- 阪神タイガース関連の記事にて散見されるフレーズ。ニュアンスとしては「○○最高や!○○なんて最初からいらんかったんや!」に近い。
- 転じて、阪神時代の蕭一傑(しょう・いっけつ*1、元阪神→ソフトバンク)の蔑称。
- 下位指名の新人やトレード入団勢など、期待の低い選手が活躍した際にかけられる称賛。
概要
2008年オフ、阪神は横浜からFA宣言した三浦大輔の獲得を目論むも失敗。同年のドラフトで蕭を1位指名*2し、本指名を絶賛したサンケイスポーツが見出しに用いた「ええの獲ったわ!虎、三浦断念も蕭がいる!」が由来。
ネタ化
指名当時の蕭は最速148km/hの直球と高い制球力が売りとされていたが、入団後に直球は135km/h前後止まり*3かつ変化球も制球力も見るべき長所がないことが判明。典型的な地雷投手であり、4年間の阪神在籍で一軍登板は2011年の2試合のみに終わる。以上の惨憺たる有様から、本フレーズが醸し出す三浦を獲れなかった負け犬の遠吠えのような悲壮感と合わせてネタにされた。本年の指名を「蕭ドラフト」と称する場合もある*4。
2000年代後半のドラフト戦略
当時の阪神は、エースの井川慶が2006年オフにヤンキースへ移籍したため後を担う先発投手の獲得が急務であった。よって上述の三浦獲得の画策に加え、ドラフト1位指名を投手にこだわる等、投手補強の姿勢が顕著に見られた。
しかしいずれの獲得選手も目立った成績を残せなかったうえ、投手偏重の弊害として野手陣の世代交代の遅延を招いている。
蕭前後の1位指名投手
※(2005)~2007年は高校生枠と大学生・社会人枠を分離したドラフト。2008年以降は統一。