悪天候時に登板する(とされる)投手のこと。
概要 
1936年の「日本職業野球連盟」創設時から80年以上に渡ってNPBで無敗記録を継続している伝説の鉄腕。特に5~6月には驚くほどの連投を見せる。
6回以降登板した場合その時点でリードしているチームを勝たせ、5回(ホーム側がリードしている場合は5回表)終了前に登板した場合は試合自体を無かったことにするという特殊能力を有する。
1961年の中日ドラゴンズでは、権藤博と2人ローテーションを形成。「権藤権藤雨権藤、雨雨権藤雨権藤」という流行語も生み出した*1。
しかし他球場の試合に同時に登板したり、予告先発を無視したり、更にベンチ入りしてない状態からリリーフで奇襲登板を行うなどの奇行も目立つ。
またドーム球場を極端に嫌っており、甲子園も苦手とする節が見られるなど、球場ごとの相性が非常に極端な投手でもある。
正体 
「雨天中止」、もしくは「降雨コールドゲーム」を投手に見立てたネタ。野球板時代の2000年代前半に広島に在籍していた投手・天野(あまの)浩一とかけたのが由来とされる。
- ドーム球場は基本的に雨野投手の影響を受けないが、台風接近時の交通機関の乱れや観客への安全、選手・用具の到着の遅れを考慮して中止になるケースもある。
例)- 2000年9月11日の東海豪雨によるナゴヤドームの冠水
- 2018年7月6日の西日本豪雨によりヤクルトの用具車が広島から名古屋に移動出来なかった
- 顔文字は「(*_*)」*2で表される。
- 年に1回程度しか開催されない地方球場での試合は中止になった場合の予備は主催球団の本拠地で行われるため、地方民には特に忌み嫌われている。
- 甲子園が苦手な理由は、グラウンド整備に定評のある阪神園芸のせいである。
- 2015年6月26日にはその日に予定されていたセ・リーグの3試合全てに登板、雨天中止にする快挙(?)を達成した。
雨野の戦友たち 
- 台風で試合中止になると「助っ人外国人『T・フーン』」という固有名が野球板時代から存在している。なお雨野は投手であるのに対し、こちらは野手という設定である*3。
- 強い海風で有名であるZOZOマリンスタジアムはこれまで5度「風速20メートル以上の強風」により試合中止となっている。
- 2005年日本シリーズ、2020年7月21日の楽天生命パークでは濃霧コールド。
- 主に北海道の屋外球場で発生する日没コールド。北海道はナイターで採算が取れなかったり、円山球場の場合近隣の円山動物園の動物保護の観点もあって、プロ野球開催可能球場では旭川スタルヒン球場と札幌ドーム、エスコンフィールド北海道以外はナイター設備がないために発生する。近年では1998年7月12日の帯広の森野球場、1999年6月20日の札幌市円山球場、2019年8月28日及び2022年8月22日の釧路市民球場*4、2021年8月9日の函館市千代台公園野球場で発生。
- 2019年9月3日の横浜スタジアムでは球場近くへの落雷によるノーゲーム*5。
- 降雪や地震