元横浜DeNAベイスターズ球団代表・三原一晃の一連の行動に対する蔑称。
昭和20年代~50年代においてDeNAの前身である大洋ホエールズや、巨人・西鉄・近鉄・ヤクルトで監督を、日本ハムで球団社長を務めた三原脩の智将ぶりを讃えた「三原マジック」という言葉から生まれたネットスラング。
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*概要 [#a610c9b1]
2018年オフにGMを辞任した[[高田繁>インテリヤクザ]]の後任として横浜DeNAベイスターズの編成トップとなった三原は、地元重視のドラフト・横浜OBに偏ったコーチ陣組閣((低コストで済むこと、セカンドキャリアの見つからない引退選手が飯を食いつなぐ雇用先として重宝すること、腰を据えて指導者を育てられること、功労者を手元に置くことでファンを繋ぎとめられることなどメリットも多いが、そもそも横浜自体[[TBS時代>アマチュア球団]]末期には[[チーム内が崩壊していたこと>ベイス]]、他球団における指導法などのノウハウを持ち帰ってのチーム強化につながりにくいというデメリットも存在する。特に現役時代大した成績を残せず、コーチとしての評価も良くなかった新沼慎二(2014、2015年にDeNA一軍バッテリーコーチ)、嶋村一輝([[2016年>11球団OK]]に中日一軍打撃コーチ)の両名を2021年から一軍バッテリー、打撃コーチにそれぞれ登用した点は「何故特定の人材ばかり重用するのか」「フロントはコーチの大切さがわかっていない」と厳しい意見が相次いだ。結局、最下位転落により嶋村は二軍降格、新沼は現場から外れている。))、他球団からの補強に消極的な点で以前から疑問視されていたが、2020年シーズン終盤からファンの神経を逆撫でするような行動を連発。それが2021年シーズン開幕直後の大不振、そしてその大不振を引きずり続けた結果のシーズン最下位を引き起こしたと認定され、一連の三原の行動を「令和の三原マジック」と揶揄するようになった。

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*令和の三原マジック一覧 [#fb941fff]
**ホセ・ロペス退団 [#y4380420]
2020年11月16日、球団はホセ・ロペスと[[スペンサー・パットン>パットン大戦車軍団]]の両名と来季の契約を結ばないことを発表。ファンの間に大きな衝撃が走った。
メジャー復帰が濃厚視されていたパットンは[[致し方ない>残念だが当然]]としても、ロペスは2014年オフの移籍以来、[[CS・日本シリーズ出場に大きく貢献した>横浜に入る喜び]]功労者であり、この解雇はファンからは到底受け入れられるものではなかった。同年のロペスは加齢による衰えで成績は落ちてきてはいたが、一軍である程度活躍((81試合、12本塁打。日米通算2000安打と助っ人史上初の日米各1000安打も達成。))してチームの精神的支柱となっていたため、下記の外国人不在の際には「[[ロペス再獲得しろ!>大山重複しろ!]]」の声が非常に多く上がっていた。

ただし、球団側は
-日米各1000本安打達成時にセレモニーを開催する。
-他球団からオファーがかかりやすいよう、FA権取得まで一軍登録して日本人枠とする。
-退団時には苦渋の決断であったことを明らかにするとともに、それまでの功績に感謝の意を示す。

など、最大限の配慮をしていた。また本人の[[NPBでの現役続行の希望>https://www.nikkansports.com/baseball/news/202011160000223.html]]に反し、他球団との契約にはいたらなかった点((後に[[ロペス自身が家族との時間を大切にしたいという意向>https://twitter.com/beisboljapones/status/1390295610163490824]]から、[[ソフトバンクからのオファーを断っていた>https://sportsvenezuela.com/opinion/merece-lopez-un-nuevo-chance-npb/]]と取材で明かしている。))、高齢かつ成績が下降線である点を考えると、人格はともかく戦力として手放すのが異常かというのは一概に言い切れないところである。
//ソースがないとコメントアウトされていたので海外記事であるがソフトバンクとの交渉があったというソースを乗せました。
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**梶谷、井納のダブルFA流出 [#e44b8720]
主力選手としてチームをけん引してきた[[梶谷隆幸>ちょうちょ]]と[[井納翔一>宇宙人]]がそろってFA宣言すると、三原は「マネーゲームはしない」と発言((勘違いされがちだがこれは''前任の高田GM時代からの球団のスタンス''である。ただし、引継ぎの際に「[[日本ハムの吉村GMのような球団経営を目指せ>https://www.sanspo.com/article/20181226-MIYIPHK6KJLEZMKGMYTLSU5OTY/]]」という発言があり、「事実上の''[[卒業]]''ではないのか」という意見が上がっている。))。その後、両者とも巨人入りを決断。巨人側の破格の条件提示((梶谷は4年8億円、井納は2年2億円。))により最初からDeNAに勝ち目はなかったとはいえ、同一リーグへの2名同時流出は通常であればチームの弱体化(=ライバルの強化)に繋がるため、慰留の態度を強く示さなかった三原に対するファンの怒りは大爆発した。
特に井納についてはFA取得年とわかっていたにも関わらず、前所属球団への補償が不要な年俸順位11位以下のCランク選手のままにしていたためタダ同然での放出となり、その点でも批判された。

