鳥谷安定

Last-modified: 2022-11-13 (日) 09:42:34

鳥谷敬(元阪神→ロッテ)の全盛期の成績が、いろんな意味で安定していた様子のこと。

【目次】


概要

鳥谷は2003年ドラフトで阪神を逆指名して入団。プロ2年目の2005年から2009年まで全試合に出場して毎年150安打、10本塁打、5盗塁、打率.280に近い数字を記録する。タイトルを取るような爆発力こそないものの、驚異的に安定して高い水準の成績を残し続けた。
そのため「鳥谷は2割8分安定」といつしか言われ始め定着、「2割台後半の鳥谷は怖いが、3割を超えた鳥谷は怖くない」という意見も見られる程だった。

2010年には打率.301、遊撃手のNPB記録となる104打点を記録し、鳥谷の安定期は終了したかに思われた。しかし翌2011年には本塁打数と打点こそ大きく減ったものの、500打数150安打で打率.300ジャスト対右.300、対左.299という機械のような安定感を発揮。前年の成績と同程度の安定が見られたことに加えて、別の意味でも安定した成績を残した。

また、どの打順に置いても無難に仕事をこなすため、地味にチームへの貢献度が高い選手とも評価される。
守備でも強肩で守備範囲が広く、ショフトとしてアレ聖域を介護したり、2011年に人工芝以外のグラウンドを本拠地とする遊撃手としては日本プロ野球史上最高となる守備率.991を記録。選球眼も非常に良く*1、走力もそこそこあり堅実なプレーに定評があるあたりも「安定」のイメージに繋がっていると思われる。

なんJではこうした安定感に加え、常に無表情で淡々と堅実なプレーをこなす鳥谷の姿が野球マシンのような印象を与えていること、非常に事務的な彼のブログの内容などもあって「普通・無難・機械的」というキャラ付けが定着しており、男村田スレのレギュラーとしてたびたび登場する。


ランディ・メッセンジャー(元阪神)も太鼓判

虎のドクターKや!阪神・メッセ、通算22度目2桁奪三振
https://www.sanspo.com/article/20170526-WMG7I4G6NNOFZC25AX3MR34J6I/


 試合後、ハーラートップタイの6勝目を手にした右腕は心の底から鳥谷の早期復帰を喜んだ。
 
 「本当に信じられない。超人だよ。(来日)1年目からマシーンと呼んでいたんだ」。休まない鳥谷流の“仕事の流儀”をリスペクトしてきた。今度は自分が大きな背中で虎投とチームを引っ張っていく。


シーズン別打撃成績

年度球団打数安打HR打点得点盗塁打率OPS
2004阪神23559317282.251.665
2005572159952825.278.719
20065431571558655.289.793
20075651541043677.273.724
20085231471380664.281.776
20095381552075847.288.833
2010575173191049813.301.848
20115001505517116.300.809
20125151358596215.262.748
201353215010657415.282.812
20145501728739610.313.821
2015551155642699.281.747
20164491067364913.236.667
2017488143441578.293.767
201822051122151.232.629
201992190491.207.559
2020ロッテ3650650.139.400
20215370270.170.505


終焉

しかし、いくらロボット扱いをされたところで鳥谷も人間。加齢に加え遊撃手*2だけでなく左翼手も任され続ける激務も祟ったのか、2015年頃からUZR比較では両リーグで最低クラスと守備に陰りを見せ始める。
さらに2016年は拙守を連発し打撃成績でもレギュラー以降過去最低を記録。2017年に負担の少ない三塁手に転向*3しゴールデングラブ賞も受賞するなど盛り返すものの、2018年は金本監督の意向により二塁手へコンバート。これによって衰えが来ていた攻守が急激に劣化する事となり、連続試合出場がストップした上にレギュラー落ち、「鳥谷安定」は完全に終焉を迎えることとなった。


余談

鳥谷は現役を引退した後、2022年正月に日刊スポーツ紙上で行われた後輩である梅野隆太郎との対談企画において、「(調子の)波を少なくしたい」と言う梅野*4に対し、「調子の悪い時は四球や犠飛を狙って打数を減らすようにしていた(要約)」と語っている。


関連項目



Tag: 阪神 ロッテ


*1 最高出塁率1回・最多四球3回・シーズン100四球を1回記録している。
*2 遊撃手は性質上守備機会が多く、投手・捕手に次いで負担が大きいことで知られる。阪神元監督の野村克也も「ショートは普通、バッティングは二の次になる」という考えを示している。
*3 現役最晩年のロッテでは一塁手としての出場も経験。これにより内野全ポジションでの出場を達成した。
*4 2021年の梅野は8月後半以降、守備に影響が出るレベルの絶不調が続き、逆転V逸の原因のひとつになった。