エスラス【えすらす】(NPC)
Esras
- イメンマハの領主に仕えるドルイド。
非常に有能であり、領主の家からの信頼も厚い。
現領主であるリアンは体調を崩しており、実質的な統治は宰相である彼女が代行している。
パラディン騎士団への指令も彼女から出ているわけだが、何度も同じダンジョンに潜るという不可解な指令の目的とは……。 - エスラスとはもともと古代の知識を応用することに大きな関心を持った、過去に存在したドルイドの名前。以降それを引き継いで、政治に関与するドルイドの名前となった模様。(アイラ談)
- 下記参考書籍に登場するエスラスも、こちらのエスラスを指すと考えられる。
- 韓国の○×クイズによると、エスラスは歴代最強の剣士らしい。
- が、途中から×になったりもしてるのでただの誤記なのかもしれない。
- ケルト神話ではトゥアハ・デ・ダナーンがルーの槍を手に入れた島、ゴリアスから彼らについてアイルランドにやってきた賢者。旧約聖書のエズラから名前を借りたと考えられているが、ケルト神話の中ではかなりのチョイキャラである。
- G2ストーリーの何もかもの黒幕。最初から怪しさ全開のため、エスラスが黒幕であること自体にはあまり驚かない人も多いかもしれない。
- 前領主時代からその能力の高さで周囲からは信頼されていたが、何が彼女を権力欲に駆り立てたのか。その描写は残念ながらG2では見えてこない。
- 惨劇によりイメンマハにおいて確固たる権力を確立したエスラスは、いずれはエリン全土を支配する野望を持っていたことがG2のラストで語られる。しかしながらパラディンの力に目覚めたプレイヤーによってその野望は果たされずに終わることとなる。
- 実は「ドルイドの間では禁じられた知識」を修めたネクロマンサー(死霊魔術師)。既に死亡していたリアンをその力で操っていた他、タバルタスが破壊された後は最後の足掻きとしてダークスケルトンを使役して襲いかかってくる。
- G2の最後では野望への並々ならない執着の言葉を残し、いずこかへと逃走する。再登場も可能性としてはゼロではない。
- 「・・・私の夢・・・私の未来・・・。こんなところで・・・終わらせる・・・わけには・・・いか・・・ぬ・・・。」というのがその内容だが、倒れたままその言葉を発したのが最後で、逃亡の具体的描写は無い。死亡したという解釈もある。
- これには理由があり、ときどきムービーシーンでエスラスが立って構えたまま消えることがあるため。通常は上記のように地面に横たわったまま消滅する(図書館のムービー再生では横たわったままであるため、こちらが本筋と思われる)。たいていのケースでは死亡したとされる描写だが、このような不具合が原因で生存説がいまだにささやかれる真相だと思われる。とはいえ、(極めて一部に)根強いファンがいるということも考慮し、逃走説の余地も残しておきたい。
- 時は流れてG19での先覚者としてのブラックウィザードの立場の判明。異界の神の信望者の幼少期のピーネへの干渉など裏で暗躍する者たちの存在の判明やG22以降の黒い月の教団の存在や死んだ者が別の肉体をもって教団で活動する。または亡霊として教団で活動していたりするなどからエスラスの豹変に黒い月の教団が関わっていたなどの設定が追加されれば死亡していても再登場することは可能にはなっている。エスラスの年齢とエスラスの持つネクロマンサーとしての知識やタバルタスやリアファルなどへの知識。野心をもつ以前を知っているルエリからの評価などからも個人として数年で大きな野心を持ったとは思いにくい部分も有るため。イメンマハの惨劇から派生しておこっている事柄の多さ(メインストリームでおこる多くの問題はイメンマハの惨劇の延長線上にある)から考えると教団の目的とも一致する。
- G22で過去の思念を見るような箇所がいくつかあるがイメンマハでは「あの強欲な宰相を利用すれば」と言うものがあるのでエスラスが知っていたかはともかく教団がエスラスの野心を焚き付け惨劇が起こる方向に誘導したようだ。
- 死者の復活はボスクラスであってもクルメナはクェーサルに。クロウクルアフは黒い月の教団によって死体を再利用されている。
- ダークメイジのリンククエストでエスラスの名が出てくる。ドルイドでも有ったエスラスの行いが明るみに出た事でドルイド全体に不審、恐怖などを持つ市民がイメンマハで増加しドルイドへの迫害、虐めなどが起こったようだ。
- 余談だが少年マガジン版mabinogi-マビノギ-では、キャラデザが原作の妖艶な大人っぽいものから少女然とした感じになっており、ルエリの幼馴染であることと、ルエリに恋心を抱いていることを示唆するシーンが存在する。作者コメントで半ばパラレルワールド扱いにされてはいるものの、興味深い解釈といえるだろう。
- それだけにG2での変貌っぷりの理由が注目されていたが、残念ながら同作はG1導入前の前日譚という位置付けのため、描かれることはなかった。
- マビノギ本編では身の丈に合わない野望を抱いた理由もあまりよくわかってはいないが、ルエリに対して「イメンマハを捨てた」という発言もあることから、ルエリが去った後の失意(失恋?)が彼女を変えたのではないか、という推察もできる。コミック版が原作を補完するという展開も考えられただけに、少し残念。
参照:電撃系魔法の基礎:ライトニングボルト(5ページ右側真ん中あたり)