代打三ツ間 の変更点

2020年7月7日の中日ドラゴンズ対東京ヤクルトスワローズ(ナゴヤドーム)の試合で''投手の''[[三ツ間卓也>TDN]]が代打に送られた出来事。
2020年7月7日の中日ドラゴンズ対東京ヤクルトスワローズ(ナゴヤドーム)の試合で''投手の''[[三ツ間卓也>TDN]](元中日)が代打に送られた出来事。
七夕の出来事だったため、「[[七夕の悲劇]]」を捩り「''七夕の喜劇''」とも呼ばれる。

*概要[#ac99dcf1]
**当該場面までの経緯 [#medc88e8]
中日はこの試合前の時点で7勝8敗の4位。この日からは3位のヤクルトとの3連戦かつ両者のゲーム差が0.5のため、中日にとっては借金完済&3位浮上をかけての試合となった。
試合は[[投手戦>たこ焼き]]になり、9回裏の中日の攻撃が2番・[[大島洋平>六島]]で終了し延長戦に突入した。
コロナ対策特別ルールで延長戦は10回までのため、中日の[[与田剛>与田の肩幅]]監督は同点ながら守護神の[[岡田俊哉>○○ンゴ]]を8番に投入した((9回裏に代打した石川駿の打順で、8回表にバッテリーが同時交代して以降[[8番に投手>腕組み煮卵]]が入っていたことによる。また、9番には途中出場のアリエル・マルティネスが捕手で出場していたが、こちらも同じタイミングで交代している(後述)。))。
しかし、岡田は''[[4四球(うち1つ申告敬遠)>息をするように四球]]で[[ヒット0本のまま押し出しで失点>五十嵐の41球]]''と自滅し、ヤクルトが勝ち越しに成功する。
その裏の中日の攻撃は3番・[[遠藤一星>即戦力外ドラフト]]が安打→4番・[[ダヤン・ビシエド>阪神ご自慢のビシエド]]が三振→5番・[[高橋周平>シュウヘイ…]]が安打→6番・[[平田良介>ヒラタゴミムシ]]が右直...と進行し、2アウト1・3塁で7番・[[京田陽太>中日のショート]]に打席が回る。
''ところが...''
**前代未聞の采配ミス、そして終戦 [#s65790db]
京田の次の8番に控えるのは先述の通りピッチャー岡田。当然[[打力には期待できない>自動アウト]]ため、打順が回ったら代打を送るべき事は野球好きでなくとも自明の理であろう。
''ところが、中日はあろうことか10回表までに[[控え野手を全員試合に出してしまっていた>もうないじゃん]]。''そのため、''ヤクルトは[[当然>残念だが当然]]の如く京田を申告敬遠し、ピッチャー岡田との勝負を選択。''
これに対して''[[与田>不適切なフレーズ]]は投手の中から[[三ツ間卓也>竜虎同盟]]を代打で投入する賭けに出る''。しかし、三ツ間はデビュー以降ほとんど中継ぎとして起用されており、ヒットはおろか''プロ通算でも5打席しか打席に立っていなかった''((1四球を選んでいるが、''他はすべて凡退''。更に言えば高校時代は控え投手で大学・独立時代はDHが採用されており打席に立つこと自体がほぼない状態だった。))のである。[[案の定>案の定である]]三ツ間は三振に倒れ敢えなくゲームセットとなった。
*原因 [#m15c78d6]
このような事態になったのは、ひとえに''ベンチワークが[[お粗末すぎた>論ずるに値しない]]''ことが要因である。以下は先に取り上げられたものもあるが、原因究明スレで言及された要因の数々である。

-''特例により一軍登録人数は31人まで認められているのに、登録人数はそれより2人少ない29人だった。''
-ベンチ入り人数は規定の26人だが、''なぜかこのカードで(2日後の9日に)先発予定の(つまり、本来ベンチ入りさせる必要がない)岡野祐一郎が入っている。''
-前述のように10回の守備でA.マルティネスを加藤匠馬に交代させ、''ベンチ入り野手を全員使い切ってしまう''。
-''しかも次の攻撃で8番に打順が回る可能性を考慮せず、8番に投手の岡田、9番に捕手の加藤を登録してしまう''((与田はベンチへ戻った後この事に気づいたらしく、打順の入れ替えを頼むために慌ててベンチから出てくる場面も見られたが認められなかった模様。))。
**当日の中日のベンチ入りメンバー [#s557a8c1]
***スタメン [#od9ddf54]
|1|二|溝脇隼人|
|2|中|[[大島洋平>六島]]|
|3|左|福田永将|
|4|一|[[ビシエド>阪神ご自慢のビシエド]]|
|5|三|[[高橋周平>シュウヘイ…]]|
|6|右|武田健吾|
|7|遊|[[京田陽太>中日のショート]]|
|8|捕|木下拓哉|
|9|投|柳裕也|
***控え野手(出場順) [#keaf76a1]
|氏名|ポジション|登場タイミング|
|[[阿部寿樹>謎の男]]|内野手|6回表より1番・溝脇の守備固めで出場|
|[[井領雅貴>即戦力外ドラフト]]|外野手|6回裏に6番・武田の代打で出場、7回表から右翼に入る|
|渡辺勝|~|7回裏に8番・木下拓の代走で出場、8回表に福敬登と交代し、以降は投手が8番になる|
|アリエル・マルティネス|捕手|7回裏に9番・柳の代打で出場、8回から捕手に入る|
|[[遠藤一星>即戦力外ドラフト]]|外野手|8回裏に3番・福田の代走で出場、9回から左翼に入る|
|[[平田良介>ヒラタゴミムシ]]|~|8回裏に6番・井領の代打で出場、9回から右翼に入る|
|[[石川駿>即戦力外ドラフト]]|内野手|9回裏に8番・R.マルティネスの代打で出場。10回表に岡田と交代|
|[[加藤匠馬>即戦力外ドラフト]]|捕手|10回表に9番・A.マルティネスの守備固めで出場|

