広島の悲劇

Last-modified: 2021-12-19 (日) 16:28:09

広島東洋カープが2015年に味わった呆気なさすぎる終焉のこと。

最終戦の進行

広島は4位で最終戦に突入し、この時点で5位が確定していた中日と対戦。その前日に最終戦を迎えた3位・阪神が敗れて広島とのゲーム差が0.5になっていたので、広島は勝てばCS、引き分け以下で4位だった。その一方で中日もこの試合を山本昌の引退試合*1として設定していたため、両者とも負けられない状況であった。

7回まで0点進行の中、緒方監督は8回に先発の前田健太を交代させることを決断。ところが緒方監督は何を血迷ったのか、好調のデュアンテ・ヒースや本来は先発ながら最終決戦に備えてベンチ入りしていたクリス・ジョンソンではなく、酷使*2と中指の負傷により調子を落としていた大瀬良大地を投入。スタンドのファンらがどよめく中、案の定大瀬良は僅か8球で2失点を喫してしまう。流石に緒方監督も大瀬良の続投を諦めて大瀬良を降板させるが、さらに...

5番ライト・鈴木誠也→投手・中崎翔太

9番投手・大瀬良ライト・野間峻祥

と、ベンチのヒースやジョンソンには目もくれずにこちらも連投中の中崎を投入したばかりか、酷使され続けてもなおチームのため投げ続け遂に力尽きた大瀬良を、同年の迷采配象徴的存在である野間と直接交換という恐ろしい鬼畜采配までも敢行、この辺りからネット上などでは緒方叩きが加速した。
さらにベンチで大瀬良が号泣しているのにその野間が2アウトから後逸しさらに1失点*3結局8、9回も無得点に終わり敗戦*4し、試合後には緒方監督批判大瀬良への激励のコメントが溢れかえったのだった。

3点を与えて降板、号泣する大瀬良


なお漫画家のやくみつるが翌日の日刊スポーツにこの時の大瀬良を揶揄する1コマ漫画を描き非難を浴びた。

その後の大瀬良大地

翌2016年こそ故障で思うように投げられなかったが以降は確実に成長。2018年には最多勝に輝き、2019年には開幕戦でから4連続奪三振するなど力投して菅野智之に勝利。「2015年の悲劇を乗り越えて強くなった」と言われることも多くなっている。

この試合のダイジェスト


関連項目

  • 緒方伝説
  • 結果論
  • ドッテンカープ/竜虎同盟…2015年とは逆に最終戦で阪神が中日に勝ったことで広島がCSを逃す、という結末になり「広島の悲劇2019」とも言われる。
    ちなみに2015年とは以下のように試合展開も共通点が多い。
    • 3-0という試合のスコア
    • 初回から大野雄大が登板
    • 2番手投手が敗戦投手
    • 中日に所属する、名字が山本の投手*5が登板
    • 引退登板があった*6


      Tag: 広島

*1 1回表に打者1人限定で登板し、丸佳浩(現巨人)を二ゴロ。そこからは大野雄大が後を継ぎ、7回から若松駿太(現:BC栃木)にスイッチした。
*2 そもそも先発にも関わらず直近5試合中4試合に駆り出されていた(うち1回で敗戦責任投手)。
*3 しかもエラーとしては記録されなかったため、野間が大瀬良に無駄な自責点を押しつけたことになる。
*4 野手陣は中日の前に単打1本(打ったのは新井貴浩)に抑えられてしまった。
*5 広島の悲劇では山本昌、こちらは山本拓実。
*6 広島の悲劇では山本昌、こちらは高橋聡文(元中日→阪神)。