超武闘伝

Last-modified: 2022-02-23 (水) 20:18:06

概要 /   

超武闘伝とは、画面を2分割する演出手法である。
主に『甘えかたは彼女なりに。』(PS4版, 以下『甘え』)のある画面演出(下記の画像を参照)がこの名前で呼ばれる。

「超武闘伝」という名称の由来は『ドラゴンボールZ 超武闘伝』シリーズであり、そちらでは『スーパーぶとうでん』が正しい読み方である。
しかし、用語としては「ちょうぶとうでん」とされることが多い。
誰かが決めたわけではないのだが、元ネタと区別できるという意味では「ちょう」読みがいいのかもしれない。

比較画像 /     

『甘え』 『超武闘伝2』

画像は『部長の 甘えかたは彼女なりに。 PS4版【実況プレイ】その54 -新倉朋美編-』link(0:10) および『すぱぶ』(がもうレオンさん&シーガさんの放送)linkより引用。

詳細 /   

元はナニフツウさんより一足先に『甘え』をプレイしていたヘビィさん*1の放送で「超武闘伝」という呼び方が使われ始めた。
そちらについては動画化されていないので、ここでは主にナニフツウさん放送の動画を参照する。

なお、『甘え』より少し前の時期に、がもうレオンさんやシーガさんがそれぞれ生放送で『超武闘伝』シリーズをプレイしていたことによって連想されやすくなっていた可能性もある。
参照:『銅鑼すぱぶ』, 『超武1 垂れ流し場』

 

上記画像のような画面演出は『甘え』本編で何度か使われているが、とりわけ朋美ルートでの教室の場面が多い。
やや角度のついた線で画面を大きく二つに分割する様子が、『超武闘伝』シリーズの戦闘画面を彷彿とさせたのだろう。
元ネタの方では「2人のキャラの距離が離れているだけでも縦線で左右に分割されるが、高低差がある場合はキャラの位置関係によって分割線の傾斜角が変化する」システムになっている。

問題は、『甘え』でこの画面演出が採用された場面のほとんどにおいて片側にしかキャラがいない、ということである。
それなのに『超武闘伝』と呼ぶのは一見無理があるが、きれぼし脳たちは「対戦相手がいない超武闘伝」「ぼっち武闘伝」等と強引に解釈している。

 

そもそも、なぜ片側しかキャラがいないのに画面を分割しているのかという謎 謎がある。

これについては「キャラのグラフィックが表示されていないだけで、右側にも対応する人物がいる」というのが妥当な解釈だろう。
ナニフツウさんも
「右側が主人公なんじゃない?映ってないから」 - 『その54』(0:33~)
「多分、映ってない方は主人公のいる場所なんだよ、きっと。分かりにくいけど」 - 『その61』(1:21~)
といった発言をしている。

それでも「人物が存在するとしても、グラフィックを表示しないなら画面を分割しなくてもいいのではないか?」という疑問は残る。
実際、朋美ルート以外では、似たようなシーンにおいても画面分割の手法はとられていない。

  • いつもの席で、黙ったままどこかを見つめる姿は(以下略) - 『その3』(11:03)
  • 周りに無関心そうに、新倉は窓の外をじっと見つめていた。 - 『その9』(8:03)
  • 黙ったままじっとどこかを見ている横顔は(以下略) - 『その15』(21:28)

いずれも、主人公は教室で朋美を見かけるが、特に会話することもないまま終わるという場面である。

こうした前提があるため、朋美ルートに入ると急に「超武闘伝」演出が増えたような印象を受ける。
担当スタッフが(少なくとも朋美ルートと他とで)別人なのではないか、という説も囁かれている。

上記の『その3』や『その15』のように、単にキャラのグラフィックが大きく表示されるだけだと「主人公が(物理的に)相手の近くにいる」ように見えてしまうことを考慮して、画面を分割する表現を導入したのだろうか?
あるいは、朋美ルートに入ったら主人公が朋美との距離感を意識するようになった、という描写なのかもしれない。

一覧 /   

画面分割の演出が使われた場面の一覧。
対応キャラが「なし」になっている部分には誰が入るのか考えてみよう! クイズうるさい!

 
動画キャラ(左/右)状況備考
その27(5:11)澄香 / なし球技大会澄香って誰? すーちん(メガネの生徒会長)です。
その27(9:10)澄香 / なし球技大会
その33(1:01)叶恵 / なしCount Down Party!
その42(5:30)なし / 叶恵球技大会右側だけキャラ絵があるレアパターン
その49(6:30)叶恵 / 朋美Merry Xmas!ついに2人対戦が実現
その54(0:10)朋美 / なし教室ここから朋美ルート
その54(4:53)朋美 / なし教室
その55(3:44)朋美 / なし教室動画のサムネに採用された
その57(15:17)朋美 / なし教室この時は主人公が話しかけるために近づき、普通の立ち絵表示に切り替わった
その61(0:32)朋美 / なし教室
 

備考欄にあるように『その42』と『その49』はレアパターンだが、分割線の角度が左右逆になっている点でも他と異なる。

また『その42』で分割演出が終わる直前、唯一画面に映っていた叶恵がいなくなり、ぼっち武闘伝を超えた無人武闘伝になっている。
『その49』のケースでは、超(スーパー)武闘伝的な観点にしたがって「右にいる朋美の方が体育館の2階*2にいるのではないか」という解釈も出た。

使用法 /    

画面が2つに分割されたときに使えそうだが、現状では『甘え』の演出の話題以外ではあまり出番がない。

なお、画面分割に対して直接的に「超武闘伝」と呼ぶ以外にも、「かめはめ波!」など必殺技を出す際の掛け声をコメントする形で反応することもある。

用例 /   

『部長の HEAVY RAIN -心の軋むとき-【実況プレイ】その3』にて。

(5:45)

ほんの2~3秒だが、画面が縦線で分割されて、左右に1人ずつ人物がクローズアップされた場面。
ナニフツウさんは「あっ、超武闘伝!」とすかさず反応。
さすがに分割線が斜めではなく、海外ドラマではよくある(?)風の演出だったが、『甘え』と同時期にプレイしたので過敏になっていた可能性もある。

 

『部長の CROSS†CHANNEL ~To all people~【実況プレイ】その61』にて。

 
※該当パートは物語の終盤であり、ワンクッション置くため折りたたみにします。

(13:29~)

 

越しに2人が会話するという場面。
やや右に傾いた縦線で左右に分割された画面に、それぞれ人物が描写されている。

「あっ・・・正しい超武闘伝の使い方ですね」と言いながら、シリアスなシーンなのに笑いをこぼしてしまうナニフツウさんであった。

関連項目 / ( ・´ー・`)


*1 きれ生wikiなど文書上の呼称は未確定と思われる。本記事の初版を投稿する際のニコニコ動画におけるアカウント名が「ヘビィ」であること等から、暫定的にこの表記とした。
*2 「体育館の2階」という要素が持ち出された要因として『その34』(3:23~)の流れがある。