福井優也(元広島→楽天→BCリーグ福島)の別称。
2010年ドラフト会議にて単独外れ1位指名を受けた際の発言が由来。
経緯
福井は甲子園優勝投手(済美高校)の実績を持ち、早稲田大時代に斎藤佑樹・大石達也とともに早大三本柱を構成する。以上の活躍から、当年のドラフトで2人と並び期待を集めていた。
しかし1巡目の初回指名にて斎藤が4球団*1、大石が6球団*2の競合を受ける中で福井の名は呼ばれず、外れ1位で広島が指名。以降は他球団から声がかからず、広島の単独指名が濃厚となった時点で福井はうつむきながら
「もうないじゃん…」
と呟く。本音声は密着取材していた『情報7days ニュースキャスター』(TBS系)のマイクに拾われ、さらに編集により「ドーン」という効果音と共に頭を抱える福井がアップで映し出される。広島がそのまま交渉権を獲得し福井は入団。
画像
動画
補足
本発言の真意については、「斎藤・大石と比較して自身のみ『外れ1位かつ、重複指名が無かった』事に対する悔しさ」という説が有力*3。しかし広島入団後はキャンプでブルペン入りを渋るなど、本気でカープに入るのが嫌だったのではないかとも推測される。
広島時代の通算成績は8年間で109登板(うち先発91試合)、29勝36敗、防御率4.51。2018年オフに菊池保則とのトレードで楽天へ移籍した際は「もう(後が)ないじゃん」とネタにされ、鯉達から袖達に転じた。
2022年オフに楽天から戦力外通告を受けた福井は、2022年末の『プロ野球戦力外通告』(TBS系)に出演。番組で行われた斎藤との対談のなかで当時の映像を両者が振り返った。
福井は「ヤバいよね」と自虐する一方で「一位指名される自信はあった」「プロ入りして見返してやろうと思った」と発言。
それを聞いた斎藤も「福井らしい」と返すなど、当事者たちにとってもこの発言は話題になっていた模様。