引退打線

Last-modified: 2024-04-13 (土) 22:53:43

その年に現役引退した選手を選りすぐって打線を組む、シーズン終盤~オフの恒例行事。
打線組んだの一種である。

打順の横に成績を併記する場合は引退年の成績ではなく、それぞれの選手のキャリアハイを引用するのが基本。
年によっては下手なオールスターを超えるほど豪華なラインナップになるが、それは多くの名選手が球界を去ることと同義であり、毎年多くのなんJ民が往年の名選手の勇姿に思いを馳せながら引退打線について議論を交わす。
 
スタメンの選定やキャリアハイ年の選択、そして引退宣言こそしていないが事実上引退したと思われる選手の扱いなども議論の余地があるので、この記事はあくまで参考程度。
また名称としては慣例的に引退打線と呼ばれることが多いが、実際には投手陣や控え野手も含めた総合チームとして編成されるのが一般的である。

「最強の引退打線はどれか」もよく議論になるが、チームの総合力では2015年版が頭一つ抜けた戦力と専らの評判であり、次いで打線の破壊力がダントツの2012年版やまとまりの良さがある2018年版なども候補となるが、2012年は中継ぎ陣を中心とした投手層、2018年は捕手層などの差*1が若干のネックとされることも多い。

ちなみに2000年代後半、戦力外通告を受けた選手で打線を組む「幕田カイコスターズ」という幕田賢治(元中日)が主人公のスレが野球板に存在していた。

 

打線例

2023年

2023年
全盛期に所属球団の優勝に主力として貢献した選手がずらりと並び、首脳陣にもWBC優勝監督2名が名を連ねる優勝請負系打線。インパクトは他年度比で若干劣り、盗塁数は少ないものの打撃・守備のいずれにおいても確かなスペックを誇る。ジョーンズがMLB時代の「本物」に戻るとかなり見栄えが良くなるか。
一方で投手陣はリリーフこそセットアッパーから左キラーまで幅広くいるものの、先発投手陣の層が薄く、二桁勝利経験者は2人しかいないという貧弱ぶり。
この年は前年に実績ある投手が多く引退したこと、和田毅・石川雅規といったベテランの大物投手が軒並み現役続行するなど、例年に比べてレジェンドクラスの選手の引退が非常に少なかったのが原因か。

  • 野手
    選手名(年)打ち打率HR打点盗塁犠打得点OPS
    1清田育宏('15).315156710067.890
    2藤田一也('15).27054381638.676
    3銀次('14).3274701159.793
    4内川聖一('08).37814672583.956
    5松田宣浩('15).28735948091.889
    6福田永将('19).28718660055.877
    7A.ジョーンズ('20).25812431029.749
    8堂上直倫('16).25664612038.660
    9大野奨太('16).24553513126.678
    江村直也('13).171070126.385
    三好匠('17).243190437.648
    三木亮('17).2422190918.591
    奥村展征('19).19911201015.558
    内外P.キブレハン('22).2416140010.758
    横尾俊建('17).2397200014.727
    谷内亮太('22).2681120511.655
    荒木貴裕('15).2532125821.654
    B.ディクソン('21).167415206.592
    木村文紀('19).2201038161546.613
    渡邉大樹('20).27300207.606
  • 投手
    選手名(年)勝-敗SH投球回奪三振防御率WHIP
    塩見貴洋('11)9-900154.21132.851.15
    Z.ニール('19)12-100100.1512.871.18
    先中正田樹('02)9-1100156.2903.451.16
    石橋良太('19)8-700127.1713.821.19
    大下佑馬('18)2-10543.2353.090.92
    竹安大知('21)3-20048.2264.441.38
    宮國椋丞('12)6-20097.0541.861.07
    先抑山口俊('19)15-400170.01882.911.16
    谷元圭介('14)5-111268.0631.590.88
    一岡竜司('17)6-211958.1581.851.06
    公文克彦('18)2-001154.0522.171.20
    高木京介('12)2-011031.1280.571.21
    久保拓眞('22)1-00726.2192.701.20
    椎野新('19)5-20646.0493.131.48
    高橋純平('19)3-201751.0582.651.04
    渡邉雄大('22)2-301018.1182.451.09
    田中豊樹('21)0-00238372.841.11
    中抑S.マシソン('13)2-204061.0771.030.89

助っ人枠:アンドレルトン・シモンズ
球審:柳田昌夫
場内アナウンス:谷保恵美*2
特別表彰:東山紀之*3

2022年

2022年
45歳まで現役を全うした福留を筆頭に経験豊富なベテラン勢が多く、二名を除いて野球IQの高さは随一。
ここ2年迫力不足だった打線もスタメン全員が3割または30本塁打越えと破壊力満点。
守備はGG常連が集った堅牢な外野に比べ、メイン守備位置がダブりだらけの内野は二遊間を中心にファイヤーフォーメーション。
特に福留がキャリアハイ当時守っていた外野ではなく転向前のショートを守っている点が大穴だが、福留を外野にすると二遊間の打力がかなり低下してしまうのがネックである。
全体的には足が速くない選手も多いため、代走をきっかけに守備固めをしたい。
投手陣は内海・金子・能見の100勝トリオによる表ローテに完成度はいまひとつだが頭数は多い裏ローテと、近年に比べると見劣りするものの十分戦える中継ぎ陣を擁する。

