武田負

Last-modified: 2025-03-11 (火) 20:06:28

元北海道日本ハムファイターズ投手・武田勝のこと。

概要

現役時代の2011年5試合連続登板試合完封負けのプロ野球新記録を達成してしまうほどの異次元の負け運っぷりが由来で、下の名前である「勝(まさる)」を捩り、対極の意味である「負(まける)」と名付けられてしまう。
本人も余りの無援護*1から悟りの境地に達したらしく、例によって無援護で降板後チームがサヨナラ負けを喫した時にはそうか、そう来たかと語っている。

前半戦は防御率リーグ1位の1.21をマーク、8勝5敗で援護率2.71と全盛期よりは回復したものの継続。
終わりの見えない無援護に何かが切れたのか、自身が初出場を果たした同年オールスター第1戦で登板した際には珍しく失投を重ねて突然の飛翔化など、様々なオールスター個人記録を塗り替え敗戦投手となる(次項参照)。
あまりに鮮烈なオールスターでの内容が、「武田負」のもう一つの意味として加わることとなった。

2011年オールスター第1戦における主な記録

  • イニング連続打数被安打 8本
  • イニング被本塁打 4本
  • ゲーム被本塁打 4本
  • イニング失点 8点*2
  • ゲーム失点 9点

なお、いずれも当時のオールスター史上ワースト記録だった模様*3。その際には「こっちは玄人だよ事件」が起きていた。


余談

由来は異なるものの、同様の例。

関連項目

Tag: 日ハム オールスター


*1 全盛期の援護率は1.00である。
*2 2024年に同じく日本ハムの山﨑福也イニング9失点を喫し、更新された。
*3 武田は2007年にも年間ポストシーズン3敗のプロ野球記録、中日戦では1/3回、しかも1アウトは犠牲バントという派手に炎上して降板し後続投手も打たれまくって日本シリーズ敗退の戦犯となった前科があった。
*4 「負広」と揶揄されたり、当時の久万俊二郎オーナーに「スカタン」と吐き捨てられてオフに休養となる、阪神ファンから「暗黒の使者 不要」とプラカードを掲げられるなどのエピソードが広く語られ、「阪神暗黒時代の代名詞」とされる一方、5位・6位が当たり前の暗黒時代で唯一2位になった1992年は他でもない中村監督時代のことである。またゼネラルマネージャーとしては有能であり、阪神GMとして2位、低迷期のオリックスでも2位を達成している。
*5 由来はニュージーランド出身(2013年帰化)のラグビー日本代表、リーチマイケル(帰化時に登録名の姓名の順番を日本式にしたためマイケルが下の名前。名前に“・”(中黒)がないのもそれが理由)の捩り。ソフトバンク相手に3戦でリーチ、4戦で負けたことから。