登板カレンダー

Last-modified: 2022-09-26 (月) 01:05:09

一般的な月間カレンダーの上に、任意の投手の登板日に当該選手の顔写真を貼り付けて作成された雑コラ
中継ぎ投手の短期集中的な酷使具合を端的に示す資料として用いられる。


NPBにおける中継ぎ投手の酷使の現状

2000年代以降は投手の分業制が確立された影響で、先発投手の完投数が減少する一方で中継ぎ投手の登板数が増加する傾向にある*1
チームの主力(俗に言う「勝利の方程式」)を担う中継ぎ投手の年間登板数は60~70試合程度に上り、「酷使が祟り故障→代役の投手を集中的に起用→代役も故障」といった光景がしばしば見られる。
以上のように中継ぎ投手を取り巻く現状は厳しく、実力を持ちながら故障により極端に短い実働年数で現役生活を終えるケースが問題視されている。


例)2018年8月の山田修義(オリックス)

同月に月間登板数のNPBタイ記録である18登板を達成。同記録の保持者は稲尾和久(西鉄)、益田直也(ロッテ)、ヘロニモ・フランスア(広島)の3人だが稲尾は50年代の記録、益田とフランスア(いずれも2010年代)は首位争い中のチームの勝ちパターンであったため、ある程度納得せざるを得ない部分がある。
山田の異質性はAクラス争いがやっとのチーム*2の左の便利屋にも関わらず異常な登板数を記録した点にある。前年まで目立った活躍もなく*3戦力外候補の筆頭であった背景を考慮しても極度の登板過多であり、福良淳一監督の「山田が可哀想」発言とともにネタにされ登板カレンダーが作成されるに至った。


画像

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同僚の杉本裕太郎のインスタグラムより

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チームメイトの酷使を受けての投稿かは不明だが、福良はこの直後から山田に長めの休養を与えている(1枚目画像も参照)。本投稿以降、「のぶガンバ」が山田の別称にもなった。


公式登板カレンダー

オリックスは山田の月間最多登板記録を記念して、「Bs山田修義 登板カレンダーTシャツ」というグッズを公式で販売している。
https://www.buffaloes.co.jp/news/detail/00001829.html


関連項目



Tag: オリックス


*1 登板数のシーズン上位記録の20位以内のうち7割が2000年以降。
*2 8/1時点で3位のソフトバンクまで3ゲーム差の5位
*3 2010~17年の8年間で31登板に留まる。