2006年、第1回WBC準決勝の韓国戦において生まれた名実況。「甦れ福留」は誤記。
概要
日本はこの大会中韓国と2度対戦する機会があったがいずれも敗れ、特に2次ラウンドでの敗北により準決勝進出も危ぶまれる状態になったが、アメリカがメキシコに1-2で敗れたため、僅かな失点率*1の差で準決勝に進出していた。
迎えた3度目の対決となる準決勝は投手戦のまま進み0-0で迎えた7回表、日本代表は先頭松中信彦のヘッドスライディングを伴う気迫の二塁打でチャンスを作り、韓国代表はここで金炳賢にスイッチして多村仁志を討ち取る。王監督は続く今江敏晃の代打として福留孝介を打席に送った。
当試合までの福留は19打数2安打と不振に陥っており起用を疑問視する声が多い中で、実況の松下賢次アナウンサーはボールカウント1-1からの3球目が投じられるとほぼ同時に本発言を口にする。
そしてこの実況の直後……
福留は先制の2ランを放つ。これが起爆剤となり、日本はこの回一挙に5得点。最終的に6-0で勝利した。
投球→「生き返れ福留」→ホームラン、という絶妙な流れに加え解説の故・衣笠祥雄氏の喜びようも相まって、当試合から15年以上が経過した現在もなお語り草になっている。
- (参考)試合結果
書き起こし
実況「アメリカがなんとメキシコに1-2で敗れるという大波乱があり日本はこのベスト4に進出しております!」
実況「生き返れ福留!!」
福留「」カキーン(バット投げ)
実況「さあどうだあああああいったいったどうだどうだいったいったいった!!」
衣笠「いったあああいった!!(確信)いったあああああ~~~はっはあ~~!!」
実況「代打2ラーン!!やった福留!!やっぱり福留うったあああああああ!!生き返ったぞ福留ええええ!!!」
衣笠「あはぁ~~↑↑(裏声)はっ↑はっ→はっはぁあ~↓」
実況「ライトオーバーの2ランホームラーン!!花火が舞い上がる!!」
衣笠「あ~はっはっは、ナァイスバッティング」
実況「サンディエゴの夜空に花火が気持よく舞い上がりィッ!福留が生還したァッ!!!!」
衣笠「ああよかったなあ(恍惚)」
実況「やりました!!代打福留!起死回生の2ランホームランです!!!」
衣笠「あはぁ~(昇天)」