忍「えっ?写真撮影?明日?
宣材写真って……えっと、お仕事用の写真だよね?
テレビ局とかに送るやつ。」
忍「ってことは……
ついにアタシも、アイドルとして一歩を踏み出せるんだ……。
そっか……。」
忍「よし。とりあえず帰って準備しないと。
プロデューサーさん、お疲れ様でした。
また明日ね!」
【暗転】
【翌日】
忍「……おはよう、ございます……。
今日は……よろしく、おねがい……しまー……す……。」
[忍はフラフラしている……]
【選択肢:大丈夫?】
忍「え?……ああ、うん、大丈夫……。
ちょっと寝る時間が短くて……。
でも、ちゃんと撮影がんばるから……うん……。」
カメラマン「それじゃ、撮影始めまーす!」
忍「あ……準備できたみたい。
行ってくるね……。」
[フラフラのまま撮影に向かって行った……]
【撮影音】
カメラマン「うーん……どう思います?」
【忍に写真を見せる】
忍「……アタシ、ひどい顔……。
目の下のクマがすごいし、ボロボロだし……。」
【何があった?】
忍「えっと……明日撮影だって思ったら眠れなくなって……。
それで参考になるかと思って他の子の写真見たり、
撮影のコツとか調べてたら……いつの間にか朝に。」
【また無理をして……】
忍「あ……アタシ、また同じ間違いを……。
無理はしないこと、地道に努力すること。
プロデューサーさんに教えてもらったのに……。」
忍「ごめんなさい。
こんな写真、使えないよね……。」
【別日に撮りなおそう】
忍「……うん。本当に、ごめんなさい。
次はきちんと早く寝る。
もう、こんなミスはしない。絶対に。」
【気分転換も忘れずにね】
忍「はい。取り合え今日は早く寝て、明日は……
どこか出かけてみようかな。
前に教えてもらった気分転換の仕方、試してみるよ。」
【楽しもう】
忍「……うんっ!
都会の生活も、アイドルのお仕事も楽しめるように……
アタシ、少しずつだけど頑張ってみるよ。」