キャリアハード一発勝負/観測・救助ロケットUSC 3発射

Last-modified: 2014-10-10 (金) 20:31:01
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ロケット打ち上げも3回目。 まだまだ名声も低く、資金も開発力も足りず。
今度の発射では、前回失敗してしまったMk-2R垂直パラシュートの展開実験に加え、
「Kerbin周辺宙域のデータ取得」、「宇宙飛行士Lofrid Kermanの救助」、「ランディングギアのテスト」を受託。
なお、指定天体の周辺宙域データの取得は各天体につき一度だけにします。 旗立ても同じ。
これらをミッションは難易度補正を含めても対価が大きく、十分挑む価値があります。

 
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USCシリーズもこれで3機目。 名前はデフォルトネームのもじりですが、連邦航宙艇と訳せば中々格好がつきます。
ちなみにバニラと言っておきながらSCANnet MODが混在していたことが判明。
MODパーツは一度も使用していないので影響はありませんが、申し訳ない。

機体自体は平々凡々な複座ロケット。 各高度で使用するためのサイエンスJrが無数に取り付けられています。

ミッション構想は以下の通り。
まずは打ち上げ。 補助ブースタで高度を稼ぎ、一段目で高高度まで到達。
二段目を点火し周回軌道へ移行、そのまま哀れなLofrid Kermanを三段目に収納します。
全てが終われば分離、各個別の場所へと落着し回収。 これと並行してデータ採取もしっかり実行。
これが成功すれば、資金もサイエンスポイントも相当なモノが望めるはずです。
気になるのはサイズがサイズなのに針金がないことですが、どうにかなるでしょう。

 

USC 3離陸、周回軌道へ

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今回は趣向を変えてBillを任命。 右良し左良しでついに発射。
離陸直後にランディングギアを装着し忘れたことに気が付く。 ううむ、やってしまった。
低高度ならパラシュート全展開と逆噴射で強引に着陸、打ち上げ断念という手もあるのですが、個体燃料ロケットが怖い。
下手に分離しようものなら何が起きるかわからない。 コマンドポッドにでも突っ込まれたら……というわけで諦めます。

 
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と、ここで機体に異常発生。
どうもクラスタ化した液体燃料ロケットの側面に固体燃料ロケットを設置したのが悪かったらしく、機体のバランスが崩れます。
有人ポッドが複数あるとはいえ、SASを開発していない現在ではかなりのピンチ。
必死に揺れを抑えること数十秒、落ち着いた頃にはかなりの燃料のロスに……。

 
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兎にも角にも宇宙へは到達、これから救助作業を……あれ?

 

燃料配分ミス、帰還不可能か

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燃料がない! Kerbin低軌道に到着した時点で燃料ほぼ枯渇、回収・帰還の見込みなし。
もちろんリバートなんて粋なものもありません……。
KSCの予算の半分をつぎ込んだ大作戦にも関わらず、ここで失敗するとは……今帰れば予算をギリギリペイできるかどうか。

唯一の希望は三段目。 燃料はフルで残り、質量も大したものではないため相当動けるはず。
定員一名の回収艇とはいえ、こいつを上手く使うしかないでしょう。

 
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高度差により燃料を使うことなく接近。 これが無人ポッドなら電池切れに悩まされたのでしょうが、助かりました。

 
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二段目にも再突入できるだけの燃料を割き、三段目に移動。
このとき最悪の事態に備え、全ての使用済みサイエンスJrからデータを抜いて三段目に収納しました。
このまま漂流者の元へと向かいます。

 
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修正に修正を重ね、徐々に距離を縮めていきます。
最小限の装備しかない分、ロケット全体の比推力はバツグン。

 
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そしてランデブー。 定員オーバーなので梯子、もといペガサス垂直起動……にしがみ付かせます。
このまま中身を入れ替え帰還、後でBillを回収……というのも考えたのですが、ここは思い切って100点を狙います。
進路を放りっぱなしの二段目へ。

 
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人型の重しを付けた後も三段目は軽快に動き、無事Billを二段目を移し換えることに成功。
再ドッキングはできないものの、切り離し前に僅かにうつした分でも十分帰還は可能でしょう。

 
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こうして発射から丸々1と1/3日をかけてBillが着水、追うようにLofridも着陸。
Billを乗せた二段目は着水の衝撃で下部が全壊。 ただし、データだけは事前に移し替えていたため無事でした。

 

エンタープライズ計画終了

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どうにかUSC 3による回収計画は完了。 ただ、その節々では迂闊なミスによる事故も……。
今回は現地でリカバリできたから良かったものの、やや不安。
実は結局パラシュートの展開も失敗し、予定されていたミッションの半分だけが成功。
とはいえ軌道上に用はなくなり、一応これでKerbin周回軌道を目的とした一連の打ち上げ計画は終了となります。