スポーツ等の勝負を左右する場面で登場するとされる存在のこと。野球では主に高校野球(春・夏の甲子園)で使われる。
概要
トーナメント制ゆえに一発勝負が基本となる春・夏の甲子園では、「プレッシャーのかかる場面で突如投手のコントロールが乱れる」「勝利目前の緊張で守備陣の動きが固くなる」といった現象がしばしば発生し、これが発端となって劇的な逆転負けに繋がったり、あるいは「勝っていた試合が無効になり、再試合で負ける」といった展開が多く見られた。
プロ野球なら敗戦の原因となった選手は「戦犯」扱いされるが、高校生相手にそれは酷ということで「甲子園には魔物が棲む」と言う格言が生まれ、いつしかこれらの展開が「マモノの仕業」と言われるようになった。
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AAの元ネタは、エニックス(現スクウェアエニックス)のゲームソフト「ドラゴンクエスト」シリーズに登場する名物モブキャラである「あらくれ」。
普段はのんびりと寛いでいるが、野球に限らず様々なイベントの実況スレなどへ出没する。試合の山場になると登場し、一部始終を見届けてから帰宅するという実に傍迷惑なキャラクターである。
余談
- 『実況パワフルプロ野球』の高校野球モードである「栄冠ナイン」では、意図的にマモノを呼び寄せる「甲子園(地方大会、グラウンド、全国大会)の魔物」という能力がある。これを使うと、そのイニングの間相手選手の全員の捕球が最低ランクの「G」となり、次々に落球、後逸、悪送球を繰り返すため、魔物ゲーと称されることもある*1。