ゴリラ

Last-modified: 2023-11-07 (火) 15:34:53
  1. 体格がよく、厳つい風貌をした選手のこと。
  2. 「力任せで野球をしている」と揶揄される選手のこと。類義語に「脳筋」がある。
  3. 2.から転じて、剛速球ばかり投げる投手のこと。


1.の概要

この場合は見ての通りゴリラのような体格・風貌の選手に用いられるため、蔑称としての意味合いはそこまで高くない。
ただし『ゴリラ』と呼ばれる選手が成績を落としたり悪い意味で話題になるようなことがあったりすると、『ゴリラ』が蔑称に含まれるようになることも多い。


代表格

五十音順に列挙。


2.の概要

この場合は体格面または風貌もさることながら、プレーにおいて力任せなところが目立ったり、時折信じられないような凡ミスを犯してしまったりする選手に用いられる。
日本ではゴリラを「パワーはあるが知性に欠ける動物」と見なすことが多く*9、そこから転じての用法と思われる。


代表格


3.の概要

2.の「筋肉バカ」のイメージが転じて、変化球をほとんど投げず、ひたすら力任せに150km/h超えのストレートを投げ続ける投手のことを『アヘアへストレートゴリラ/ウホウホストレートゴリラ』と呼ぶ文化が生まれ、その後単に『ゴリラ』と呼ばれるようになった。
ストレートガイジとは概ね同一の意味だが、あちらに比べると侮蔑的ニュアンスは少なく、むしろ速球のゴリ押しだけで十分に抑えられる力量を持つ豪腕ぶりを称賛するニュアンスが強い。

該当する選手には投球の9割以上が剛速球で有名なエドウィン・エスコバー(日本ハム→DeNA)、またやはり投球の8割近くが剛速球のデニス・サファテ(元広島→西武→ソフトバンク)、ラファエル・ドリス(元阪神)など外国人の速球派救援投手が多いが、日本人にもこのような投手は少数ながら見られ、全盛期の藤川球児(元阪神→MLB→四国リーグ・高知→阪神)などが代表例である。

また、一時期得意のツーシームを狙い撃ちされ不調に陥っていた山﨑康晃(DeNA)は、そのシーズンの途中からストレート中心の投球に切り替え、『ウホ﨑ゴリ晃』という呼称が付けられており、その後も何らかの理由で投球スタイルを変えた投手には『ウホ○ゴリ○』でのような呼称が付けられることがある。


関連項目


*1 2000年代前半の野球板ネタスレから『ピンクゴリラ』とも。
*2 チーム内でもこのネタが浸透しており、その時のツッコミである「誰がゴリラや」のフレーズが有名。
*3 阪神時代にエネオスのキャラクターに似ていると言われ『エネゴリ』と呼ばれるようになった。さらに西武に移籍してからは『エネゴリ者』や『エノゴリ者』という俺達名を授けられることになった。
*4 チームメイトだった『ゴリラ兄』の陽川に対し、こちらは『ゴリラ弟』とも言われる。Zポーズ確立前はゴリラポーズを真似ていた。
*5 本人公認のニックネーム。
*6 とにかくリアクションが大袈裟で、救援に成功しベンチに戻ってくる際に胸を叩くためファンから「ドラミング」と称されている。
*7 愛称が名古屋市内の東山動物園で飼育されている名物イケメンゴリラにちなんだ『シャバーニ』。また、本人もゴリラ呼ばわりされる事を気に入っており、なぜか陽川に対しゴリラキャラとしての対抗心を持っている
*8 阪神時代はホームランを打ったあと、ベンチでゴリラポーズをしていた。阪神球団もバナナをデザインしたタオルを販売するなど実質公認のあだ名でありホームランは「ゴリラパンチ」と呼ばれることもある。ただし陽川自身はバナナはあまり好きではないとか。佐藤輝の入団後は『ゴリラ兄』とも言われる。
*9 実際はかなり知能が高く、ストレスで下痢になるほど繊細かつ、争いを好まない温厚な性質である。
*10 陽川・佐藤輝と併せて『ゴリラ三兄弟』と言われ、糸井が長男扱いされることもある。