守備の人

Last-modified: 2026-01-23 (金) 19:52:55
  1. 本来は打撃を期待されていたが、蓋を開けてみたら守備しか取り柄がなかった選手。
  2. 好守で特に有名な選手。打撃が上手くてもこう呼ばれる。
  3. 貧打、あへ単スラガガーぶりが目立つ守備固めタイプ。
  4. 守備がかなり下手な選手に対する皮肉。

野球ch時代からよく用いられる蔑称/愛称である。
上記の用法を見ても分かる通り、文脈によって全く意味が異なるので注意。


1.の概要

主に「これまでの実績や評判から打力に期待されていたが、今現在打てていない主力」「他チームからFAで移籍したが思ったほど活躍してない」「主力なのに打てていない、でも守備はそこまで悪くない」選手に用いられる。
共通項として「守備の良さに定評があるものの、明らかに期待はずれな打棒」を暗に揶揄している。

主な例は以下の通り。球団は在籍当時のもの。太字はFA移籍

2.の概要

守備だけでも客を呼べる・試合を左右できるレベルに上手い」選手のこと。「守備の人」という表現を捻らず額面通りに受け取った場合の意味。
ポジションの性質上、守備の負担が大きく打撃よりも守備力が重要視される捕手・二塁手・遊撃手・中堅手がこれの多くを占めているように、基本的には元からそこまで打撃を期待されていない選手につけられる事が多いが、非常に優れた守備力の持ち主と広く認識されている場合、平均レベルに打っていてもこの表現が使われる事がある。
ただし、いくら守備が上手くてもそれが霞んでしまう程の貧打ぶりなどからヘイトを集めた場合は後述の3.のような扱いになる。
なお、坂本勇人(巨人)、近本光司(阪神)のように「守備も優れている上に打撃力もトップクラスに期待できる」選手はこの枠にカテゴライズされにくく、“チームの中心選手”という別の評価がつきがちである。

主な例は以下の通り。(これ以降は多すぎるので現役に限定)

3.の概要

「守備要員としては文句ないが、それ以上に貧打あへ単スラガガーぶりが目立つ」選手。
2.が「打撃力の低さを補って余りある守備力」を持つ選手ならば、こちらは「守備力の高さを考慮しても許容できないほど打撃力が低い」選手と言えるだろう。またアマ時代の名声などから「中心選手になることを期待されながら、守備は良いものの中心選手・レギュラークラスになりきれない選手」もこのカテゴリーに入る。
守備固めで起用されることも多いため「打てない打者を起用している」という采配批判の的になりがちだが、守備での貢献面を無視すると逆に非難の対象になることがあるので注意が必要。

主な例は以下の通り。

貧打、あへ単型

  • 中島卓也(日本ハム)
  • 小林誠司(巨人)
  • 友杉篤輝(ロッテ)
  • 加藤匠馬(中日→ロッテ→中日)
  • 土田龍空(中日)
  • 太田光(楽天)
  • 湯浅大(巨人)
  • 神里和毅(DeNA)
  • 柴田竜拓(DeNA)
  • 愛斗(西武→ロッテ)
  • 山田脩也(阪神)

スラガガー型


4.の概要

壊滅的守備難の選手に対して、揶揄と嘲りを込めて正反対の意味で使われたりする。同義語に「守りの名手」がある。
なお、かつて名手と言われたが故障や衰え等により逆に守備難になった選手はここに含まれない。
また、守備下手には様々なタイプ*11が存在し、起用についてもチーム事情でその守備位置を守っている場合なども存在するため、安易に決めつけで叩くと自爆することがあるため注意が必要。

主な例は以下の通り。(現役に限定)

文句無しに壊滅的な守備力の例

  • 高山俊(阪神→オイシックス)
  • 糸原健斗(阪神)*12
  • 佐野恵太(DeNA)*13
  • ドミンゴ・サンタナ(ヤクルト)
  • 渡邉諒(日本ハム→阪神)*14
  • 石川慎吾(日本ハム→巨人→ロッテ)
  • 前川右京(阪神)
  • フランミル・レイエス(日本ハム)*15
  • 仲三河優太(西武)*16

過去のインパクトゆえに復調あるいは向上しても守備難扱いされる例

余談

なお、「守備の人」という言葉についてはプロにも似たような概念があるらしい。

阪神・マルテが攻守で活躍 日本語で「シュビノヒト」とニヤリ
https://www.daily.co.jp/tigers/2021/05/14/0014327484.shtml


(前略)直後の守備では先頭・若林の一塁線への打球を好捕してアウトを奪った。
 
 昨年10月23日に東京ドームで1試合4失策したという苦い過去がある。試合後は「へっへっへ。シュビノヒト(守備の人)。へっへっへ」と満面の笑みで日本語を披露。「毎日、一生懸命やってチームに貢献したい」と全力プレーを誓った。