  • 投手
    選手名(年)勝-敗SH投球回奪三防御率WHIP
    内海哲也('11)18-500185.21531.701.08
    金子千尋('14)16-500191.01991.981.04
    R.バンデンハーク('17)13-700153.01623.241.14
    先中能見篤史('09)13-900165.01542.621.13
    十亀剣('15)11-700152.01073.551.30
    井納翔一('14)11-900159.11044.011.33
    大嶺祐太('15)8-700133.1703.171.40
    釜田佳直('12)7-400112.1773.281.46
    濱田達郎('14)5-30079.2724.071.42
    松永昂大('13)4-112876.2652.111.24
    有吉優樹('17)2-511653.1272.871.16
    先中抑牧田和久('16)7-102578.2431.600.89
    中継菊池保則('19)1-301561.0432.801.02
    小川龍也('16)1-10931.2342.270.95
    武隈祥太('21)0-20930.2251.761.01
    寺島成輝('20)1-00336.1272.481.54
    田中靖洋('19)4-10239.2292.721.36
    佐野泰雄('19)2-20267.2394.391.48
    海田智行('19)1-202249.0331.841.06
    中抑福山博之('17)6-072359.2311.061.06
    増井浩俊('15)0-139460.0711.501.05

助っ人枠:アルバート・プホルスアダム・ウェインライト
GM:石井一久
審判:橘高淳
本拠地:札幌ドーム

2021年

2021年
先発には沢村賞の松坂・ジョンソン、中継ぎには最優秀中継ぎのマシソン・桑原らを擁し、最終回にはセーブ数シーズン記録(54S)保持者のサファテが鎮座するなど、投手が質も量も豊富。野手陣も外野の層が厚く巧打者から意外性のある選手まで一通り揃っているが、一方で内野手は手薄で、規定到達者が2人しかいない。一定以上の打撃力と走力を兼ね備え、何番でも打てる選手が多くなっているが、その反面インパクトのある長距離打者が少ないのが気になるか。
また、松坂、斎藤、岩田、南、長谷川、西浦など全体的に故障や病気に苦しんだ選手が多く見受けられ、残した成績以上に潜在能力が高いと推測される選手が多いのも特徴である。

  • 野手
    選手名(年)打率HR打点盗塁犠打得点OPS
    1藤井淳志('09).2991049151150.781
    2鳥谷敬('10).3011910413298.848
    3長谷川勇也('13).341198312092.903
    4雄平('14).316239010197.877
    5亀井義行('09).290257112479.864
    6小窪哲也('14).3173301413.794
    7中井大介('13).3244172219.814
    8亀澤恭平('17).28721361831.658
    9鶴岡慎也('13).29522611322.699
    髙谷裕亮('16).24721601012.654
    足立祐一('16).22711401114.534
    細山田武史('11).2081110135.532
    捕内外藤井亮太('17).2572125620.568
    高濱卓也('16).2153130619.576
    内外遠藤一星('15).2714143414.734
    俊介('17).3094231226.801
    井領雅貴('19).29009009.711
    谷口雄也('14).2682113218.666
    下水流昂('16).2505180011.780
    西浦颯大('19).1951188524.494

特別表彰:結城海斗*4、張本勲*5
マスコット:謎の魚*6
球場アナウンス:山中美和子*7

2020年

2020年
岩隈・吉見のWエースや日米通算245Sのクローザー・藤川がおり、中継ぎ陣や捕手陣も安定している。一方で、Wエース以外の先発は不安定、外野の層の薄さも深刻。そして何より引退打線史上最低レベルと言われてしまうほどの低打率*8&破壊力不足が難点。
守備力はあるので守り勝つ野球が中心だが、監督のラミレスは打撃重視・守備軽視の布陣を築いてきたために不安が残る。
この年はコロナの影響による変則日程&短縮シーズンだっただけに、コンディション不足等での不本意な引退はしたくないという選手が多かったようだ。