しかし、井納は移籍初年度から[[打ち込まれた>ムノーア]]上、2年目も[[ほとんど活躍できず>井納の野球人生の終わりに近づく4球]]オフに戦力外通告を受け、12球団合同トライアウトを受験したがオファーは無く、そのまま現役を引退した。梶谷も移籍初年度から度重なる怪我に見舞われ((2021年は死球による骨折と[[腰ヘルニアの手術>https://hochi.news/articles/20211013-OHT1T51192.html?page=1]]によって61試合のみの出場に。2022年は左膝の手術で一軍どころか二軍での出場もなし。))、移籍2年目の2022年オフには複数年契約の途中にもかかわらず育成契約となる((開幕前に支配下に復帰したが、同年オフには[[原辰徳監督>HARA]]に「今のところ怪我を治しに来たみたい」と痛烈にダメ出しされてしまった。))など前評判通りの[[スペランカー]]ぶりを存分に発揮。2023年こそ100試合出場を達成したが、2024年は再び左膝の状態が悪化し、同年限りで現役を引退した。
(梶谷については不運な面も大きいとはいえ)両者ともFA移籍後に活躍できたとは言い難く、巨人の提示以上の待遇を出してまで引き留める必要があったかについては疑問が残る。

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**外国人ビザ取得ミス [#dcc03847]
外国人の就労ビザの取り扱いについては、ビザを維持したまま一時帰国させる場合と、1年ごとに新たにビザを取らせる場合があり、DeNAはユリエスキ・グリエルが起こした亡命事件を機に後者の方法によって就労ビザを確保していた。

しかし、2021年のキャンプイン直前に新型コロナウイルスの第3波が発生し、新規の外国人選手の入国は不可能となる。
事前に来日が難しくなると予想し、既存の外国人に早めにビザ取得を促した阪神や広島、前者の方法によって離日させることで少しでも影響を減らそうとした巨人・ヤクルト・オリックス等と異なり、日本ハム・DeNA・ソフトバンク・西武は普段通りのスケジュールで動いた結果、既存の外国人選手がほとんど入国できなくなってしまった((楽天と中日については事前入国できた選手、事前入国できずチームに合流出来なかった選手双方が存在するためここでは省略。))。
その後、三原自身がわざわざ外務省まで直談判に赴いたものの却下され、当時の外務大臣である茂木敏充には「''プロ野球の外国人は再入国は認められている。新規申請も認める方向。DeNAは再入国なのに新規で申請しているプロセスの問題があるようなので、それをクリアすれば早くビザが出ると思う''」などと言われてしまい恥の上塗りとなった。

その結果、DeNAは2021年シーズン開幕に''外国人選手が1人もいない''状態となり、開幕8試合連続勝利なし、10連敗などの惨状で最下位を爆走。これを受けて三原は自らの非を認めて謝罪している。

一方で、既存の外国人の再来日手続きに関しては[[エスコバー>男は黙って投げるだけ]]は身内の不幸で急遽の離日、[[ソト>トッタフリ・ポト]]は契約切れもあって新規契約締結の時期からして困難である事を挙げ、オースティンとピープルズ以外は再来日手続きでも無理だったという意見もある。
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**国吉放出 [#g0528aa9]
そんな惨状を乗り越えチームは交流戦でなんとか復活。[[広島の逆噴射>コロナ禍より恐ろしいササオ禍]]もありついに最下位を脱出した矢先、[[国吉佑樹>国与四]]をロッテの有吉優樹とトレードすることが発表される。
先発ローテが度重なる怪我・不振によって崩壊していたために先発要員の確保を狙ってのトレードであったが、2021年シーズンもロングリリーフ要員兼便利屋として活躍していた国吉に対し、有吉は故障で2年間一軍でほとんど登板しておらず、二軍でも成績がイマイチ((間が悪い事に、トレード直前のヤクルト二軍戦で''3回7失点で大炎上''している。さらに言えば国吉と同じ1991年生まれだが早生まれのため1学年上である。))という有様にファンからは不安の声が続出。

