ルールブック工藤

Last-modified: 2022-11-20 (日) 15:04:22

工藤公康のソフトバンク監督時代の蔑称。


経緯

2015年6月2日のDeNA対ソフトバンク戦における出来事。
2-3とホークス1点ビハインドの7回表、二死満塁の場面で柳田悠岐の放った打球が二塁塁審の渡田均に直撃。
ボールはそのまま中前に転がり、二者生還で逆転…と思われたが判定はボールデッド。安全進塁権1つ分しか進塁できないため、既に生還していた二塁走者の中村晃が三塁に戻される。この判定に対して工藤はベンチからルールブックを持参して猛抗議を行った。しかし判定は覆らず同点止まり。後続の押し出しで勝ち越したものの後に再逆転を許し、5-6で敗戦した。
後述の通り工藤の抗議は的外れな内容であったため「何のためにルールブックを持ってきたのか?」と突っ込まれ、「ルールブック工藤」「るるぶ工藤*1」「石ころ民工藤」などの蔑称が誕生した。


動画(1:46~)


解説

公認野球規則では、原則的に審判員にボールが触れた場合はインプレー*2と規定しており、工藤の抗議もこれに基づくものだった。しかし例外として「内野手(投手を除く)を通過していないフェアボールが、審判員に触れた場合」はボールデッドになると定義されており、今回のケースでは二塁塁審は内野手の内側に立っていたため例外に該当。審判の判定は妥当である。工藤自身も試合後に上記例外の見落としを認めている。

工藤監督 ルールブック持参の猛抗議報われず…バツの悪さ残る敗戦

工藤監督は「最初(見た項目)はアンパイアに当たればインプレーと書いていた。あとからルールを見直し、原注(注意書き)に書いていた。内野の中ならボールデッドだった」と話した。バツの悪さ、後味の悪さともに残る敗戦となった。

▼渡田均・二塁塁審 当たった私が悪い。柳田君の打球が速く、ラインドライブがかかりよけきれなかった。こんなことは35年(審判を)やってて初めて。

工藤が抗議に至った理由として上記の見落としに加え、現役時代の成功体験も一因と考えられる。
工藤監督も驚き “審判は石ころ”じゃなかった

 有名な「石ころ事件」は1982年の日本シリーズ、2勝2敗で迎えた第5戦(西武)で起きた。3回表、中日の攻撃。2死二塁から平野謙の打球は一塁手・田淵幸一の脇を抜けた。誰もが先制と思った瞬間、打球は一塁塁審の村田康一審判員の右足に当たって二塁方向へ。山崎裕之から三塁のスティーブに送られ、二塁走者の田尾安志はタッチアウト。これで流れをつかんだ西武が4勝2敗でこのシリーズを制するのである。

 これで学んだのが公認野球規則6・08(d)にある「内野手(投手を除く)をいったん通過するか、または野手(投手を含む)に触れたフェアボールが審判員に触れた場合にはボールインプレイである」(原文のまま)という部分だ。

 人工芝が導入されて間もない時代でまだ土のグラウンドも多く、小石によるイレギュラーバウンドが少なくなかった。その意味で「審判は石ころと一緒」と教わったのだが、その位置が限定されているのは全く意識しなかった。当時、審判員を「内野内」で見ることはなかったからだ。


笑う松田

ソフトバンクベンチの松田宣浩は抗議する工藤の後ろで爆笑。松田は2008年に同様のルールを走者として経験しており、工藤の誤りを理解していたため爆笑に繋がったと推測される。

引用元:マリンブルーの風(個人blogの試合記録、2008年7月26日投稿)

さて、今日は面白いシーンがありました。
4回裏1死2塁でバッターは辻。ここで辻の打球は二遊間に飛びますが、2塁塁審のかかとに打球が当たり、センター前に抜けていきます。その間に2塁ランナーがホームを踏みますが、主審がボールデッドを宣告。2塁ランナーは2塁に戻され、バッターは1塁到達で1死1,2塁で試合が再開されました。
あれ?確か審判は石ころと同じで当たってもプレーが続行されると『かっとばせ!キヨハラくん』で読んだ記憶があるのですが、違うのでしょうか。
しかし野球規則を見るとこうなっていました。
(引用者略:規則の引用)
要するに、内野手より前にいる審判にボールが当たるとボールデッドになり、内野手の後ろにいる審判にボールが当たるとインプレー、つまり試合続行になるということですね。

