Wiki管理/世界観/ダンテのノート

Last-modified: 2026-04-23 (木) 18:41:36

v.1.103.1 の情報を記載。


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以下には ネタバレ が多分に含まれます。あなたがゲームプレイ中に味わうべき体験を著しく損う可能性があるため、注意して読み進めてください。
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どこから書くべきか分からない。
どこから記憶を失ったのかも分からないから当然か。
とりあえず、記憶にないものに遭遇したらそのたびに書いてみようと想う。

区域の特徴

記録#1<984.12.11>
  • 都市は東西南北によってフィクサーの服装や方法も少しずつ違うらしい。
  • ちゃんと経験してないから分からないけど…私たちは今まで南部にいて、今は北部に着いたからその差がもっと経験できるんじゃないかな。
記録#2<984.12.29>
  • 西部、東部、南部、北部によって協会の服飾が少しずつ異なるらしい。協会によっては特定の区域が本部扱いされ、より強いフィクサーたちがそこに所属したり、昇級的な概念で区域を移動したりもするらしい。
  • 反対に、巨大組織である指の場合は…協会と比較すると服装に大きな差はないみたいだ。服飾に差がある場合もあるけど、特に定められた制服があるわけじゃなくて、勝手に着てるからじゃないかなと思う。

リンバス・カンパニー

記録#1<984.4.20>
  • リンバス・カンパニー。私が入社した会社。
  • 私と最も関連性が高そうなこの単語は…驚くべきことに、私が最も説明しづらい単語でもある。その理由は…教えてくれることがなんも無いから。入社も私の意思じゃなかったと思うし。最初は黄金の枝を探してくることが目的の会社だと思ったけど、実のところ私が属しているLCBという部署の目的でしかないことが後に分かったし、それを会社全体の目的と見なすのは難しいと思う。
記録#2<984.4.21>
  • それぞれの部署にはそれぞれの目的があるみたいで、それ以外の共通した目的を持っているようには思えない。
  • 凄い沢山お金を持っているとか、強大な後ろ盾があるような気がする。どんな状況であっても支援が少なくなかったし。(ロージャは食事に不満が多いみたいだけど)
記録#3<984.11.04>
  • 私と囚人たち…別名バスチームは黄金の枝を探すのが主な業務だが、現在対外的にはねじれを対象に制圧、捕獲、予防する種類の事業を進行中しているとのこと。

LCA

記録#1<984.11.04>
  • リンバス・カンパニーで最も影響力の大きい部署。
  • 何の略かはまだわからない。
  • ねじれを回収したりモノリスを回収するなどの重要な任務で、LCDと協業しているんじゃないだろうか?
  • 真っ黒な服装で、大柄な人たちが特殊作戦チームとしてLCAに所属しているらしい。

LCB

記録#1<984.4.20>
  • Limbus Company Bus.
  • バス部署と呼ばれているらしい。名前を適当に決めすぎじゃないかとは思ったけど、他の部署もそう変わらないみたいだ。
  • あの後ろに座ってる…囚人?(未だに慣れない単語だ)たちと私を含めた人々を指すみたいだ。目的は L社、ロボトミーなんちゃらの支部地下に埋められた黄金の枝を集めてくることらしい。黄金の枝が何かは分からないけど、言い方的に実体を持つ枝の形をした何かみたいだ。(分かったら別途記載しておかなきゃ。)
記録#2<984.4.21>
  • 必ずしも、黄金の枝を回収する任務にだけ投入するわけではなさそう。何はともあれ、次の目標のために囚人や私の能力が必要な場所であれば投入されるみたいだ。
  • どうやってこの会社が成立したのか、どうして私と囚人たちじゃなきゃ駄目なのかそろそろ気になってはくるけど、ファウストは教えてくれない。会社のセキュリティレベルが低くて今はまだどうしようも出来ないらしいけど、ファウストはそれ以上の何かを知っているような気がする。どうして管理人であるはずの私より、囚人の方が会社の情報をもっと知ってるんだろう…?

LCC

記録#1<984.4.20>
  • Limbus Company Clear.
  • クリア部署と称される。このバス部署の活動を補助するためにできた部署だという。囚人たちとは違ってこの人たちは私が生き返らせることは出来ないようで、その分武器や防具に気を使っているように見える。部署は二つに分れているようで、私たちが来る前に事前作業をするビフォーチーム(LCCB)と、私たちが通り過ぎながらぶっ壊したものを整理するなどの事後処理をするアフターチーム(LCCA)があるようだ。まだ直接会ってみたことはないけど、ヴェルギリウスが電話してるのを何回か拾い聞きしたことはある。その内容から推測するに、両チームの中にも様々な課が存在するようだ。
  • ビフォーチームの事前観測課所属のエピソードと協業する。
  • 時間が空いたときに気になることを都度都度いくつか質問したので、判明した事実を整理してみる。
  • それぞれどんな仕事をするのかも詳しく聞いてみたかったけど、ドンキホーテが急にトラブルへ飛び込んで行ったので、収拾を付けていたら有耶無耶になってしまった。
  • エピは加えて、ビフォーチームの中でも事前観測課が一番薄給だと溜め息をついた。他の課より人員が格段に多いことから考えるに、消耗的人材ではないのかと推測。
  • …エピとソードが作戦中に死亡した。
記録#2<984.11.08>
  • LCCAアフターチームは私と囚人たちが属しているLCBのことを良く見ていないようだ。
  • 会社から何かしらの特権を授かってると考えてるみたいだけど、代わりに自ら何度も死んでみろと言いたい。
  • …それとも人が死ぬ苦痛を続けざまに何度も感じてみるか。
記録#3<984.11.10>
  • ソードが生きていた!こんな嬉しい情報修正する日が来るだなんて。
  • ソードは後送されてからなんとか回復し、課長職群まで昇進したみたいだ。シンクレアがずっと心を痛めていたけど、慰めになってくれるといいな。
  • ビフォーチームはソードさんやパイロットのように、少なくとも私や囚人たちと一緒に働くという感じだったけど…LCCAチーフというカイマンって人は、私たちとLCCBを見下すように振る舞っていていい気はしなかった。

LCD

記録#1<984.11.09>
  • Limbus Company Distortion。
  • リンバス・カンパニーの「ねじれ」専担部署らしい。
  • リンバス・カンパニーが都市で事業を拡張するため、ねじれを処理する部署を作った。
  • エズラというLCD部署のチームメンバーが、モノリスを回収するとき積極的に私たちを助けてくれた。
  • …少し思慮分別のついたドンキホーテみたいな人だった。
記録#2<985.2.24>
  • LCD部署の現場推理チーフのモーゼスと出会った。
  • 周波数みたいな感覚でねじれかどうかを見分けられる私と違って、人のねじれを正確に見られる不思議な能力を持っているらしい。
  • エンドゥとキムサッガッがLCDの一員になったらしい。これから時々顔を合わせることになるかも。

LCE

記録#1<984.12.21>
  • Limbus Company Enkephalin
  • リンバス・カンパニーの研究およびエネルギー生産部署。
  • 主席研究員のホーエンハイムを筆頭に、様々な研究が実施されているようだ。
  • 幻想体は勿論のこと、ねじれや大罪も隔離、研究対象としていた。内部風景を見るに、ヴァルプルギスの夜で見た旧L社、ロボトミーコーポレーションとかなり似てるように見えた。
  • 幻想体から抽出したE.G.O装備をそれぞれ着用していた。ロボトミーコーポレーションのE.G.O装備とは違い、幻想体の特性がやや強く表れるとのことだ。着用者が装備により感応すると、特性が表れる幅も大きくなるらしいけど…。
  • 鏡世界の人格を通じてLCEの装備についての話を聞く限りでは、必ずしも良いことばかりではないらしい。精神が装備に侵蝕される場合が多いという点で…今のところはまだ不完全な技術かもしれないという気がした。

PDA端末

記録#1<984.12.08>
  • 会社から支給された端末。端末なので、今みたいにノートとして日記も書けて、囚人の人格とも意志疎通ができる。ここにも鏡技術のようなものが込められているみたいだ。
  • この端末を通じてキャサリンと会話をした。多分、黄金の枝の力でキャサリンと話ができたんだろう。この端末の中にも黄金の枝みたいなのが入っているのかな?それとも黄金の枝さえあれば、どんな機械であれ超自然的なコミュニケーションが可能なんだろうか?

メフィストフェレス

記録#1<984.5.17>
  • 私と囚人たちが乗り回しているバス。私たちの事務室であり、家でもある。ここからみんな働きに行ったり、寝泊まりしたり、飲み食いしたり、戦ったりする。
  • 汽車みたいでもありながらバスみたいでもあるけど、みんな当然という風にバスと呼ぶ。部署の名前が名前なので、バスで合ってるような気がする。
  • ファウストの設計したエンジンがメフィストフェレスの動力源らしい。エンジンからメフィストフェレスの全機能が始まるらしい。私たちが望む場所へと運転していけるだけではなく、エンジンの力で別世界の人格を抽出させてくれて、バスの裏口を開けて入ると休息や経験を積める空間を準備してくれたりもするとのことだ。
  • メフィストフェレスは状況によって機能が追加されてアップグレードされることもあるとのことだが、ある囚人はこれを聞いてバスが成長しているみたいだと言った気がする。(誰が言ってたっけ?)
記録#2<984.5.29>
  • 前に言ったように…本当に変身して今や水の上を浮かぶ船になった。機能追加ってこういうことだったんだ…。共鳴叉の能力だけではなく、メフィストフェレスエンジンの力まで加わって、より優れた改造と性能向上がなされたらしい。(そういえば、ミカという人が惜しみなく感嘆してた気がする。)外見よりも広い空間を内部に作る機能まであるし、これからもっと色んな機能が追加されても驚かない気がする。

採光ダンジョン

記録#1<984.5.18>
  • 裏口を通じて行けるダンジョンの内の一つ。
  • 扉を開けて入ると左側には経験値チケット採光ダンジョンへ向かう扉が、右側には紐採光ダンジョンへと向かう扉がある。
  • 以前戦闘したことのある幻想体、あるいは敵と再び戦って囚人たちの育成に必要な資源を得るという形になっている。
  • これもメフィストフェレスエンジンの力が加わっているので、エンケファリンが必要とのことだ。

裏口

記録#1<984.5.17>
  • メフィストフェレスの後方に位置している扉。扉を開けて入ると囚人たちの休める部屋に繋がる扉がついた廊下が現れる。
  • 囚人たちの説明を聞いてみると、それぞれの部屋のインテリア構成は異なっているようだ。各個人の個人的な心や記憶のようなものが反映されているだろうとファウストの説明があった。
  • 使用している扉は人数よりも少ないけど、誰かがどんな扉を開くかによって各々違う空間が出現するから、一つの扉に色んな囚人たちが往来している。
  • それぞれの扉には誰の部屋に繋げられるかも書かれている。
  • 休憩空間以外にも、他の便利空間に繋がる扉がある。
記録#2<984.5.18>
  • 私の部屋の扉を通ると、鏡ダンジョンと採光ダンジョンに繋がる廊下に行ける。
  • 裏口の廊下には私たちの使える扉よりももっと長く、沢山の空間があるように見えるけど、この先には行くなという看板がある。一度ヒースクリフが乗り越えていったせいで大事故になるところだったけど、廊下の深い場所では危険なものが出て来たり危険な場所に繋がっていたりしそうだ。ヒースクリフの仰天した表情を未だにありありと思い出せる…ファウストらしくない切羽詰まった様子も。
  • 良秀はこんな果てしなく続いた空間を「廊下」と呼んでいるようだが、私たちが一般的に思い浮かべる廊下とは違う何かを指しているような気しかしない。一体何だろう…?

