。
これも放送枠のタグに残されていたことから、当時のキメラに対する注目ぶりが窺えるかもしれない。

 

ここで、上記のナニフツウさんの戦績が確率としてはどの程度のものだったのか見てみよう。

当たりの確率が1/16のクジを42回引いて1回も当たりが出ない確率は、約6.6%である。
1/16を一発で引き当てる確率が6.25%なので、それと大差ない珍しさのようだ。

1回の試行にかかる時間を考慮すると、1/16という確率が高いとは言いがたいかもしれない。
とはいえ、SFC版を含む既プレイヤーの感覚からすると、キメラは「特に意識して粘らなくても仲間になる」という印象を持たれる傾向にあるようだ。
それだけに、42回もやって加入しなかったことは意外な結果として受け止められている。

かくしてナニフツウさんに苦汁を舐めさせたキメラは、きれ生における確率判定の事例として語り草になるのであった。
また、1/16が「引けそうで引けない」確率設定の基準として扱われるようになった。

 

ちなみに『その22』 (9:35)のエンカウントでもキメラが出ているが、この戦闘で最後に倒したのは ばくだんいわ だった。
この場合、ばくだんいわも仲間になる可能性のある種族なのでキメラの加入判定は発生しない仕組みになっているらしい。
したがって、ここではキメラチャンスのカウントに含めていない。

 

ナニフツウさん編2:キメラのつばさハンター

話が多少前後するが、キメラ捕獲計画の後半になってからのこと。

 

(10:23~)

『その22』で33回目のチャンスにて、戦闘終了直後に「キメラのつばさ来い!キメラのつばさ!」となぜかドロップアイテムの方を求めだしたナニフツウさん。
レベルアップで焦らされた後、なんと実際に4個目のキメラのつばさドロップ!

「来たー!やった^^」

また、その流れでキメラが「キメラのつばさ」を落とす確率は1/8であるとコメントで寄せられた。

次の戦闘でも「よしキメラのつばさ、もうひとつくれ!」と願いを唱えるが、さすがに2回連続ドロップとはならなかった。

39回目のチャンスでも「キメラのつばさ!来い!」「来ない!」の流れを繰り返したが(20:02~)、41回目のチャンスでは「キメラのつばさ!頼む!」からのドロップ(5個目)を決めた。(24:24~)

「お、来た。やったぜ^^」

この際キメラのつばさハンターとしての・・・」と口走っており、先程からナニフツウさんが目覚めていた謎のモードに名前が与えられた。

なお、その後に手持ちのキメラのつばさの個数を確認して4個だったのは、途中で1個だけ消費していたため。

 

『その26』 (3:26~)では、テルパドールの武器屋の地下で壺からキメラのつばさを入手!
「おっ・・・キメラのつばさ。宝物じゃん。欲しかったわ」と、ドロップアイテムでなくても反応していた。

『その34』 (7:35~)では、ネーレウス(海上に出る老人の魔術師)からドロップアイテムかいがらぼうしを入手!
その流れで「キメラのつばさ収集家としては・・・いいね」と発言しており、キメラ以外にも拡張されたことがうかがえる。

ちなみにネーレウスも仲間になる可能性があり、そこでドロップを引いた点がキメラを彷彿とさせたのだろう。

『その42』 (21:20~)では、メイジキメラ(キメラの上位種)からキメラのつばさを入手!
「やった!キメラのつばさゲットに定評がある」

 

ナニフツウさん編3:その後

『その31』 (12:21)では「デモンズタワー」を攻略中に「ここでよくMPが無くなりがちなんだよなぁ・・・キメラいればこんな事は・・・」と嘆いていた。

『その35』では、ゴーレムを仲間にしようとエルヘブン周辺で戦闘を繰り返す。
ゴーレムの仲間になる確率自体は高いのだが、まずエンカウント時にゴーレムがなかなか出てこない。
「来たよこれ。嫌な流れだ」 (17:27)
「キメラ来た!キメラの・・・キメラの悲劇」 (22:02)

少なくともこの時点では、ナニフツウさんの中でキメラの一件がまだ尾を引いていたようだ。

その一方、『その25』 (21:31~)ではキングスライムとの初戦闘で、まさかの一発加入。(次partでもれしま改名

他にも『その51』 (24:01~)では、メタルドラゴンからドロップ率1/256メタルキングよろいを入手*3

キメラ編での運の悪さの揺り戻しとでもいうかのような出来事も起きていた。

所詮は確率といってしまえばそれまでだが、プレイ1周ごとに違うことが起きるのも面白さの内といえるだろう。

 