スタメンデータベースより当時のスタメン

2008/7/26 4本多 6川崎 7松中 D小久保 5松田 9中西 8辻 3レストビッチ 2高谷 Pホールトン


なんJ民の反応

工藤と同じく「審判は石ころ!」「ボールデッドではない!」と誤った知識を主張し誤審と騒ぎ立てた正岡民が大量に発生。正しいルールを指摘した中馬民も存在したが前者の多さに埋もれ、「石ころ民」という蔑称も誕生した。
また工藤に関しても、「工藤の野球知識はなんJ民と同レベル」と煽られた。

正岡民(石ころ民)

720:風吹けば名無し@転載禁止:2015/06/02(火) 20:32:08.25 ID:Wvtkp20K0
審判は石ころやぞ

831:風吹けば名無し@転載禁止:2015/06/02(火) 20:32:29.95 ID:fZInV5gs0
これで戻したら大問題やぞ

834:風吹けば名無し@転載禁止:2015/06/02(火) 20:32:30.91 ID:f/rbimOO0
工藤頑張れ

4 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/06/02(火) 20:32:24.14 ID:K2Hx58Cw0
こんなパイアははじめてみたわwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
だいたんすぎるやろこいつwwwwwwwwwwwwwww

6 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/06/02(火) 20:32:52.63 ID:k+2ChZgcH
審判は石ころのルールしらんのかこの審判

44 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/06/02(火) 20:35:02.82 ID:j//bzSeW0
パイアとかいう問題かこれ
今ここにいる審判全員クビやろ

中馬民

926 名前:風吹けば名無し@転載禁止 :2015/06/02(火) 20:32:53.56 ID:tps/O5EE0
審判員が、まだ野手に触れていないフェアボールにフェア地域で触れた場合、あるいは投手を除く内野手の股間や横を通過していないフェアボールに触れた場合。
打者は走者となって一塁が与えられる。その結果、塁を明け渡さなければならなくなった走者は進塁する。

34:風吹けば名無し@転載禁止:2015/06/02(火) 20:34:39.61 ID:AzxVFJf90
内野手の後方もしくはファウル地域に位置する審判に当たった場合は、そのままインプレーで成り行きとなります。

内野手の前方に位置する審判に当たった場合は、ボールデッドになり、打者に一塁が与えられます。他の走者は基本的に元の塁に戻されますが、打者に一塁が与えられたことにより押し出される走者は進塁します。(記録はヒット)

〔参照〕
以下、野球規則より、

5・09 次の場合にはボールデッドとなり、走者は一個の進塁が許されるか、または帰塁する。その間に走者はアウトにされることはない。
(f)内野手(投手を含む)に触れていないフェアボールが、フェア地域で走者または審判員に触れた場合、あるいは内野手(投手を除く)を通過していないフェアボールが、審判員に触れた場合・・・打者が走者となったために、塁を明け渡す義務が生じた各走者は進む。

52 :風吹けば名無し@転載禁止:2015/06/02(火) 20:35:08.15 ID:cHI6M9no0
佐々木切れまくってるけど内野手が触る前に審判に当たったらボールデッドで1塁分ってのは野球規則に書いてあるぞ

5・09 次の場合にはボールデッドとなり、走者は一個の進塁が許されるか、または帰塁する。その間に走者はアウトにされることはない。
(f)内野手(投手を含む)に触れていないフェアボールが、フェア地域で走者または審判員に触れた場合、あるいは内野手(投手を除く)を通過していないフェアボールが、審判員に触れた場合・・・打者が走者となったために、塁を明け渡す義務が生じた各走者は進む。

過去ログ
https://orpheus.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1433244683/
https://orpheus.5ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1433244501/


実況・解説陣の反応

ベースボールタイムスのネット番組"OBTV"の当日回(現在は非公開)の出演者*3が口を揃えて「知らなかった」と連呼。極めて稀なケースであった事が伺える。

TBSのCS放送では解説の佐々木主浩や実況の松下賢次が、抗議に出てきた工藤に対し「工藤さんはルール詳しいですからね」「間違える筈がない」と擁護し*4、「審判は石ころと同じなんです」「何故ランナーを戻しているのか」と審判団を糾弾する。判定が正しいと判明した後は「分かりにくいルールブックが悪い」「審判が避けないのが悪い」と開き直り、延々と責任転嫁を続ける無様な光景が繰り広げられていた。


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関連項目



Tag: 横浜 ソフトバンク ルール 審判 実況・解説者 監督 蔑称


*1 旅行ガイドブック『るるぶ』を捩っている。
*2 よく言われる「審判=ただの障害物=石ころ」の理屈である。
*3 鈴木健・古木克明・高橋雅裕・西崎幸広・笘篠賢治・ギャオス内藤
*4 工藤同様に日本シリーズの「石ころ事件」を知っていた為に誤解したと思われる。