鏡ダンジョン

記録#1<984.5.18>
  • 裏口を通じて入れるダンジョン。鏡ダンジョンへ向かう廊下は冷たくて重々しい金属で構成されており、普段使う廊下の木製扉とは違った形の緊張感を与えてくる。
  • 最初は一つの鏡ダンジョンへと向かう扉があって他の扉は閉まっていたが、今はもう一つが開いて二ヶ所にいける。開くタイミングをファウストが話してくれるのを見るに、何かしらの条件や時期みたいなのが決まっているみたいだ。
  • 鏡ダンジョンに入ると、まるで宇宙を歩いてるような空間と霧が拡がっている。私の選択によって鏡ダンジョン毎に連れて行ける囚人が決定される。
記録#2<984.5.19>
  • ファウストが言うに、裏口を通じて接近が許容されたダンジョンはメフィストフェレスエンジンの力で統制して安定化させている状況らしい。
  • ダンジョンの最終目的と意図は、私と囚人たちの育成らしい。だからだろうか、ファウストはエンジンの燃料であるエンケファリンを使用してでも、なるべく裏口のダンジョンをまめに使うことを勧めてきた。

鏡屈折鉄道

記録#1<984.5.19>
  • 裏口を通じて行ける空間。
  • グレゴールが言うには都市の地下鉄の駅にかなり似ているとのこと。
  • 長い時間が経ったかのように古びた感じの駅で、線路の上には電車のように見えるものが止まっている。
  • 電車の見た目は、私たちの乗っているメフィストフェレスと似た形態をしているが、さらに老朽化して管理ができていないといった印象を受ける。
  • この電車は一人で乗った際には動かないが、全ての囚人たちと乗った際には扉が自動で閉まってどこかへと出発した。
  • 囚人たちが言うには、次の駅に来たみたいだとのこと。
  • 今までの経験から見て、駅の外にはそれぞれの駅ごとに違った空間があり、昔見たことのある空間が現れもするようだ。
  • 新たな駅に全員が降りると、電車のドアが閉じる。そうするといきなり襲いかかってくる幻想体や敵が飛び出してくるので、すぐに戦闘を始めてた気がする。
  • 戦闘を終わらせると閉じていた電車のドアが開く。全員乗るとまた次の駅に向かい、終点に到着するまで繰り返される。
記録#2<984.5.20>
  • ファウストが言うには「裏口と繋がった鏡ダンジョン、採光ダンジョンのように私と囚人たちの全般的な力量上昇のための一連の場所、あるいはシミュレーションのようだ」と言った。確かに、鏡ダンジョンみたいに以前出会ったクローマーのような敵たちが、ただ戦うだけの存在になっているのを見るに、シミュレーションかもしれないという考えが浮かんだ。
  • 現実を模倣したシミュレーションか、実際に幻想体たちが生きている空間に行ったのかは分からない。情報が足りない。
  • 電車が指定したルートを全て運行すると、バスヘ戻れる駅にて降りることができる。
  • 囚人の一人がなんだこの骨折り損のくたびれ儲けはって怒っていたけど、ファウストが出口の前に置かれている遺失物ボックスから大量の資源を得ているのを見て静かになった。

鏡屈折鉄道 1号線

記録#1<984.5.20>
  • 昔に行ったが、今は閉じている駅だ。
  • 全般的に青いオーラをまとっていた空間。
  • 前に戦った敵に再会して戦うこともあったが、他の支部でも見たことのない幻想体とも遭遇した。
  • 鏡ダンジョンにて相互作用できた幻想体にも出会った。鏡ダンジョンにて意思疎通を行ったり、行動を取れたりできた幻想体たちの空間は、ファウストによると幻想体たちの心象であり世界だとのことだ。きっとその世界の内ひとつに電車が到着したんじゃないかと思う。
  • じゃあシミュレーションじゃないってことなんだろうか…。

鏡屈折鉄道 2号線

記録#1<984.5.21>
  • 1号線とは違って緑色を帯びた駅。どうやら使われている号線の数字ごとに色が変わるようだ。
  • 今回も、鏡ダンジョンでは見たけど戦闘したことのない幻想体たちに出会った。
  • 1号線よりかなり少ない駅を経て終点に到着したからみんな喜んでいたけど、イサンが駅に刻まれているとある記号を見て、この電車は何度も回る必要のある環状線のようだと言うと、囚人数名が不満不平をぶちまけた。
  • 電車に乗って循環するたびに同じ駅も通ったが、新たな駅が現れたりもした。
  • 4回目の循環をしているとき、いつまで回らなきゃいけねぇんだ、疲れて死にそうとヒースクリフが怒鳴る。その言葉を聞いて何人かの囚人たちが動揺したが、幸いなことにイサンが5回目の循環が最後であろうと書かれていた気がすると言うと落ち着いた。
  • 5回目の循環を終えると、遺失物取扱所から色んな資源を獲得できた。きっと何号線かによって、今回みたいに電車の進行方法が異なってくるんじゃないかと思う。

鏡屈折鉄道 3号線

記録#1<984.11.12>
  • オレンジ色の鉄道。3号線と書いてある。
  • 以前考えていたように、各号線ごとに別の色を帯びているのは確実であるようだ。
  • 列車は円形の軌道に沿って駅を通過した。以前の鉄道とは異なり、途中で囚人を休ませることができて比較的過酷ではなかった。
  • 今回も初めて戦闘をする幻想体に遭遇した。ファウストの言う通り、幻想体の世界に電車が到着したのなら、この電車でもっと遠くまで行けるのではないだろうか。
記録#2<984.11.13>
  • 鏡ダンジョンは抽象的な世界を切り開いてゆくという感じの理解だったが、鏡屈折鉄道は比較的具体的な形状をしていた。まるで廊下みたいに。
  • 鏡屈折鉄道の駅は誰が作ったもので、遺失物の報酬は誰が用意してくれるのか、メフィストフェレスに似たこの電車はどこからどのように配置されたのか…まだ分からないことがあまりにも多い。

鏡屈折鉄道 4号線

記録#1<984.12.10>
  • 青い宴会場のように飾られた駅。4号線と書かれていた。
  • 色々な駅で相次いで戦闘が発生し、囚人の人格とE.G.Oを真似する大罪が現れ、囚人たちが疲労を訴えた。ファウストはこれが嫉妬大罪だと言った。
  • 幸いなことに休む場所が多く、一度に複数の駅を突破した分、短い時間で遠くに行けるので意外にも今回の屈折鉄道が良いという囚人もいた。
  • そういえば、最初あたりで電車に乗った嫉妬大罪たちはみんなどこへ行ったんだろう? 縛られた王の宴会で死んだのか、それとも駅のどこかに未だ存在するのか。今となっては分からないことだらけだ。

鏡屈折鉄道 5号線

記録#1<984.12.28>
  • 紫色の鉄道。5号線と書かれていた。
  • 以前の号線と同様に、いくつかの駅にて連続で戦闘が発生し、嫉妬大罪とも戦う必要があった。嫉妬大罪の場合、汲み上げられて間もない可能性まで反映されていたけど…どういう原理なんだろう?
  • 2つの区間に分かれて1つに合流する構造だった。1つの区間で使用した人格牌は、他の区間では使用できなくて困った。
  • 区間の間に囚人たちに力を与える妙な何かが存在した。ただ、それは囚人だけでなく敵にも影響を与えるようで、慎重な選択が必要だった。

囚人

記録#1<984.4.22>
  • LCB、バスに乗っている12の人々を示す言葉と思われる。
  • 対話しながら聞こえる内容から推測するに、彼らも私と同じように「入社」した人のように思われるが、どうしてか閉じ込められている人のような呼び方をされているようだ。
  • ヴェルギリウスにその名称について質問してみたが、明確な答えを出してくれはしなかった。 後になればどうせ分かる…って感じで何回も質問が黙殺されてきた。…どっちみち私には選択肢はなさそうだし、分かる度に書くしかなさそうだ。
記録#2<984.4.23>
  • 囚人の意義がいくつか分かった気がするから追加。
  • とりあえず囚人は私と契約(とはいうけど、別段私の自由意志はなかった気がするんだけど)した人を指すものと思われる。
  • そして私の時計を通じて復活させることも、囚人に対してだけ行える行為と思われる。
記録#3<984.4.24>
  • 私たちが探している黄金の枝と共鳴できる人が囚人に該当するのかもしれない。
  • 枝の近くに至ると、共鳴した囚人の過去を体験したり、心の中の場面を覗き込んだりできる自我心道が現れるものと思われる。

黄金の枝

記録#1<984.4.26>
  • 黄金色に光っている小さな枝の形をした物品。
  • これが本当に木の枝だとは思えない。近付く度にしびれるような頭痛みたいなものを感じるし…。
  • ただ、金メッキされた木の枝を拾うために死ぬほど苦労しているとも考えづらい。
記録#2<984.5.3>
  • 囚人たちはこの物品に近付くと目眩のような奇妙な感覚を覚えるようだ。これを共鳴とも呼ぶのだが、私が感じた頭痛と似た原理なのかもしれない。
  • とりあえず黄金の枝を回収すれば、ヴェルギリウスが他の部署の人を呼んで処理するようだ。聞いてみると、本社に移す。としか言わなかった。
記録#3<984.12.09>
  • まだ黄金の枝の具体的な機能は分からない。でも願いを叶えるというのが事実なら物凄い物品だ。
  • 思い返すと、黄金の枝と共鳴すれば心象鏡ダンジョン…自我心道が形成されて、私たちはそこを彷徨いながら戦ってきた。
  • …もしかすると黄金の枝は、誰かが心の中で思い描いたことを具現化してくれるものなのかもしれない。わけの分からないこと言ってるかもしれないけど、わけの分からないことずくめの冒険だったから…。
  • とにかく、物凄い物品だってことは分かるんだけど…リンバス・カンパニーは黄金の枝を全て集めて一体どんな願いを叶えるつもりなんだろう?黄金の枝が鏡技術とも関係あるみたいだけど、どんな風に、どんな関係があるんだろうか…知れば知るほど分からなくなっていく。
記録#4<985.2.22>
  • ファウストは夜空で星を探すように、私が望む通りに行えと言った。どんな原理なのかは相変わらず分からないけど、黄金の枝と共鳴することで様々な力を使えるようになった。
  • 時間を遅くしたり、囚人のE.G.O使用をサポートしたり、戦う相手の力を抑えたりするのを超えて、今では囚人の人格を遠隔で召喚できるようにまでなった。もちろん、ファウストは召喚のような魔法的な力ではないと言っていたけど…
  • ホーエンハイムは、私たちが集めた黄金の枝を接ぎ木して一本の苗木にしていると言っていた。枝一本一本だけでもすごい力を見せていたのに、集まったら何が起きるのだろうか。そして会社は、それで何をしようとしているのだろうか。

記録#1<984.4.21>
  • 都市の中で、ある種の中心区域の役割を果たす場所をそう呼称するようだ。
  • 都市には様々な区画に分れているが、区画は常に巣と裏路地に分れているようだ。
  • 巣は事実上、区画の管理人ともいえる翼という巨大企業の管理と保護を受けられる場所のようだ。裏路地にはそこまで強い影響を及ぼさないようだ。たぶん?
  • 私は巣の出身か裏路地出身なのかヴェルギリウスに一回聞いたことはあるが、無視される。

A社

記録#1<985.2.04>
  • 頭。巣の位置は…たぶん1区だよね?
  • 誰かが都市で禁忌を破れば、頭はどんな状況でも表れて処罰するらしい。
  • 普段は足爪と呼ばれるC社の武力担当だけがやって来ることが多いみたいだけど、禁忌の規模によっては調律者と呼ばれる者が自ら出向いてくるようだ。
  • ホンルの記憶で見た孔滅日。コン家が禁忌を破った直後、頭は禁忌と関連するあらゆるものを消し去ってしまった。

H社

記録#1<985.1.01>
  • 鴻園(ホンユェン)生命工学グループ。巣の位置は8区。
  • 巨大な…いや、巨大って言葉じゃ言い表せないほど圧倒的な大きさの建物全体が、丸ごとH社の区域らしい。8区を総じて「鴻園」と呼ぶ。
  • 「丸(ワン)」と呼ばれる薬品を作る特異点を持つらしく、これを利用すれば一般的な治療だけでなく、身体改造施術も可能だという。薬が身体に染み込んで身体を変形させるとか…なんだか気味が悪い。
  • 丸を服用したり施術を受けた人間は、大抵身体のどこかに特定の生物の特徴的部分が生えたり、その部位が置き換わってたりした。
  • 周期的に所有する財産によって部屋の面積が変わり、建物が移動するらしい。T社だと財産によって生きる時間が変わってたけど、今度は空間が変わるんだ…。
記録#2<985.2.06>
  • 家主大戦の結果、ジア・シーチュンが家主の座に就いたけど、ジア・ユアンチュンの策略のせいで立場はかなり危うくなっていた。
  • 幸い、一か月のあいだに四大家門と理事たちの信任を得ることに成功したおかげで、不信任投票は失敗に終わった。ジア・シーチュンは、誰も恐れず、何も恐れる必要のない鴻園を造りたいと言っていた。おぞましいことだらけだったH社も、これからは変われるんじゃないだろうか。
  • ところで、私たちはいつ鴻園を離れるんだろう。宴はもう二度もごちそうになったし、門番たちに告げた別れの挨拶もそろそろ両手の指では数えきれないくらいになってきた。このまま…ここに居着くわけじゃないよね?