有吉は7月9日の対中日戦(バンテリンドーム)で先発し、なんやかんやで7回途中まで投げてファンを喜ばせたのも束の間、エキシビション期間に打球直撃により故障・緊急降板。その後は結局一軍登板のないまま、ファームで爆発炎上を繰り返すという[[案の定>案の定である]]な結果となった。
一方、ロッテに移籍した国吉は後半戦開始まで一切登板が無かったが(([[後に本人が、移籍前に怪我をしていた事を明かしている>https://twitter.com/kuniyoshiyuki65/status/1418902606550818826]]。))、後半戦以降は時にクローザーを任されるなど便利屋として躍動。最終盤まで縺れた優勝争いで[[大活躍>横浜を出る喜び]]を見せており、両者の明暗が分かれたトレードに対する批判が殺到することになった。
また、DeNAはシーズン後半に入り[[今永昇太>投げる哲学者]]の復帰、[[大貫晋一>7-6]]の復調、フェルナンド・ロメロの台頭等で先発投手事情については改善がみられた一方、[[三嶋一輝>遺紺試合]]と[[山﨑康晃>デブアキ]]が不調によりともにクローザーを剥奪された挙句、「日替わりクローザー」制を導入する等リリーフ陣に綻びが出てしまったことから、貴重なブルペン要員だった国吉を放出した間の悪さについても嘆かれることがあった。

ただし、国吉は指標上ではDeNA時代と比べて悪化の傾向が出ており、「ロッテの運用法と守備陣のお陰で活躍出来ているだけで、DeNAにいてもここまでの活躍は出来なかった」とする声も少なからず存在した。
2021年のシーズン最終盤に入ると[[国与四]]と揶揄された時期を彷彿とさせる投球を見せ始めて((特にCS1stステージ第1戦ではまったく制球が定まらず四球を連発。2アウト満塁のピンチを作って降板し、後続が打たれて逆転されてしまう。その後、ロッテ打線が奮起してサヨナラ勝ちをおさめたものの、あわや敗戦の原因になりかけた)))、[[翌2022年は一軍で6登板のみ、二軍では23登板で防御率11.28>経験値リセット]]という成績に終わる。2024年は24試合連続無失点を記録するなど活躍したが、翌年は怪我の影響もあり一軍0登板に終わり、オフに戦力外となった。
 
一方、有吉は''移籍後は一軍で2試合のみの登板''に終わり、2022年シーズン終了後に戦力外通告を受けて引退した。
結局、このトレードはDeNAからすれば完全な失敗、ロッテからしてもイマイチと誰も幸せにならないタイプのトレードとなってしまった。
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*反論 [#j6eba65c]
上記を代表とした三原への批判に関しては、大洋時代およびTBS時代の印象でフロントに対して不信感を抱いているファンが存在する((大洋時代には球団生え抜き初の2000本安打を達成した松原誠を巨人へトレードで放出した他、山下大輔が古葉監督時代のシーズン中に突如引退した事件などもあり、[[遠藤一彦>10勝しても10敗する投手はいらない]]、田代富雄などごく僅かの選手を除くと現役晩年に何らかのゴタゴタに巻き込まれている。横浜ベイスターズ初年度の1993年オフに[[高木豊>2323]]や屋鋪要といった前身の横浜大洋ホエールズ時代の主力選手を駒田徳広獲得資金捻出のため突如戦力外とし、ファンのみならず選手たちにも少なからぬショックを与えたいわゆる「大量解雇事件」を起こした。TBS時代には、二番手捕手の鶴岡一成をトレード放出後、[[正捕手の相川亮二>相川の放出が最大の補強]]がFAであっさり流出、世代交代の波に飲まれかけていたものの既に名球会入りも果たしていた生え抜きの功労者である[[石井琢朗>いこきさたたむあ]]に引退勧告を行い交渉決裂の結果広島へリリースするなど、功労者に厳しいという印象がもたれる事件が多発した。))ために、必要以上にファンが感情的に叩いている側面が否定できない。
さらに言えば前任者の高田GMがドラフトやトレード、FA補強で次々に有力な選手を獲得していたことも、三原が相対的に評価を下げる一因になったとも言える。

