安仁屋算

Last-modified: 2024-04-04 (木) 19:58:21

安仁屋宗八(元広島・阪神)が解説者時代に考案した、(特に広島カープに対する)投手及びチーム勝利数の予測方法。
RCC中国放送公認の名称である。


概要

安仁屋はRCC中国放送の番組内で2011年の広島のシーズン展望について解説を行ったが、勝利数に関して広島がシーズン101勝を挙げるというとんでもない予測を立てた*1。投手別に勝利数を予想し合算する方法であったが、

  • 登板機会の概念がなく、7人以上が先発ローテーションに入っている。
  • 多くの投手に対して二桁勝利を予想するなど過大評価している。
  • 新外国人投手のブライアン・バリントンだけは全く期待されておらず、0勝と予測。

など突っ込みどころ満載であった。

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本放送後、「十分な登板機会が与えられて絶好調を維持し続けた場合の個人勝利数を所属投手全員について計算し、それを合算したものをチーム勝利数予測とする」計算方法が安仁屋算と命名された。
毎年恒例のRCC安仁屋算企画はなんJで大いにネタにされ、ネットスラングとして普及。後日RCC自身が『安仁屋算』を使い、番組公認の名称となった。

言うまでもないが、チームの試合数には限りがあり投手全員に十分な登板機会を与えるのは不可能。かつ1試合で勝利投手の権利を得られるのは1人だけであるため、安仁屋算通りに事が運ぶ可能性はほぼ0%である。

実際の成績との比較

選手名予想実際誤差
合計10160-41
前田健太1810-8
大竹寛161-15
篠田純平105-5
齊藤悠葵110-11
ジオ113-8
大島崇行000
ソリアーノ101-9
今村猛330
中田廉50-5
小松剛50-5
今井啓介31-2
バリントン013+13
福井優也98-1
その他-15+15

安仁屋の予想通りに活躍出来たのは今村と福井のみであった。

安仁屋算2024

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関連項目



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*1 実現すれば1955年南海の99勝を超えるシーズンチーム勝利数最多記録、勝率も.759に達し1951年南海の.750を上回る最高記録。