  • 野手
    選手名(年)打率HR打点盗塁犠打得点OPS
    1石川雄洋('10).294018363869.685
    2渡辺直人('09).276128261979.703
    3A.エルナンデス('15).271115851054.716
    4J.ブラッシュ('19).26132952066.936
    5金泰均('10).26821920068.786
    6上本博紀('17).284938162357.769
    7石原慶幸('08).26595061036.676
    8細谷圭('16).27534091145.696
    9上田剛史('13).257422182451.659
    細川亨('08).238165802342.674
    山崎勝己('13).25212001214.659
    黒羽根利規('14).26422411732.635
    李杜軒('13).295310019.853
    西田哲朗('14).25074181239.658
    飛雄馬('15).2241911514.595
    永江恭平('17).23514023.706
    内外吉川大幾('15).250043211.651
    小島脩平('16).246096817.596
    水口大地('17).280045017.634
    三家和真('19).28615003.890
    松井佑介('17).2774180117.765
    松本啓二朗('13).2984140814.623
  • 投手
    選手名(年)勝-敗SH投球回奪三防御率WHIP
    岩隈久志('08)21-400201.21591.870.98
    吉見一起('11)18-300190.21201.650.87
    L.メンドーサ('15)10-801148.2853.511.32
    山田大樹('12)8-1000148.2832.781.25
    山中浩史('16)6-1200140.0543.541.13
    先中大谷智久('14)2-202560.1401.940.91
    浦野博司('18)2-27941.2442.161.01
    藤岡貴裕('13)6-1003118.1763.951.37
    中継五十嵐亮太('14)1-324459.1711.520.86
    青山浩二('10)5-111552.1631.721.18
    中澤雅人('14)1-00523201.571.30
    白村明弘('15)1-101357.2662.031.06
    野田昇吾('18)1-112041403.511.46
    松田遼馬('19)2-40552.0573.811.40
    田原誠次('16)4-301454.2293.461.43
    伊藤準規('17)0-20962.2573.881.47
    中抑久保裕也('11)4-2202169.0671.170.94
    髙橋朋己('14)2-1291362.2802.011.13
    内竜也('16)3-111932.1341.390.90
    抑え藤川球児('08)8-138567.2900.670.69

特別表彰:プニキ*9SHINJO(新庄剛志)*10

2019年

2019年
数々の輝かしい記録を持つ球界を代表した選手が続々と引退。
イチロー、上原といったMLB史にも名を残したレジェンドが投打を牽引する非常にレベルの高いチームとなった。
上位や中軸にはハイアベレージの巧打者がずらりと並ぶ一方、下位打線や控え選手はやや小粒。
イチローの引退により早くから注目されていた1年だが、総合力による最強議論では2015年や2018年の存在が重要な比較対象となる。
投手陣は上原・館山・メッセンジャーの3本柱に加えてリリーフ陣もバランスが良い。

2018年

2018年
監督も含め実力・ネタ双方でレジェンド級の選手が名を連ねる。
破壊力と機動力を兼ね備えた打線が魅力だが、捕手陣の手薄さが明確な欠点で、下位打線の選定に若干の課題を残す(ただし9番聖澤の数値は違反球年の記録なのでOPSの見た目の印象よりは良い成績である)。
投手陣はソフトバンクの左右両エースを始め、各球団の中継ぎエースからなる盤石の救援陣を誇る。

審判:中村稔
                                          

2017年

2017年
内野にレジェンド級が集結した年。
救援陣にやや不安があるが、投打ともにネタの知名度は屈指の選手が複数人。

  • 投手
    選手名(年)勝-敗SH投球回奪三防御率WHIP
    先発川上憲伸('06)17-7002151942.510.95
    C.ルイス('08)15-8001781832.681.00
    八木智哉('06)12-800170.21082.481.08
    大家友和('02MLB)13-800192.21183.181.24
    R.ボーグルソン('12MLB)14-900189.21583.371.23
    高崎健太郎('12)7-1000151.2973.201.29
    古谷拓哉('13)9-10089762.731.08
    今井啓介('12)4-81196702.811.25
    先中多田野数人('12)6-50190483.701.21
    中継江草仁貴('09)4-501163652.711.43
    古谷拓哉('10)3-001155.2522.911.40
    加藤康介('12)0-00732.2340.830.80
    大原慎司('13)2-021748383.001.02
    小杉陽太('15)3-30235.1274.331.61
    金刃憲人('13)1-00934251.851.06
    高宮和也('15)2-00851.1322.281.44
    中抑安藤優也('03)5-35-61601.621.03
    抑え林昌範('05)2-2181567671.611.19
    マスコット:ブリスキー・ザ・ベアー
                 