黒獣

記録#1<985.1.02>
  • 鴻園(ホンユェン)の勢力が使役する特殊な武力集団らしい。
  • 会ったのは卯だけだが、他の動物の特徴を持つ黒獣もいるという。
  • ジア・シーチュンが言うには、十二支と呼ばれる12種の動物の特徴を駆使でき、呪術的な意味もあるだろうとのこと。
  • 黒獣の所有権は取引できるんだろうか?人格たちと話してみると、よく主君を変えるように感じた。
  • R社も動物をテーマにした部隊で構成されてるからか、何だか似てる気がした。
記録#2<985.2.03>
  • 黒獣丸を管理する、黒獣仙人という存在がいるらしい。鉄監寺の仙人たちとは何が違うのだろうか。
  • 黒獣の所有権は「轡」と呼ばれ、売買も可能らしい。「轡」がどんな形状をしているのかは、まだ確認できていない。
  • 何らかの基準を通して対価を支払うことで、黒獣を解き放ってやれるらしい。ただ、黒獣人格たちから聞いた情報から推測するに、一人解放するだけでも対価が重すぎて、轡を解いてやった者はあまりいない気がする。

K社

記録#1<984.4.22>
  • 巣の位置は11区。
  • 思い出すのも嫌気が差す検問所の戦闘にて、絶えず傷付いて回復してた警備員がいたように…K社の特異点は継続的に傷を回復…いや、再生する能力のように見える。ファウストはその技術をヘラポイセスと言ってたが、都市ではHP弾だとかHPアンプルという名前で通じる模様だ。おかげさまで囚人たちが皆死んじゃって、全員の苦痛を受け止めたせいで気絶するところだったけど…。反対にそのHPアンプルという物のおかげで、融けてしまったのもすっかり元通りになった。
  • K社はこの能力を通じて、あれこれ事業を展開しているものと把握される。
記録#2<984.4.23>
  • ウンボンのチキン酒場と関連して出会ったサムジョという人物の話から推測するに、特異点を活用した食品関連技術を開発しているようでもある。
記録#3<984.5.22>
  • 人々が死んだり苦しんだりする姿を自動で撮影するドローンが巣のあちこちに配置されていて変だなと思ったけど、それなりの理由があった。
  • K社の依頼を受けてK社の手伝いをし、巣についてもう少し詳しく知れたけど…これを記録するべきか悩む。
記録#4<984.5.23>
  • 下記はきっと記録しちゃならない情報だとは思うけど…それでもどうにか記録しておきたいから記録する。
  • …もしかすると、時間差で私の記憶も吹っ飛んでいくかもしれないから。
  • 治療アンプルの原理は、非常に小さなナノロボットがある種の方法で治療を助けていて、ナノロボットがあまりにも小さいせいで集まると緑色の液体のように見えるとのことだ。…が、それはロボットじゃないだけでなく、見た目通り液体でしかなかった。
  • 基本的にK社のHP弾、再生アンプルは私たちがよく思い浮かべる軟膏のような治療剤ではなく、薬品を投与された人が記憶している…だから、痛くないとみなす状態に戻すのだという。
  • K社の創立者ステファネットが、外郭の彼方という場所まで行って得てきた「涙を流すもの」という生命体を連れてきて、治療アンプルを絞り出して作り出していた。
  • 黄金の枝との共鳴を通じて見た感じでは「涙を流すもの」という生命体も以前は人だったみたいだ。
  • 誰も痛がることがなければいいという願いを持っていたようだけど、その願いが形はともかく叶ったみたいだ。だから脳さえ残っていれば、理論的にはどんな部位でも治療と再生ができるようだ。
  • 涙を流すものは悲しみを感じるとその名の通りに涙を流すようだが、その涙を薄めたり加工したのがK社の特異点アンプルらしい。
  • 初期には創立者が悲しかったり感動的な話を聞かせることで涙を流していたが、創立者が死んでからは生産量を高めるために目の前で暴力的なシーンを見せ、より素早く刺激的に涙を生産する方式に変わった。
  • 人々が死ぬ場面をドローンが撮影するのも、涙を流すものに残忍で刺激的なシーンを視聴させるためだった。
  • 一度見たものをまた見させるのは効率が良くないのか、ずっと別の残忍なシーンを見せなければならないようであり、様々な巣からそのような映像を輸入すらしてくるものと見られる。他の巣に頼らず自主的に生産量を増やすため、鏡技術と似た硝子技術を利用して持続的に映像を供給しようとする計画を立てたが、私と囚人の介入で失敗に終わったようだ。
  • 「涙を流すもの」は基本的に生命体であるためか、子供を作り出すことができるようである。アルフォンソという人物が、私たちが見たものを「子供」だと言ったのから考えると…。
  • 過程は分からないけど推測するに、その涙を流すものの子供たちで生産量をさらに増やしているようだ。
記録#5<984.5.25>
  • ちょっとした好奇心からだけど、義体使用者がK社アンプルを打つとどうなるか気になる。
  • 特異点の生産過程と起源に関しては見たと思うんだけど、全員記憶消去を受けてこのバスの中では私以外に記憶している人はいない。都市の状況をよく知らない私でもこの情報は重要だと思うから、とりあえず記憶消去されたかのように静かにしてるつもりだ。
  • 元からノートの内容は囚人たちに見せないようにしてたけど…今回の内容に関してはもっと気を付けないと。

L社

記録#1<984.4.23>
  • ロボトミーコーポレーション。
  • 現在は空席の、墜落した翼。巣の位置は12区。
  • 都市全体で知られている(私だけが知らなかった、もしくは忘れた…?)白夜(びゃくや)/黒昼(こくちゅう)という事件の中心地だったようだ。
  • 私たちが探し回っている黄金の枝が残された支部は、全て旧L社の支部のようである。

ロボトミーコーポレーション

記録#1<984.4.28>
  • 過去に存在したという旧L社の名前。エネルギーを作っていた会社らしい。
  • 今まで対面してきた幻想体たちを、彼らは卵の形態で流通させてから社内の隔離室に置いて管理することでエネルギー…エンケファリンを作りだしたらしい。
  • エネルギーを他の会社と翼…だからほぼ都市全域に輸出していたのを見るに、かなり大手の会社だったみたいだけど…。
  • ある日、本社がある場所から強烈な光線が噴き出すと、そのまま倒産してしまったとのことだ。会社があった場所にはなにやら…塔のようなものが現れてどこかへ消えもしたが、今も空席なのでその区画全体が阿鼻叫喚であるようだ。
  • 本社が消えるやいなや都市のあちこちにある支部も全部運営中断、埋没してしまったとのことだ。
記録#2<984.5.28>
  • ロボトミー支部で幻想体を管理するときに使用した専用装備、E.G.Oがまだ支部に残っているようだ。
  • E.G.O武器と防具は管理していた幻想体から抽出・制作して使用する分、使用にあたっていくつかのリスクや条件があるようだ。着用したE.G.Oによって、気分や口調にかなり影響が出るみたいだ。
  • 幻想体の特性を利用したものであるので、ロボトミー支部をこの先も沢山訪れなければならない私たちの立場的には…かなりややこしい装備な気がする。

M社

記録#1<984.12.24>
  • 巣の位置は13区。
  • 月光石という特異点を持っているらしい。特定の物事に精神を集中させたり、雑念が入らなくさせるらしいけど…。アビストラウマ矯正室みたいな場所があることから推測するのに、精神的な治療や安定に見識がある翼みたいだ。
  • それなら囚人たちに月光石ってものを買ってあげたら…E.G.Oを使うときに侵蝕しなかったり、自分の番がやってきて焦ったときに安定感を与えることができるんじゃないかな?
  • 良いアイデアだと思ってファウストに提案したけど理由すら聞けないまま、まだ論ずる時ではないと棄却された。都市の技術には常に裏側があるらしいけど…もしかしたら副作用があるのかもしれない。

N社

記録#1<984.4.22>
  • ナーゲル・ウント・ハマー。釘と金鎚。巣の位置は14区。
  • ムルソーとの会話から推測するに、実際に会社の中で釘、そして金鎚と分類される二つの派閥が存在するように思われる。私たちが対面したあのプレートアーマーをカチャカチャさせながら回っていた「異端審問官」たちは、少なくともムルソーが在籍していた頃には目立っておらず、主流派でもなかったようだ。
  • クローマーが導く組織とは違ってN社はお堅くはあるが、一般的に見られる巨大企業のイメージと変わらないものと思われる。
記録#2<984.4.24>
  • 正確にどんな事業を主力としているかは分からないが、囚人のうちの何人かはN社についてある程度知っているような素振りを見せていた。そいつらが揃って一言も言わない人たちであるというのが問題だけど。

P社

記録#1<984.12.20>
  • 巣の位置は16区。
  • 頭を最大限に上げてやっと頂上が見えるレベルの高層ビルが沢山ある。
  • 色々な缶詰が特産品だということだが、ムルソーに聞いてみると、ありとあらゆる缶詰があるみたいだ。
  • 駅に張り紙がいっぱい貼ってあった。何か良くない事件でも起こってるんだろうか?
記録#2<984.12.25>
  • 安全な居場所をモットーに空間を拡張したり歪曲したりする特異点を持ってた。
  • P社の特異点を活用した建物はどれも伸縮性が高いらしい。実際、ラ・マンチャランドが表れるときに外側にある建物がゴムのように曲がる様子が見られた。外側からだと建物が歪んで見えても、内側は安全らしいけど…本当に安全なの?
  • 外見よりも中の方が広い空間拡張技術は多いけど、P社の特異点は特に安全に焦点を当ててるような気がした。
  • 推測でしかないけど…チェーザラとの会話を思い返すと、P社の特異点はラ・マンチャランドにかなり影響を受けてる気がする。何かをモチーフに特異点を開発することって可能なんだろうか?

R社

記録#1<984.5.7>
  • 巣の位置は18区。
  • R社と関連した囚人たちの話を聞く限り、私が見聞きしてきた翼とはちょっと違うように思えた。翼たちは特異点を利用した様々な便利技術を提供し、人生を豊かにしてくれるようだが、R社はそんなものではなくて傭兵業のような武力サービスを提供してくれる場所とのことだ。
  • R社が翼として脅威的な理由は、提供される軍事サービスの質にあるようだ。戦闘では戦闘員の数も重要だが、実戦経験と心構えがからしっかりとしている精神状態が肝心だとウーティスが付け加えた。そんな側面からして、R社の戦闘要員(軍人?それとも職員?)たちは数も多いけど、一人一人が戦闘にてで揺さぶられることのない殺人兵器のようだという。兵士たちが戦意喪失した前線を離脱したりパニックに陥らないのだけでも凄いもんだ、とグレゴールが割り込んできた。戦争シミュレーション訓練室でもあるんだろうか。
記録#2<984.5.9>
  • R社人格と話をしてみると第4群というチームがあり、その中でウサギチーム、トナカイチーム、サイチームに分かれているとのことだ。
  • ウサギチームは、汎用的な作戦にて広く使われるバランスの取れた戦闘員らしい。
  • トナカイチームはとある施術を受けて頭に角が二つ生えてるが、その角を利用して精神力を物理的衝撃に変換するとのことだ。そのせいで頭が常に痛く、ズキズキしているらしい。
  • サイチームは出会ったことがないから正確には分からないけど、情報をまとめてみるとあれこれ全部ぶっ潰して回ることに特化しているように思われる。

S社

記録#1<984.11.08>
  • 巣の位置は19区。
  • 巣を管理する王…?のような存在と臣下がいるように見られる。何だ王って…。
  • 簡単な説明を聞いてみるに、支配構造の一種のようだ。巣と翼のような形式と似ているけど、また違うものなんだろうか。ドンキホーテが目を輝かせながらそばで聞いていたので、たぶんかなり特異な文化らしい。
  • 巣ごとに文化と運営方式が違うという話を、確かに実感できた。
  • まだどんな特異点で巣を運営しているのかは分からない。
記録#2<984.11.09>
  • イサンがS社出身と言い、農畜産全般の産業を担当する企業だという。
  • 最近会った剣契たちもS社から逃げ出した組織だけど、イサンのようにS社内部の問題と横暴のせいで去ったものと見られる。
  • S社巣の内部は非常に混乱してるらしい。次の経路がS社じゃないといいんだけど…。

T社

記録#1<984.5.26>
  • 地図上、巣の位置は20区。
  • 時間と関連した技術を利用する巣のようだ。
  • T社の巣を実際に訪問したわけではなく、黄金の枝の共鳴を通じて間接的に体験しただけなので、見て経験したことがどれくらい実際のT社と合致してるかは分からない。
  • 技術と発明を重要視しているようだ。
  • 文字通り、全ての色が色褪せて見える巣。特権がある者のみ色を持てるようだ。いろんな建物から黒い煙が沢山吐き出されてるせいで空が暗い。
記録#2<984.12.12>
  • かなり沢山の時間が操作されたのは分かるけど、どういう計算で100億眼(アン)を超える時間税が賦課(ふか)されたのか気になってイサンに聞いてみた。
  • イサンが言うには時間税の場合、人によって差があって、持つ時間が多ければ多いほど払うべき時間も多くなるらしい。それ以外にも様々な公式を活用した計算法を説明してくれたけど、半分の半分すら分からなかった。
  • 保有する時間がいくら多くても、前日に時間を予め引き出しておかないと当日使うことができないらしい。引き出した時間は、全て消耗して長い一日を過ごすことも、特定の時間に使うこともできるらしいが、後者の方法に関しては貧しい人は発想すらできないだろうと思う。
  • 代表はハーバートという人だった。翼の代表に会ったのは初めてな気がするけど…。
  • ハーバートは助手を名乗って囚人たちを助けてくれた。過去には都市をもっと良い場所へと変えるために努力したらしいけど…T社内の状況を見るにあんまり信じられない。
  • 九人会を故意で見逃してくれたりとか、ユロージヴィを見ても放置するだとか。どこか諦念した姿を見せたけど、私を見て決心し直したみたいだ。なんで…?
  • 事件を巻き戻すことには必ず対価が伴うという、何だか恐ろしい助言をしてくれた。
  • …でも時計を巻き戻さないわけにはいかないから。

