押し出しグランドスラム

Last-modified: 2020-11-02 (月) 13:11:49

4者連続で押し出し四球を与えること。

概要

2018年7月1日の横浜DeNAベイスターズ対広島東洋カープ戦(横浜スタジアム)で起きたことで用語として定着。
DeNAの先発・濵口遥大は3回、1点を失い2アウト二・三塁の場面でサビエル・バティスタを申告敬遠。そして後続の西川龍馬會澤翼岡田明丈*1田中広輔4者連続で押し出し四球を与えて降板。

1人の投手による1イニング4連続押し出し四球*2と敬遠含む6四球という不名誉な記録を残し、「バティスタにホームラン打たれてた方がマシだった」などと評された。*3

この回の濵口は被安打1、四球5、死球1、敬遠1で5失点という結果になり、西川は粘って四球を選んで打点を挙げその後何もせずに得点を挙げることになった。

余談

この珍事が起きてしまった原因として、濵口が元々荒れ球が特徴の投手であるということのほかに、当日解説を行っていた谷繁元信は「アレックス・ラミレス監督がバッテリー心理を考慮せずに申告敬遠をした点」を指摘している*4


この時に限らず、申告敬遠で傷口を広げたり逆に致命傷を負うことも目立ったためにラミレスの申告敬遠はいつしか「深刻敬遠」と呼ばれるようになってしまった*5。また、この4連続押し出しにも「申告グランドスラム」という別称がついている。

押し出しスリーベース

2019年9月24日のロッテ対西武、7回表で発生した珍事。
東條大樹が単打2つと四球で満塁にしチェン・グァンユウへ交代。チェンは制球に苦しみ秋山翔吾(現レッズ)に対して四球を与える。
しかし四球となった投球は捕手の田村龍弘が捕球できず後ろに逸れてしまい*6、この間に三塁走者・水口大地*7に続き二塁走者・木村文紀も本塁突入*8。チェンは木村を本塁上で刺そうと捕手の田村からボールを受けるものの、ボールを逸らしてしまい木村が生還。この間に打者走者の秋山は二塁へ進塁を試みる。これを見たチェンがボールを拾って二塁で秋山を刺そうと送球するが悪送球してしまう。ボールは外野を転々としてしまい、その間に一塁ランナー・金子侑司まで還ってきてしまった。結果、塁上のランナーは全員生還、秋山も三塁に到達。なんJでは走者一掃の押し出しスリーベースと言われ、スポナビで表示された「四球 +3点」と共にネタにされた。*9
結局12-4で西武が勝利し、その結果目の前での西武の胴上げを許し、同時にロッテの3年連続Bクラスが確定。*10

関連項目



Tag: 横浜 広島 西武 ロッテ


*1 投手だがジエンゴが得意
*2 1947年に溝部武夫が達成して以来、71年ぶり2人目のワーストタイ記録。連続でなくとも1投手の1イニング4押し出しはタイ記録であり、こちらは6人が達成している。ちなみに前の達成者は五十嵐亮太である。
*3 さらにこのイニングの安打は鈴木誠也のタイムリーのみ。1安打5失点という珍事も起こった。
*4 敬遠し満塁にすると内野手は併殺狙いで守りやすくなるが、押し出しのリスクからバッテリーは思い切った勝負がしづらくなる。
*5 実際には成功率が高いが、敬遠数が12球団トップ故に裏目の印象がより強くなる。
*6 記録は捕手田村の捕逸
*7 押し出しによる安全進塁権による。
*8 ツーアウトのフルカウントで自動スタートしていたため、本塁突入しやすい状況だった。
*9 ちなみに秋山は、この試合の2回表、満塁から走者一掃の三塁打を放っており、一試合のうちに安打と四球の両方で走者を一掃したことになる。ただし、四球での打点は水口が生還した分の1のみ
*10 試合開始時点で西武の優勝マジックは2で、3位楽天のCSマジックも2の状態だった。ほぼ同時刻に2位ソフトバンクと3位楽天が直接対決しており、この試合の終了前に楽天が勝利した。この日にパ・リーグ全チームの順位が同時に確定した。
*11 こちらも押し出しだけで4点を献上しているが、他にもネタが豊富なので焦点があたっていない。