\横浜優勝/

Last-modified: 2024-03-14 (木) 15:36:32

横浜DeNAベイスターズが勝利した際のファンの騒ぎようを揶揄した言葉。


概要

横浜ベイスターズは2000年代に入り暗黒期*1を迎え、負け続きで1回の勝利が遠くなっていたため勝った時のファンの喜びようは並々ならぬものに。しかし他球団ファンから見ればその騒ぎ方があたかも優勝したかのようであることから「まーた横浜は優勝したのか」と揶揄されるようになったのが由来。

ただし由来には諸説あり、2002年頃の阪神タイガースが暗黒期を脱出した前後から、阪神ファンの中で「ありえないこと」の例えとして使われてきた「阪神優勝」などがルーツであるとも言われており、実際掲示板「あやしいわーるど@みらい*2」で2003年の「大賞*3」に選ばれている*4

横浜優勝

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その後

2012年に親会社がDeNAに変わり、以降は定位置の最下位を脱出。2023年時点ではDeNAとしてのセ・リーグ優勝こそ達成出来ていないものの、2016年頃からは投手陣・野手陣共に有力な選手が増えていき、Aクラスに幾度も入るようになった。そのため元々の侮辱的なニュアンスは薄れ純粋に横浜の勝利を喜ぶネタ単語として広まっており、他球団におけるカッタデー「○○ほー」のように用いられている。
元々は横浜の珍しい勝利を誇張して「優勝」としていたものを、現在では「横浜が優れてたから勝った」「横浜が優れた勝利を挙げた」→横浜優勝、という形で主に説明されているが、あくまでも後付けの雑な理由付けであることに留意したい*5
また、阪口皓亮*6はプロ初勝利を挙げた際のヒーローインタビューで「Twitterが\横浜優勝/で溢れると思います」と、さらにトレバー・バウアーもヒーローインタビューで「ハッシュタグ(#)横浜優勝」と発言する*7など、選手たちにもこの言葉が浸透している模様。

2017年には横浜は3位から下剋上を果たしセのCSを突破しているが、これを「見方によってはCSという大会で優勝したと言える」「結果的には実質セの1位扱いも同然」として「横浜、本当に優勝する」などとするスレが立ったりしていた。

2023年には長年苦しめられてきた交流戦を過去最高成績の11勝7敗(貯金4)、勝率1位で終え、横浜球団史上初の優勝*8ペナントレースではないものの、正真正銘の\横浜優勝/を果たした。
同年9月14日の中日戦では阪神が優勝を決めた瞬間とほぼ同時に勝利*9したため、「同時優勝」「横浜アレ」とネタにされた。
12月28日に横浜スタジアムで行われたNPBジュニアトーナメント決勝でDeNAが巨人に勝利し優勝、オフシーズンにもかかわらず横浜優勝がトレンド入りした。

関連項目



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*1 2002年にTBSが親会社になってから、2011年限りで球団経営から撤退(DeNAが参入)するまでの10年間で8回最下位。勝率3割台6回、1度も年間で勝ち越すことができなかった。
*2 非2ch系で当時最も規模の大きい掲示板の一つであった。
*3 一番流行した言葉などに雰囲気で与えられる。
*4 この年の阪神は実際に優勝している。
*5 新聞などでも好調の際に取り上げられる事がある。
*6 2023年7月に西浦直亨とのトレードでヤクルトに移籍。
*7 バウアーへの仕掛人……もといスピーチライターは上茶谷大河
*8 DeNAと同じく勝率1位でオリックス・ソフトバンク・巨人も並んだが、得失点率差(1イニング当たりの得点率と失点率の差)でDeNAが首位となった。
*9 試合終了時刻はどちらも20時49分。