報知新聞社が発行するスポーツ新聞。巨人の提灯記事に定評があり、別名「読売ジャイアンツ広報紙」「東のデイリースポーツ」。
とはいえ後述の理由により、いついかなる時も真摯にポジ記事を書き続けるデイリースポーツには遠く及ばないと言わざるを得ない。*1
巨人の「大本営」と呼ばれているほか、「呆痴」「放置」「放屁」など多くの異名や蔑称を持つ。
歴史
前身に当たる1872年創刊の郵便報知新聞のち報知新聞*2は立憲改進党の機関紙*3、日本初の婦人記者採用、20世紀の予言などの足跡を残し「東京五大新聞」の一角として戦前日本のジャーナリズム史に大きな役割を果たした。
しかし戦中にライバル紙だった読売新聞社へ統合合併*4、戦後も読売新聞グループに残った上で1949年年末にスポーツ紙に転身しており、この事が現在の巨人贔屓の紙風の要因*5となっている。
なんJでの評価
報道内容自体は(スポーツ新聞にしては)それなりに信用できるものの、笑い・ネタの面で目立った功績が無いため、なんJ民の報知に対する態度は概ね冷たい。
また1面スクープは飛ばし記事の数も多く「大本営のはずの巨人の記事で外す」という謎の事態が発生することもある*6。ただし他球団のネガティブな記事は正確*7なことも少なくない。
最も大本営な姿勢が裏目に出ることもあり、2003年に原監督が三山秀昭*8らフロント陣と対立し監督を退任することとなった騒動では、半ば暴走し原を実質的に解任したフロント側を批判する論調をとらなかったと見なされ、巨人OBの重鎮である廣岡達朗や元監督の藤田元司に新聞購読を打ち切られてしまっている*9。
巨人の監督からの信頼は比較的厚いようで、2017年には「貧打に苦しんでいるのだから抑えのアルキメデス・カミネロを二軍に落として二軍で好調なルイス・クルーズを起用すべき」といった記事を書くと監督がこれを実行している。なお、カミネロを落とした結果他のリリーフ陣にしわ寄せが行き試合を落とした*10際には「大胆な策が仇となった」となんJ民もびっくりの手のひら返しを見せつけた*11。
なお焼肉記者グループの重鎮・鷲田康、巨人時代の松井秀喜の元専属広報・広岡勲*12らはスポーツ報知の出身である。