*反響 [#e1e22709]
お粗末なベンチワークで逆転サヨナラ勝ちの絶好のチャンスに野手を送れず、Aクラス浮上の気運に[[水を差して>水差し野郎]]しまった与田。そのため、試合終了後すぐに原因究明スレを始めとした[[与田スレ>ヨッダレ]]が乱立したほか、他のセ・リーグ2試合が[[雨天中止>雨野]]になって本試合に注目が集まっていたことも重なり、Twitter上でもトレンド入りを果たす事態となり、「[[''ドヤ顔で告げろ 代打三ツ間''>ドヤ顔で告げろ 代打小島]]」という(替え歌の)替え歌まで作られたりした。
また、[[前田智徳>あっ大丈夫っす・・・]]や[[森野将彦>morino_m]]ら、それぞれCS放送とCBCラジオでこの試合を担当していた解説者達も「''三ツ間が可哀想だ''」「''選手にどう説明する気か''」と批判している。
なお、与田は試合後のインタビューで「加藤と岡田の所は完全に僕のミス」、「野手を残すつもりでいたが最終的にその判断を誤った」と自らの過ちを認めるコメントを残しており、翌日の試合前ミーティングで選手にも謝罪したことが明かされている。~
なお、『プロ野球スピリッツ2019』および、事件2日後に発売された『[[eBASEBALLパワフルプロ野球2020>珍査定]]』の[[LIVEシナリオ>シナリオ]]の当該試合、中日側では当然のようにこのシーンが選ばれ、サヨナラ勝利を目指すことになる。
スタッフの温情からか2アウト1・3塁、バッター京田は敬遠されずに始まるものの、この日ここまで4タコだった京田は絶不調の設定。そのため鈍足査定の1塁ランナー[[高橋周平>シュウヘイ…]]をワンヒットやホームランで帰すことは難しく、殆どの場合ピッチャーで打つ事を強いられる。
このシナリオの人気は目に見えて高く''プレイ回数のランキングで1位を掴み取っている''((代打の三ツ間にサヨナラ打を打たせるプレイ動画も複数見受けられる。))ことからもこの采配の衝撃は大きかったと言えるだろう。
また、CBCラジオ「#むかいの喋り方」では当日試合終了後の放送以降、「代打三ツ間」というコーナーを設けている。
*その他 [#oae59366]
-なぜ三ツ間を代打に選んだのか
代打にリリーフ投手を送らざるを得なくなった時点でほぼ詰みではあるが、「リリーフ陣の中でもなぜ三ツ間を選んだのか」という点も疑問視されている。
当時の中日リリーフ陣には三ツ間の他にも、高校まで内野手を務めプロでヒットを打ったこともある[[祖父江大輔>早くFAを取ってください]]などがおり、こうした人選にも疑問の声が上がっている。
これに対しては「『万が一死球などで負傷しても戦力的な痛手は少ない』とベンチが判断したから」「''祖父江の登場曲が『[[宙船>不適切なフレーズ]]』だから''」「三ツ間を三ツ俣((内野手の三ツ俣大樹のこと。なお試合時点では''2軍にいた''模様。))と間違えたから」などといった説がなんjでは上がっていた。事実、その祖父江は10回表の登板に備えて肩を作っており、打席に立つ準備が出来なかった可能性がある。

