タニマチ

Last-modified: 2022-04-22 (金) 23:05:15

野球選手を金銭などで支援する人のことを指す。平たく言えば個人レベルの後援会。
元は相撲用語で、由来は諸説あるが19世紀末、現在の大阪市中央区谷町に住んでいた医者が無償で相撲力士を治療していたから、とされるのが有力。現在では野球含むスポーツ全般や芸能界でも用いられる。


概要

プロスポーツの世界は実力主義を原則としているものの、同時にお金のかかる現実もあり資金力がモノを言う側面は大きい。
そのためタニマチというのは本来であれば気前よく金銭援助をしてくれるという有難い存在なのだが、中には選手を甘やかしたり、暴力団が絡んでいたり、球団に圧力をかけたりするなど、資金力にモノを言わせた悪質なものもある。具体例として

  • 一定以上の出場機会が保証されているため、成績不振でも試合に出続けることで不可解な特別扱いを疑われる
  • 選手を甘やかすもの…選手自身の慢心・増長に繋がり、そこからパフォーマンス面の低下をもたらしてしまう
  • 暴力団絡みや、球団に圧力をかけるもの…(事実か否かはともかく)選手個人のみならず球団単位での風評被害を与える

こういった事態を招く事で、結果的に本職の野球でも不振に陥ってしまうことも多く、このことから野球ファンには不安視されている。
以下の実例も踏まえ、野球界では「タニマチ」という用語は概ね悪いイメージを持たれているのが実情である。


阪神タイガースにおけるタニマチ

野球界では特に阪神タイガースは歴史の長さや人気もあって上述のような酷いタニマチが多いらしく、元監督の野村克也は著書やインタビューで苦言を呈している。
その後、2020年に1回目のコロナ騒動で改めて注目されることとなった。阪神が中々リーグ優勝、日本一になれない要因としてしばしば槍玉に挙げられている。

野村克也が語る「プロ意識」
https://column.sp.baseball.findfriends.jp/?pid=column_detail&id=051-20180326-01


 そんなチームの監督を引き受けた私が悪かった。昔から何も変わらず、ぬるく、甘い体質。「このチームは、なんだ?」と思ったときには、遅かった。1999年、監督1年目のシーズンは最下位に終わり、翌年半ばに「もう、やめさせてくれ」とオーナーを訪ねたが、「それは困る。3年契約なのだから、そこは全うしてもらわないと」と慰留された。「私の手には負えません」と言っても、契約は契約。結局、さらにムダな2年間を送ることになった。

 要は、タニマチ球団なのだ。大阪だけでなく全国どこへ遠征に出かけてもタニマチがおり、選手は連日、彼らに誘われ、夜の街へと出かけてしまう。遠征先のホテルに残っているのは、いつもマネジャーと私だけだった。なぜ誰も不思議に思わないのだろう。


関連項目



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