1946年創刊。日本最初のスポーツ新聞で、朝日新聞系列。通称ニッカン。
概要
球団を持たない全国紙系列ということもあってか、特定球団に偏った報道は特に見られない。特に在京球団関係では朝日新聞本社共々取材力に定評があり、その中でも西武ライオンズ関係は下記山賊打線の命名など西武大本営扱いとされる。一方地方版では地元球団の話題が中心になるが、在京版の反面大阪版はお察しの通りである*1。
ちなみに、大阪支社は1950年創刊のオールスポーツを救済合併をしたものなので、元をたどればデイリースポーツと同じところにたどり着く。
これまでのネタとしては命名系を中心に以下のような例があり、「ゴジラ」など広く野球ファンに定着したものからフラグ・誤植など、多岐にわたる。
- 創刊間もない頃、大阪(現阪神)タイガースの打線に「ダイナマイト打線」と命名。
- 星稜高校時代の松井秀喜に「ゴジラ」と命名。
- 阪神の中継ぎに「JFK」と命名。
- 巨人の中継ぎに「スコット鉄太朗」と命名。
- Vやねん!の発売。
- 西村徳文(当時ロッテ監督)の氏名全てを省略する。
- 今永のズボンを必要以上にあげるDeNA筒香を2年以上も推し続ける。
- 安田尚憲(ロッテ)に風評被害を与えてしまう。
- 近本光司(阪神)が見出しのせいでビックマウスキャラ認定されてしまう。なお事実だった模様。
- メディアでは初めて西武打線のことを「山賊」と呼称。
他社と違い移籍情報が比較的正確とされており、なんJ民からも「日刊に書いてるから確実だろう」と信頼されている事が多い。
また里崎智也からも「(選手情報を得るには)日刊スポーツが一番良い」と名指しで評価される*2など、基本的には数少ない有能紙扱いを受けている。
しかしながら2019年は後述のように去就問題におけるやらかしを重ね、以降も2020年のトイ・ストーリー打線の一件、2022年のパドレス入りの鈴木誠也(広島→シカゴ・カブス)などのやらかしからネタ化してしまっている。
なお2024年初頭には山川穂高の人的補償で和田毅が退団という大スクープを1月11日早朝に報道し、野球ファンを阿鼻叫喚に陥れた一連の件については和田式プロテクトを参照。
結論だけ述べると、この件は「ソフトバンクフロントのやらかしであって日刊スポーツの報道は正しかったのではないか」と言う説が主流である。
2019年のやらかし
怒れる楽天ファン
2019年当時、ロッテと猛烈なCS争いを行なっていた楽天の平石洋介監督について、9月18日付のニッカンが「石井一久GMとの不仲が原因で、楽天の最終順位次第では平石監督が退任の可能性あり」と報道するも直後に石井GMが完全否定、抗議したことから、楽天ファンも「日スポを許さない」と批判した。
しかし、前年度最下位から岸孝之・則本昂大のWエースを欠いた状態で3位でレギュラーシーズンを終え、無事にCSに進出したにもかかわらず、CSファーストステージ敗退後に平石監督の退任が決定し、その後楽天自体からの退団も決定。その際に出された平石のコメントなどから不仲説は事実らしい事が判明し、ニッカンはその面目を躍如する事となった*3。
阪神入り決断の大島?
こちらは大阪支社によるやらかし。
2019年オフ、デイリーやサンスポなどマスコミ各社は今年の阪神がFA選手の獲得に参戦せず、長年課題とされている助っ人大砲の獲得に専念する旨の記事を出していた。
しかしニッカンだけは
- 「阪神が中日大島を本格調査、FA戦線動向見定め 」
- 「大島慰留交渉も意思表示なし 熟考は阪神に朗報!? 」
といったように、今季中日との3年契約を終え海外FA権を保有している大島洋平を阪神が狙っているかのような*4記事を出し続けた上に、他社が載せた谷本修球団副社長の「FA補強には消極的」という発言をなかったことにしていた。
また最初の記事では大島を「来年35歳の中堅」*5と述べるズレっぷりを見せ失笑を買った。
また、FA宣言した福田秀平に中日が獲得の意思という記事にも大島流出の可能性と太字で書かれている。
これを受けなんJでは「去年も見たな」「阪神入り決断の大島」と注目を浴びた。
また日刊ゲンダイもニッカンの後追いで阪神の大島獲得の可能性を報じていたため、なおさらニッカンの記事の信憑性に疑問符が付くことに。
そして肝心の大島は案の定中日に残留。西勇輝の時とは違いごり押しが実ることはなかったためゲンダイともどもネタにされた。
関連項目
- スコット鉄太朗
- 0で割ったらゼロ
- 0%
- 11球団OK
- 2500円
- 3本柱ボキッ
- 今永のズボンを必要以上にあげるDeNA筒香
- 穏やかな表情でゆっくりと
- 感謝してやる
- 偽侍
- ビビるなよ
- ブルガリア事件
- ムネがフワ~
- Vやねん!
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