現在では2021年シーズン序盤のDeNAの大不振は、先述の外国人入国遅れのほかに、''先発ローテの大崩壊''((先発陣が軒並み故障・不振に陥ったために総崩れとなっており、特に前半戦は先発平均イニングが5回に届かないと完全に機能不全状態で、シーズン通してもチーム最多勝が僅か6勝、最多投球回は120イニング(記録したのはシーズン序盤離脱していた今永)止まりという大惨事だった。))が原因であるとの見方が一般的である。そのため、外国人の入国ミスについては(コロナ禍で情勢が流動的であったとはいえ)擁護されることはほぼないが、その他の判断については上でも併記したとおり、結果はどうであれ意図は理解できるものとして擁護する意見も少なくない。

こうした背景から、一部には「''[[ファンの不満のスケープゴートにされている>風評被害]]''」といった意見も見られている。
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*その後 [#e5f6a780]
三原本人は外国人入国ビザミスは言うまでもなく、[[梶谷・井納W流出についても大いに反省したようで>https://hochi.news/articles/20211222-OHT1T51155.html]]、2021年オフはFA権を取得した[[宮﨑敏郎>プニキ]]をはじめ、契約切れ・FA権取得を控えた主力選手のほとんどと複数年契約を結ぶことに成功((具体的には宮﨑(6年)の他に、同じく同年FA権を取得した[[山﨑康晃>亜細亜ボール]](単年)[[大和>あへあへ単打マン]](2年)、2022年中にFA権取得見込みの[[三嶋一輝>遺紺試合]](3年)[[桑原将志>桑原外野手]](4年)、契約年を満了していた[[エドウィン・エスコバー>男は黙って投げるだけ]](2年)、フェルナンド・ロメロ(単年オプション付き)、タイラー・オースティン(3年オプション付き)。))。
また、ファンから復帰を熱望されていた石井琢朗を筆頭に、98年V時の選手だった[[斎藤隆>アレ]]((特に斎藤に関しては、当初は断られるも粘り強く口説き承諾にこぎつけた。))や鈴木尚典、[[相川亮二>相川の放出が最大の補強]]((ただし98年のV時は一軍出場すらなかった。2026年より一軍監督に就任。))をコーチとして招へい。さらに楽天を戦力外となった[[藤田一也>藤田プロ]]や[[日本ハムから自由契約>ノンテンダー]]となった[[大田泰示>怖いOBが来なくなった]]の獲得、FA宣言した中日・[[又吉克樹>岡本レベルがうじゃうじゃ]]の獲得調査(最終的にソフトバンクが獲得)など、一転してファンの期待値の高い補強を連発。
また、外国人選手の入国についても続く新型コロナの影響で来日が危惧されていたが、[[キャンプまでに育成含む7選手が無事来日>https://www.sanspo.com/article/20220123-H5MI5WERPVLYXHKNBP5FYOBVCI/]]。同じ轍を踏む事態を回避した((ただしソトとオースティンに関しては開幕直前の故障により2年連続で開幕メンバーから外れている。))。

2022年シーズン限りでGM職を退任することが決まったが、同シーズン2位と順位を盛り返し((生え抜き監督での「Aクラス」及び「勝ち越し」は''前身である大洋ホエールズ創設以来73年目にして初。''))、最終的に評価を持ち直している。
また選手からも評価されていたようで、同年のファンフェスティバルの終了後にはサプライズでマウンドに呼ばれ、打席に立った[[南場オーナー>ポジ母]]と対戦し最後は選手たちに胴上げされた([[記事>https://www.sanspo.com/article/20221126-7AYZYZB2KVPIHPTRTZCIQY4TIU/]])。
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*源 [#ibc56329]
「源」は、この時期に生まれた三原に対するNG避け((漢字を「氵」と「[[原>AHRA]]」の二つに分解することで三原と読む。))である。やや強引で分かりづらいためか、「源」以外にも「ミ原」「厵」「[[38rar>冷たい吉村]]」など様々なNG避けが作られている。

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*関連項目 [#b85c8099]
-[[ブラック球団]]
-[[ポジ母]]…上役
-[[プロ野球はパワプロじゃない]]
-[[早くFAを取ってください]]
-[[あのGM]]
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