プロットヒットコンテスト No13

Last-modified: 2017-03-08 (水) 16:52:09

テーマ

一人の高校生が、ペンダントの精霊猫、雪丸とバックギャモンに出会う。それをきっかけに仲間と出会い、成長していく物語。

 

タイトル『緑の運命(the Snow Cat Pendant)』(仮)

 

(このお話は第1期、第2期に分ける予定ですが、ここでは第1期のストーリーのみを紹介します)

 

舞台

東京をモデルにした架空の都市、トキノ。現代よりも日本でのバックギャモンの知名度が高まり、テレビ中継がされるほど少し進んだ未来の物語。

 

あらすじ

第1期

 

第1章 出会い編(ここでは主人公がバックギャモンに出会う経緯を中心に書く。)

 

 今年の春から、高校生になった主人公、高坂アタルは、うぶで嫌と言えない性格とが災いして、クラスメートからパシりをさせられたり、脅されたり、陰口をたたかれたりなど嫌がらせをされるようになった。ある日、学校で女子の下着盗難事件あったことが朝礼で報告された。その時真っ先にいじめの主犯格である谷口に脅され、主人公はあらぬ疑いをかけられてしまう。それがきっかけとなり、彼はクラスで孤立した。
 ある時、一人で学校から帰宅していた彼は、帰り道の途中の駅前でチラシ配りをしていた常盤千波に出会い、一目惚れしてしまう。しかし、女の子に声を全くかけたことがなかったあたるは、陰から見ていることしかできなかった。
 そんな日々が続いて、約5日後、いつものように、千波の様子を見ようと駅前を通ろうとすると、後ろから突然、占い師を名乗る女性に声をかけられる。胡散臭いと思ったアタルは、その場をさっさと立ち去ろうとしたが、引き止められ、いじめを受けていて悩んでいることをズバリ言い当てられた。本当の占い師だと信じ、話を聞くことにした。これから自分はどうなるのか、いじめから脱出できるのか。初対面の人にも関わらず、そんなことを涙ながらに訴えていた。話を聞いていた占い師が懐から取り出したのは、緑色のサイコロが二つついたペンダントだった。やっぱり、その問題は君自身で解決するべきだと思う。今の君ではおそらく心細いだろうからと、お守りのとして渡したのだった。返そうとしたら、いつの間にか占い師はいなくなっていた。

 

 ペンダントを渡されたアタルは怒りと悲しみでいっぱいだった。「こんなものを渡されていじめが解決するものなら、とっくに解決してるよ。」そう言って、ごみ箱にペンダントを投げ捨てようした。そのとき、またもやだれかが、どこからか声がする。このペンダントからだ。声がすると同時に現れたのはなんと関西弁をしゃべる猫の精霊、雪丸(ゆきまる)であった。あたるは、目の前で起こっているありえない出来事に、ひどく驚いた。雪丸はアタルに一喝しこう提案した。それは二度といじめられない権利を与える代わりに、自分に自信を持つことと。明日、千波に声をかけてくることの二つをやり遂げるよう。今のアタルにとってそれは難しいことであった。
 翌日、雪丸の言う通りに、駅前に千波が来るのをまった。ところが、いつもと少し様子がおかしい。千波は何人かの男子高生に言い寄られて、嫌がっている様子だった。目を凝らすと男子高生3人
は、いじめの主犯格の谷口とその子分二人だった。躊躇はしたものの、もう恐れないと心に決め、
勇気を振り絞って、いじめっ子に立ち向かっていく。結果、3人にリンチされ、ぼっこぼこにされてしまった。が、しかし、途中で青山が制裁して、3人のいじめっ子を追い返した。このことがあってから、アタルは、青山のことを尊敬するようになる。
 いじめっ子らが立ち去った後、傷だらけのアタルを見て、慌てて千波はゲームサロン「グリーンリーフ」に連れていく。そこで目にしたものは、将棋や、囲碁、トランプにオセロなどいろいろなゲームが置いてある。中でもひときわ異彩を放っていたものはバックギャモンだった。 目の前で何が起きているのかを知りたくなったアタルは青山にバックギャモンを教えてほしいと懇願した。これが、高坂アタルというバックギャモンプレイヤーが生まれる瞬間である。
 ここから、ルール説明の回へと入る。青山と3ポイントマッチで勝負をすることに。
雪丸の力を借りながらも、初勝利を収める。このことがきっかけで、自分にも受け入れてもらえる場所があると気づき、救われた気持ちになった。

