セイントバード(せいんとばーど)
アルカナ才能の一つ。治癒才能と音楽才能のグランドマスターが条件で、その2つを組み合わせたヒーラーポジション。
通称バード。アルカナ適合者はオハード。
概要
- 4種もの回復スキル、2種の補助スキル、そしてCTの長い攻撃スキル1つという
計7種の専用スキルで構成された回復特化のアルカナ。
エレメンタルナイトに比べると派手さに欠ける上、マビノギにおける回復スキルは影が薄いが
局所的な場面やパーティープレイで役に立つ。
また、今迄ありそうでなかった他プレイヤーの蘇生可能なスキルを有しており
動作の遅いフェニックスの羽根に代わり素早くしっかり蘇生出来るスキルとして一部場面でその性能を発揮する。 - 各種スキルの使用には魔法武器の装備を求められる。一部スキルは魔法攻撃力を参照する為
効果量の観点から見るとこの仕様は装備し忘れで効果が減るという事が発生しにくく、都合がいい点もある。
ちなみに、エレメンタルナイトとは反対にスキル名にカタカナを使った英字表現を用いず、全て漢字由来の表現になっている。- 治癒の手【ボーナス:ヒーリング回復量(回復量)】
単体回復スキル。回復量は大きく、負傷も固定値だが大きめに回復出来るのも都合が良い。
また、ヒーリングと違って瞬時に多量の回復を見込めるのも強み。CTは10秒以下と短く
ランク1で5秒なので気軽に使える。更にアップデートによりランク1のCTがたった3秒に。
咄嗟に使える回復として、またポーションケチりにも便利だろう。
自分に使用してもペナルティのスタミナ減少を受けないのも地味にうれしい。 - 救援のこだま【ボーナス:パーティヒーリング回復量(回復量)忍耐の歌ランク(マナ、スタミナ回復速度)】
範囲回復スキル。範囲はさほど広くはないが、困るほどでもない程度。
パーティヒーリングを基にしたスキルではあるものの、1回での回復量は基本的に治癒の手に劣る。
治癒の手ほどの即効性もなく、場所を指定した後若干の硬直を挟んでからの回復となるが、これも十分便利。
アップデートによりランク1なら、場所さえ指定すれば即時発動になった。
激戦の最中でも咄嗟に自己回復が可能で便利。
多くは、治癒の手のCT中に使う二の矢という形になりやすい本スキルであるが、もう1つの強みがある。
3分間のマナ/スタミナ回復速度増加だ。ランク1にもなると+1600%となり、忍耐の歌ランクで更に強化。
流石に500倍のエリクサーには遠く及ばないものの
リソースを消費することのないマナ・スタミナ回復はこれまた局所的な用途や補助として役立つ。
CTはランクに応じて14~8秒なのでこちらも十分気軽に使っていける。
こちらもアップデートでランク1でのCTが5秒となり、殆ど気にせず使えるようになった。 - 活力の声【ボーナス:赤白青マジックシールドランク(属性ダメージ軽減量)】
持続回復スキル。パーティーヒール同様、同じマップにいるメンバー全員に効果がある。
回復量はランクにより固定で秒間22~50。持続は300秒固定で
総回復量を考えると現代のマビノギでも十分ついていける。
また、忘れられがちだが火・氷・雷の属性ダメージ軽減もある。
この上、秒間にアルカナリンクに応じた量の中毒数値減少が発生し、ポーションがぶ飲み戦法を支援。
結局はスキルじゃなくてポーションで回復しろという事か…
更にアルカナリンク5に到達するとメロディーステップ効果発動、これにより装備耐久の削れ半減という
プレイヤーだけでなく装備まで守ってくれる徹底した防御スキルっぷりを発揮。
回復よりも、メロディーステップ目当てに使われる事が多いが回復も十分便利。
CTは240秒だが、効果が300秒なのであまり困ることはないだろう。 - 浄化の鼓動
セイントバード唯一の攻撃スキル。
魔法攻撃判定で、自分を中心とした半径7mに持続ダメージ+フィニッシュ。奥義・桜時雨に似ている。
十分強力なスキルだが、外部の攻撃に対してかなり脆く、非常に大味な設計のスキルとなっている。
ライトニングロードやブレイズ等のようにキーを入力した長さを反映するスキルだが、大きな違いがあり
それらのスキルはキーを離すと同時に効果を発動するが
浄化の鼓動の場合はキーを離すまで攻撃し続け、キーを離すとフィニッシュ攻撃に移行する。
キーを押し続けて4秒後に攻撃が開始し、0.5秒毎に基礎ダメージ1000~3000を周囲の敵に与え続ける。
ずっとキーを押したままだと自動でフィニッシュに移行する。
