元中日ドラゴンズのマキシモ・ネルソンのこと。
概要
2010年2月26日、キャンプ地の沖縄から移動するため那覇空港で手荷物検査を受けた際に鞄から実弾が見つかり銃刀法違反容疑で逮捕されたことが元ネタ*1。
その結果なんJでは「ネルソンスレ」が乱立、その混乱の中でおはDをもじってこう呼ばれるようになった。
事件の翌年はムエンゴだけでなく、
など「組織的な妨害」と疑われても仕方がないような仕打ちを味方から受け9連敗しており*3、なんJでは度々巨人小笠原や中日野手陣(特に森野)がネルソンに射殺されている。
ヤクD
ネルソンの事件から約3年後の2013年2月2日、またしても新外国人選手のマット・クラーク*4が沖縄署で尿検査と事情聴取を受ける騒動が起きた。
中日クラークに覚せい剤騒動 犯罪性なし
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20130203-1080223.html
持病のため6歳から服用していた薬に覚醒剤の一種である「アンフェタミン」*5が含まれていたというもの。その後、本人の申告により警察に届け出た上、尿検査の結果も陰性だったため犯罪性はなかった。そもそも母国では合法であった常用薬が日本では使えないと知って自ら届け出ただけであり、中日スポーツなどは「ショック!6歳からの常用薬が日本では違法」と正しく報道していたが多くのメディアが「覚せい剤」と悪意を持ってセンセーショナルに報道したため、またしても外国人によるお騒がせで中日関係者とファンの不安を煽ることとなった。
ロッテの場合
2016年2月21日、千葉ロッテマリーンズの新外国人選手であるヤマイコ・ナバーロが銃刀法違反で逮捕されてしまう。
ネルソンと同じくドミニカ共和国出身、鞄に紛れ込んだ銃弾*6が那覇空港で発見されるなど、その経緯や状況が酷似している。そして報道直後のなんJなどでは
- チャカ持ってマリーンズ
- チャカイコ・ナバーロ
- ナバーロ ツカマーロ*7
などと煽られてしまった。
なお来日3年目で事件を起こしたネルソンに対して、こちらは「来日から間もないため」という理由*8から50万円の制裁金、及び3月中の全試合と公式戦開幕後4週間の出場停止という比較的軽い処分にとどまった。
とはいえ1ヶ月半もの間実戦を離れた影響は大きく、オープン戦好調も復帰後は怪我や出産立ち会いなどで度々離脱、また打率.217・10本塁打44打点と微妙な成績だったため1年で解雇された*9。
その後ナバーロはドミニカに戻りウィンターリーグに出場していたが、2018年5月21日(現地時間)、ドミニカのサン・ペドロ・デ・マコリス市内でミニバンを運転中、製造番号が削られた銃を所持していたのを発見され、逮捕されている*10。
ナバーロが起こした2回目の事件を契機に中日・ロッテ専用スレとして「銃弾専」が誕生した。
余談
- 2018年途中から2019年まで阪神タイガースに在籍したエフレン・ナバーロは2016年にメキシコ代表として来日した際に「ナバーロじゃない方のナバーロ」とネタにされていたことから阪神入団前からある程度の知名度があった。アベレージヒッターの優等生というヤマイコと正反対のタイプでありながら、阪神入団時点でヤマイコが散々やらかしまくっていたために風評被害に遭った。
- 1998年に横浜に在籍していたホセ・マラべは2000年にKBO・ヘテタイガース(現起亜タイガース)と契約したが韓国入国時に拳銃所持が発覚し逮捕、故障もあり開幕前に解雇となった。
- ドミニカ共和国において野球選手は金持ちの部類に入るため強盗に襲われることが多い。その為護身用に拳銃を所持している場合が多いのだというが、その治安の悪さはMLBのボストン・レッドソックスで活躍した「ビッグ・パピ」ことデビッド・オルティーズ*11ですら強盗に襲われた挙句に銃撃され重傷を負う事件に遭うほどである。かつて中日に在籍していたドミニカ共和国出身のアンダーソン・エルナンデスとリカルド・ナニータはインタビューで「日本では街に出ても殺される怖さがない」と語っている。また、彼らを日本に連れてきた元中日監督の森繁和(元西武)は現地で拳銃を突き付けられた経験があるほか、日本絡みではウィルフィン・オビスポ(元巨人→日本ハム)もショットガンを突きつける事件を起こし逮捕されている。