※以下、シーガさん、nicoさん、aisssyさんプレイについては動画が無いため、主に編者の記憶に基いた内容になります。

シーガさん編

シーガさんプレイ(スマートフォン版。生放送期間は2017年6月)では、死の火山周辺で特に粘ることもなくメッキー*4が加入。しばらく主戦力として活躍していた。

終盤にエビルマウンテン付近で稼ぎプレイをしていた際、敵のギガンテスの「みなごろし」*5の対象がメッキーになる割合がなぜか露骨に高く、HPがそれほど高くないメッキーは何度も一撃死するはめになった。 つぶれた^^
そのため、稼ぎ中ギガンテスにメッキーがやられてはシーガさんが「メッキー!!」と叫ぶのが恒例化していた。

それまで普通に仲間になって普通に活躍していた印象のメッキーだったが、終盤になって意外な形でインパクトを残していった。

 

nicoさん編

nicoさんプレイ(SFC版)では、2017年11月の生放送中に死の火山付近に到着。
なんと、キメラチャンス2回目でさっそく加入する結果となった。

nico「イエーイ!^^部長見てる?」

なお、裏技によってレベル99まで育て上げたスラリン*6が猛威を振るっていたので、メッキーの活躍の機会は今のところ特に来ていない。

 

aisssyさん編

同時期にスマートフォン版をプレイしていたaisssyさんの方では、メッキーは仲間にならなかったらしい。
毎回なぜかジュエル*7の方が仲間になるとツイートしている。

 

ナニフツウさん編4:キメラリベンジ

あれから4年余……ナニフツウさんはキメラを追い求め、再び立ち上がった。
「これねー、キメラリベンジなんですよ」

(3:20~)

「あ、じゃあ(主人公の)名前キメラにすればいいんじゃない?」
パパスの提案したトンヌラの方がマシだと言われつつ、マーサからキメラと命名された主人公の旅が始まる。

2回目の放送(その4~その6)からは枠名を「キメラクエスト」として、キメラ加入を目標に進んでいくが・・・
『その7』になるはずだった3回目の放送で待ち受けていたのは悲しい運命だった。

(2:50~)

『その2』 (6:39)「消えてたら笑うわ、次やった時に」「もはや呪いですね」というフラグ発言は、確かに「次」という点では回避されていた。
だが、2回目のソフト起動で消えなかったことで期待を持たせてから落とすというのも、それはそれで残酷なのかもしれない。

こうしてキメラの呪いに新たな1ページが書き加えられたのであった。

ちなみに『その3』 (22:00~)で覗いていた中古データのメッキーも道連れになっている。
もっとも、少しレベルが上がった状態でモンスターじいさんに預けていた程度なので、それほど喪失感はなかった。

 

キメラリンクシステム

キメラリベンジが頓挫した数日後、『部長の ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ… PS4版【実況プレイ】その27』にて。

 

(15:00~)

はぐれメタルからドロップアイテムしあわせのくつを入手! 「何ィ!?」
おそらく、はぐれメタルを倒したのが3回目のことであった。
ドロップ率は1/64らしく、上記のメタルキングよろい(1/256)よりは高いが、はぐれメタル自体がよく逃げる関係で単純な確率設定よりは多少レア度が高いと思われる。

やはり、キメラの呪いの後には運勢の揺り戻しがあるものなのだろうか?

 

その後、アツコたちの冒険が闇の世界へと進むと・・・

『その34』 (1:34)にて、メイジキメラが出現。
ナニフツウさんは反応しかけるが、すぐ冷静になり「メイジは大丈夫です。許されます」と先を急いだ。

 

(8:30~)

そして『その35』で、ついにキメラと再会。「・・・お前!」
ナニフツウさんは思う所あったのか、仲間の作戦を「ガンガンいくわよ」に変更した上で、アツコ自身にも「らいじんのけん」(ベギラゴンの効果)を使わせるという入念な態勢で迎え撃った。「焼きましたね」

同じキメラとはいえ、そもそも存在する世界が異なる彼らからすれば、とばっちりもいいところだろう。 ウワァオレカンケイネエヨ

 

単位としてのキメラ

時系列としてはナニフツウさんの『DQ5』(PS2版)プレイ当時に遡る。

『部長のドラゴンクエスト5【実況プレイ】 その56』にて。

(7:18~)

ホークブリザードが仲間になった際、その確率について

1/32 2キメラっすね

とコメントが寄せられた。(7:44)
「なんでキメラが単位になってんの・・・」 (8:20)

また、『その58』 (25:42~)でホークブリザード(2匹目)が起き上がったのに対して

4キメラきた!?

