春の大山

Last-modified: 2021-05-11 (火) 08:33:22

とある小学生によって書かれた、阪神タイガース・大山悠輔の姿を描いた詩の題名。転じて春先はいつも調子が上がらない大山を揶揄した言葉になり、さらに調子の悪い時の大山を指す言葉になった。

概要

とある小学校で行われた「『春』を題材にした詩を書きましょう」という授業で、春の情景について書く児童が多い中、一人だけ阪神大山を応援する詩を書いていた児童がいた。
その児童の母親が、参観の際に張り出されていたこの詩を撮影しTwitterに投稿。すると「調子が悪いときもあるとわきまえている玄人ぶり」「同じ文体で違う感情をこめる巧みさ」「『いいときも悪いときもダブルプレイ』とオチをつける」*1などの小学生らしからぬ要素に溢れた秀逸な文章として話題となった。

この詩がネット上で大きな話題になったためか、サンテレビの公式YouTubeチャンネルでは所属アナウンサーによる朗読動画、シンガーソングライターのBigfumi*2が曲を付けた歌が公開されている。


原文書き起こし

春の大山

あったかいし6時だ。
サンテレビを見よう。
西のピッチングに、近本のヒット。
でもこれがいちばん、春の大山。
ホームランに、ヒット たまにダブルプレイ
まあまだ春だから。
春の大山
打つんだ。 

今日はあつい、6時だ。
サンテレビを見よう
岩田のピッチングに、糸井のヒット。
でも今日はだめ、春の大山。
ダブルプレーにキャッチャーフライたまに相手のエラー
でもだいじょうぶ春だ。
春の大山。
打つんだ。

実際の大山

大山はスロースターターであり毎年オープン戦から4月上旬の春先は決まって成績が悪い*3のが恒例になっているため「春の大山」がこの時期調子の悪い大山を表す言葉になった。
しかし、春よりもシーズン終盤にかけての方が各種成績が良いのも恒例(実際大山は2018年*49月に1試合6安打3本塁打を放ったことがある)でむしろ『秋の大山』が正しいのでは?」とツッコまれることもある。*5*6
また好不調の波が大きく好調時は手がつけられない反面、不調になれば季節関係なしに長引くためそういう状態の大山を指す言葉になり、季節により「初夏の大山」「梅雨の大山」というバリエーションも誕生している。

この言葉が誕生した2019年は矢野燿大監督によって開幕4番に抜擢されるものの、開幕直後は例年のごとく通常運転だった。しかしその後も調子は上がりきらず本塁打数は12球団の4番バッターとしては最低の数、また守備面でもエラーを連発する*7など攻守にわたって精彩を欠き、チームも負けが込んできた事から8月10日からは4番を外れる。その後も不調が続き北條史也*8に押されベンチ要員となった。しかし9月下旬、ジェフリー・マルテが足の負傷で欠場してからは四番に復帰。最後の中日二連戦でCS進出を決める活躍をし「秋の大山」ぶりを見せた。
ただ、CSでは再び大不振に陥り*9ファイナルステージ敗退の戦犯の一人になってしまい、その後「4番剥奪宣言」された*10

関連項目



Tag: 阪神


*1 大山は併殺が多く、毎年リーグ最多併殺の上位に入っている。
*2 梅野の登場曲『Life』と中谷の登場曲『Trust』でおなじみ。
*3 ただし、2019年は14本塁打のうち9本が5月までに打ったものである。
*4 この年は右打ち教の影響もあり春の終わりどころか9月上旬まで打率は2割台前半という有り様だった。最終的な打率は.274。またこれは2018年の阪神全体に言えることだが得点圏打率が異様に低く、.212と絶望的だった。なお大山自身の得点圏打率はこの年以外は3割を超えている。
*5 大山はこの年11本塁打を放ったが、そのうち9本が9月。
*6 作者が「成績は悪いけどまだ春だから大丈夫、がんばれ」という意味を込めていると考えれば間違ってはいない。
*7 1年前までは正確な送球で評価を受けていたが一変して送球難と化し、さらにイージーミス、野選を連発し、阪神が12球団ワーストの失策数を叩き出す一因となった。最終的に大山は12球団ワーストの20失策となった。
*8 こちらも春先は調子が出ない傾向にある。本職は遊撃手だがその遊撃で失策が非常に多く、大山と共に12球団ワーストの失策数を叩き出す一因となった。現在は中野拓夢や山本泰寛の加入などもあり代打専任に甘んじている。
*9 特にファーストステージでは7打数1安打の打率.143、本塁打、打点ともに0だった。
*10 もっとも、ファイナルステージでは第3戦に決勝ホームランを放ちストレート負けを回避した。そもそも大卒3年目に4番を打たせ、かつマークが集中する選手層が異常であり、気の毒だったとの声も多い。