スットコ

Last-modified: 2020-08-01 (土) 10:43:37

広島東洋カープのテイラー・スコットの蔑称。名前を罵倒表現の「すっとこどっこい」*1にかけてこう呼ばれるようになった。

クローザーデビューまでの経緯

2019年、広島はそれまで抑えを務めていた中崎翔太の不調、代役抑えだったヘロニモ・フランスアも今一つな内容でリーグ優勝を逃してしまったことから2019年オフに抑え候補としてスコットを獲得。オープン戦・練習試合はフランスアが絶不調、中崎や今村猛などの他の抑え候補も軒並みイマイチな中で好投したため、そのままクローザーを務めることになった。
デビュー戦(6月20日)のDeNA戦では6点リードで登板し、1点を失ったものの無事にリードを守る。


しかし翌日...

スコットの14球

2020年6月21日 VSDeNA(横浜スタジアム)
ルーキー・森下暢仁がDeNA打線を7回4安打無失点に抑える最高のデビューを飾り、8回も菊池保則が抑えて迎えた9回、1-0の場面でスコットはマウンドに上がった。

しかし先頭のネフタリ・ソトに8球目をヒットにされた後、続く佐野恵太ホセ・ロペスにも息をするようにヒットを浴びあっという間に無死満塁とすると、最後は宮崎敏郎の二塁打で二者生還。佐野以降わずか6球で1アウトどころか2ストライクすら取れずに逆転サヨナラ負けを喫しスコットの14球」とも呼ばれるようになり*2「スットコ」という蔑称が生まれた。
あまりの炎上ぶりにDeNAファンからすら勝利の喜びより先に投球内容の酷さを心配されてしまい、一気にネタ外国人候補に躍り出た。

スコットの13球

2020年7月2日 VSヤクルト(神宮球場)
5-5で迎えた9回、佐々岡真司監督はスコットにマウンドを託す。
前々回、前回登板時はセーブがつかない場面ながらそれぞれ1回無失点で切り抜けていた彼だが、今回はまたも炎上

先頭の坂口智隆に四球を与えた後、続く山田哲人青木宣親に連打を浴びてあれよあれよという間に満塁にされると、とどめに村上宗隆にレフトスタンド中段にまで運ばれるサヨナラ満塁ホームランを被弾。投じた球数は上述のDeNA戦の14球をさらに下回る13球であったため「スコットの13球」と呼ばれることになった。
5登板目にして2度も無死満塁という状況を作り、更に今度はグランドスラム被弾という最高級に派手な形でサヨナラ勝ちを献上してしまった。

鯉達総帥就任

あまりの炎上神ぶりになんJではお祭り騒ぎになり、蔑称をさらに追加され今村猛から鯉達総帥の座をもぎ取った。

ネット上では

と言った伝説級ネタ外国人投手たちと比較され、同時に彼らの偉業(?)が改めてクローズアップされた。

なお、翌3日に二軍降格となるが17日に再び一軍登録される。しかし因縁のヤクルト相手にまたも打ち込まれ20日に当然ながら再び二軍降格となった模様。

蔑称

余談

その後も鯉達は俺達以上に猛威を奮い*7、スコット抹消後は菊池保則がクローザーに就任するも3連続セーブ失敗で降格、7月24日のDeNA戦ではシーズン3人目の抑えを務めた一岡竜司が先述の佐野に逆転サヨナラグランドスラムを被弾*8。これにより、スコットの13球と合わせてセ・リーグ史上初の1ヶ月に2発のサヨナラグランドスラム被弾を記録し、「一緒や!(誰が)投げても!」などと言われるようになり「UNKO」こと2010年の救援陣よりも酷いという声さえもある*9。また、打率が12球団トップ*10で打線こそ好調であるものの、いくら点を取っても点を取られることがある

令和の炎上神としてすっかりネタ扱いされ「スコット」が蔑称のような使われ方をされるようになり、さらには他球団にも波及し、スコットに因んだ蔑称がいろいろ生まれた。
例)

さらに7月26日のDeNA対広島戦(横浜)では9回表に山﨑が満塁弾を浴びて逆転され、9回裏には一岡がこれまた満塁にしてしまう(も抑える)という有り様だったため、共用スレでは「ヤスコット vs 全員スコット」というスレタイまでつけられてしまった*11

関連項目


*1 意味は「バカ野郎」とほぼ同義。
*2 ちなみに4安打全てがライト方向への打球だったが、佐野以降の三本は全て似たようなボールを打たれている。なおこの試合で初登板初勝利を消された森下は、1週間後の28日にナゴヤドームでの中日戦に先発、9回2死まで投げて初勝利を挙げている。この時リリーフして最後のアウトを取ったのはフランスアである。
*3 元ヤクルト。1989年に当時で言うストッパー候補として入団したが、開幕第2戦の巨人戦の9回裏に自ら無死満塁のピンチを作った直後、打者原辰徳に対しサヨナラ暴投(記録はなぜかパスボール)をやらかし、その後も状態が上がらず同年5月20日に解雇。球団史上最速の解雇となった。
*4 5試合目時点でのスコットの成績(防御率21.00、0勝2敗0S、WHIP4.33)がミセリと酷似。また奇しくも最初に炎上させたのが広島である。
*5 余談だが本家藤川も2020年は大不振である。
*6 スコットは南アフリカ共和国出身で、NPB史上初となるアフリカ大陸出身の選手となる。
*7 なお2020年の本家「俺達」は比較的安定している模様。
*8 ここで岡はアウトを1つしか取れなかったが、スコットは1つもアウトを取れなかったということで上述の「零岡」の蔑称が付けられた。
*9 7/29日地点で救援防御率は12球団ワースト(5.11。12球団唯一の救援防御率5点台。)。
*10 7/29地点で.289。
*11 奇しくも両投手とも無死から適時打で1失点の後、一死から満塁被弾まで一致