-三振前の疑惑
三ツ間の打席は記録上「三振」という事になっているが、中継映像では[[石山泰稚>暖簾スレ]]の4球目をファールした際に、''三ツ間が前方にステップしてからスイングを行い、左足が完全にバッターボックスから出た状態でボールを打っている''場面が映っている。
[[疑惑のスイングシーン>https://i.imgur.com/h03Mh4y.mp4]]
これは野球規則6.03(a)(1)に抵触しており、バッターが片足または両足を完全にバッターボックスの外に置いて打った場合、&color(Red){''反則行為によってバッターアウト''};になってしまう。「審判が見逃さず、[[反則でゲームセット>線犯]]になっていれば更に伝説になった」という%%残念がる%%声もあった。
裏を返せば、このような初歩的なルールにすら頭が回らなかった三ツ間も相当追い詰められていたであろう事は想像に難くない。
*類例[#e1e22710]
-''4番増井''
2014年8月16日、[[西武ドーム>猫屋敷]]での西武戦。1点を勝ち越した10回、監督の[[栗山英樹>ガッフェ]]は左足首を傷めた[[中田翔>日本の四番]]を下げ、DHに入っていた[[杉谷拳士>野球の上手い芸人]]をレフトに、そして中田の打順に[[増井浩俊>憎井酷俊]]を投入する。もちろん増井がこの回を抑えてくれることを見越しての策だった。
ところが[[増井>マスコロ]]は[[森友哉>風評被害]]にまさかの被弾。同点に追いつかれてしまう。
そして同点のまま迎えた延長11回、二死満塁の大チャンスだが控え野手を全て使い切ってしまった((投打二刀流の[[大谷翔平>キックボクシング大谷]]もベンチ入り登録されていたが、翌日の先発登板に備えて既にチーム宿舎に戻っていた。))ファイターズはやむなく''ピッチャーの増井をそのまま打席に送り出す''。
ルーキーイヤーの2010年には5月13日の阪神戦で[[下柳剛>グラブ投げ]]から初打席初安打初打点をマークしたこともあり、番狂わせを期待された増井だったが、残念ながらこの打席では全力疾走も及ばずセカンドゴロ。試合はそのまま8-8の引き分けに終わった。

-''代打風張''
2018年5月6日の対広島戦、2-3で迎えた延長10回に監督の小川淳司がバント要員として代打に投手の[[風張蓮>即戦力外ドラフト]]を起用。
序盤から控え野手を積極的に使い、残っていたのが前日に負傷で途中交代した[[青木宣親>青木引退]]しかおらず、また打順が回ってくる[[石山泰稚>暖簾スレ]]はバントが下手だった為の策だった。なお、風張は結局バント失敗に倒れたものの、その後スワローズは[[川端慎吾>川端の妹の兄]]のタイムリーで同点に追いつき、最後は[[坂口智隆>構成員]]の適時二塁打でサヨナラ勝ちを決めている。また風張はこの翌年には代走としての出場経験がある。
その風張は2020年オフに戦力外通告~トライアウトを経てDeNAに移籍したが、獲得時にも「''中継ぎと代打と代走を補強した''」とやはりネタにされた。
ちなみに、風張は代打として打席に立つ際に''妙に楽しそうだった''(下図左側)ため、今回打席に立つ際に[[悲痛な表情>目から光が消える]]を見せた三ツ間(下図右側)との対比でネタにされた。
&attachref(./smartphone_neru_schoolboy.png);

-''代打桜井''
2020年11月14日の対DeNA戦(横浜スタジアム)、4-3で迎えた9回表1死一塁の場面で監督の[[原辰徳>AHRA]]が9番・ルビー・デラロサの代打に投手の[[桜井俊貴>地雷]]を起用。
試合前に[[同年の全チームの順位が確定した状態>ドベカス]]だったため両チームにとって完全な消化試合であったことに加え、原監督も序盤より早々にスタメン野手を退かせ控え野手を起用していたことからこの時点で控え野手が捕手の[[岸田行倫>考えられる限り最低のドラフト]]しか残っておらず、バント要員として起用された形になった。
しかし桜井は結局バント失敗に倒れ、併殺こそ免れたものの次打者も凡退し9回表を無得点で終了。すると9回裏に登板した[[田口麗斗>シコ豚]]が乱調で、連打でピンチを招き、最終的には二死満塁から神里和毅にタイムリーを浴び''逆転サヨナラ負け''。この試合を最後に退任するDeNAの[[アレックス・ラミレス>腕組み煮卵]]監督に花を持たせる結果になったものの、この結果としてシーズン15勝目達成目前だった[[菅野智之>負け運って何?]]の勝ちも消えることとなった。
#br
また、この他にも[[ジョー・ウィーランド>ジエンゴ#Wieland]]や[[桑田真澄>桑田の解説]]や[[松坂大輔>松坂の39球]]らが代打で起用されたり、野手が残っていたにもかかわらず[[吉川>返品]][[光夫>俺達]]がバント要員として起用されたりして、見事期待に応えた例はある。しかしいずれも[[バッティングにも期待できる投手>ジエンゴ]]が打席に送り出されたケースや戦力的に選択肢がある状況下であえて下した判断であり、[[不適切>不適切なフレーズ]]な采配で野手を使い果たした挙句三ツ間を送り出さざるを得なかった中日とは到底同列に語ることはできない。

*関連項目 [#o7949557]
-[[七夕の悲劇]]
-[[代打ウィーランド>ジエンゴ#Wieland]]
-[[投手増田]] - 野手登録の選手が投手として登板した。
-[[DH今村]] - DHのルール誤認により生じた出来事。今村は仕事は果たしたが、試合には負けた。
-[[西村右往左往]] - 投手が守備に就いた例。
-[[急造捕手]] - 控え野手が捕手に就く例。
-[[結果論]]
-[[頭○○]]
-[[不適切なフレーズ]] - あまりのお粗末な采配から、「不適切な采配」とも言われた
-[[与田の肩幅]]
-[[ヨッダレ]]
-[[ドヤ顔で告げろ 代打小島]]
~
&tag(中日,絶許);