- 本来は打撃を期待されていたが、蓋を開けてみたら守備しか取り柄がなかった選手。
- 好守で特に有名な選手。打撃が上手くてもこう呼ばれる。
- 貧打、あへ単、スラガガーぶりが目立つ守備固めタイプ。
- 守備がかなり下手な選手に対する皮肉。
野球ch時代からよく用いられる蔑称/愛称である。
上記の用法を見ても分かる通り、文脈によって全く意味が異なるので注意。
1.の概要
主に「これまでの実績や評判から打力に期待されていたが、今現在打てていない主力」「他チームからFAで移籍したが思ったほど活躍してない」「主力なのに打てていない、でも守備はそこまで悪くない」選手に用いられる。
共通項として「守備の良さに定評があるものの、明らかに期待はずれな打棒」を暗に揶揄している。
主な例は以下の通り。球団は在籍当時のもの。太字はFA移籍。
- 2012年の村田修一(当時巨人)*1
- 2012年から2013年までの後藤光尊(当時オリックス)
- 2013年から2014年中盤までの福留孝介(当時阪神)
- 2017年と2021年の中田翔(2017年、2021年トレード前は日本ハム、トレード後は巨人)
- 2017年・2020年・2023年以降の山田哲人(ヤクルト)
- 2018年開幕から7月末までの大山悠輔(阪神)
- 2018年のマット・ドミンゲス(ロッテ)*2
- 2018年・2019年日本シリーズの丸佳浩(2018年は広島、2019年は巨人)
- 2019年の内川聖一(当時ソフトバンク)*3
- 2019年以降の金子侑司(西武)
- MLB時代の秋山翔吾(当時レッズ)
- 2020年以降の松田宣浩(ソフトバンク→巨人)
- 2022年のフレディ・ガルビス(ソフトバンク)
- 2022年以降の高橋周平(中日)
- 2022年以降の梅野隆太郎(阪神)
- 2023年・2024年のシェルドン・ノイジー(阪神)
- 2023年以降の中村奨吾(ロッテ)
2.の概要
「守備だけでも客を呼べる・試合を左右できるレベルに上手い」選手のこと。「守備の人」という表現を捻らず額面通りに受け取った場合の意味。
ポジションの性質上、守備の負担が大きく打撃よりも守備力が重要視される捕手・二塁手・遊撃手・中堅手がこれの多くを占めているように、基本的には元からそこまで打撃を期待されていない選手につけられる事が多いが、非常に優れた守備力の持ち主と広く認識されている場合、平均レベルに打っていてもこの表現が使われる事がある。
ただし、いくら守備が上手くてもそれが霞んでしまう程の貧打ぶりなどからヘイトを集めた場合は後述の3.のような扱いになる。
なお、坂本勇人(巨人)、近本光司(阪神)のように「守備も優れている上に打撃力もトップクラスに期待できる」選手はこの枠にカテゴライズされにくく、“チームの中心選手”という別の評価がつきがちである。
主な例は以下の通り。(これ以降は多すぎるので現役に限定)
- 菊池涼介(広島)*4
- 辰己涼介(楽天)*5
- 今宮健太(ソフトバンク)
- 甲斐拓也(ソフトバンク→巨人)
- 源田壮亮(西武)
- 桑原将志(DeNA→西武)
- 中村晃(ソフトバンク)*6
- 吉川尚輝(巨人)
- 牧原大成(ソフトバンク)
- 坂本誠志郎(阪神)*7
- 長岡秀樹(ヤクルト)
- 田中幹也(中日)
- 西川愛也(西武)
以下はやや貧打のため、3に分類されることもある選手
3.の概要
「守備要員としては文句ないが、それ以上に貧打、あへ単、スラガガーぶりが目立つ」選手。
2.が「打撃力の低さを補って余りある守備力」を持つ選手ならば、こちらは「守備力の高さを考慮しても許容できないほど打撃力が低い」選手と言えるだろう。またアマ時代の名声などから「中心選手になることを期待されながら、守備は良いものの中心選手・レギュラークラスになりきれない選手」もこのカテゴリーに入る。
守備固めで起用されることも多いため「打てない打者を起用している」という采配批判の的になりがちだが、守備での貢献面を無視すると逆に非難の対象になることがあるので注意が必要。
主な例は以下の通り。
貧打、あへ単型
- 中島卓也(日本ハム)
- 小林誠司(巨人)
- 友杉篤輝(ロッテ)
- 加藤匠馬(中日→ロッテ→中日)
- 土田龍空(中日)
- 太田光(楽天)
- 湯浅大(巨人)
- 神里和毅(DeNA)
- 柴田竜拓(DeNA)
- 愛斗(西武→ロッテ)
- 山田脩也(阪神)
スラガガー型
- 砂川リチャード(ソフトバンク→巨人)
4.の概要
壊滅的守備難の選手に対して、揶揄と嘲りを込めて正反対の意味で使われたりする。同義語に「守りの名手」がある。
なお、かつて名手と言われたが故障や衰え等により逆に守備難になった選手はここに含まれない。
また、守備下手には様々なタイプ*11が存在し、起用についてもチーム事情でその守備位置を守っている場合なども存在するため、安易に決めつけで叩くと自爆することがあるため注意が必要。
主な例は以下の通り。(現役に限定)
文句無しに壊滅的な守備力の例
- 高山俊(阪神→オイシックス)
- 糸原健斗(阪神)*12
- 佐野恵太(DeNA)*13
- ドミンゴ・サンタナ(ヤクルト)
- 渡邉諒(日本ハム→阪神)*14
- 石川慎吾(日本ハム→巨人→ロッテ)
- 前川右京(阪神)
- フランミル・レイエス(日本ハム)*15
- 仲三河優太(西武)*16
過去のインパクトゆえに復調あるいは向上しても守備難扱いされる例
- 倉本寿彦(DeNA→くふうハヤテ)*17
- オコエ瑠偉(楽天→巨人)*18
- 西川龍馬(広島→オリックス)*19
- 清宮幸太郎(日本ハム)*20
- 植田海(阪神)
- 木浪聖也(阪神)
- 島田海吏(阪神)
- 廣岡大志 (ヤクルト→巨人→オリックス)
余談
なお、「守備の人」という言葉についてはプロにも似たような概念があるらしい。
阪神・マルテが攻守で活躍 日本語で「シュビノヒト」とニヤリ
https://www.daily.co.jp/tigers/2021/05/14/0014327484.shtml
(前略)直後の守備では先頭・若林の一塁線への打球を好捕してアウトを奪った。
昨年10月23日に東京ドームで1試合4失策したという苦い過去がある。試合後は「へっへっへ。シュビノヒト(守備の人)。へっへっへ」と満面の笑みで日本語を披露。「毎日、一生懸命やってチームに貢献したい」と全力プレーを誓った。