U社

記録#1<984.5.26>
  • 巣の位置は21区。
  • 共鳴叉という特異点を使用。共鳴叉は本来別の性質を持つ二つの物品を、元から一つであったかのようにくっ付ける道具。
  • クラップ蟹という化け物蟹たちが共鳴叉の影響で銃のような武器と一体化し、身体の一部であるかのように武器を使用した。
  • 大湖の上に跨がっており、大部分の主要施設が地図上の大湖の上にあると見られる。
  • だからU社へ本格的に突入して回るには船が必要、共鳴叉を利用してメフィストフェレスを船に改造する作業を実施した。
  • 地図を見た感じでは、どう見ても外郭という場所と重なってる気がするけど…まだよく分からない。

W社

記録#1<984.5.6>
  • 巣の位置は23区。
  • 直接W社を訪ねたことはないけど関連する人格と対話をした結果、断片的な情報を知ることができた。W社はワープ列車という運送装置で繋がったプラットフォームからなら、どこへでも片道で瞬間移動するサービスを運営しているようだ。ワープ列車のチケットは結構高いらしいが、その中でも1等席のチケットはあり得ないくらい高いらしい。
  • …普通に車で移動しちゃ駄目なんだろうか?
記録#2<984.5.8>
  • 追加で聞いた話を記録しておく。
  • ワープ列車を利用する理由は、車を使えばどこにでも行けるには行けるけど、その過程が複雑すぎるかららしい。まあ確かに…K社の巣に入る手続きを思い返してみると、恐ろしいくらいややこしかった気がする。あちこちこんがらがっていて、車のようなもので都市の中から裏路地を経由して他の区域に行こうとすると、非常識的なくらい長く掛かるらしい。
  • 直線距離は近そうに見えるけど、実際走行できる道路はものすごく複雑らしい。巣同士を繋ぐ高速道路という大道も開通しているらしいけど、利用するにもいろんな条件と費用が発生する模様だ。
記録#3<984.5.9>
  • W社人格を持つ囚人と対話中、衝撃的な事実が判明した。直接は言ってくれなかったけど…ワープ列車は現実世界では数分で移動する代わり、搭乗客が感じる時間は恐ろしいくらいに長く、たいていの場合は理性を失い、形態も奇怪になるらしい。そしてその度に物理的な整理を毎回しなきゃならないようだ。…バスでよかった。
  • あくまでも囚人の人格を聞いて推測した話なので、他の囚人には知らせずにここにだけ記録しておくつもりだ。
記録#4<984.12.13>
  • W社所属の人格を持つ囚人が多くなったことでワープ列車に対してある程度確信を持てるようになってから、囚人たち全員に関連情報を共有した。おかげで大混乱を未然に防ぐことができた。
  • 冬眠したまま時間を過ごすことができるということ以外にも、1等席のサービスでウェルカムフードが提供された。口がないせいで食べられない私の分まで持って行って食べ尽くしてしまったロージャの反応を見るに…凄く美味しいらしい。
  • たったの10秒だけ運行する列車内でパッケージ商品や車内食を販売するのは変だなと思ったのでファウストに聞いてみると、これは実際の購買を目的に運営されるというよりかは、旅行の雰囲気を造成する装置だと説明してくれた。
  • 従業員脱出用ポッドに入っていくのを確かに見たんだけど、消えた。あの職員はどこへ行ったんだろう?
  • ワープ列車はなぜ物資だけを運送しないんだろう?人を運ぶのにいろいろ手間がかかるなら、貨物だけ運送すればもっと効率的なのでは?イサンとファウストにも聞いたけど、はっきりとしない曖昧な返事だけが返ってきた。
  • 待って、何か討論が始まりそう…。
  • ヒースクリフが人を移すことが一番重要なんじゃないかと話した。イサンがその言葉を聞いて何かを思い出したようだった。
  • イサンは、W社がT社と協力するのを見るに、いかなる理由であれ時間というものが運営に必要であろうと話した。そして以前T社の代表が言った言葉の中に、時間が流れて感情が変わるのではなく、人の感情変化が時間を流れさせるというのがあった。
  • 2人の意見をベースに、もっともらしい推測が出た。無限に時間を過ごす、感情が変化する意識状態の人の存在がワープ列車を動かす。あるいはそれ自体をワープ列車が目標としているという感じだ。私の近くにいた何人かの囚人は推測を聞いて、イサンとヒースクリフに拍手を送った。

X社

記録#1<984.12.23>
  • 巣の位置は24区…って聞いた。
  • まだ行ったこともないし、行く予定があるのかも分からないけど藍色の老人の船がX社の合金でできてた気がする。
  • 人格達が言うには…採掘地域って場所からは電子レンジから、自動車のタイヤまで出てくるらしい。埋められてた完成品を発掘してから動かしてる感じなのかな?何がどうなってそんなことできるんだろ?

ウェイフェアラー

記録#1<985.3.1>
  • Wayfafer Company.
  • 昨今の様々なよろしくない出来事で懐事情が悪くなっている現在のワーフ社*1に代わって、W社…つまり翼の座を狙っている会社。
  • 裏口と似た形ではあるけど、廊下という中間過程を経ずに扉と扉を直接つなぐ「ポータル」という技術を取り扱っているとファウストが説明してくれたんだけど…最近知らずして何度か利用してみた感想としては…すごく便利だ。
  • まだ不安定な部分があって副作用が生じる可能性があるとのことだけど、今のところ副作用を経験したり目にしたりしたことはない気がする。今までファウストやウーティスが言ってくれたことを思い返すと、単純に高いポータルだからかもしれないけど…何か別の理由があるのかも…。
  • 現在はリンバス・カンパニーと共に蜘蛛の巣の廊下を拠点にしながら、内部廊下の裏口を調査しているみたいだ。
  • 一緒に仕事をしたウェイフェアラー社のアレンチーフは事務的ではあったけど、何かにつけて親切で私たちのことをよく見てくれている感じだったのに…突然キラを殴ったのもそうだし、微妙に冷たい言葉もそうだし…好意的に見るのは難しい人だった。
  • アレンチーフが言うには、ウェイフェアラー社のサービスは道を見つけ、道を切り開き、道を守り、維持することだそうだ。その道が廊下を意味するわけじゃないと思うけど…会社の重要な技術なのだから、それ以上詮索しても説明は聞き出せなかっただろうな…。

記録#1<984.4.21>
  • 一つの区画を統治しているといっても過言ではない、その区画の最も大きくて高い技術を持つ会社を意味するようだ。会社とはいうが説明を聞けば聞くほど、統治をする機関とそう変わらないように感じる。(考えてみると、リンバス・カンパニーも一般的な辞書にて定義されているような会社という概念とは違う気がする。ずっとバスなんかに乗って回ってるのからして。)
  • 特異点という翼特有の技術があるらしく、その技術を土台とした稼いだお金(と殺人的な税金)を利用して巣という高級区域を管理しているようだ。
  • 翼に住む人々のことは羽と呼ぶらしい。

煙戦争

記録#1<985.2.20>
  • ロボトミー・コーポレーション以前のL社を中心に起きた翼戦争。
  • グレゴールの自我心道を通して経験した惨状は、実際の戦争で起きた数多くの出来事の、ほんの一部に過ぎないらしい。グレゴールもウーティスも、何を見たのかについては話すつもりがなさそうに見える。
  • 煙戦争に参戦しただけで、巣への入居をはじめとする都市のさまざまな恩恵から除外されることもあるらしい。負けた側だけでなく、勝った側も同じだというけど…いったいどういう理由があるんだろう?
  • 戦争後に没落した旧G社には、最前線で活動した三種の決戦兵器があったという。蛆虫の皇帝、蛾の姫、蠅の大王…名前を聞くだけでも、できれば出くわしたくない気分になる。
  • 都市伝説の中の決戦兵器。蜚蠊の皇帝へと変貌したグレゴールは、ヴェルギリウスですら容易に相手取れなかった。他の特異個体…決戦兵器たちも、あれほど強かったんだろうか?だとしたら、勝利した翼たちにはどんな怪物じみた連中がいたんだ?
記録#2<985.2.21>
  • 未来から来たシンクレア。いや、未来の可能性たり得るシンクレアの世界では、また戦争が起きたらしい。
  • 第二次煙戦争…その未来が本当に訪れるなら、私たちはどうなるのだろうか。

フィクサー

記録#1<984.4.26>
  • 都市で発生する出来事を処理したり、助けたりする一種のフリーランサー。
  • もちろんボランティアや社会貢献ではない。徹底的にお金で回っていく世界のように思われる。だからといってそうじゃないってフィクサーはいないだろう…と断言するには微妙だ。(たぶん?)
  • 聞いたり、出会ったりしてきた(鏡の人格を通じて対話したのも出会ったって言ってもいいのか分からないけど)フィクサーは私が何かしら整理するのも難しいくらいに多彩だった。結構よくある職業じゃないだろうか?
記録#2<984.4.27>
  • 何人かのフィクサー関連人格と対話してみた結果、やりたいからといって全員がやれるわけではなさそうだ。免許試験みたいなのが存在するように思われる。
  • 級でフィクサーのランクを分けるようだ。9級が一番低く、1級が一番高そうだけど…。
  • そして特色というランクが別途あるようだ。ヴェルギリウスは赤い視線と呼ばれているらしい。中々凄い実力かつ、有名なようだ。

バトラー

記録#1<984.12.07>
  • 特定個人や一家、あるいは土地に所属して長期任務を遂行するフィクサーだとドンキホーテが言ってくれた。
  • 様々な業務を遂行しなければならない分、報酬が悪くないから高ランクフィクサーが引退してから転向する場合が結構多いらしい。
  • …あっ、じゃあフィクサーを引退してまたフィクサーになるってこと?
  • 一家や土地に所属してバトラーはどんな契約を結んだのかも分からないまま働いていることも多いらしい。だからといって無闇に辞めると禁忌の狩人や契約事務所の方から派遣が来ることもあるらしいけど…。
  • 不公平だとは思うけど特に方法はないらしい。それでも都市で衣食住の心配をせずに生涯勤められる職場の一つなので、仕事を辞めて出て行く人はほぼいないらしい。

事務所

記録#1<984.4.28>
  • フィクサーたちが設立する事業体(あるいは職場?)をまとめて指す言葉と推定される。
  • きちんとした事業を構えていなくても、フィクサーとしての仕事をするにはどこかに所属するなり、自ら一人事務所を構えるなりして行動しなければならない規則があるようだ。
記録#2<984.4.29>
  • 事務所自体の種類もかなり色々あるようだ。
  • 4区裏路地(D区域)のときを思い返してみると、そのときに出会ったユーリアヤが属した事務所が最もよく見られるフィクサー事務所のいち形態のようだ。
  • 何はともあれ、お金をもらって依頼人の望む仕事を解決するという点ではフィクサー、事務所、協会全て似たもののようだ。
記録#3<984.5.26>
  • 予想通りフィクサーたちは協会以外に、事務所に所属することもあるみたいだ。事務所もフィクサーたちのように分野が多様なようだ。

協会

記録#1<984.4.27>
  • フィクサーを管理する巨大な規模の団体を指すものと思われる。
  • フィクサーがかなり自由奔放で様々な仕事をやっているせいか、協会は専門的に遂行する分野が定められているようだ。結構いろいろあるみたいで…囚人の人格と、鏡の世界の中でもいくつかの協会に遭遇したりもした。
  • 一般的なフィクサーとの最も大きな違いは、自らどんな仕事をやるか選べないという点にありそうだ。

シ協会

記録#1<984.4.27>
  • 暗殺関連の依頼を専門的に担当する協会。
  • 担当するとはいっても、他のフィクサーが暗殺という仕事をしないわけではないように見える。そもそも、協会レベルのフィクサーに仕事を任せるということは途方もない金額が必要となるだけではなく…暗殺という出来事が都市ではあまりにも頻繁に起こり、よく必要とされるせいで、名のない路地の事務所でもたびたび引き受けているようだ。

セブン協会

記録#1<984.5.27>
  • 情報を収集するフィクサー協会。
  • 情報と知識という点からディエーチ協会と似ていると思ったが、関連した人格から話を聞くと違いが分かった。
  • セブン協会が依頼を受けた情報をどうにかして収集することが専門分野だとすると、ディエーチ協会は得た知識を習得して分析、解体することに特化していると見ればいいみたいだ。
  • それでも似た分野だし、あれこれ接点がありそうだ。

センク協会

記録#1<984.5.1>
  • 個人単位の決闘関連依頼を専門で担当する協会。
  • 頻繁に起こるわけではないが、依然として都市内でも正々堂々とした「決闘」という行為で白黒つけることがあるように思われる。
  • とりあえず決闘を受け入れはしたけど(あるいは持ちかけるべき状況の場合)、誰が見ても自分がギッタンギッタンにされるのが目に見えている場合、彼らに依頼が舞い込むようだ。決闘の代理人になるということだろうか。
  • セブン協会の人格に又聞きしたくらいの話なので、沢山のことを知れたわけではないけど…。仕事が多くないため、彼らは他の協会と交流大会のようなイベントを開いたりもするようだ。
記録#2<984.12.30>
  • 東部センク協会は手袋を投げる代わりに、自身の所属と名前を述べて決闘を申し込むという。
  • 最大の違いは服装と武器。青いマントと大きな帽子が印象的だった西部の服装とは異なり、機敏に動ける東部風の服装に制服が変わるみたいで…今まで見てきたセンク協会のフィクサーや人格は皆レイピアを使っていたけど、東部センク協会の人格を持つ囚人は格闘術を主武器にしているようだった。
  • 草炎玉球という腕輪を手首に着けている。これを使えば、手に触れたものを高温で溶かすことができるみたいだ。
  • 草炎玉球の緑色の炎は、使用者が指定した対象だけを燃やすことが可能らしいけど、このレベルなら草炎玉球も特異点じゃないんだろうか?

