これは悪い夢です

Last-modified: 2024-11-08 (金) 21:08:41

元福岡ソフトバンクホークス・馬原孝浩が被弾した際の、RKBラジオ*1・茅野正昌*2アナウンサーによる絶叫のこと。


概要

2009年9月11日のソフトバンク対楽天戦の9回表。
この回抑えの馬原が渡辺直人にタイムリーを浴び3-3と試合を振り出しに戻されると、トドメとばかりに3番・鉄平にカウント3-1*3から甘く入った直球を捉えられ、勝ち越し満塁本塁打を食らってしまった。その際の茅野アナの実況が、ホークスファンの心情を代弁したかのような下記の叫びであった。

いい当たり!右中間伸びていくぅううう!
あああああああ!やめてぇえええええ!
はいったああああああああホームラーーーーーーン!
これは悪い夢です!
これは悪い夢以外の何物でもなああああああああああああああああい!
馬原逆転満塁を打たれたああああっ!!

「勝ち越し満塁本塁打」なのに「逆転満塁」と叫ぶ*4など、相当に精神的ダメージが大きいことが伺い知れるため、多くのプロ野球ファンの心に残る迷実況となった。なお、このホームラン直前にエラーがあったため、ホームランを打たれた馬原の自責は0である

なおソフトバンクは裏に1点を返すも当然ながら及ばず、4-7で敗戦を喫した。


その後

ちなみに同年楽天が初出場したCSは「福盛の21球」と呼ばれる真の悪夢が起こり、楽天ファンからもこの言葉の大合唱が起こった。

 

そして楽天に悪夢を見せた日本ハムは、同年の日本シリーズ第5戦で9回表に1点を勝ち越すもその裏に登板した武田久亀井義行阿部慎之助に被弾、僅か4球で逆転サヨナラ負け*5と、逆に悪夢を見せられてしまった。


動画

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関連項目


*1 福岡県のTBS系(テレビ・ラジオ共)であるRKB毎日放送のラジオ部門。
*2 1991年にRKBに入社。現在でもスポーツ実況アナウンサーとして活躍している。
*3 当時のカウント表記に則ると「1-3」(1ストライク3ボール)。日本で現在のように「ボール→ストライク」の順で表記されるようになったのは2011年。
*4 9回表開始時点ではソフトバンクがリードしていたため、逆転満塁ホームランという表現でも間違いではない。
*5 亀井の初球に同点ソロ本塁打、続く谷佳知は初球で右飛に打ち取るも阿部の2球目にサヨナラ本塁打を被弾。なおこの年の武田はレギュラーシーズン55試合60イニングで打たれた本塁打は僅か1本であった。