2016年

2016年
エース級の活躍を見せた先発陣をはじめとする投手の層の厚さが特徴。
野手陣は渋さの光る苦労人揃いだが、やや迫力には欠ける。

  • 監督:田邊徳雄
  • 監督代行:谷繁元信
  • 野手
    選手名(年)打率HR打点盗塁犠打得点OPS
    1E.ヘルマン('13).31945540874.814
    2後藤光尊('10).29516732082.780
    3栗原健太('08).33225923069.904
    4サブロー('09).31422684471.911
    5A.ジョーンズ('13).24326944081.845
    6多村仁志('04).3054010010180.987
    7廣瀬純('10).30912573865.836
    8鶴岡一成('13).2503401727.658
    9森岡良介('14).2762311526.677
    倉義和('05).21042211518.557
    米野智人('06).23573701232.633
    柳田殖生('14).2734100612.769
    金子圭輔('13).32503248.850
    原拓也('11).24101205140.592
    鈴木尚広('08).30431730256.763
    牧田明久('12).22595351038.614
    松井淳('12).2875151015.782
    井手正太郎('07).2352160611.620
    中東直己('14).238174110.579
  • 投手
    選手名(年)勝-敗SH投球回奪三防御率WHIP
    先発黒田博樹('12MLB)16-1100219.21673.321.17
    三浦大輔('05)12-900214.21772.521.02
    武田勝('10)14-700168.11062.411.07
    小松聖('08)15-303172.11512.511.02
    新垣渚('04)11-80-192.11773.281.28
    B.バリントン('11)13-1100204.11362.421.11
    雄太('09)11-500119.0573.781.32
    山内壮馬('12)10-700148.0682.431.08
    先中大場翔太('11)7-20070.2512.551.09
    中継伊藤義弘('10)1-213064.2653.481.25
    香月良太('11)3-302064.2354.181.24
    岡本篤志('11)5-171155.1402.111.23
    川井貴志('02)4-10-78.1752.761.31
    久本祐一('03)1-11-67.0683.221.21
    筒井和也('12)2-121850.0463.241.28
    長谷部康平('13)1-131034.1311.830.99
    中抑福原忍('15)6-413353.2403.021.36
    抑え岡島秀樹('07MLB)3-252769.0632.220.97
                                                
2015年

2015年
ビッグネームが次々と引退し、非常に完成度の高い打線が完成。投打に隙のない歴代最強クラスの引退打線といえ、引退打線最強チーム議論が行われる際に基準とされることが多い年である。
スタメンは全員がOPS.800越えを記録し、クリーンナップ3人は1.000を越え、.900台も3人という驚異の編成。
投手も全盛期の山本昌や優勝年の西口・朝倉を中心とした先発陣に始まり、抑えとしてMLBで功績を残した斎藤隆の存在が光る。
機動力に欠けるのが唯一の弱点か。

  • 投手
    選手名(年)勝-敗SH投球回奪三防御率WHIP
    先発山本昌('93)17-50-188.11322.050.90
    西口文也('97)15-51-207.21923.121.25
    朝倉健太('06)13-600154.21072.791.22
    永井怜('09)13-700171.01443.421.19
    東野峻('10)13-800157.01403.271.32
    木佐貫洋('07)12-900148.21313.091.20
    帆足和幸('08)11-600174.21152.631.19
    先中高橋尚成('07)14-400186.21412.751.17
    中継小山伸一郎('12)1-202549.2421.991.11
    榊原諒('11)1-302359.2361.660.92
    河原純一('09)3-001534.0181.851.00
    増渕竜義('10)2-302060.1502.691.36
    渡辺亮('11)5-101254.2361.980.97
    青木高広('11)2-402055.0393.271.29
    中抑馬原孝浩('07)2-438167.1681.471.01
    抑え斎藤隆('07MLB)2-139164.1781.400.72
                                                
2014年

2014年
派手さには欠けるもののバランスの良い打線。
投手陣も一見地味ながら先発・中継ぎ・抑えと充実しており、安定感が光る。
中村紀洋の引退を2014年と扱う*11ならば、三塁を中村が守り一塁を石井が守れる。こうすることでG.G.佐藤を外野に回せるため、ラミレスをDHにできる布陣が完成する。
全体としてはビッグネームの数が限られる印象に反して完成度の高い年と評価されることが多い年である。

  • 投手
    選手名(年)勝-敗SH投球回奪三防御率WHIP
    先発S.グライシンガー('07)16-800209.01592.841.03
    清水直行('03)15-100-204.11473.131.24
    藤井秀悟('01)14-80-173.11243.171.21
    小林宏之('07)13-300170.21632.691.14
    吉見祐治('02)11-80-188.01383.641.29
    先中木田優夫('90)12-87-182.21822.710.99
    中継久保田智之('07)9-3046108.01011.751.19
    森慎二('02)6-71-78.11022.071.15
    建山義紀('10)1-242555.0591.800.98
    越智大祐('09)8-3102471.0703.301.20
    横山竜士('07)3-301572.0572.631.13
    川﨑雄介('08)2-512960.0453.001.15
    小林正人('11)5-001831.0260.870.55
    中抑平井正史('95)15-527-85.1822.321.07
    三瀬幸司('04)4-328-67.2713.060.98
    抑え大塚晶文('06MLB)2-432759.2472.111.07
                                                
2013年

2013年
長打力と小技を兼ね備えた打線は強力だが、前田智をセンターに回さざるを得ないなど守備がファイヤーフォーメーション気味。
投手陣では左右のエースが存在感を放つものの、全体的に駒不足感は否めない。

  • 投手
    選手名(年)勝-敗SH投球回奪三防御率WHIP
    先発斉藤和巳('06)18-500201.02051.750.96
    石井一久('98)14-60-196.12413.301.29
    小野晋吾('00)13-50-167.0963.451.40
    山本省吾('08)10-602154.2903.381.27
    先中橋本義隆('06)4-20173.0303.331.38
    中継薮田安彦('07)4-643462.2452.731.28
    牛田成樹('10)2-102352.0691.211.08
    金澤健人('11)1-131643.1301.660.99
    橋本健太郎('05)2-21966.2672.301.11
    篠原貴行('99)14-10-79.1801.250.89
    菊地原毅('05)3-113358.2591.381.04
    星野智樹('08)4-102534.0232.410.83
    中抑B.シコースキー('10)2-533563.0482.571.10
    抑え加藤大輔('08)2-533163.0653.291.22
                                                