ヂェーヴィチ協会

記録#1<984.5.27>
  • 運送、伝達に関連した仕事を専門的に受け持つフィクサー協会。
  • 都市では危険なことがとにかくアレコレ沢山発生するので、大事な物や情報を奪われないようにお望みの人へ、そして約束した時間に伝達する仕事はとても難しいらしい。
  • イサンが言うには、都市は地図で見ると小さく見えるかもしれないけど、上下にびっちり建てられた建物とその構造、そして特異点によって表面積の概念でアプローチしたときは目に見える広さと全然違うらしいけど…なに言ってるのかあまり分からなかったからとりあえず頷いておいた。
記録#2<984.12.19>
  • ポルードニツァはAIが搭載された次元鞄、デリバリーキャリアに色々な物を入れて配達するという。正確には依頼および経路によって、適したポルードニツァがフィクサーに割り当てられるようだ。
  • ファウストの説明によると、AIが搭載されたコアまたはモジュールをデリバリーキャリアにエンベディングして…とにかく、ポルードニツァっていうAIを鞄に搭載して配送依頼を遂行するという風に理解した。
  • 鞄の中に入った物はとても保存状態が良く、運送期限も破られることがほとんど無いので都市では必須の協会だという。必要になる状況があれば私たちも利用できたりするかな?楽そうだし。
  • 人格と対話してみた結果、時間厳守が難しいと判断すれば、AIであるポルードニツァが所持者を大幅に強化させてくれることが分かった。その後も物品運送に失敗すれば死ぬことも有り得るらしいけど…期限が破られることがほとんど無いのも納得だ。

ツヴァイ協会

記録#1<984.12.18>
  • 依頼者が要請した区域を保護し、治安を維持する依頼を専門に担当する協会。
  • あなたの盾という標語を掲げて活動しているらしい。
  • ツヴァイの人格と対話してみると、確かに何かを守ることに特化した協会みたいだ。ただし、あくまで依頼を要請したときだけ守ってくれるみたいだ。

ディエーチ協会

記録#1<984.5.22>
  • 知識を収集して研究する協会。
  • この協会は習得した知識を対価に使用する専用装備を通じて、物理的な力を得るという。
  • 難しくて貴重な知識であるほど、より強い力を得られるとのことだが、力を得た対価にその知識が揮発するらしい。
  • 拳で戦う派閥と鍵で戦う派閥に分かれているみたいだ。(どういう意味?)

リウ協会

記録#1<984.4.28>
  • 集団単位の戦闘と関連した依頼を専門的に担当する協会。
  • 戦闘に縁がないフィクサーが果たして都市にどれだけ存在するであろうか…というべきか。(この言葉はドンキホーテからの引用)
  • リウ協会の特別な点は、一人一人の人材が多数の敵を相手するのに特化しているという点らしい。
記録#2<984.4.29>
  • ドンキホーテの話によると(初心者にとって区別しづらいのだが!とも言った)決闘協会のセンク協会は一対一の状況での仕事を処理し、リウ協会は多対多の状況での仕事を担当するようだ。そう考えてみると、リウの人格の大多数が個人活動よりも団体活動と和合を大切にしているようだった。確かにゆったりしているように見えたし…。
  • リウ協会のグレゴールもまた、5, 6名との戦いはよくあることだと言っていた。 (もちろん全部叩きのめしたと偉ぶるのも忘れなかった)
記録#3<984.4.30>
  • 特記すべき点としては、使用する全ての武器から炎が立ち上がる点にある。
  • 調和と流れ…と、炎が発生する武器を使用する理由を聞いたとき、色んな答えが行き交いはした。正直な感想としては遠回しに言われてるような気がした。私は思うに、多人数を相手するときに火炎が周辺人物にも当たるので攻撃方法として有効だから…と見た。火は燃え移ることもあるから。

工房

記録#1<984.5.28>
  • フィクサーたちが運営する、道具と装備を作って改造する場所。
  • 大きな括りでは事務所と同じらしい。でも他の様々な分野のフィクサー事務所とは違って、事務所ではなく明確に工房と自称するようだ。
  • 主にフィクサーたちが使用する武器・防具等の各種道具を制作したり、販売したり、依頼を受けて制作するなどの業務をしているように見られる。
  • フィクサーたちで構成された集団であるので、バラのスパナ工房のように状況によって戦闘に関する依頼も受ける。

特色

記録#1<985.2.23>
  • すべてのフィクサーの夢であり、生きる目標。フィクサーとしての自由を完成させた者たち…とドンキホーテが熱心に説明してくれた。ただ、これまで出会ってきたフィクサーたちやフィクサーの人格を思い返すと、すべてのフィクサーの夢だとか生きる目標だとかいうのは、ドンキホーテ特有の誇張のような気もする。
  • どうしてよりによって色なのかについては、ドンキホーテも正確には分からないと言っていた。覚えやすいから適当に付けられたとか、自分だけの色を持って生きられることの比喩だとか…いろいろな推測があるらしい。
  • 赤い視線、藍色の老人、黄色い銛…もう私たちは三人の特色と共闘した。いつか他の特色たちと出会う日も来るのかもしれないけど、どうか敵として会うことだけはありませんように…。

組織

記録#1<984.4.23>
  • 都市のあちこちで、一つの勢力として結成された集団を組織と総称するようだ。
  • 組織という単語が指し示すものの範囲がかなり膨大なせいで、特別な基準があるというよりかは、団体で動けば大抵の場合は組織と呼ばれるようだ。

ユロージヴィ

記録#1<984.12.20>
  • ソーニャによって作られた組織。初期には路地裏の貧しい人々を助けたけど、後に都市をどうやって変えるか机上の空論だけを繰り返す集団になったとロージャが話してた。
  • 巣のあちこちに影響力を広げているという。T社でも様々な発明品でテロを敢行するユロージヴィと、そう難しくなく遭遇することができた。
  • ソーニャを聖者と呼び、時を待っているという。どうしてソーニャを聖者と呼ぶのか、時というのはいつを意味するのかは分からないけど…何だか気掛かりだ。
  • ディエーチ協会の人格たちが言うことから推測するに、ディエーチ協会での聖者とは明らかに違う概念らしい。

剣契

記録#1<984.4.25>
  • 剣契(コムゲ)。裏路地を放浪する剣客、裏路地のギャング。
  • 人格で呼び出した囚人たちの会話から推測するに、この者たちは組織だが特にまとまって動いているわけではないものと推定される。正確には…一時的に同行したりはするが、徹底した階級/組織が存在するわけではなさそうだ。
  • …質問に対する答えの大半が冗談なので、正確な答えをここに書き加えることが出来ないという事実が惜しい。

記録#1<984.12.31>
  • 裏路地の様々な組織の中でも、特に巨大な5つの組織を意味するらしい。
  • その勢力はあまりにも強大で、翼や協会さえ容易には手を出せないらしい。裏路地で生きるためには彼らの掟をよく知り、遵守する必要があるとロージャとヒースクリフが言ってくれた。
  • 良秀が異常なほどそっちの事情に詳しい。バスに初めて乗った時、良秀の後ろ盾について警告を受けたことがあるけど…関係あるのかも。

中指

記録#1<985.1.02>
  • 義理を重視する指。
  • U社の大湖で初めて遭遇した。彼らは互いを兄貴、姉御、弟分のような呼称で呼び合ってたけど、その雰囲気も本物の家族みたいに感じられた。
  • 仕返し帳簿ってものを持ち歩いて、恨みを書き込んでその対象を追い回してるみたいだけど…一体どこまで追いかけてくるんだろ?このままじゃメフィストフェレスの中まで追いかけてくるんじゃないかって思うと怖い。
  • J社でのことを思い返してみると、ロージャも過去に中指と良くない件で絡んだことがあったみたいだ。ロージャに対する恨みは清算されたのかな?デリケートな話だからまだ尋ねられていない。ロージャに対して聞きたい話が、日に日に増えていく気がする。

人指し指

記録#1<985.2.19>
  • 指令への信奉を重んじる指。
  • 指令というものに盲目的に従うらしいけど、その指令は誰が下しているんだろう?
  • 人指し指の親方と子方は端末を通じて指令を受け取っていたけど、人指し指所属の別の人格は、伝令が持ってきた紙片で指令を受け取っているようだった。だとしたら、もしかして別の形で指令が届くこともあるんだろうか?メールとか…電話とか…。
  • 今まで見聞きしてきた情報を統合すると、人指し指には遂行者、代行者、伝令という役職があるみたいだ。その序列や正確な役割は、まだ分からない。

小指

記録#1<985.2.1>
  • 仁を重んじる指。仁が何なのかは、まだよく分からない。他の指が追い求めるものに比べると、曖昧な感じが強い。
  • 他の指と違って、正体を隠したまま別の組織で活動しているらしい。
  • 特定の基準、特定の方法で小指の組織員たちを招集するらしい。招集がない限り、互いの正体すら知らないまま生きているんだとか。これを組織って呼んでいいんだろうか?

薬指

記録#1<984.12.31>
  • 芸術と知識を重視する指。
  • 廊下について話す時、必ずと言っていいほど言及される組織だ。
  • 薬指を直接見たことはないけど、ワザリング・ハイツで薬指所属の人々に会ったことがあった。なんだか芸術を非常に好むという印象だった。
  • 人格を通じて得た情報と良秀の説明を総合すると、彼らの言う芸術は並大抵の残忍な行為どころではないみたいだ。人体を切断して繋げたり…血で絵を描いたり…。
  • 内部にいくつもの派閥が存在するようだ。芸術に対する観点の差で派閥が分かれてるらしく、点描派や野獣派…という名前で呼ばれているのを聞くことができた。
記録#2<985.2.28>
  • ホーエンハイムを手伝って裏口を調査していたところ、薬指の野獣派のギャラリーに入ることになった。薬指の親方…カリストの廊下もギャラリーとみなすのなら、今回で二度目の訪問ってことかな…。
  • キラは剥製にされた動物たちを見てかっこいいと言って大喜びしていたけど、まあ…いくつかは私が見てもなかなかかっこいいと思うものもあった。もちろん残りは…うん。わざわざそこまで書くのはやめとくか。
  • 同じ薬指でも派閥によって追い求める美しさ?芸術観?みたいなものがかなり違うみたいだ。良秀が言うには、同じ野獣派の中でも少しずつ趣味の異なるポイントがあるとのこと。
  • 野獣派のドーセント…ルフォという者の話によれば、良秀は自分だけの流派を作り上げている最中なのだそうだ。
  • では…万短至芸派…みたいな名前になるのかな?それとも短縮派…?良秀のことだから更に縮めて「万・派」か「短・派」とか言いそうだけど…それはちょっとどうかと思う。
記録#3<985.2.28>
  • 好奇心が抑えられず良秀を訪ねて、流派の名前をはじめとして色々聞いてみたけど、相次ぐ質問が鬱陶しかったのか途中で追い出されてしまった。
  • 薬指にどれほどの流派や派閥があるかは分からないけど…野獣派のドーセント、ルフォは良秀が追い求める美学と芸術を聞いて、完成するまで育ててやると言った。
  • もしも…良秀が自分だけの潮流を完成させる日が来たら…薬指は良秀をマエストロとして認めてくれるかもしれないってこと?もしそうなったら、良秀派の組織員たちはみんな、良秀みたいな略し方をするようになるのかも…。

蜘蛛の巣

記録#1<985.2.18>
  • 五本指が共通の目標を持って作り上げた組織らしい。今まで出会った指たちは、どれも他の指とは少しも交わらなさそうだったのに…互いに協力することもあるんだと、ちょっとびっくり。もしかして、指たちが協力して作ったものが他にもあるんだろうか?
  • 各指から選ばれた五人の親方と、良秀が去ったあとその代わりとして選ばれた五人の子方で構成されていた。
  • 最強のキラー、何でも断ち切る刀…そんなふうに飾り立てていたけど、実際には阿頼耶識(アラヤシキ)の適性者を育て、何でも斬れる一種の概念焼却機を作るための集団だったらしい。その適性者が囚人4番の良秀で…実際に作り出すところまで成功した。
記録#2<985.2.25>
  • 蜘蛛の巣で良秀を使って作ろうとしていた無我も概念焼却機の一種ではないかとウーティスは推測していたけど、ファウストはその原理と性質は概念焼却機とは違うとはっきり言い切った。
  • 原本ではなく、ただ消したいものを入れるだけでその概念を焼却できる技術が存在するなら、それだけで特異点と呼べるはずだとホーエンハイムが言ってくれた。
  • イサンの補足説明によると、入れたものと繋がっていたすべてが断ち切られ、あらゆるものと断ち切られたものは、そこに存在していても世界と断絶され、世界に存在するものではなくなるからだというけど…昔の私には分からなかっただろうけど、今はそれがどういう意味か少しは分かる気がする。

