吝嗇家の宇宙開発/第5話

Last-modified: 2016-02-10 (水) 12:52:20

ちょっと(かなり?)間が空いてしまいました、申し訳ない。

 

ってことで、前置きは抜きにして、いきなり恒例の施設増築。

 

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SPHを2レベルにアップグレードしました。
・・・(本記事では)これでKSC外観は最終形態しょぼいなので、一応SSを貼っておきますね

 
 

Fly by the Mun. & Orbit the Mun.

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今回は遠出するので、技術開発は無難に前回取らなかったElectrics(ソーラーパネル)を

  • パーツ数制限緩和してるので電池ガン積みしてもいいのですが
 

同様に遠出のため更にΔVの底上げが必要・・・なのですが、流石にそろそろ単段だと厳しいので多段化します

  • 一応理論上はSSTOでもフライバイならなんとか出来なくはないはずです。余裕が無いのでやりませんが
  • 運用としては0.90時の103や105と同様、1段目で軌道投入→分離→それぞれ別個に帰還、となるわけですね
    どちらかというと「TSTO」というより「自力航行できるペイロードを積んだSSTO」と表現した方が正確でしょうか
 

それでは、以上を踏まえて今回の機体(上段/探査機)です。

 

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  • 着陸しなければMun往復はLV-909とFL-T400タンク1本で十二分に足りるので、
    後は適当に実験機器や(KSC帰還用の)翼・車輪などを盛っただけです。
    構造が単純すぎて工夫の余地もないですし、パーツも珍しく見た目通りにあまり変な繋ぎ方はしていません
 

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  • ただしScience Jr.は例外かも。熱に弱いこれを保護するため、サービスベイ内部(のノードに無理矢理)にはめています
    • 大きさ的にはみ出るので完全に耐熱保護できる訳ではないですが、剥き出しより格段にマシです
  • 他の熱に弱いパーツも全部サービスベイに突っ込みました。
    ちなみにソーラーパネルの判定(影になってるかどうか)、1.0.5でも以前と変わらずガバガバもいいとこなんで
    蓋を閉じたままでも発電出来ることが多いのですが、確実という訳じゃないので大気圏外では蓋を開けるのが基本です
  • あと、見ての通りScience Jr.とGooは1個ずつしか積んでないので、再利用の為にはサイエンティストの搭乗が必要です
    本記事ではMechJebの使用を自重してないのでパイロットの能力(SASオートパイロット)はほぼこれで代用できるのですが
    Stability Assist(普通のSAS稼働状態)が使えないため、OKTOプローブを増設しています
 

で、後はこいつを軌道まで持ち上げるブースターをくっつけて完成。重心が大きくずれると調整が面倒なんで

 

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fileR-4.craft
こんな感じで

  • ちなみに(全回収をいいことに)例によってコスト度外視で作っているので上SSよく見ると資金が足りてないんですが
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    ミッションの前金で賄えるので問題ありません
 

離陸~軌道投入

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信頼と実績の離陸上昇角15°

  • 例によって見た目ほど空気抵抗は大きくないので普通の飛行機(SSTO)と同じように離陸した方が高効率です
  • 重量のわりには姿勢制御も楽・・・っていうかむしろ操舵力高すぎて、急操作すると簡単に失速しますし
    MechJeb(のSmart ASS)で大きく角度を変えようとすると「曲がりすぎ→戻しすぎ」で機首が暴れますw
    ・・・離陸時は後方4枚のTail Fin、上か下の半分を固定した方がいいかも
 

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ブースターの熱保護は別にいつものアンテナでも十分なのですが(軽いし)
ヒートシールドを使ってるのは単に「ハリネズミみたくアンテナ生やしまくるのが気に入らなかった」だけです

 

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軌道投入、そして探査機を分離。
例によってΔVはかなり余裕を持たせているので250kmくらいまでなら問題なく上がれるはずで
投入高度は高いほど探査機側のΔV節約(少し)とマニューバ実行時の誤差が小さくなるのですが
Mun遷移程度ならそこまで気にしなくて良さそうだし、ブースターの回収を楽にすることを重視して100kmにしました

 