2012年

2012年
巧打者・強打者がズラリと並ぶ、近年随一と言える超強力打線。
スタメンは8人が打率3割以上、そして残る1人はNPB史上屈指の打点乞食のためシチュエーション次第では最も危険な打者になる。
反面、投手陣は二人の俺達名誉総帥を始めとする中継ぎ陣が大穴。
先発陣も不安だが清水直行の引退を2012年と見なすのであれば先発の穴は埋まる。

  • 監督:岡田彰布
  • 監督代行:西村徳文
  • 野手
    選手名(年)打率HR打点盗塁犠打得点OPS
    1石井琢朗('98).314748392103.820
    2福地寿樹('08).32096142774.815
    3金本知憲('05).32740125301201.044
    4松井秀喜('02).33450107301121.153
    5小久保裕紀('04).314419600851.013
    6城島健司('04).338369160911.087
    7今岡誠('05).279291471071.834
    8佐伯貴弘('04).32219572363.864
    9北川博敏('04).30320887475.856
    橋本将('08).31111551234.939
    草野大輔('07).3208441145.845
    阿部真宏('03).29164361158.756
    平尾博嗣('03).2857323428.821
    田口壮('05MLB).28885311245.734
    T・スレッジ('09).26627881053.888
    英智('04).26901911433.661
    宮出隆自('06).2759591849.740
    佐藤友亮('04).317227111154.754
  • 投手
    選手名(年)勝-敗SH投球回奪三防御率WHIP
    先発下柳剛('05)15-300132.1902.991.13
    門倉健('05)11-800197.21773.371.27
    川島亮('04)10-40-139.11283.171.11
    杉山直久('05)9-600134.21032.941.26
    小笠原孝('07)6-601120.1972.991.19
    一場靖弘('06)7-1400193.11514.371.43
    先中土肥義弘('05)10-1100164.21063.831.15
    朝井秀樹('07)8-801144.11073.121.29
    中継川岸強('08)4-331355.2471.941.24
    大沼幸二('09)4-711566.0453.141.35
    桟原将司('04)2-02-54.1523.481.29
    藤田宗一('99)3-10-61.1573.231.14
    有銘兼久('08)2-221744.0452.051.14
    中抑小野寺力('06)7-329260.2522.821.15
    抑えMICHEAL('06)5-139465.2672.191.14
    高津臣吾('99)1-130-41.1382.180.97
                                                
2011年

2011年
野手の層は薄いが、投手陣は強力。

  • 監督:落合博満
  • 野手
    選手名(年)打率HR打点盗塁犠打得点OPS
    1柴原洋('03).33344811771.808
    2李鍾範('98).283102918338.862
    3濱中治('06).30220752071.844
    4F.セギノール(04').3054410800861.070
    5A.ガイエル('07).24535792178.874
    6葛城育郎('01).26814531067.779
    7早川大輔('07).283544162372.739
    8稲田直人('04).27007134.622
    9清水将海('04).292060810.656
    野田浩輔('04).23938159.656
    森本学('05).25602081335.640
    喜田剛('09).254220008.695
    吉本亮('04).200020066.470
    下山慎二('08).270104431564.782
    大西宏明('04).26510435745.773
  • 投手
    選手名(年)勝-敗SH投球回奪三防御率WHIP
    先発工藤公康('87)15-40-223.21752.411.10
    野口茂樹('99)19-70-203.21452.651.32
    長谷川昌幸('02)13-100-194.11533.841.31
    金村曉('04)13-80-167.11143.931.36
    佐藤充('06)9-400129.0832.651.22
    那須野巧('06)3-80095.1664.051.48
    先中岡本真或('05)9-40075.1852.031.14
    中継マーク・クルーン('09)1-327150.0571.261.00
    加藤武治('06)8-712776.1722.481.15
    石井弘寿('05)4-3371073.2911.950.90
    岩崎哲也('07)3-121354.1332.821.10
    抑え豊田清('02)6-138-57.1660.780.61
    小林雅英('02)2-137-43.1410.830.74
    マスコット:ホッシーファミリー
    親会社:TBS*12                                  
2010年

2010年
中距離打者をずらりと並べた隙のない打線。両助っ人外国人の破壊力が凄まじい。
先発陣は実績的にJ.パウエルは申し分ないが後は藪が入ってくる程度で層の薄さが致命的。