などとコメントで言われた。(25:56)

どうやら、キメラの1/16を基準として確率の低さ(ある事象の起こりにくさ)を表現する単位ということらしい。
つまり、2キメラ,4キメラ,8キメラ…と増えていくとき分子ではなく分母が倍になり、1/32,1/64,1/128…という確率を表す。

ちなみに『ドラクエ』シリーズの作品によっては1/4096といった非常に低い確率のドロップアイテムも存在するようだが、この場合は256キメラになる。

 

比較対象の例

『部長の まくす【実況プレイ】その97』にて。

(15:05~)

『Never Say』の隠しムービー版をプレイするため、曲選択を何度かやり直すナニフツウさん。
そこで「キメラくらいだったら行けるでしょ。キメラくらいの確率なら」と発言している。

『DJMAX RESPECT 攻略の缶詰』こちらのページによると、

確率は体感で10%くらい

とのこと。
確率自体も1キメラより高そうだが、1回の試行にかかる手間も少ないので(見るだけなら)あまり苦労しないようだ。

 

キメラ数の求め方

ある確率 p が何キメラであるかを、ここでは「キメラ数」として、その計算方法を考えてみよう。

確率 p がパーセントで与えられている場合は、

キメラ数 = 6.25 / (確率p)

確率 p が分数で与えられている場合は、

キメラ数 = (確率pの逆数) / 16

で計算すればいい。

「確率の低さ」を求めるので、逆数を扱う(割り算が逆になる)ということを押さえておこう。

 

例題:5%は何キメラ?

キメラ数 = 6.25 / 5 = 1.25

すなわち、5% は 1.25キメラ である。
5%から見て1キメラ(6.25%)が何倍かを見ている・・・と捉えることができる。

別のやり方としては、分数で考えてもいい。

  1. 分数に変換する
    5% → 5/100 = 1/20
  2. 逆数にする
    1/20 → 20/1 = 20
  3. 上記の公式に当てはめる
    20/16 = 5/4 = 1.25

このように最初の段階で分子が1になる場合は、逆数が整数になるので暗算が楽である。

 

読み上げエラー?

シーガさんの放送では、例えばコメントに「1キメラ」と書くと、読み上げ音声が「いちめら」となることが判明している。
1キメラに限らず、「アラビア数字+キメラ」の形になっていると、なぜか「キ」の部分が読み飛ばされるらしい。

しかも、他の読み上げのバグ*8とは異なり、「数字+キメラ」の場合は読み上げソフト側にエラーログが出ないとのこと。
キメラだけに、謎も複合的ということなのだろうか?

記録上もっとも古くこの現象が観測されたのは、おそらく2020年1月12日の『虎猫さん 垂れ流し場』枠である。

 

コンパイルハートにおけるキメラ

『部長の クロバラノワルキューレ Black Rose Valkyrie【実況プレイ】その1』にて。

(20:00)

話に【キメラウイルス】という名称が出てきた際、ナニフツウさんは即座に「このキメラウイルスに罹ると、出るものが全く出なくなる」と発言し、キメラの呪いを語り継ぐ様子が見られた。

『クロバラ』に登場する敵モンスターは全て、キメラウイルスによって生まれた「キメラ」という設定であり、対キメラ用兵器を扱うための「ワルキューレシステム」には人格分裂を引き起こすリスクがあるため、ごく少数の人員(主人公の率いるワルキューレ隊)だけが装着を許されていた――これが『クロバラ』の作中の設定であった。

 

ナニフツウさんは後に、同じコンパイルハートから出た『オメガクインテット』もプレイすることに。
これは『クロバラ』の続編でも前作でもなく、全く別の世界設定・・・のはずであった。

 

(2:06~)

本編冒頭の映像が流れ始めるなり、ナニフツウさんは「あれ・・・?クロバラじゃねこれ!?」と既視感に見舞われた様子。
続いて、荒廃した街中に怪物が現れると「キメラだ・・・」「あれ?こんな敵いなかったっけ、クロバラに」と呟きが漏れる。

この世界における人類の脅威は『beep』および、その侵食によって現れる『MAD』*9であることが説明されるのだが・・・
それに対抗する力を持つのが、残された人類のなかでもさらにごく少数の『詠巫女』たち、要するにプレイヤーが操作する戦闘パーティのキャラという点までもが『クロバラ』の状況とよく似ていたのである。
「やっぱりクロバラじゃねえか、敵が」 (6:44~)

おそらくこの辺りの流れをきっかけに、主にコンパイルハートのゲームにおいて『クロバラ』で見たような雰囲気の敵が登場すると「キメラ」呼ばわりされるようになった。

また視聴者コメントでは、実際に一部作品では敵のモデリングを使いまわしているという情報も寄せられた(具体的にどの作品のどのモンスターが対応しているのかは未確認)。

他の例としては、『デス エンド リクエスト』(Death end re;Quest)の敵モンスターである『マーターズ』の一部が、『クロバラ』のキメラと外見がよく似ているのではないかと指摘されていた。

 

釧路スサントスにおけるキメラ

GTA5』には「キメラ」という名前の3輪バイクが登場している。
ありがたいことに、こちらのキメラはお金さえ払えば確実に仲間にできる。

 

