珍査定

Last-modified: 2020-02-22 (土) 15:25:33

コナミデジタルエンタテインメントから発売されている野球ゲーム「実況パワフルプロ野球」シリーズ・「パワプロクンポケット」シリーズ・「プロ野球スピリッツ」シリーズ(以下、パワプロ、パワポケ、プロスピ)における、阪神タイガース関連の選手査定のこと。

概要 Edit

前述のゲームシリーズの中で「阪神選手を贔屓した能力値査定*1が行われている」とされる現象を指す。コナミの創業地が関西であること*2、プロデューサーだった赤田勲が阪神ファンを公言していたこと、実際に不可解な阪神選手の高査定が少なくなかったことなどから、ネット上を中心としてまことしやかに使われている用語である。

「暗黒時代」とも呼ばれていた90年代後半から00年代初頭の時期はゲーム内でも阪神の査定は12球団平均を下回っているものが多く、2001年発売の「実況パワフルプロ野球8」に至っては攻略本で「初期設定でペナントをやる場合、勝ちたいと思うなら選んではいけないチーム」と記述されるほどであった。そのため、この時期のプレーヤーからは「多少贔屓されている気もするが、救済処置もしくはゲームバランス維持のためなのでは」と擁護意見も出ていた。
しかし暗黒時代以降、度々Aクラス入りを果たすようになった今では疑問の声は絶えない。


ただし阪神以外の選手でも優遇不遇に関わらず疑問の査定は多く、「ただ単にいい加減なだけでは?」との指摘もある。
他球団の例として挙げられる事例の一部としては以下のものがある。

  • ヤクルトファンからも弱肩扱いされる青木宣親の肩力がB査定(パワプロ2011決定版など)
  • 新外国人のパワーは海外での実績に関わらずB-C*3
  • 横浜(DeNA)ベイスターズの捕手は実際の評価と無関係にほぼ同じ能力*4
  • 村田修一の守備能力が非常に悪く、吉村裕基がゲーム内の村田に対し「動けデブ!」と発言*5
  • 数年単位で守っていないポジションの守備適正が存在*6
  • プロスピにおいて、投げたことない変化球が存在*7

珍査定との指摘が多いもの Edit

実況パワフルプロ野球シリーズ Edit

  • 濱中治(実況パワフルプロ野球10開幕版)

    パワーA(140)
    2002年の本塁打は18本で、打数が少ないとはいえリーグの本塁打ランキングでは10位以内にも入っていない。
    この年(2003年)は5月中に10本塁打に到達しているが怪我で離脱。結局シーズンでは11本塁打にとどまる。

  • 鳥谷敬(実況パワフルプロ野球11)

    パワーD 走力B 肩力B
    大卒新人にBが2つも付くのは、能力査定の基準値がDに変更されたパワプロ2000以降で唯一。

  • 関本賢太郎(実況パワフルプロ野球11超決定版)

    ミートC アベレージヒッター
    112安打、打率.316(規定未到達)。セ・リーグでアベレージヒッター持ちは関本と首位打者の広島・嶋重宣(.337)のみ

  • 桜井広大(実況パワフルプロ野球11~13)

    パワーC(98)
    プロ3~5年目の期間は一軍出場なしで、初出場は翌6年目。一軍未出場の選手としてはかなり高パワーの部類に入る。また、3作品にわたって他の能力もほとんど変化がない。

  • 上園啓史(実況パワフルプロ野球14決定版)

    ジャイロボール
    ジャイロボールはストレートの球速を大幅に増すレアで強力な特殊能力。
    パワプロでは極端に球速の遅いエース級投手(渡辺俊介など)にのみ付加される扱いの能力である。この年の新人王を獲得したとはいえ、オーバースローで球速も140キロ以上を計測する上園に付与されるのは異例である。
    「上園がジャイロボールを投げた」という報道は実際にされたものの、オフシーズン恒例の飛ばし記事の一つでしかなく、案の定翌シーズンでそれらしい球を投じたことはなかった。
    当時は松坂大輔を中心としてジャイロボールが脚光を浴びており、上園以外にもそう報道された選手が何人かいたが、それらの選手には付与されていない(松坂含む)

  • 小嶋達也(実況パワフルプロ野球14決定版)

    スタミナC(109) 球持ち○
    登板5試合(うち先発登板5試合)で投球回25.0、防御率3.96。パッとしない成績ながらスタミナはあと1でBになる能力で、球持ち○は着弾点表示を遅らせる強力な能力である。

  • 新井貴浩(実況パワフルプロ野球14決定版→15→2009)

    走力F(5)E(7)D(9) 走塁4
    14決定版→15の間に広島から阪神に移籍
    9決定版から14決定版までずっとF(5)で非成長(ペナントのマスクデータで、どんなに練習指示をしても能力が上昇することが無い。)だった。

  • 鳥谷敬(実況パワフルプロ野球15)

    ミートC(10) チャンスメーカー チャンス4
    打率.273。特殊能力によりほぼ常時*8ミート+1.5のため、事実上ミートC(11.5)
    打率.343でリーグ2位の巨人アレックス・ラミレスのミートC(11)より上。

  • 野口寿浩(実況パワフルプロ野球15→2009)

    ミートE(6)G(3) パワーD(88)E(71) 耐エラーD(8)G(3)
    阪神から横浜に移籍。この年の野口は出場試合数こそ減ったものの、打率・OPS・守備率などの指標は軒並み微増した。それなのにも関わらずステータスダウンの「逆珍査定」。