  • 監督:高田繁
  • 監督代行:マーティー・ブラウン
  • 野手
    選手名(年)打率HR打点盗塁犠打得点OPS
    1村松有人('03).32465732585.854
    2大村直之('03).300166127794.828
    3仁志敏久('00).298205811481.810
    4R・ペタジーニ('99).32544116100971.146
    5G・ラロッカ('04).32840101110891.102
    6川口憲史('01).31221720145.979
    7矢野燿大('04).32814791465.897
    8堀幸一('96).31216688470.872
    9小坂誠('97).261130563866.651
    野口寿浩('00).29897651754.809
    高橋光信('08).315415019.839
    吉岡雄二('01).26526852976.847
    相川良太('06).25711261522.808
    塩崎真('04).341839131544.890
    大道典良('96).32510510332.892
    辻武史('08).2740138617.695
    大塚明('05).2938327844.857
    森笠繁('06).2926311424.756
    志田宗大('04).2513104530.665
  • 投手
    選手名(年)勝-敗SH投球回奪三防御率WHIP
    先発J.パウエル('02)17-100-216.21823.781.14
    藪恵壹('98)11-100-164.0903.591.28
    高橋建('03)9-80-167.01273.661.26
    ユウキ('02)7-10-84.0751.931.19
    先中水田章雄('07)5-301973.0442.251.18
    谷中真二('06)7-300109.1433.211.25
    中継佐藤誠('03)3-30-45.1322.981.39
    清水章夫('06)1-33030.1223.261.48
    本柳和也('07)3-211561.2553.211.09
    木塚敦志('05)6-502051.2352.461.02
    広池浩司('06)4-20959.0353.201.39
    J.ウィリアムス('07)1-204265.1660.960.89
    抑え福盛和夫('06)0-3211058.0552.171.33
    大久保勝信('05)2-222439.1401.600.99
    マスコット:ネッピー・リプシー*13
          
2009年

2009年
野手陣は3割、2桁本塁打の打者が並び層が厚いが、正捕手不在で経験のある磯部を回さざるを得ない。
投手陣はロッテ2大エースがそろい踏みだが少数精鋭気味。

  • 監督:野村克也
  • 野手
    選手名(年)打率HR打点盗塁犠打得点OPS
    1赤星憲広('05).316138608119.768
    2清水崇行('02).314145812292.788
    3緒方孝市 ('99).3053669182111.995
    4T・ローズ('01).32755131901371.083
    5江藤智('96).314327980931.042
    6礒部公一('04).30926757582.923
    7R・ショート('08).33212714161.841
    8立浪和義('96).32310622391.870
    9木元邦之('03).30014598061.810
    衣川幸夫('00).16102013.504
    木村拓也('00).2881030171174.737
    秀太('00).25111751332.611
    城石憲之('03).2615281733.709
    井上一樹('06).31111392327.817
    大友進('97).278545313171.742
    高波文一('05).2020510515.512
  • 投手
    選手名(年)勝-敗SH投球回奪三防御率WHIP
    先発伊良部秀輝('94)15-100-207.12393.041.27
    小宮山悟('97)11-90-187.21302.491.15
    張誌家('02)10-412116.11212.711.02
    D.グスマン('04)10-50-146.01283.671.23
    先中高木晃次('99)9-80-145.0733.791.35
    中継佐藤誠('03)3-30-45.1322.981.39
    三井浩二('06)4-112152.0421.731.23
    正津英志(98)6-10-77.0552.451.06
    歌藤達夫(05)1-10639.0262.310.97
    山口和男(02)2-3654.0492.500.98
    花田真人(06)4-201454.0433.331.31
    抑え横山道哉(04)4-528-61.0543.391.11

応援団:MVP*14    

年代引退打線

おまけ。こちらは10年ごとに組まれた例。

10年代

10年代(2010~2019)
もはや説明不要のオールスター打線。特に救援陣は歴代最強。
守備もこれといった穴がなく、走攻守ネタ全てが高いレベルにまとまっている。

00年代

00年代(2000~2009)
中軸の助っ人3人で合計428打点とまさに大正義外国人助っ人時代。
Wローズ以外の打率はやや物足りないが、全員がHR30本を超えているのでどこからでも一発が狙える。
守備走塁も古田や緒方、野村秋山のトリプルスリーコンビが加わることで高いレベルに落ち着いた。
投手陣も高いレベルにまとまっている。野茂のノーコン癖も石井一久の荒れ球を受けていた古田なら特に問題はないだろう。

  • 野手
    選手名(年)打率HR打点盗塁犠打得点OPS
    1野村謙二郎('95).3153275300109.940
    2緒方孝市('99).3053669182111.995
    3T・ローズ('01).32755131901371.083
    4R・ローズ('99).3693715330931.093
    5T・ウッズ('06).3104714410851.037
    6■■■■('90).3073794110991.068
    7江藤智('96).314327980931.042
    8古田敦也('92).31630863187.997
    9秋山幸二('89).301319931092.954
  • 投手
    選手名(年)勝-敗SH投球回奪三防御率WHIP
    先発斎藤雅樹('89)20-70-245.01821.620.94
    今中慎二('93)17-71-249.02472.200.98
    阿波野秀幸('89)19-81-235.21832.711.13
    野茂英雄('99)18-80-235.02872.911.17
    佐々岡真司('91)17-90-240.02132.441.06
    桑田真澄('87)15-60-207.21512.171.06
    中継赤堀元之('92)11-422-130.0881.800.92
    盛田幸妃('92)14-62-131.2802.051.15
    伊藤智仁('97)7-219-47.2531.510.69
    佐々木主浩('98)1-145-56.0780.640.80
90年代

