安定したローバー
安定したローバーを作るためのコツは、簡単にまとめると
1.低重心
2.ダウンフォース
の2つが入ると思います。
更に実験しているうちに、こんな工夫をする人も多いと思います。
3.いっその事転んでも走れるようにする
4.転んでも起き上がれるようにする
今回はこれ以外の方法
キーボードの設定を変更するだけでローバーが安定化する方法の紹介です。
とりあえず走らせてみる
どう見ても不安定なのが素晴らしい
このローバーを「W」キーを押して前進させると何が起こるのか実験してみましょう。
では、ロケットの姿勢制御に活躍するSASを入れるとどうなるのでしょうか?
結論:走れない
このようにロケットなどを安定化するSASを大量に取り付けてSASを有効にしてもまともに前へ進むことが出来ませんでした。
なので「SASを取り付けても意味が無い」
と判断する人も多いと思いますが
実はKSPのちょっとわけありのキーボード設定が今回の自体を招いています。
操縦桿と自動車のハンドルが混ざってる
KSPには「機首の操作」と「タイヤの操作」の2系統が用意されているのですが、
デフォルトではキーボード同じ場所に操作キーが割り振られています。
操縦桿と自動車のハンドルが混ざっている状態なのです。
ナビボールを見てローバーを前進させようとして時に何が起こるのか?を整理してみましょう。
キーボード「W」を押すと
機首の向きを下げようとする力
ローバータイヤで前進しようとする力
が同時に働きます。
なので、前進すると前のめりになって転んでしまうのです。
さらに機首を動かすような操作をすると、キーボード入力優先のため
SASの自動操縦による安定化の恩恵を受けられなくなります。
では、キーボードの設定を少し変更して機首を動かすための操作とローバーを動かすための操作を分離しましょう。
キーボード設定の変更
KSPのタイトル画面からセッティングを選んで
Input>Rovers
を開きます。
左側のNoneと書かれているところをクリックして割り当てたいキーを押せば登録完了です。
各項目に2種類のキーを設定できるので筆者はテンキーの「8」「4」「6」「2」を
追加して登録しています。
対応表
W | 8 | 前進 |
S | 2 | 更新 |
A | 4 | 左 |
S | 6 | 右 |
ローバーを再び走らせてみましょう。
SASを有効にして「8」キーで前進してみます。
すると
15m/sぐらいの速度で移動できました。この状態でカーブしても転びません。
(もちろん急ハンドルでは転ぶ)
ただ、左右に曲がるための「4」「6」を押してみるとタイヤの傾きだけでローバーを曲げるので、曲がるのが遅い感じがします。
「A」「D」を使って曲がろうとすれば、SASによって機体を無理やり曲げるので、素早くローバーを左右に曲げられます。
このような使い方をするために、キーボードの設定を「上書き」ではなく「追加」するようにしてみました。
最後に
SASをローバーの操作を分離したので、SASの安定化の恩恵を受けることが出来るようになりました。
なので、このような小さなローバーも転ばずに走らせることができます。
車体重量が小さければ転んでもSASの力だけで起き上がることが出来ます。
キーボード設定を少しだけ変更して快適なドライブ環境を手に入れませんか?
コメント
- 画面左下のヨッシーの卵を押すのも手だけど、それだと押してる間はトルクの手動制御効かないしスラスタONにしてると平行移動しようとする欠点もある。 -- Zom? 2014-04-14 (月) 23:13:37
- おいらもこんな使い方だわーw左手でSASで重心移動して右手でローバーの移動てな具合。 -- 流浪の緑? 2014-04-15 (火) 00:44:42
- 画面左下のヨッシーの卵 > ドッキングモードですか・・・・これは気が付きませんでした。 -- 緑丸? 2014-04-16 (水) 00:15:42
- 左手でSASで重心移動して右手でローバーの移動 > ジョイスティックだと2本用意して楽しく操作できそうです。いやゲームパッドのほうが簡単かもしれませんね -- 緑丸? 2014-04-16 (水) 00:16:33
- え?何このセッティング画面 -- ばなな? 2020-11-03 (火) 18:58:06
- アプデでセッティング画面、変わっているから使えないんだけど。 -- 2023-08-12 (土) 16:53:40