関連項目

Tag: 野球ch なんJ


*1 実際に古巣の後輩である筒香嘉智に「村田さん、守備の人になったんですか?」と煽られた。
*2 MLB/3A時代から、三塁守備には定評があり、ロッテ時代も三塁守備は平均以上であったが、打撃面が「37試合、93打席、打率.190、7本塁打、16打点」と期待外れに終わった。尤も、打率の低さの一方で、本塁打数は「規定打席換算だと、33本塁打ペース」であり、長打力を示す指標であるIsoPは「0.298」ととても高かった。
*3 打撃では精彩を欠いた反面、パ・リーグ所属のファーストでは史上初となる守備率10割を記録。パ・リーグ所属のファーストの守備率記録を51年ぶりに更新(内川以前は榎本喜八が東京オリオンズ(現ロッテ)時代の1968年に達成した.999だった)し、自身初のゴールデングラブ賞を受賞。プロ入り19年目での初受賞は史上最遅である。
*4 2014年、2016年に打率3割を記録、2016年には最多安打を記録するなど打撃でもそれなりの結果を残しているが、上記の通り守備が非常に上手く、また同時期にとんでもない打撃成績を叩き出した二塁手がいたため打撃が過小評価されやすいのでこの枠に入る。
*5 チームメイトで仲のよい則本昂大から面と向かって「守備の人」呼ばわりされたこともある。2024年には最多安打も獲得したが、同時に外野手シーズン最多刺殺のプロ野球記録を76年ぶりに更新。
*6 帝京高校時代、打撃に加えて、一塁手の堅実な守備でも甲子園を沸かせた。プロ入り後は、チーム事情に応じて、一塁手・左翼手・右翼手の3ポジションを務めているが、3つのポジションのいずれでも高い守備力を発揮している。
*7 2023年以降。2022年までは、3の意味での「守備の人」といわれる傾向がむしろ強かった。
*8 188cm,100kgと恵まれた体格で高校通算65本塁打のスラッガーだが、プロ入り後の最多は9本塁打でシーズン2桁本塁打が一度もなく、特に2024年以降レギュラーシーズンでは1本もホームランが出ていない。その一方で球界有数の三塁手守備の名手である。
*9 2024年シーズン終了時点では、「251試合、111打席、通算打率.194(93打数18安打)、24盗塁、12犠打、長打自体が2本(いずれも二塁打)のみ」であり、打席数より出場試合数の方が多い、典型的な守備要員の選手であり、この時点では完全な「タイプ3」の選手であったが、2025年のシーズン後半に打撃面を開花させてリーグ優勝に貢献。そもそもプロ入り前の立教大学での通算打率が.220と高くなく、2017年のドラフト3位での阪神入団時も守備・走塁を評価されての指名であった。
*10 巨人時代は時折のボーンヘッドがあり、「オレンジの倉本」として、4に分類されることがあったが、特に中日移籍後の2025年は安定した守備で正遊撃手を獲得した。
*11 打球への反応が悪いタイプ、捕球が下手なタイプ、悪送球するタイプ、送球が遅いタイプ、守備範囲が狭いタイプ(主に外野)、インパクトが大きいミスをしでかしただけのタイプなど。
*12 二塁の守備範囲が非常に狭い一方で三塁守備は平均レベルを守れる。そもそもアマチュア時代は三塁手としてプレーしていた。
*13 捕球・送球ミスは少なく、一塁守備では堅実寄りの選手だが、守備範囲が狭いため左翼で起用された際にこの扱いを受けている。
*14 主に二塁手として。三塁手としては平均近くに守れる。
*15 MLB時代に守った外野でシーズンDRS-11を記録したことがある。ファイターズ加入後はDHでの起用がメインであり、交流戦等でついた一塁守備でも大きなエラーはなく無難に守っている。
*16 かなりの送球難であり、2軍でも指名打者が主戦場である。
*17 チーム事情もありメインで守った遊撃手としては批判を浴びたが、当時から三塁手としては無難であるとの評価だった。腰の怪我が治ってからは全体的な守備力が向上している。
*18 本来はむしろ本義の意味での「守備の人」に該当の外野手だが、失点に直結するボーンヘッドが目立つことから。
*19 2016年のプロ入り当初は三塁手であったが拙守を連発で、2019年に外野手に転向。外野手転向後はボーンヘッドは改善傾向にある。
*20 特に新庄剛志政権下で守備力が大きく向上、元々の一塁手だけでなく三塁手・左翼手も務めるようになった。