各種メディアの記事に出てくる「デスク」のこと。
解説 
日刊ゲンダイの記者室に設置されているという噂のものが有名。
「記者とその机の会話を記事にする」という斬新な取材スタイルを確立したことで知られる。また、その会話の内容から机の方が記者より立場は上(ゲンダイ記者の立場はモノ以下)であることが窺える*1。
なお、喋る机記事はあくまで「記者と机の会話を書き起こしたもの」に過ぎず、情報の信憑性は全く保証されない。最近はあまり使われなくなっているが、日刊ゲンダイが信用できないことに変わりはない。
なお、東京スポーツなども喋る机を使うこともあるが、ゲンダイの机がほぼ概ね特定選手や球団叩きのネガティブ発言しかしないのに対し、他社の机は選手への期待などポジティブな発言も多いため、叩かれるケースは比較的少ない。
喋る机の実例 
横浜ベイスターズから福岡ソフトバンクホークスへと移籍した内川聖一の結婚式*2についての記事。
ゲンダイ 
【ウの目タカの目】参列者(2010年12月20日掲載)
http://web.archive.org/web/20110119041503/http://gendai.net/articles/view/sports/128030
記 者 挙式は親族や友人ら約80人、披露宴は約170人が駆けつけました。
デスク 横浜の尾花監督や選手もいたんだろ?
記 者 それが……。
デスク 何だ。
記 者 参列者の中に、選手はおろか球団スタッフはひとりもいなかったそうです。
デスク ひとりも?
記 者 そもそも招待状を送っていません。
デスク ホントかよ?
記 者 招待状を郵送したのはFA宣言すると決める随分前。もう心は決まっていたということです。
デスク いくらソフトバンクに移籍するからって、10年間育ててもらったコーチやスタッフをひとりも呼ばないもんかね。
記 者 「『残ってくれ』と言った社長の言葉がすごく頭に残っていた」と言っていたのに、その加地社長も呼んでいません。
デスク 薄情なヤツだな。
記 者 ソフトバンク移籍を発表した日、「昨日まで考えていた」と言ったのはやっぱりウソだったことがバレちゃった。
デスク そういうことになるな。
現実(デイリースポーツ記事) 
元同僚・村田が祝福「お似合い」
http://web.archive.org/web/20101220010236/https://www.daily.co.jp/baseball/2010/12/19/0003684612.shtml
喋る冷蔵庫 
2019年8月8日の記事で、新たに喋る冷蔵庫への取材を行ったことが発覚した。
DeNAパットンにボコボコにされた冷蔵庫の「独占手記」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/259938
ベイスターズの中継ぎパットン投手が、首位争いしてる巨人との試合で坂本に同点打浴びて交代させられ逆上し、ベンチへ戻ってぶん殴って被害に遭った冷蔵庫の独占手記。
「私はね、チームの勝利のためにベンチ入りしてますよ。まあ、自分から望んでベンチ入りしてるわけじゃないのが、ほかの選手と違うとこなんですけど、猛暑の中グラウンドへ出て汗をかいている選手のために、ベンチ入りしてるわけですよ。
『さあ守ってこ外野バック!』とか『ほれバッタービビってるよ!』とかヤジは飛ばしませんよ、冷蔵庫ですから。
怠慢プレー一切しません。いつでも使ってくださいト、ベンチに座ってるわけですよ。
中継ぎパットン、坂本に同点二塁打打たれて交代。
はい、いきなりでした。右左右3発っす。最初は何が起こったかわかりませんでした。パットン戦車が突進して来てボコボコですわ。
私ね。『大事な試合でどこ投げてんだよボケ!』とか暴言吐いたりしてませんよ。あ~ちょっと疲れてきてるな~と、こらそろそろ出番かな~と、ベンチで気合入れて、『ドンマイドンマイ』というつもりで『ウ~ン』とうなってましたよ、冷蔵庫ですから。
それがいきなりボコボコですよ。怠慢プレーで殴られるんじゃないですよ。八つ当たりっていうんですか?
……いや痛くはなかったですよ、神経ありませんから、血も通ってませんよ、冷却水は通ってますけど、冷蔵庫ですから。
突然3発ですもん。さすがに開いたドアが塞がらなかったです。
なお、この文章は戯作者・エッセイストの松崎菊也による連載であり、ニュース記事として掲載されたものではない。
喋るゴミ箱 
海の向こうアメリカでは、MLBヒューストン・アストロズのサイン盗み騒動について、FOX29*3が喋るゴミ箱へのインタビューを行った。*4
https://twitter.com/FOX29philly/status/1217075140179025920
関連項目 
Tag: 報道機関