2016年のセ・リーグCS1stステージ第1戦での解説の原辰徳の発言。
概要
2-3とビハインドで迎えた6回裏、高橋由伸監督率いる巨人は先発マイコラスを諦め、代打に立岡宗一郎を送る。
しかし立岡はシーズン打率.229(188-43)と低迷気味で、原も「ここは立岡ではなく長打のある代打を送るべき」とまっとうに思われる解説を行った。
……が、原の要望(?)に答えて画面に表示された巨人代打陣のシーズン打率は、
相 川 .244
實 松 .250
中 井 .196
山 本 .256
橋本到 .233
堂 上 .167
吉 川 .176
鈴木尚 .300*1
という悲惨なメンツだったため、原も「あ、いませんね」と思わず納得してしまった。
一方で画面中央で腕を組んでいる高橋監督は選手時代の前年に打率.278(133-37)(さらに代打起用に限定すれば打率.395(38-15))、長打率.429と代打の切り札として活躍しており、まさに原のお眼鏡に適った人材であった。
しかしながら高橋は球団の事情で半ば強制的に現役引退、そのまま一軍監督に就任させられており、前任監督は他ならぬ原自身である。このように選手的にも監督的にもそもそもの元凶を作った1人でありながら他人事のように発言した原には自らの不祥事疑惑や野球賭博関連などの黒い話から逃げたとしか思えないタイミングでの辞任であったこともあり巨人ファンからも他球団ファンからも熱い罵声が浴びせられた*2。
なお立岡は案の定三振に倒れ、試合も3-5で敗戦。これが響いた結果1stステージも敗退しDeNAにファイナルステージ進出を許してしまった。