90年代(1990~1999)
打線の破壊力は申し分ないが、捕手と機動力は他の年代打線より劣る。
守備はGG10回の石毛が躍動。ブーマー&岡田もGG受賞歴が有り、落合の三塁も安定している。
投手陣は一言多いタイプだらけの上に血の気の多いメンバーが多く、途中でヤ○ザまで出てくる癖のある面子だが、最後にはアンパンマンが出てくるので問題はない。

  • 野手
    選手名(年)打率HR打点盗塁犠打得点OPS
    1石毛宏典('86).3292789191391.917
    2簑田浩二('83).312329235795.988
    3W・クロマティ('89).378157270701.009
    4落合博満('85).36752146501181.244
    5ブーマー・W('84).3553713020821.062
    6門田博光('88).3114412520821.062
    7岡田彰布('85).3423510170801.057
    8杉浦享('85).314348111861.056
    9若菜嘉晴('79).3039428138.758
  • 投手
    選手名(年)勝-敗SH投球回奪三防御率WHIP
    先発北別府学('82)20-81-267.11842.431.00
    西本聖('89)20-60-246.2962.441.09
    今井雄太郎('84)21-90-218.0832.931.20
    大野豊('88)13-70-185.01831.700.92
    先中村田兆治('76)21-114-257.12021.821.09
    木田勇('80)22-84-253.02252.281.12
    中継津田恒実('89)12-528-83.0751.630.78
    郭泰源('87)4-326-98.0701.560.93
    牛島和彦('82)7-417-77.1751.400.93
    宣銅烈('97)1-138-63.1691.280.76
80年代

80年代(1980~1989)
三冠王が3人いる上に、張本福本山本の三本柱も加わった超重量打線。右翼以外は守備も安定している。
一塁はO氏の圧力で大杉勝男(.339 44 129)、加藤秀司(.364 35 104 14盗)が入れない。
DHはハリーの圧力でマニエル(.325 48 129)、レロン・リー(.358 33 90)が入れない。
外野も若松勉(.358 20本 70点 13盗)、土井正博(.309 40 113)が入れない程の層の厚さ。
投手陣に一発病持ちが多いのが玉に瑕。

  • 野手
    選手名(年)打率HR打点盗塁犠打得点OPS
    1福本豊('74).32785294184.848
    2張本勲('70).38334100160921.116
    3R・バース('86).3894710920921.258
    4王貞治('73).35551114201111.255
    5山本浩二('80).33644112140911.159
    6掛布雅之('79).32748951001071.088
    7野村克也('65).3204211030921.034
    8B・マルカーノ('78).32227949378.920
    9藤田平('81).358117020132.919
  • 投手
    選手名(年)勝-敗SH投球回奪三防御率WHIP
    先発平松政次('70)25-19--332.21821.950.88
    鈴木啓示('78)25-100-294.11782.020.94
    堀内恒夫('70)18-10--282.22282.071.08
    江川卓('81)20-60-240.12212.290.94
    先中江夏豊('68)25-12--329.04012.130.90
    安仁屋宗八('68)23-11--313.12372.070.87
    足立光宏('67)20-10--268.01301.750.94
    高橋一三('69)22-5--256.02212.211.03
    山田久志('76)26-75-259.21432.391.02
    森繁和('83)5-534-85.0461.480.88
70年代

70年代(1970~1979)
真ミサイル打線。
野手は長嶋榎本、投手は杉浦が牽引する。二塁以外は守備も安定している。
80年代より打線の迫力は劣るが、投手力はこちらが圧勝。
史上最強のアンダースロー・杉浦を筆頭とした投手陣は圧巻。

  • 野手
    選手名(年)打率HR打点盗塁犠打得点OPS
    1広瀬叔功('64).3661258720110.968
    2榎本喜八('66).3512474141811.011
    3山内一弘('57).3312981100851.042
    4長嶋茂雄('63).34137112160991.094
    5長池徳士('69).31641101210951.010
    6G・アルトマン('71).3203910320561.048
    7D・スペンサー('65).311387710681.072
    8和田博実('62).325145412447.862
    9古葉竹識('63).33973732983.825
  • 投手
    選手名(年)勝-敗SH投球回奪三防御率WHIP
    先中杉浦忠('59)38-4--371.13361.400.75
    小野正一('60)33-11--304.02581.981.09
    皆川睦雄('68)31-10--352.11931.610.91
    小山正明('62)27-11--352.22701.660.93
    尾崎行雄('65)27-12--378.02591.880.86
    村山実('62)25-14--366.12651.200.86
    梶本隆夫('57)24-16--337.13011.921.04
    米田哲也('57)21-16--299.22681.860.99
    足立光宏('67)20-10--268.01301.750.94
    権藤正利('67)9-6--135.01071.400.93
60年代