親指

記録#1<985.1.31>
  • 礼儀に狂気じみたほど執着する指。
  • 目上の者に口答えしたというだけで、腕を引き抜いたり顎を吹き飛ばしたりしていた。まだ東部の親指にしか出会ったことはないけど囚人たちの話を聞く限り、地域に関係なく似たような気風らしい。
  • 階級をものすごく重んじている。だからか、階級を分ける基準や状況、階級の種類みたいなものがやたら多いように見える。
  • 大観園で出会ったソルダート…セコンド?テルツォ?とかいう親指の組織員たちの話によれば…うちのリンバス・カンパニーのバス部署の囚人たちは、カポ・クァルトであるレイホンの名を呼んだだけでも無礼なので、顎を吹き飛ばされるべきらしい。
  • LCBの管理人である私は、親指基準だとどの程度の人間なんだろう?機会があるときに聞いておけばよかったな…。

黒雲会

記録#1<984.4.25>
  • 黒雲会(こくうんかい)。裏路地にかなり根強く浸透している巨大組織。
  • 長くて鞘のある片刃剣と、黒くたなびく服をセットで身に付けているのが特徴のようだ。
  • 基本的に裏路地の商人などに保護費を上納してもらい、形式上の保護をすることで生きているようだ。囚人の人格を通じて聞くと剣契…という組織とはある種の対立関係にあるようだが、なぜそのような状況になっているのかは分からなかった。
  • 絶対的ではないが、序列程度は存在するようだ。大体の場合は命令に従うような感じ。
  • …ただし、ホンルとの話からして例外的な状況もたまにあるものと思われる。

裏路地

記録#1<984.4.23>
  • 巣に属さない、翼が位置する区域を除いた地域のようだ。主に巣へ属すには懐事情が難しい人々が住んでいる模様。
  • 路地とは言われるけど、この中にあらゆる飲食店や会社、人々が生きている居住区域や学校、塾などがぎっしりと立ち並んでいる。しかし路地という名前に似つかわしく、あちこち曲がりくねっている様子や、陰湿な雰囲気はどの裏路地に行っても同じような気がする。面白いのは、どの裏路地に行っても(とはいえせいぜい三ヶ所しか回ってないけど)裏路地と巣の境界が明確だという点だ。

掃除屋

記録#1<985.1.03>
  • 裏路地の夜に現れる正体不明の人?
  • バスの中から見たときには何かがぞろぞろ通り過ぎる程度の印象だったけど…外で対面した掃除屋はびっくりするほど荒々しくて、うじゃうじゃしてた。
  • 路上に放置された死体や許可されていない建築物など、裏路地に残る清掃が必要なものを全て溶かして燃料にするらしい。必要な仕事…とはいっても、平然と通りかかった人まで溶かすという話に言葉を失った。
  • 倒れた仲間まで溶かして食べてしまい、その度に回復するのでかなり困った。できれば…今後は戦うことがないといいんだけど。

裏路地の夜

記録#1<985.1.03>
  • 毎日午前3時13分。掃除屋たちが都市の裏路地を掃除する80分間の時間。
  • 掃除屋は各巣の境界から同時多発的に地下から現れ、裏路地を進んで全てを一掃していくようだ。その行進は計3波から成り、その間に約10分の休憩時間があった。もし休憩時間がなかったら…想像もしたくない。
  • 裏路地の夜には禁じられることが多いという。囚人たちの話によれば、録画や録音は禁止されてて、他人の居住区域に無断で侵入したり破壊することもだめだとか…。
  • そういえば、ファウストが掃除屋は頭の下で働いているって言っていたっけ。一体どんな風に協力関係が成り立つのか想像できない。禁忌と関連があるのかな?今のところはまだよく分からない。

都市の技術

記録#1<984.4.24>
  • 歯車二つが噛み合って回っていくのから、鏡の中を覗き見て人格を上書きするのまで、都市ではこれらを技術と呼ぶようである。

E.G.O

記録#1<984.5.2>
  • Extermination of Geometrical Organ.(一体どういう意味なんだこれ?)
  • E.G.O(エゴ)。旧L社で幻想体管理を通じてエンケファリンを生成する際、追加的に得た副産物と見られる。
  • 当時の会社では生産されたE.G.Oを利用し、武器や防具を製作して職員に使わせたというが、この方法は私が見てきたE.G.Oの活用方法とは少し違うようだ。
記録#2<984.5.4>
  • 少なくともうちの囚人たちが使うE.G.Oが、媒体となる幻想体の感情や自我を自らのものにして使うように見える。私が直接体験したわけじゃないけど…。
  • 証言によると、他人の意見に感化されたり自らの人生に反映したりする場合が多々あるけど、その感覚と似ているようだ。
記録#3<984.5.5>
  • …ただし、感化を超えて端からこの自我に深く心酔してしまうと、媒体に侵蝕される傾向もあるように見える。それのせいで何度も囚人が死んでいったし…。死ぬほど痛かった。
記録#4<985.2.5>
  • LCEやN社で抽出されたE.G.O装備は、それぞれの研究成果に応じて、ロボトミー社のE.G.Oとは異なる性質を持っているらしい。
  • LCE部署のE.G.Oは感応度増幅を通じて幻想体の特性を強く発現させていて、ジア・ファンが使ったN社のE.G.Oは危機的状況でバリアを形成し、装着者を守る特製を見せていた。

エンケファリン

記録#1<984.4.29>
  • ロボトミーコーポレーションにて生産されていた蛍光色の緑をした燃料を指すようだ。
  • メフィストフェレスにも人間をエンケファリンに還元する装置があるらしいが、管の中に満ちる液体をそう呼ぶらしい。
  • エンケファリンはただ管の中にあるだけではなく、私たちの選択によって保管が容易な物体に移し替えることもできる。代表的なのはボックスとモジュールのようだ。
記録#2<984.5.1>
  • エンケファリンボックスは旧L社でも使われていたのか、たまに引っくり返して底を見るとL社のロゴがそのまま残っていたりもする。
  • 横の注意書きを読んでみると、これを吸入すると幻覚を見ることもあるらしいけど…一体何を思ってそんなことをしたんだろう?

シン(心)

記録#1<985.3.2>
  • 感情と心を通じて発現する、肉体を強化する力。
  • …とは聞いていたけど、ベスパとヴェルギリウスの説明だけじゃ少し難解な気がする。私からすると、金色の気のようなものをまとってから急に強くなる、くらいしかよく分からないというか…。
  • 一応、整理したことをなるべく書くとすると、一銭もかけずに鍛錬とか瞑想みたいなもので身体を強化できるすごい技術のように思える。
  • ただし感情や精神状態によって出力が変わるとヴェルギリウスが言っていたけど…。うーん、とにかく、シン(心)を学んで使うのが絶対いいんじゃないのかな?
  • その後、シン(心)を研究しているというLCDのモーゼスチーフに聞いてみたんだけど、必ずしもそうとは限らないとのことだった。ただ、その理由については推論をある程度まとめてから話してくれると言って、答えを保留された。
記録#2<985.3.2>
  • 人格を被せていない囚人たちは、私との契約が続く間は心シン(心)*2を使えないのだそうだ。
  • 私も使えるか気になってはいたけど、キラが先に質問したせいでタイミングを逃しちゃって…囚人たちも使えないのを見ると、私にも難しいんじゃないかって気がする。
  • じゃあ、もしかして…記憶を失う前の私はシン(心)という力を使えたのだろうか?ベスパは、罪を顧みたことのないであろう中指の親方はシンを使えないだろうみたいなこと言ってたけど…。頭が時計じゃなかった頃の私は、どんな人間だったんだろう…?
記録#3<985.3.3>
  • シン(心)をうまく集めて力に変えると、マン(望)という光の輪になるってレイホンが言っているのを聞きはしたけど…今まではそのコツというものが何なのか分からなかったから、ただ輪がたくさんできると強くなるのかな?という程度の推測しかできなかった。
  • 囚人たちの体験談によると、マンが巻きついた状態で振るわれると、同じ動作・技術でも以前より遥かに速く強い攻撃になるとのことだ。イシュメール曰く、確かじゃないけど、光の輪に莫大な力が込められているというわけじゃなくて…力が通過する一種の関門のようだったとのこと。
  • ウーティスが付け加えるには、輪がレールガンのレールと同じ機能をしてるのかもしれないって…。
  • シンも使えないので、マンについてはあんまり多くのことを聞けなかった。一応、LCDチームのベスパが、マンを一つ増やすたびに精神的な負荷がほぼ倍に跳ね上がるという苦労を吐露してくれたくらい…。
  • そういえば、マンはなぜマンなのだろう?心を集めると、どうして望みになるんだろう?
  • イサンは、心が動くのは何かを望んでるからではないだろうか、と言ってくれたけど…それが完璧な答えだとは思えないかな…。

モノリス

記録#1<984.11.10>
  • 強制的にねじれさせる黒い石碑。リンバス・カンパニーではモノリスと呼んでいるようだ。
  • 黄金の枝のようにねじれを誘発させたり増幅させたりするみたいだ。しかし黄金の枝とは異なり、ただねじれの誘発と増幅に特化している物体と見られる。
  • これまで何度か黄金の枝と接触した経験から推測すると、モノリスと黄金の枝は類似しながらも違う性質を持っているようだ。
記録#2<984.11.11>
  • 黄金の枝は熱い感情から温かい感情までを増幅させて開放してくれるという感じなら、モノリスは強制的に深淵で沸き立っているものに向き合わせて溢れさせ、最終的に決壊させるような感じがする。
  • 黄金の枝と違って何らかの装置なのか、操作によって点灯したり消えたりするものがあるようだった。操作法も迷路パズルのような感じでとても難しかった。
記録#3<984.12.15>
  • T社の代表がモノリスをリンバス・カンパニーから買うと言った。リンバス・カンパニーは今や、ねじれを進めるこの物品までも販売している。ねじれを解決する事業を目指すと言っておきながら、ねじれを生み出すものを売るだなんて…。むしろねじれを上手いこと扱えるから、信じて買ってもいいということなのかな?モノリスで発生したねじれを処理するときも、リンバス・カンパニーがお金を受け取って処理するなら、お金が増える事業構造が完成するような気がしなくもない。

人格

記録#1<984.4.24>
  • 様々な可能性より、自分の他の可能性を上書きする技術。
  • イサンが制作に参加したとのことだが、彼に聞いても一様に理解しにくい言葉しか口ずさんでくれないので、有用な記録を書くのは難しそうだ。
  • 人格自体はメフィストフェレスのエンジンを通じて見つけ出す。どんな原理なのか詳しくは分からないが、任意の人格を楽に探して定着させることはできないものと見られる。何度も試行錯誤していると、囚人の新しい人格を見つけることもある。
記録#2<984.4.25>
  • 人格の使い方を正確に文章で記述することはできないけど…(我知らず的な状態に近いというべきか)抽出された人格とLCB-PDA、バスの硝子窓を同期すれば、ある種の対話や感応ができた気がする。その感応された囚人の人格を思い浮かべると、私の目の前にいる囚人と普通に会話するような感じで何かが通じる感覚がして…囚人と私が互いに無言の同意をした瞬間、ガラスが割れる音と共に、囚人へ人格が上書きされる。…より適した表現方法が思い浮かばない。
  • 人格が被せられた囚人は普段とはかなり違う様子を見せる。衣装や武器もそうだが性格もかなり変わってしまうので、私が知っていた囚人ではない気がしてビクッとしてしまうときも時々ある。幸いなことに、人格の使用を終えると元に戻るようだ。ただ、長時間使用していると頭痛→若干の後遺症や残り香が残って、人格側の性格が飛び出す様子も時たま見られる。

人格同期化

記録#1<984.5.6>
  • 集まった紐を利用して、人格をこちらの世界と同期化させる作業。
  • ある世界から持ってきた可能性の人格を、現在の囚人に一致させる過程らしい。(紐でこっちの世界とあっちの世界を結びつけてるんだろうか?)抽出した人格を囚人へすぐに被せたとしても、抽出した方の世界の人格が持っていた知識と戦闘技術は持てないようだ。だから紐を通じて同期化をして、該当する人格の効率を引き上げるようだ。
記録#2<984.5.7>
  • 1つの人格に対して紐を全て使用するとPDAに表示される「同期化MAX状態」で終わりなのか聞いてみた。こうすれば、本当にあっちの世界の囚人と同じになるのか気になった。
  • 理論上ではそうだとのことだ。もしも抽出される側の世界の特定時間から持ってきた人格が経験を更に積むと(例えば、もっと戦闘技術を磨いたりしたら)また別の可能性が発生して追加で同期化が進行することもあるとのことだ。特定の時間帯にいた人格が、経験と技術的な側面から強くなれるということだろう。
記録#3<984.5.10>
  • 時間がもっと流れれば、抽出された方の世界ではまた異なる出来事が起こるのか、気になって聞いてみた。
  • 答えは「正確には分からない」と、「重要ではない」だ。リンバス・カンパニーが望むのは囚人の戦闘力だけなので、該当人格をより一層同期化させたとき、そっちの世界や人格がどうなるかは重要視してないようだ。

