江夏の21球

Last-modified: 2022-06-25 (土) 01:53:55

1979年の近鉄バファローズ対広島東洋カープの日本シリーズ第7戦で、江夏豊が9回裏に投じた投球数及び投球内容のこと。また、それを題材に書かれた作家・山際淳司によるノンフィクション作品のタイトル。


概要

日本一決定を目前に自ら無死満塁のピンチを招くが、無失点で切り抜けるという、今でも語られる名劇場の一つ。
1980年に文藝春秋のスポーツ雑誌「Number」の創刊号に掲載されて大きな反響を呼び、ドキュメント番組も制作されたことから、該当シーンを指して呼ばれるようになった。
以降、1995年日本シリーズにおける「小林の14球*1」、2011年日本シリーズの「森福の11球?」など劇的な場面を凌いだケースにおいて擬えて使用される。

なんJでは投手がネタ方面で強い印象を残した際に「○○(投手名)の△△球(投球数)」と命名される傾向がある。


派生形の例

きりがないため、個別ページがある例のみ記載

抑えた



燃えた



燃えさせられた



自滅した



特殊な例


余談

広島はこの年が球団史上初の日本一だった*2
逆に近鉄は球団初の日本一になるチャンスを逃し、以降も3度(1980年、1989年、2001年)の日本シリーズで全て敗退。そして2004年の球界再編問題でオリックスに吸収合併され、日本一になれないまま消滅した。


江夏の52g

1993年3月2日、江夏は覚せい剤52gの所持容疑で現行犯逮捕される。1gですら大量と言われるものなので、使用目的ではなく販売目的であると見なされ、懲役2年4か月の実刑判決となった*3
近年でも薬物逮捕騒動が出る度に比較対象に挙げられている。
また江夏は「黒い霧事件」の際にも反社会的勢力との交流が原因で1973年に戒告を受けている。

外部リンク

Number WEB
http://number.bunshun.jp/articles/-/12218


関連項目


*1 小林宏vsトーマス・オマリーの対決の事で、この例では満塁ではない。
*2 翌年も近鉄との対戦となったが返り討ちにして連覇。セ・リーグ球団のシリーズ連覇は2020年現在これが最後である。
*3 ただし本人は不摂生な生活で身体が弱っていたのが服役中の規則正しい生活の末に健康状態が劇的に改善されており(江夏本人も「もしあの時捕まってなかったら、自分は今頃もう死んでいたかもしれない」と述懐している)、結果論ではあるがこれでよかったと言える。