  • 原口文仁(実況パワフルプロ野球2016)

    弾道4 ミートCB パワーB
    2012年に育成契約となり、前年まで一軍出場なし。シーズン途中に支配下登録、育成経験野手では史上初の月間MVPを獲得するなど、絶好調だったとはいえ途中加入選手にこれほど高い数値が付くことは異例。

  • 高山俊(実況パワフルプロ野球2016)

    ミートC 走力A 肩力B
    大卒新人。基準が緩くなったとはいえ11の鳥谷をも上回る凄まじい高数値。さすがにやりすぎだと思ったのかアップデートで概ね妥当だと思われる数値に落ち着いたが、おかげで「新人王を取る活躍をしたのにパワー以外の5項目いずれも能力ダウン」というちぐはぐな修正となった。

  • ウィリン・ロサリオ(実況パワフルプロ野球2018)

    パワーA 肩力B
    新外国人。MLB・KBOでの実績があるとはいえ開幕直後*9の時点でパワーAが付けられるのは前代未聞*10。結局不振もあってアップデートの度に弱体化していくことになった*11

プロ野球スピリッツシリーズ Edit

  • 梅野隆太郎(プロ野球スピリッツ2014(最終)~A(2017S1))

    弾道アーチスト
    プロ野球スピリッツ2014発売時点でルーキーであり、最初のデータでは中弾道だったが、アップデートで弾道が上がっていき、シーズン終了時点でアーチストにまでなった。
    しかしこの年の梅野の本塁打は7本であり、同じ捕手で梅野より多い10本塁打を記録した會澤翼は同アップデートで中弾道となっているため梅野の査定の不可解さが目立った。
    このアーチスト査定はプロ野球スピリッツAの2017年度シリーズ1まで続き、遂には「アーチスト梅野」などという蔑称まで貰ってしまった。
    なおこの間にアーチスト査定を貰った選手は筒香嘉智や柳田悠岐といった一握りのホームランバッターのみであり、現役捕手に限ると梅野以外にアーチストとなった選手は2019年現在も一人もいない*12
    しかし、2017S2で突如低弾道に爆下げ。この際の更新では梅野と並びアーチストに疑問符が付いていた雄平もラインドライブに下げられるなど、現実的に修正されたという形である。ただ、アーチストを剥奪されること自体Aリリース以来初めてであること、最高値のアーチストから最低値より2番目の低弾道にまで下げられたことで、*13今度は「低弾道梅野」という蔑称が生まれてしまった。

その後は中弾道に落ち着いている。

 

実況パワフルプロ野球10 超決定版 Edit

阪神が18年ぶりに優勝した2003年の作品。通常の決定版ではなく超決定版とし、2003メモリアルというサブタイトルが付いた。サブタイトル入りの作品は本作のみであり、「超決定版」のタイトルロゴも阪神タイガースロゴによく似たデザインである。

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関連 Edit



Tag: 阪神 ゲーム パワプロ


*1 パワプロ、プロスピはその年のシーズン前データで算出されている。「決定版」(プロスピ5のみ「完全版」)はその年のシーズン終了時点データでの査定。パワポケはその年の7月末のデータが引用元。
*2 現在は本社機能を東京に置く。
*3 反例として、ウィリン・ロサリオは2017年にハンファ・イーグルス(KBO)で打率.339・37本塁打・111打点の成績を残し、阪神入団後のパワプロ2018では弾道4・パワー80のA評価と比較的厚遇された。これはサンスポ紙上でもメンチコピペよろしく大々的にネタにされ、S評価も予告されていたが、同年7月12日のアップデートで弾道3・パワー73のBに下方修正されている。
*4 2011決を例に挙げると、黒羽根利規が1GGEDED、細山田武史が2GFEDFE、新沼慎二が2FFFDEE。特に黒羽根の肩は解説者からも強肩と評価されているが、それが全く反映されていない。
*5 村田以外にも中村紀洋などのように、恵体ながら堅守の野手は査定を下げられやすい。
*6 パワプロ2018(Ver1.10)における松山竜平の三塁(最後に守ったのは2012年)などが挙げられる。
*7 中崎翔太のチェンジアップを例に上げると、本人が動画出演時に「投げられるんですか」と発言している。
*8 チャンスメーカーはランナーなしのときに発動、チャンス4は得点圏にランナーがいるときに発動するため、どちらとも発動しないのはランナー1塁時のみ。
*9 パワプロ2018は4月26日発売。
*10 発売時点での能力でパワーAと査定された来日1年目の外国人選手は2014版のマウロ・ゴメス(阪神)、アルフレド・デスパイネ(ロッテ)以来。ただし2014はレギュラーシーズン終了後の10月23日に発売されたため開幕早期での高数値査定は前例がない。
*11 一時はパワプロにおける最高弾道の4から3に落ちたが、最終アップデートで弾道4、パワーBになった。
*12 西武の森友哉でさえパワーヒッターであり、また、OBなどを含めても元阪神、西武の田淵幸一、元南海の野村克也ぐらいしか該当していない。
*13 ちなみに一番低い弾道は「グラウンダー」であり、大和(阪神→DeNA)や重信慎之介(巨人)、岡田幸文(元ロッテ)など、極端にホームランが少ない打者が該当している。