人格強化

記録#1<984.5.7>
  • 人格学習チケットという物を囚人が(あるいは人格を被ったままの囚人が)破ると、ある種の経験が流れ込んでくるようだ。この経験を通じて、抽出時点の世界にあった人格よりも強くなれるとのことだ。(理論上はそうだとファウストが言った)
  • 戦闘の熟練度が上がるのはまだ理解できるんだけど、どうして体力みたいな肉体的な強靱さも上がるんだろう?
記録#2<984.5.8>
  • 理解はあやふやだが、ファウストとイサンからそれなりの答えになり得る話を聞いた。人格をチケットで強化するときは人格と枠、骨組み自体を強化するとのことだ。
  • 話を整理すると、強化が行われるときは肉体的な強化のみが行われるようだ。強化自体は、各人格が抽出された世界でのやり方通りに行われるらしい。
  • 加えて、義体を使用する人格が強化されるときは、義体の素材などが頑丈になる模様だ。
  • どちらにせよ、精神ではなくて肉体だけが強くなる方向性で進行するようだ。
記録#3<984.5.9>
  • PDAを通じて見える人格のレベルを、30以上に強化できないのかと聞いてみた。
  • その数値は私たちが集めている黄金の枝と関連があるとのことらしい。それに加えて、それ以上の人格強化は私が耐えられないだろうと言われた。ということは、時間が経てば今以上に強化ができるのだろうか?
  • …そもそも、ただ胴体だけ強化するのなら学習と関係ないと思うのに、どうして学習チケットって呼ぶんだろう?学習は同期化を通じて行ってるんじゃなかったんだっけ?

幻想解析

記録#1<984.5.6>
  • 同期化と同じで、紐を利用して囚人たちの持つE.G.Oを強力にする作業。…どうしてE.G.O同期化じゃなくて、解析って言うんだろう?
記録#2<984.5.8>
  • 囚人たちが使用するE.G.Oも人格と同じく、とある幻想体たちの核心から適合する囚人へと可能性を引き寄せたものとのことだ。しかしE.G.Oを完全な形で使用するためには、幻想体に対する理解と解析が必要だから解析と呼んでいるとのことだ。
  • 解析を進めるほど、E.G.Oの元になる幻想体の心証をよりありありと理解できるようになり、そのおかげでE.G.Oの威力と効果が強くなるらしい。
  • E.G.Oは、ある種の精神的な力の発現であるようだ。こうだと幻想体とE.G.Oに対する解析は重要であるとしか言いようがないだろうね、確実に。
記録#3<984.5.10>
  • 同期化における紐が他の世界の人と人を結ぶ紐なら、解析で使われる紐は幻想体の核心を解き明かすワイヤーのような感じであるように思われる。
  • ファウストの話によると、解析も今の段階以上に進めることもできるようである。人格の同期化、強化のように、黄金の枝がもっと集まれば今よりもっと具体的な解析が可能になるようだ。

戦闘力

記録#1<984.11.13>
  • 都市で強くなる方法は色々とあるみたいだ。義体や強化施術とかが蔓延しているらしい。
  • 強い身体を持つことと同じように、戦闘でどんな風に戦うのかも重要だそうだ。
  • フィクサー事務所や協会…あるいは組織にてそれぞれ使われる戦闘方法があり、それを磨いた者たちが将来的に剣法、武術、門派などに発展させていくという。
  • ヒースクリフの話によると、強化施術を受けた身体だけではサンドバッグになりがちとのこと。どんな施術を受けたかによって、そしてどんな武器や流派の武芸を訓練するかが重要なこともあると良秀が口出しした。
記録#2<984.11.14>
  • 戦闘経験の多い人格の言葉を拾い聞きするに、都市で強くなりたくともお金をたくさん投資した身体だけでは何もできないらしい。
  • 丈夫で出力の強い身体を作ることはできるが、その身体を戦闘にてどのように使うかは経験と努力が必要な領域だという。
  • しかし、結局は何をするにもお金が沢山掛かるのは正しいとロージャが言ってくれた。お金があるからといって強くなるわけじゃないけど、強くなるためにお金が必要なようだ。

概念焼却機

記録#1<985.1.30>
  • 都市の技術を永久的に消滅させられる、とある翼の特異点。
  • 価格によって効果の強度と適用範囲は変わるけど、まともな性能の概念焼却機を使用したなら焼却した技術と関連した文章や写真から、人々の記憶まで大部分が潰れたり消えたりするらしい。概念自体が消えるのだろうか、それともその人から見た概念が潰れて見えるのだろうか?
  • 時計という広い範囲の概念を消すためには、あらゆる時計に関するものを入れる必要があるけど、特定の時計モデルの概念のみを焼却したいなら、そのモデルの設計図だけを概念焼却機に入れれば十分だとファウストが説明してくれた。範囲が狭いほど焼却が簡単になり、価格も低くなるとのことだ。

次元鞄

記録#1<984.12.14>
  • バトラーたちが持ち歩く鞄は次元鞄だという。外から見るよりも内部に収納できるスペースが多く、便利な技術みたいだ。メフィストフェレスの裏口のみたいなものかな。
  • 次元鞄は製品の特徴によって、大きさと収納できる容量が違うという。高価な製品であればあるほど、外見は小さくても収納できる容量が大きいらしい。
  • 次元鞄に人間を入れることはできないらしい。ワープ列車みたいに、人と物の違いがあるのかな?

特異点

記録#1<984.5.2>
  • 簡単に整理すると、翼が所持しているなんか凄い技術を指す。
  • 一般的な都市の技術との違いが凄く気になるけど…該当する翼のみで扱える独占的な技術という認識で良いと思う。
記録#2<984.5.4>
  • 一体どういう風にこれが動作するんだろう?って思えるくらいに理論や古典物理では説明しづらいのも特徴のようだ。ファウストは今の状態からあえて理解しようとする努力は必要ないと言ったけど…。斬られた腕から肉がゴボゴボ言いながら満ちたり、シールを貼るだけで運が良くなるのってスルーしても良いような現象ではないと思うけど。
  • …待てよ、それじゃあ私の頭も特異点なんだろうか?

記録#1<984.5.2>
  • 電球…?のような形をした物に中に奇妙な形をした物体が入っている。
  • あれを何と表現すればいいのかは分からない…時々動きもするし、うねうねすることもある。
  • ちらつくこの紐という物を覗き込んでいると、気分がぼーっとしてくる。
  • これを持ち続けることをファウストが許してくれなかったので、その代わりに返却して説明を聞くことにした。
記録#2<984.5.3>
  • 整理すると…全ての可能性を糸、紐の形態に編み出したもの…といえそうだ。ファウストが言ったものをそのまま書き付けただけなので、実のところ整理したと言うのも微妙だけど。どういう意味なのか正確には分からなくて…。時計を回すときに現れる星と空を見つめるときに感じる感覚と近い気がする。畏敬の念と似ているような。

記録#1<985.2.2>
  • 体内に入れることで、材料になった人の記憶を受け継げる虫。
  • 蟲を耳に入れると一瞬にして同化して、蟲の材料になっていた者の記憶と知識をすべて得られる。その代わり、一度同化した蟲は、作られるときに刻まれた条件を満たすまでは、いかなる手段でも取り出せないらしい。
  • H社の家主は、仙皇蟲という最初の家主から作られた蟲を必ず移植しなければならなかったけど…幸い、手遅れになる前に鉄監寺へ到着して、ジア・シーチュンに仙皇蟲が同化するのを防ぐことができた。
  • 新九人会が混乱に乗じて仙皇蟲を持ち去った。その中にある情報は貴重だろうけど、体内から抜け出して長い時間が経っていて、大半の情報は失われている可能性が高いとウェイが教えてくれた。

記憶消去

記録#1<984.5.25>
  • 特定の記憶を消す技術。
  • 私と囚人たちが受けた流れを思い返してみると、とある部屋へ順番に入ってその部屋から出ると記憶消去手続きが完了した。
  • K社で消そうとした他の記憶は全部覚えているのに、逆にあの部屋でどんな手順を踏んで記憶消去がなされたのかは思い出せない。
  • どうして私だけが記憶消去されなかったのか、それなのに何で記憶消去手続きに関しては思い出せないのかいくつか疑問が残る。

鏡の世界

記録#1<984.12.14>
  • 鏡はあったかもしれない可能性が映し出される。キャサリンネリー、そして鏡の世界のヒースクリフは鏡で不幸な未来しか見たことがないという。鏡が本当に無限にあるなら、それを見るべき時間も無限に必要だろうけど、本当に全ての可能性を見たんだろうか?そもそも全ての鏡を見るということはできるんだろうか?もしかすると私たちの方でも積極的に鏡の世界と相互作用、あるいはそれと似たようなことができるんだろうか?
  • 鏡技術はよく使うけれども、まだ分からないことだらけだ。イサンも鏡の世界そのものについては、まだ解き明かさなければならないことが多いと言った。

外郭

記録#1<984.5.29>
  • 地図で巣が配置されている領域外の空間を外郭と呼ぶらしい。
  • 外郭には怪物がいるとのことだが、幻想体に出会ってきたイシュメールとウーティスも怪物と言及するのをみるに、幻想体とは別の存在がいるらしい。
  • 都市の外にまでロボトミー支社の支部があるわけないと思うので、行く用事は別にないとは思うけど…。
  • …イシュメールが大湖も外郭と言ってたのを思い出した。
記録#2<984.11.14>
  • 外郭には人が住む村がある。予定されていた探査ではなかったし、ヒースクリフとドンキホーテのおかげで知れたけど…。
  • どこかで拾い聞きした通り、外郭には幻想体やねじれとはまた違った怪物がいて、人を殺そうとしているみたいだ。
記録#3<984.11.15>
  • ノーム巨人…人間ではないのに、知性のある存在に会ったりもした。幻想体とは明らかに違っていた。
  • 外郭のどこかにある工場に行っただけなので、まだ湖以外の外郭エリアの様子が上手いこと想像できるわけではない。だけど、工場という施設として見た場合、もしかすると私たちが知っている常識からかなり外れたものだけが存在するわけではないかもしれない。
  • デミアンが言ったように、意外と本当に住みやすい場所なんじゃないかとシンクレアが言ったけど、いくら住みやすい綺麗な場所だとしても人に対する膨大な敵意を持つ存在がいる限り、一概に住みやすいとは言えないというイシュメールの反論があった。

大湖

記録#1<984.5.29>
  • 地図で都市の南部に広がっている巨大な湖。海と呼ぶ人もいるみたいだ。
  • 一部しか見てないけど、大湖はただの水溜まりではなくて綺麗に分かたれた様々な色の水溜まりで構成されているようだ。まるでツギハギの服みたいだ。
  • イシュメールの話によると、大湖では非常に脅威的な自然現象と怪物が現れるようだ。イシュメールが言ってたように…まだ大湖へ行くには早かったかとも思ったが、どうせリンバス・カンパニーが目的地に定めたのなら変えられないだろう。
  • この決定で状況がかなり悪くなったが…妙案は今も思い浮かばない。
  • 幸いと言うべきか、今のところは特段取り上げられるような出来事は発生していない。まだイシュメールの言う沿岸から離れられていないんだろうか。

まだ分類の難しいもの

どこから書くべきか分からない。
どこから記憶を失ったのかも分からないから当然か。
とりあえず、記憶にないものに遭遇したらそのたびに書いてみようと想う。

とある印

記録#1<984.2.26>
  • シンクレアをはじめとした数人に見られる赤色の文様。
  • シンクレアの印は、未来の自分を呼び寄せる力を持っているように見える。ファウストはこれを未来のとある可能性か則枝の世界と表現していたけど、鏡世界の人格を上書きするのとは確かに感じが違った。
  • シンクレアが印の力を発現させたとき最初に頭に浮かんだのは…いつかシンクレアが美しい星と一つになる日に帰ってくると言っていた、デミアンの謎めいた言葉だった。
  • 印の画をすべて埋めることは、彼が言っていた心の力を強く信じて飛び立つこととは違うんだろうか?そうじゃないなら…考えれば考えるほど頭の中がこんがらがっていく。
  • 他の人たちにも印が見れるなら、アドバイスもちょっとは聞けるのに…。あ…そういえば、ソーニャが印を見ることも、持つこともできないって理由で、ロージャに何か言っていなかったっけ?
  • あの会話を覚えているのは私を除くと囚人たちしかいないけど、だからといってロージャに聞くのはいい方法じゃないと思う。誰に聞けばいいんだろ。
記録#2<984.2.27>
  • 予想通り、ムルソーはあの日の会話をすべて覚えていた。
  • あのときソーニャはロージャに誰かを導く力がないと言ってたけど…。
  • 逆に考えると、誰かを導く力さえあれば印を見られるということなのかとも思ったけど…印の調査については、LCE部署でも依然として特に成果が出ていない状況なので、いつか研究に進展があったときに改めて聞くことにした。
  • 一応、印が特異点や遺物と根源が同じか似ている可能性があるという仮説は生まれたみたいだけど…特異点や遺物についても私がそんなに詳しいわけじゃないし、疑問ばっかり積み上がる感じ…。