(14:12)

『その296』では、レース『蛇の道』の乗り物を選ぶ際に「じゃあ、キメラで。16分の1のキメラで行きましょう」と発言。
レースで 1/16 と書くとまるで順位のようだが、あいにく『蛇の道』には3輪のキメラは不向きなこともあり、結果は 11/12 でリタイアとなった。

また『その317』 (12:01)では「キメラカート」なる言葉も出たが、この時はレースではなく自由に乗り回して遊んでいただけ。

 

『その382』にて、トライアスロンのように道中で乗り物が変化していくレース『トランスフォーム:ガントレット2』に挑戦する際、ナニフツウさんはバイクにキメラを選択。

 

(4:34~), (16:23~), (17:20~), (19:40~)

まず、バイクパートの急な登り坂から落ちる縦穴へと切り替わるポイントで、謎の死亡判定を受けてしまう。
それだけでも不運だったが、さらにその後の復帰ポイントで、坂道発進のコツを知らなかったため大ハマリ状態に。
コメントの助言を受けてなんとかコースに復帰し、続けて縦穴を落ちて進むことができた。

しかし第2ラップ、今度は飛行機からバイクに切り替わるポイントでWASTED判定である。
切り替え直後に地面に触れてしまったのが原因だろうか?
事故続きのキメラに対して「キメラの呪い」等とコメントされる流れに。

そして再び縦穴の入口まで来たナニフツウさんだったが、今度は普通に体をぶつけてアウトになること2回。
「ちょっと、遊んでる場合じゃないよ!」

今度こそ進もうと、減速しないように直進で入ろうとするが、初回と似たような死亡判定が2回繰り返された。
カメラアングルの問題で分かりにくいだけで、落下が始まった後で車体がコースにぶつかっていたのだろうか?
もはや再挑戦する時間は残されておらず、リタイアを待つだけの状態であった。
「またキメラ伝説を作ってしまったか・・・」 (20:31)

ナニフツウさんとしてはキメラは気に入っているようだが、その特性上向かないレースに選出するとこのような事態を招きかねない、微妙な立ち位置のバイクであることが窺える。

 

用語として

ゲーム中の確率現象について言及するとき、DQ5でのキメラの一件が引き合いにされることがある。
特に「そんなに低い確率ではないはずなのに、なかなか引き当てられない」ときに思い出されやすい。
「キメラ現象」「キメラの悲劇」「キメラの呪い」とも。

単に「キメラ」という言葉が出てきただけで反応されることもある。
ドラクエ等のキメラとは直接関係なくとも、元を辿ればそれらと同様にギリシア神話の怪物「キマイラ」がモチーフであるという点は共通していると考えられる*10

他には、がもうレオンさんの放送において、本来は全く関係ない別々のゲームが出典である複数の音声を繋ぎ合せたコメントが「キメラ」という語句を使って呼ばれることがある(特に、違和感が少なく自然な仕上がりになっているものに対する評価という側面が強いかもしれない)。
こちらは一般的な「キメラ」に近い用法である。

 

応用:ツクール編

『部長の RPGツクールMV Trinity【実況プレイ】その71』にて。

※コミュニティのフォロワー限定動画のため、マイリスト及び登録コミュニティへのリンクを記載しています。

『沼に呼ばれし貴方は何様よ』の制作を進めていたナニフツウさん。
敵のアイテムドロップ率は「何分の1か」で設定するようになっており、これには当然のように1/16で決定。(7:11~)

「つまりこれ、敵が『やそ』を落としたタイミングで・・・というか確率で、キメラが仲間になったと考えればよろしいのか?」

 

関連用語


*1 同じ種族が既に仲間になっている場合は、その数に応じて1匹目とは異なる確率で判定される。一部の例外を除いて2匹目、3匹目と進むにつれて低確率になっていく。
*2 ブラウニー(仲間モンスター)のデフォルト名。なお、同じ種族のモンスターを仲間にするのが2匹目以降だった場合、別の名前が用意されている。
*3 メタルドラゴンのドロップ判定(最後に倒して勝利した場合)が、おそらく2度目の時のこと。
*4 キメラ(仲間モンスター)のデフォルト名。
*5 敵味方に見境なく襲いかかる特技。自分以外の敵か味方1体に対して、相手の防御力を無視して自分の攻撃力と同じ値のダメージを与える。
*6 スライム(仲間モンスター)の名前。SFC版では名前を変更できない。
*7 おどるほうせき(仲間モンスター)のデフォルト名。仲間にできる確率はキメラと同じ。
*8 「引っ張る」等の「引っ」、「突っ走る」等の「突っ」、「漢字+よりめざ?」等が判明している。
*9 正式名称・マッドクリーチャー
*10 「合成獣」や「遺伝子操作で産み出された生物」といった意味で、その名を引用する例が多い。