古今逆悶集(川柳名鑑)

Last-modified: 2018-12-06 (木) 23:19:44

年に1度の「バックギャモンカーニバル」をはじめとして、あちこちで
「バックギャモン川柳」が読まれています。その中から、
ラバーが独断により選んだ名作を、ひとことコメント付きで連ねていきます。
なおニコ生関係のイベントで詠まれたものを集めていますが、
1つ1つ作者の許可は得ていません。削除を希望の方はご遠慮なくラバーまでおっしゃってください。

 

いずれ、百人一首のように百首集められたらと思います。
なお、タイトルは「ここんぎゃもんじゅう」と読みます。

 

1.築いては むなしく崩る プライムよ

ラバー作。苦労して築いたプライムがあっけなく崩壊してしまう様を詠む。
2014ニコ生バックギャモンカーニバルの標語コンテスト優勝作。

2.六ゾロは ダンス促す ためにある

くろ氏作。六ゾロとは大きく進むためではなく、ダンスをするために存在する目なのではないか。
そんなことを思いたくなる時もある。2014ニコ生バックギャモンカーニバルの標語コンテスト準優勝作。

3.すれ違う 途端に萎む 賽の目や

ラバー作。意を決してランニング勝負に持ち込んだ途端、急に出目がしょぼくなる現象を嘆く。
ニコ生ギャモンカーニバル2015川柳コンテストフリー部門優勝作。

4.確実に 刻んだ一点 ツーグッド

レディオ氏作。だれもが経験するシチュエーションを軽快なリズムで詠む。
ニコ生ギャモンカーニバル2015川柳コンテストフリー部門準優勝作。

5.オンザバー いらぬぞろ目に 来るキューブ

くろ氏作。あれよあれよと追いつめられていく展開をスピーディーに表現。
ニコ生ギャモンカーニバル2015川柳コンテストフリー部門3位作。

6.野良試合 あの日この運 あったなら

すぎ氏作。重要でない試合で豪運が来ると、嬉しいはずなのに
どこか空しくなる感覚をリアルに表現。

7.Aceボタン どこにあるのよ このサイト

ハバネロ氏作。Backgammon Aceに慣れすぎたすべてのプレーヤーのあるある。
そう、Ace以外の対戦場所でもAceボタン(ヒント機能)をつい探してしまうのだ。

8.ネット勢 クローズアウトで 賽を振り

レディオ氏作。リアルギャモンに慣れておらず、クローズアウトでも賽を振ってしまうという
あるあるを詠む。なお、ネット勢でなくても見られる現象の模様。

9.アンコール あなたのダンスに 魅せられて

一茶っさ氏作。ダンスをテーマにした作品を、というお題から生まれた抜群にセンスが光る作品。
ニコ生ギャモンカーニバル2015川柳コンテストお題部門優勝作。

10.「打たれても すぐ出れるな」と 油断する

やいち氏作。結句に「ダンス」という音が隠れる仕掛けが最大のポイント。
ニコ生ギャモンカーニバル2015川柳コンテストお題部門準優勝作。

11.振りゃダンス 4点負けて ブルーはワイ

だるま氏作。「フラダンス」と「ブルーハワイ」をかけた技術が光る作品。

12.5ゾロ振り 盤で始まる 舞踏会

バターズ氏作。5ゾロブリッツの開幕とその後のダンスの連続をダイナミックに表現。

13.ダブルスの 本当の敵は 横にいた

詠み人知らず。パートナーを信じては裏切られ続ける人に捧げられた作品。

14.勝てばウデ 負ければ出目と 君は云ふ

詠み人知らず。誰もが言いたくなるセリフをやや古風な味を出して表現。

15.この動悸 昔は恋で 今ギャモン

2015バックギャモンフェスティバルより。年を取っても若い頃のようにドキドキできる。
そんなギャモンのすばらしさを綺麗に表現。

16.ダブルパス 悩みの種は 希望の目

2015バックギャモンフェスティバルより。パスだと思いつつも、この目が出れば一発で逆転できるからなぁ…
当たり前すぎて気づきにくいが誰もが共感できるあるあるを発見したその発想が素晴らしい。

17.念じつつ 振ればダンスの フェスティバル

2015バックギャモンフェスティバル最優秀作。念じれば逆効果というわかりやすいあるあるに
開催中のイベントの名前をかけた見事な作品。

18.もう駄目だ 賽を投げずに 匙投げた

19.初心者に クローズアウトで 空気死ぬ

20.5ゾロ振り もう戻れない 戦争だ

21.特技なに? ダンスと言える ギャモンなら

22.ぞろ目ケア 怠るときに 出るその目