ブースター回収

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ブースターを付けても重心・空力バランスが大きく変化しない≒単体でも問題なく飛べる、ですので
特に解説する事もなく、普通に大気圏突入してKSCに帰還させます

  • 若干不安定なんですが、前述した有り余る操舵力によって強引に制御は十分に可能です
    また、この4枚の尾翼はエアブレーキとして使えるようにしてあるので、KSCへのアプローチや着陸も比較的楽だと思います
     

~Mun周回軌道

ブースターを回収したら(いや後でもいいんですが)探査機に戻って

 

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適当にっていうかMechJeb先生にお任せでマニューバ組んで、何事も無くMun重力圏に到達。
・・・これでミッション「Fly by the Mun.」は達成ですが、せっかくMunまでやって来た事ですし、
たまには記事タイトルらしく、ケチくさい事をしてみたいw・・・ので、Orbit the Mun.もついでにクリアします

 
  • Fly by the Mun.の達成条件は文字通り「Munフライバイ」だけで、帰還は条件に含まれていませんから
    (これに限らず、到達系のミッションは総じて片道だけで達成になったはずです)
    この時点でKSCに戻れば
    mr517.jpg
    次のミッションが出現。
    見ての通り達成条件には(帰還と同様)「新規機体」の条件もありませんから、
    そのまま受諾したら機体に戻って(Peで減速し)周回軌道に乗せればこっちも達成、となる訳ですね
     
    まめ
    • 先に周回軌道に乗せると、当然ですがミッションは消滅して出現しなくなります
    • あと、正確な所までは検証できていない未確認情報なんですが
      Mun周回の代わりに「2機の宇宙船をランデブーさせる」ミッション正確な名前も覚えてなくて申し訳ない
      出現する事があり、この場合これを達成するまでOrbit the Mun.は出現しなくなります
      ・・・ランダムでない固定の到達系ミッションは初期4個を除くと一度に2個以上出ない?
      (ちなみに「Explore~」はキャンセル不可ですがランダム発生なためなのか複数出現する模様)
 

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余談はさておき、探査機の方もΔVには余裕があるので低高度(near space)を周回する軌道に投入して
(必要ならデータの抜き取り・レストアしながら)サイエンスポイントを収集。

  • Mun低高度のEVAレポートは結構おいしい(24ポイント)ので出来るだけ多くのバイオームで取ります
    ・・・まぁ取らなくても次回使う予定のポイントは稼げているので、無理しなくてもいいんですけど
 

帰還

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再び先生にお任せしてMunを離脱します
耐熱防護が不完全なScience Jr.が少し不安なので

 

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エアロブレーキングは2回に分けて実施しました

  • 2回目の減速は強め(Pe低め)にして、十分にApが下がったら(120kmくらい)
    機体をほぼ水平に倒して調整すると、いい感じに低軌道まで持っていけるかと思います
  • 上SSで御覧の通り、進行方向と垂直に立てても、機体にはほとんどトルクが掛からないので
    突入姿勢(=減速力)はかなり自由が利きます。
    実はこのための調整(揚力バランス、燃料消費による重心移動の抑制)に一番手間がかかっていたり
 

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通常は、この後アポジキックして一旦周回軌道に乗せるのですが
今回は機体がいい感じの位置にあったので、逆に減速して直接KSCに降ろす事にしました。
KSCの位置は夜間になってますが、この位なら降下中に夜が明けるはずなので大丈夫でしょう
・・・・・・と、思ったんですが

 

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まさかの日食w
いやまぁ、本機は車輪にライトついてますし電池も十分に搭載してるため、夜間着陸もさほど難しくないので
特に問題がある訳じゃないんですけど

 

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前回の教訓で取り付けておいたパラシュート。
本機は空力バランスがかなり良好、加えて(双尾翼なので)簡易エアブレーキ機能も備えていて
ついでに取り付け位置が悪くて着地後にブレーキ代わりに展開すると高確率でエンジンを壊すw
・・・と、実はまったく必要のない無駄パーツなんですが、せっかくなので滑走路直上で展開して垂直着陸してみました

 

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本日の収支。
やっぱり(事前の予想どおり)Munに行けるようになると、KSCの運営はかなり安定しますね