ダルビッシュ有が、北海道日本ハムファイターズ時代にTwitter上でつぶやいた発言のこと。
概要 
2010年、埼玉西武ライオンズは福岡ソフトバンクホークス・千葉ロッテマリーンズとの三つ巴で優勝争いを繰り広げていたが、後半戦で西武は失速しリーグ優勝を逃し、さらにはCSでも3位のロッテに敗れるという失態を犯してしまった*1。
すると同年オフの契約更改で、西武・涌井秀章(現楽天)*2は後半戦の不本意な投球内容に球団からは現状維持(推定2億円)の提示を受ける。
しかし涌井はこれに納得せず、提示に保留。2回目・3回目の交渉でも同額提示→保留を繰り返し、さらに翌年のキャンプへは自費参加するなど強行手段に出る姿勢を見せ、両者の思惑は完全に平行線。結局は年俸調停*3まで発展した。*4。
そのような報道を見て涌井を哀れに思ったのか、親友であるダルビッシュ*5 はTwitter上で「涌井、かわいそうやなー」とツイートしたのが発祥である。
余談 
過去に年俸調停が妥結した選手は涌井の他に6人いるが、落合博満(1991年・中日*6)・高木豊(1992年・大洋*7)・野村貴仁(1995年・オリックス*8)・下柳剛(2000年・日本ハム*9)は全員3年以内に移籍し、外国人選手であるレオン・マックファーデン(1973年・阪神)、アルフォンソ・ソリアーノ(1998年・広島)は調停額に納得せず、任意引退扱いとなり退団した*10。