60年代(1960~1969)
真流線型打線。
50年を過ぎると反発係数規定や変化球の流行から投高打低時代へ。野手成績は低めになっている。
代わりに投手陣には稲尾杉下金田と豪華なメンバーが名を連ねる。
抑えの柿本は通算1402.1投球回で暴投0の記録持ちである。

  • 野手
    選手名(年)打率HR打点盗塁犠打得点OPS
    1与那嶺要('54).3611069201093.974
    2豊田泰光('56).3251270311590.898
    3L・レインズ('54).337189645796.905
    4中西太('55).3323598190961.049
    5飯田徳治('50).327239730090.996
    6J・ブルーム('62).37412746256.994
    7杉山悟('52).3062784111681.035
    8杉山光平('61).32115761366.887
    9藤尾茂('58).283115814154.777
  • 投手
    選手名(年)勝-敗SH投球回奪三防御率WHIP
    先発大友工('55)30-6--303.22061.750.88
    別所毅彦('47)30-19--448.11911.871.14
    G・バッキー('64)29-9--353.12001.891.06
    先中稲尾和久('61)42-14--404.03531.690.94
    杉下茂('54)32-12--395.12731.390.93
    金田正一('58)31-14--332.13111.300.83
    権藤博('61)35-19--429.13101.700.91
    長谷川良平('55)30-17--387.12071.691.03
    藤田元司('58)29-13--359.01991.531.02
    柿本実('67)4-0--82.2451.521.14
50年代

50年代(1950~1959)
真水爆打線。
ご覧の通り50年はとんでもない超打高の年。数字を見ると凄まじい。

  • 野手
    選手名(年)打率HR打点盗塁犠打得点OPS
    1木塚忠助('50).30184778094.755
    2千葉茂('53).320128031987.864
    3別当薫('50).335431053401081.068
    4小鶴誠('50).355511612801431.179
    5藤村富美男('50).362391462101301.139
    6岩本義行('50).31939127340132.956
    7青田昇('50).33233134290101.941
    8西沢道夫('50).3114613540104.981
    9土井垣武('49).32816864078.899
  • 投手
    選手名(年)勝-敗SH投球回奪三防御率WHIP
    先発V・スタルヒン('40)38-12--436.02450.970.89
    藤本英雄('43)34-11--432.22530.730.88
    中尾碩志('48)27-12--343.01871.841.05
    真田重蔵('48)25-19--392.21722.221.07
    先中野口二郎('42)40-17--527.12641.190.77
    若林忠志('39)28-7--330.0991.091.03
    川崎徳次('53)24-15--294.11101.981.07
    梶岡忠義('52)21-8--257.2781.711.01
    服部受弘('47)16-12--247.1711.811.03
    中抑柚木進('47)19-7--193.11041.910.97

関連項目


*1 なんJでは引退打線を始めとするこのようなテーマ打線(都道府県別や出生年度別など)が時折話題になるが、ポジションの特殊性ゆえに捕手の候補の埋めにくさが課題となるケースは少なくない。
*2 同年限りでの引退を決めた、千葉ロッテマリーンズの本拠地・ZOZOマリンスタジアムの専属アナウンサー。サブローの語尾を伸ばすなどの独特のアナウンスが人気を博し、通算2000試合以上にわたるアナウンス、1900試合に迫る連続試合出場などの記録を打ち立てている。
*3 所属事務所で起きた不祥事を受けて事務所の社長に就任する事になり年内で芸能活動を引退。年末に放送される『プロ野球戦力外通告 クビを宣告された男達』のナレーションで知られておりネット上では彼のナレーションが聴けなくなることを惜しむ声が聞かれた。なお2023年のナレーションは声優の日野聡が担当している。
*4 2018年に日本人最年少の16歳2か月でのMLB契約を果たしロイヤルズに入団。傘下リーグでプレーした後、この年肘の故障で自由契約となったのを機に引退している。
*5 同年限りでサンデーモーニングのスポーツコーナー『週刊御意見番』を引退、2022年からは後任に上原浩治が就任。
*6 2017年に登場したロッテのマスコット。形態変化やCD発売などで話題となったが2021年末に「体力の限界」を理由に引退。12月には異例の引退セレモニーも行われた。
*7 後楽園時代の1977年から45年間ウグイス嬢を続けた。
*8 3割打者がひとりもいないという前代未聞の事態に陥った。
*9 この年、Flashのサービス終了に伴って引退。
*10 2006年に引退しているが、現役復帰を目指しこの年のトライアウトに参加。チームとの契約とはならなかったが日隈ジュリアス(当時ヤクルト)からタイムリーを放つなど結果を残した。1年後の2021年オフに日本ハムの監督に就任。
*11 この年のオフにDeNAを自由契約となり退団したが、「生涯現役」として引退を明言していない。似たような例には2018年以降チーム所属のない井川慶などがいる。
*12 ベイスターズをDeNAに売却
*13 オリックスバファローズのバファローブル・バファローベルの前身のマスコット
*14 ボイコットにより、解散。