 

第2章に入るまでこの後、3~4話ほどサイドストーリーを入れる。具体的には主人公の学校生活、吉川との出会い、新月プロ初登場回、雪丸との仲たがい、などを考えています。

 

第2章 夏の全国大会編(全国大会予選をいよいよ全国大会本戦が待っている)

 

 ルールを把握して、なんとか様になって来たアタルは、店内大会にエントリーすることを試みる。だが、やはり、大会に参加する人たちは、比べ物にならないほど強く。何度もエントリーしても勝てなかった。

 

全国大会の予選を知らせる告知が店の前に貼っていた。(ルールは4人1チームの1ゲーム5ポイント3本先取ルール)その予選には一度負けたものの、敗者復活戦を通って3位入賞で全国大会の出場権を獲得。まだこの時、平井、高坂、青山、常盤の4人のチームの名前を決めていなかったことを今頃気づく。

 

 そして季節は夏に入り、待ちに待った夏休み。ある日、店長平井から、二週間後に、4人一組のチームで出場する夏の全国大会本戦がお台場で開かれることを3人に知らされる。ルールは4人1組のチーム戦で、初戦は3ポイント、2戦目は5ポイント、3.4戦目は7ポイントマッチである。なお、それに優勝すると、名誉あるラスベガスで開かれる世界大会への出場権を獲得できるのだ。なにより、夏の全国大会に出場することで、店の宣伝になると考えての3人へのオファーだった。そこで平井は全国大会での対策と親睦を深める目的を含めて、合宿を提案する。しかし、1つだけ、メンバーが足りないという問題があった。平井さんは全国大会で解説を頼まれたからという理由で出場しない予定だったからだった。そこで、アタルは友達である吉川を誘うことにした。最初はよくわからないからとしぶしぶ断っていた吉川だが、アタルが人気アイドル「しきむす」が大会のゲスト司会をやることを伝えると、あっさりと大会に出場することを承諾。無事メンバー不足を解決した一行だったが、青山だけは吉川をメンバーに入れることを反対していた。初心者を全国の大舞台に出すのは無謀でよくないと考えていたからだった。そんな心配をよそに、2泊3日の合宿に出発した。

 

 大会当日、バックギャモンを始めてまだ一週間しかたっていない吉川と、公式大会初参加のアタルがすごく緊張していた。

 

 大会の前にトラブルが起きた。青山が大会当日になって急きょ吉川を戦力外通告をした。それに腹が立った吉川が青山に対する不満を爆発させた。そして
大会に出ないとまで言い出しその場を後にする。千波が呼び止めようとするが、平井に放っておくように言われる。 

 

 ぎすぎすした状況の中、最初に当たった相手チームは”チームニカ生”。ニッカニカ生放送という大手動画配信サイトで活躍するバックギャモン愛好家たち4人のチームだった。アタルのチームはまだ3人しかいない状態で試合をすることになった。だが、死闘の末、3人全勝で初戦を突破する。

 

その後も準々決勝も3人のみで、準決勝は不戦勝で勝ち上がり、決勝戦までこぎつけた。対戦相手は、4人の最強新人プロバックギャモンプレイヤー(正確には一人はアマチュア強豪)集団であった。最初の対戦カードはアメリカから来た助っ人外国人で、アマチュア強豪のトーマス・ホワイトVS合宿の三日間しかバックギャモンの経験がない初心者、吉川はじめであった。それがなんと、初戦から四天王の一人に勝つ奇跡を起こしたのだ。この奇跡に客席から歓声が上がる。がしかし、現実はそんなに甘くなく、美咲VS千波、新月VS高坂、蔭川VS青山と続いたが、連敗して1勝3敗。大敗した。ただ全国大会初出場にて、決勝にまで上り詰めたという快挙を成し遂げたことにより、チームグリーンリーブスは日本全国に名を知らしめることになった。そして、チームグリーンリーブスの4人と平井店長も新たな目標「打倒、ギャモン四天王!!」を掲げ、それを達成しようと誓うのだった。そんな中、試合会場内に、望遠鏡を持った怪しい黒い影が高坂アタルを付け狙っていた。
果たして、その黒い影の正体とは?

