横浜高校ストーリー打線

Last-modified: 2019-12-18 (水) 12:02:22

横浜DeNAベイスターズ監督、アレックス・ラミレスが仕掛けた作戦のひとつ。

概要 Edit

2018年4月30日の中日戦で、この年にソフトバンクから中日に移籍してきた松坂大輔(現西武)に抑え込まれ、NPBで4241日ぶりの勝利を献上することとなったDeNA。

再戦となった8月16日の中日戦では、

選手名出身高校
1荒波翔横浜高
2石川雄洋横浜高
3ホセ・ロペスヘスス・ラファエル・アルボルノス高
4筒香嘉智横浜高
5宮崎敏郎厳木高
6ネフタリ・ソトマリスタデ・グアイナボ高
7倉本寿彦横浜高
8京山将弥近江高
9嶺井博希沖縄尚学高

と、松坂の出身校でもある横浜高校に在籍していた1軍選手でスタメンを固め松坂に挑んだ。*1

しかし、試合は先発京山の炎上でいきなり大量失点。3回に石川の内野安打から生まれたチャンスでロペスがホームランを放ち2点を返すも、それ以降は松坂に1点に封じ込まれまたしても完敗してしまう。しかも肝心の横浜高校の選手は5四球を選んだものの僅か2安打だった。

敗戦後、ラミレス監督は「松坂が相手だったので横浜高校の選手たちを送り込むのがモチベーション的にもストーリー的にもベストだと思った。」と発言。まともとは言い難い戦略で試合も落としたラミレスに批判が集中。「ストーリー」がラミレス采配の蔑称の一つとなった上、皮肉を込めて「横浜高校ストーリー打線」と呼ばれるようになった。

その後の横浜高校ストーリー打線 Edit

2018年シーズンはその後松坂と対戦する機会がなく、もともと主力に横浜高校の選手が普段から出場していたこともあって、次第に忘れられつつあったが…。

2019年6月11日 vs涌井 Edit

1年後の交流戦、苦手西武に勝ち越し勢いに乗っていたDeNAは、ロッテ戦で横浜高校出身の涌井秀章が先発ということで、再び横浜高校出身の選手でスタメンを編成し横浜高校ストーリー打線で試合に挑んだ。しかし、上記のこともあり不安視するファンも多く、一部のファンからは批判の声が漏れていた。

だがそんな批判をよそに打線は爆発。1点ビハインドの5回表、石川*2のタイムリーで同点に追いつくと、宮崎とロペスのタイムリーなどで一気に逆転。最後は乙坂智のダメ押しタイムリーで勝負あり。横浜高校の先輩・涌井を攻略し、横浜高校ストーリー打線が初勝利を飾った。

2019年7月27日 vs松坂 Edit

中日戦で1年ぶりの松坂との再戦となり、ラミレス監督は「前回のリベンジがしたい」と、再び横浜高校出身選手でスタメンに編成。*3すると、先頭打者乙坂がいきなりヒットで出塁すると、続く筒香がタイムリーツーベースで先制。その後も打者一巡の猛攻を浴びせ、初回だけで横浜高校出身打者全員がヒットを記録。先発松坂を0回1/3・8失点でノックアウト、見事に昨年のリベンジを果たす結果となった。反対に松坂は投げた球の数から、松坂の32球と揶揄されることになってしまった。

このように2回目以降は先輩に土をつける活躍を見せることが多く、ラミレス監督の提唱したストーリー性は横浜高校出身選手のやる気に影響を与えるようだとネタ交じりで言われるようになった。


関連項目 Edit





*1 当時DeNAに在籍していた横浜高校出身者は上記4人に加え後藤武敏(1999年卒・松坂と同級生)、乙坂智(2012年卒)、またファームコーチとして小池正晃(1999年卒・松坂・後藤と同級生)がいた。
*2 涌井とは横浜高校の同級生。
*3 1番乙坂、2番筒香、9番石川