ヴァルプルギスの夜

記録#1<984.5.24>
  • 普段抽出できない人格とE.G.Oを抽出できる特別な時期らしい。
  • 抽出が可能な時間軸と世界線の範囲を拡大してもっと範囲が広くなるが、だからといって関係ない無作為に何かが出てくるわけではなく、私と囚人たち…リンバス・カンパニーの今と何かしらの関係がある範囲で抽出が実施されるとのことだ。
  • この時がたまに来るみたいだが、全てを言わないファウストの話から推し量るに、次のヴァルプルギスの夜は今の少し違った感じになるかもしれない。

図書館

記録#1<984.5.27>
  • ちらっと聞いただけだが、一般的に理解している図書館を指すわけではないようだ。
  • 奥歯ボートセンターのフィクサーたちが図書館というところに行って大変な目に遭い、本から元に戻ったとか言ってたけど、私が知っている知識ではその言葉が繋がらなかったので一応聞いた通りに書いてはおく。

怪物

記録#1<984.5.30>
  • 怪物は全部幻想体かねじれかと思ってたけど、怪物の中に幻想体がいるみたいだ。それなら怪物の方がより大きな括りだろうか。
  • クラップ蟹のように攻撃的で脅威的なものが、幻想体ではない怪物の代表例とのことだ。
  • 外郭と大湖にはそういった怪物がすごく沢山いるらしいけど…。
  • ってことは都市の中にも怪物がいて、外にも怪物がいるってことだけど、どうやって分類すべきかよく分からない。

血鬼

記録#1<984.12.17>
  • 幻想体でも、化け物でもない存在。あえて言うならねじれと似てるけど、それすらも違うって感じだった。LCD部署のモーゼスチーフも根本的に違う存在って言ってたし…きっと違うんだろう。
  • 共通して赤い目を持っている。最も一般的に普及している戦闘用義眼の色が赤なせいか、赤い目だけでは区別が難しいという。ましてや頭部全体を私のように義体に交換した場合は、全く区別がつかないだろうな。
  • 再生能力が非常に優れている。摂取可能な血液さえ十分にあれば、大抵の手段では簡単に殺せなさそうだった。それでも頭を破壊すれば再生できないという。もちろんワープ列車ではそれが不可能だったからすごく苦労したけど…。
  • K社のアンプルもそうだし、生命保険もそうだけど、再生に関しては頭部が重要な身体部位みたいだ。正確には頭ではなく、脳だと思うけど。
  • 血への強烈な欲望を持っている。ラ・マンチャランドの血鬼たちはこれを克服するために人工血液や動物の血液を使った血液バーを食べていたみたいだけど…これらも流れている血じゃないから、まともな満腹感や満足感を与えることはできなかったみたいだ。
  • 衝動そのものを忘却できれば大丈夫みたいだけど…全てを忘れさせるというレーテーの川の水を手に入れるのは簡単じゃなさそうだ。ドンキホーテの記憶の中にいつもいたバリというフィクサーは、一体どうやってそんなものを手に入れたんだろう?
  • 血への欲望とともに、家族への熱望も強いみたいだ。家族を作らなかったサンチョ…が特異なケースだったらしい。血の繋がった世代ごとに眷属に分かれるらしく、お互いのことを本物の家族だと思って大切にするようになるみたいだ。
  • ロシナンテがドンキホーテの血鬼的な外見の特徴を隠してくれて、吸血衝動もある程度抑制してくれているみたいだ。どういう原理なんだろ、P社に残っているドンキホーテ…の遺骸と関係があるんだろうか。まだ確かなことは一つもない。
  • でも吸血衝動や血鬼の眷属を増やそうとする本性そのものまでは完全に防げなくて、ドンキホーテが自身の精神力で耐えているらしい。ところで…他の血鬼と違って、私たちのドンキホーテと第1眷属ドンキホーテが特に吸血衝動に耐えられたのはどうしてだろう?
  • ドンキホーテはリンバス・カンパニー本社から定期的に良質な血液パックを供給されている。ラ・マンチャランドではなぜ血液パックのように直接血を供給してもらえなかったのか、ファウストに尋ねてみると…ラ・マンチャランドの血鬼はその数があまりにも多く、自発的に提供される血液だけでは需要に対応できなかったからだろうと言った。血液バーを作り、少量の血液でできるだけ多くの血鬼の腹を膨れさせようとしたんだろう。何より…血液パックも完璧な答えではなかったようだから…。

幻想体

記録#1<984.4.30>
  • 未だに幻想体とはこんなものである…と言うのは難しい気がする。
  • 大抵は(少なくとも今まで出会ってきたものたちは)、人間や動物とは全く違う見た目と奇想天外な能力を持ったものたち…文字通り「幻想」の中で見られるような形態や能力を持っているものたちを意味すると考えられる。
記録#2<984.5.1>
  • ファウストに聞いてみると、いつも「幻想体は幻想体でしかなく、何かしらの規格でそれを定義しようとしないでください。」としか言わないので、これ以上具体的な答えを得ることは難しい…。
記録#3<984.5.5>
  • 旧L社では五つのランクに分けて幻想体を管理していたとのことだ。ユーリは、過去のL社ではエネルギー抽出効率を持ってランクを分けてたと言った。リンバス・カンパニーでも同じランクでそれらを分けているようだ。

危険ランク

記録#1<984.11.02>
  • 幻想体はそれぞれ危険ランクを持っており、5つのランクに分類されるみたいだ。
  • ファウストが渡してくれた簡単なマニュアルによると…ZAYIN/TETH/HE/WAW/ALEPHの5つのランクに分類されるようだ。
  • 幻想体と戦闘を行い、指針どおり囚人が図鑑を作成するとその内容がリンバス・カンパニーの上層部に伝えられるみたいだ。その内容により上層部で幻想体の危険ランクを定めるものと見られる。
  • 場合によっては、図鑑の内容がすべて満たされていないのに危険ランクが付けられている時もあった。(ヒースクリフが先延ばしに先延ばしを重ねてやっと図鑑を作成しようとしたところ、危険ランクが書かれていたと言った。)図鑑自体はリンバス・カンパニー本社と繋がっているらしいので、随時確認しているんじゃないかな?
記録#2<984.11.03>
  • 危険ランクの基準はやはり幻想体が与える潜在的ダメージ、戦闘の難しさなどを考慮して付けられるようだ。道理で…囚人たちに図鑑を作成してもらうとき、戦闘がどのように行われたのか、特異な点が何なのかを重点的に書けと強調した理由がこれだったみたいだ。
  • ただ一部の個体に関しては、低いランクに策定された幻想体の方がもっと相手しづらくて強かった気がする。
  • 黄金の枝が幻想体の力を抑制(クリフォト抑止力ってこれのことだよね?)しているから…というには、偏差が激しいような気がする。
  • ファウストに偏差についていくつか聞いてみたところ、私が乖離感を感じた理由が大体分かった。
  • これまで幻想体の危険ランクはロボトミーコーポレーションで設定した危険ランクに基づいてLCAで付与する方式を取ってきたが、そのデータと実際のデータが一致しない場合がしばしばあったようだ。
  • LCAもこの部分を認識しており、こんど新たに指針を公表するらしい。
  • 私たちの戦闘データのいくつかとリンバス・カンパニーの標本収集結果を見て、危険ランクの再調整、再分類が行われる可能性もあるという。
記録#3<984.12.22>
  • LCEにて新たなシリアル番号と、危険ランクに関する話を聞けた。
  • このときまではWAWとHEのうち、どっちがより私たちにとって危ないのか分かりづらくって…TETHって書かれているのに異常に強い個体もいたけど…これからはエネルギー抽出量以外にも、被害予測数値がついてHE-5がWAW-4より危ないことがあるということを知った。
  • ホーエンハイムは単純な戦闘力とは違うって言ったけど、それでも今まで使ってたロボトミーコーポレーションの危険ランクよりかは直感的に危険度が分かるようになった気がする。それなら、理論上ZAYIN-10みたいな個体もあるってことだけど…どんな存在かはまだ想像すらできない。

ねじれ

記録#1<984.11.05>
  • 人が特定のきっかけで怪物のように形が変わる現象。
  • ねじれが発現した人を、流れで何体か相手したが…共通点を発見することができた。
  • 感情的に淵へと追い込まれると、人はねじれてしまうようだ。
  • 一つ疑問なのは…今まで都市の人々を見たとき、感情が崖っぷちまで追い詰められる人は数え切れないほど沢山いたと思うけど、道端にねじれが跋扈するほど沢山いたわけじゃないこと。
  • ただ単に感情が追いやられる以外に、何か別の条件があるんだろうか?
記録#2<984.11.06>
  • リンバス・カンパニーの上層部では、ねじれにも幻想体のような危険ランクとシリアル番号を付与してきた。しかし、今回の幻想体の危険ランクの調整と改編に関する指針を公表し、ねじれは別途分類することにしたようだ。
  • ねじれを射殺できるということが、幻想体との最大の違いだと判断したようだ。そういえば、幻想体は制圧するたびに卵のようなものに戻っていた。
記録#3<984.12.16>
  • ねじれが持つそれぞれの特殊能力は特異点と似ているか、それ以上みたいだ。T社の代表ですら時間殺人鬼っていうのねじれを通じて、新しい可能性を見たって言ってたから。どこまでやれるんだろう。

大罪

記録#1<984.11.05>
  • ねじれと似たような感じがするけど、各個体の個性が微弱な存在。
  • これまで6種類の大罪を確認できた。イサンによると、大罪はねじれよりも獣に近い個体みたいだ。
  • 両対照群を比較したとき、大罪の方が極端な攻撃性・敵対性が有意義に高かったとも言った。
記録#2<984.11.07>
  • 私は自分の頭にある黄金の枝のせいか分からないけど、幻想体とねじれを感覚で見分けることができる。幻想体とねじれが似ているようでそうでないように、大罪とねじれとの関係もそんな感じである。
  • それを聞いたシンクレア曰く、雰囲気が似ているけど少し違うのなら…実際のところ起源は同じで、ねじれに至れなかったのが大罪ではないかと推測した。
  • 一理ある話だ。ねじれになれなかった人が大罪になる…当面できる推測としてはこれが一番可能性が高いだろう。
  • 大罪に対する危険ランクとシリアル番号も改編されるらしい。恐らくヨンジンビルで見た新しい形態の大罪のせいだろう。
  • 予想通り、新しい個体の発見と幻想体、ねじれ、大罪をそれぞれ区分する必要性によって改編することになったとファウストが補足してくれた。
記録#3<984.12.17>
  • 囚人たちの姿、ひいては人格とE.G.Oまでそっくりそのまま真似する大罪が現れた。ねじれにすらなれなかった大罪がどうしてE.G.Oを使えるのか尋ねたけど、ファウストはまだ言えない情報だと線引きをした。
  • 鏡を活用して掬い上げた人格牌もなしに、どうやって鏡の世界の囚人を真似できたんだろう?

第2段階 大罪

記録#1<984.11.11>
  • これまで見てきた大罪とは違い、さらに成長したような姿をした個体と対峙した。
  • リンバス・カンパニー上層部からの指針によると、今後これらを段階などの分類法で管理しようとしているようだ。
  • あれほど多く遭遇した大罪から、今になって2段階目の大罪に遭遇することになったのは単なる偶然ではないだろう。
記録#2<984.11.12>
  • バスを乗り回しながら経験してきた旅路によって囚人の成長が持続し強くなった分、大罪も一緒に強くなったような気がする。
  • 考えてみたが、現れる大罪の種類が増えるのはやはり黄金の枝の影響みたいだ。人格の成長が黄金の枝を奪回することによって進むのと同じだろう。
  • これからも黄金の枝を集めなければならないから…当然大罪の種類も増えるだろう。
  • 黄金の枝、囚人…そして大罪。そして、私の頭の中の黄金の枝。これらは結局、私と何らかの形で繋がっているとしか思えない。

第3段階 大罪

記録#1<984.12.26>
  • ワザリング・ハイツにて初めて遭遇した、2段階以上に成長した個体。
  • LCEではこの成長段階を1型、2型、3型に区分していた。今までの研究によるとこの3段階の大罪が最終成長段階らしいけど…ホーエンハイムは確信できないって言った。
  • ホーエンハイムは大罪を中途半端な殻って言ってた。殻でしかない大罪は…どういう違いがあって成長段階が分かれるんだろ。

*1 原文ママ
*2 原文ママ