 

次回:第2期 1章 高坂、闇堕ち!?編に続く。

 

主な登場人物紹介

高坂アタル:主人公。高校一年生。眼鏡をかけている。人が良すぎて騙されやすいことが弱点。うぶで、人の頼みごとに嫌と言えない性格の持ち主。年上の女性にはめっぽう弱い。だが、人よりも優れた集中力を持っており、それがバックギャモンで役に立っている。雪丸のことは周りの人には内緒にしている。                             

 

高坂えりか:アタルの妹。いわゆるツンデレキャラで、第1章では、兄のことを変態呼ばわりしてバカにしていたが、第2章からちゃんとお兄ちゃんと呼ぶようになっている。

 

謎の占い師:ペンダントを主人公に渡した人物、この人の正体は全国編で知ることができる。

 

雪丸:ペンダントにとりついている精霊。高坂アタルにしか見えない。関西弁をしゃべる白い猫の姿をしている。やや毒舌で、登場するたびに対戦相手の弱点を毒づく。たぐいまれな未来予知能力を使ってバックギャモンを手助けするのだが、頼りにならないことがある。

 

常盤千波(ときわちなみ):この作品のヒロインである。ゲームサロン「GG グリーンリーフ」の看板娘で主人公とは同い年。高坂とは性格が逆で、明るくさばさばしていてボーイッシュ。ダブルをかけるタイミングは正確だが、ダブルをされたときに、どんな局面でも意地を張ってテイクしてしまうのが弱点。

 

青山颯一:クールな顔立ちで目つきが鋭く、月に一回開かれる店内大会で、通算20連続優勝を誇る天才高校生。主人公とは2歳年上。PRを0に近づける超理論派のプレイスタイルで、周囲からは「ギャモンの鬼」と恐れられている。いつも冷たい彼だが、全国編ではアタルを心配する発言が見られた。

 

平井店長:苦労人。元ギャモン四天王の選抜メンバーの一人だったが、メンバーとの意見の食い違いにより脱退した過去を持っている。脱退後、貯金をはたいてこのゲームサロンを開業し、現在に至る。そんな過去を持っているにもかかわらず、3人を気にかけてくれている頼れるお兄さん的存在である。

 

高坂アタルの通う高校のクラスメート

 

谷口:いじめの主犯格。主人公から金を巻き上げたり、暴力で脅したりする最悪なクラスメート

 

田村:谷口の子分。

 

北条:谷口の子分2号。

 

吉川はじめ:いじめが解決したあとできた最初の友達。天然ボケがよく炸裂する。全国大会編で初登場する人物で、アイドル「しきむす」の熱烈なファン。アタルに誘われ、全国大会に出場することになった。

 

池澤:吉川の幼馴染で、突っ込み担当

 

ギャモン四天王:全国大会の王者やプロプレイヤーで構成されている。決勝戦であたる4人である。

 

(しんげつ よしゆき)
新月善行:ラスベガスオープン優勝、去年の名人戦優勝など数々の大会で好成績を残す世界ランク1位のチャンピオン。

 

(ときわ みさき)
常盤美咲:実は、アタルにペンダントを渡した占い師の正体。巨乳が魅力のセクシー女流ギャモンプレイヤー。千波とは姉妹でありライバル関係でもある。

 

(かげかわ たけし)
蔭川剛:四天王の中で、最高齢のベテラン。初手はあえて最善手を打たない、自分に不利な状況で力強くダブルをかけて逆転勝利を目指す「蔭川流」という独特なプレイスタイルで戦う。チャンピオン新月から三度、この蔭川流を使って勝利したことがある。

 

トーマス・ホワイト:平井店長の脱退後、チームメンバーに加入したアメリカ人の少年。早指しが得意で、オンラインゲームサイト「PLAYKO」にて、最高レート4000をたたき出し、一躍時の人となる。全国大会の時、相手を馬鹿にする嫌な奴だったことが分かり、見に来ていたファンから幻滅されてしまう。

 

全国大会に出場する、その他の人物を紹介

 

人気アイドルユニット「しきむす」:全国大会のゲスト司会を務める4人のアイドル。ひそかに主人公のペンダントを狙っているらしいのだが…。

 

青空春香、夏目陽(よう)、秋元みゆき、冬城結衣(ふゆしろゆい)
(リーダー)(元気印) (敬語キャラ) (クールビューティー)     

 

※しきむすの4人は第2章ではあまり直接的な絡みはないが、第3章から主人公に直接的な絡みを入れる予定。

 

※長文気味になりましたが、大体こんな感じの作品を想像しています。

 

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コンテスト終了後の作者名の公開

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