フィニッシュ攻撃は5400~10800。現代のマビノギでは然程派手にみえないが、雑魚散らしには十分強力。
最大の欠点はその脆さ。使い始めたらやめるか攻撃されるまで他の行動が出来ず
攻撃されたら強制終了。フィニッシュもなくなる。
接近は多少は防げても、一人では遠距離攻撃に対する回答がペットミサイル程度しかない。
よって、昔のヘイルストーム以上に脆い。周囲のプレイヤーやペットの支援は半ば必須。
ちなみに上記のスキルとは対照的にスキル使用中は生命力とマナをどんどん消費する。
このスキルの為に回復を生かせとも言いたげである。
こうした特徴により、他のバード専用スキルの例に漏れず活躍は局所的と言えよう。CTも360秒と長い。 - 崩壊の波動【ボーナス:死の舞踏ランク(防御保護減少量)幻想のコーラスランク(移動・攻撃速度減少量)】
使用者中心の半径20mの敵にデバフ効果。防御・魔法防御・保護・魔法保護を下げる。
更に移動速度・攻撃速度・詠唱速度も下げる。
持続は10秒と短いが、セイントバードで数少ない敵に直接干渉するスキル。厄介な相手に使いたいが
CTが180秒と長めなのでタイミングが難しい。
効果量は大きいので、ブリューナク・フラガラッハが通らない、または通りの悪い相手には効果的。 - 守護の祝福【ボーナス:忍耐の歌ランク(防御・魔法防御・保護・魔法保護増加量)】
強いけどCTの長いシールドオブトラストといった趣のスキル。
使用者中心半径20mのPTメンバーに、3秒間の無敵と6秒間の防御/魔法防御/保護/魔法保護アップを与える。
崩壊の波動の逆バージョンともいえるが、無敵がついた代わりに防御アップの時間は短くなっている。
即座に使える無敵というのが最大の長所。シールドオブトラストでは遅れる場面も咄嗟に使えるのが強み。
CTは180秒と長めだが、出し惜しみしてやられないように使う時はきっちり使いたい。
ちなみにアップデートで唯一弱体化を喰らっており、時間歪曲でリセット不可にされた。
いくら時間歪曲が長いCTを持つとはいえ、何度も無敵時間を構築出来るのは強すぎるからだろう。 - 蘇生の賛歌【ボーナス:応急治療(ライフ・負傷回復量)】
通常のフェニ羽根よりもライフと負傷を多く回復した状態でメンバーを起こす。
起こされたメンバーは5秒間ダメージ軽減が付く。
事前の詠唱こそ必要なものの、対象を決めたら即座に復活が可能。更に射程も結構届く。
アップデートで事前の詠唱さえ不要になった。
CTはランク1で4秒とかなり短く、余程死屍累々な状況でもなければ困らないだろう。
バードじゃないと使えないとはいえ、普通のフェニ羽根の立場を完全に食ってるスキル。
- 治癒の手【ボーナス:ヒーリング回復量(回復量)】
- このように、専用スキルはいずれも局所的な利用がメインで、汎用性の面においては
大半のコンテンツでソロ・PT問わず使っていけるエレメンタルナイトに大きく水を開けられてしまっている。
近接武器の選択肢が狭いエルフはエレメンタルナイトを積極的に選ぶ理由が少なく
消去法ではあるもののセイントバードを選ぶ事が多い*1。
この点は2023年末に実装されたダークメイジ、アルケミックスティンガーの存在によって大きく環境が変化し、魔法エルフはダークメイジを、弓エルフはアルケミックスティンガーを選ぶことができるようになった。
この2種はエルフと非常に相性が良く、ようやくエルフへの逆風が和らいだと胸をなでおろしているとか*2。
一方、エンドコンテンツ級の強力な装備を持ったキャラクターであれば、エレメンタルナイトを選ぶメリットも
少なくなり、結果として補助や局所的用途が強力なセイントバードを選ぶことも。- しかしただ局所運用が強いだけのアルカナ才能という訳ではない。
セイントバードはアルカナリンク3以上に至る事により魔法攻撃力とバフ演奏持続時間が大幅増加するという
見過ごせないメリットも存在する。強化手段の乏しいパラメータだけにこれを目当てにセイントバードを選択する理由にはなる。 - 魔法攻撃力はアルカナリンクに応じて50~200増加。
決してエレメンタルナイトに見劣りしないポテンシャルを秘めている。 - バフ演奏延長は180秒。演奏役になれるほどのバフ演奏を持つキャラであれば、基本的には
倍以上となる演奏延長は強力な演奏効果を存分に生かせる。トゥアンの魂で延長すれば20分台も夢じゃない。
けどその場合バグが怖いね。
逆に言うと、演奏役になれない人にはこの効果は大した意味を持たないだろう…それでもソロなら便利だが。- ちなみに、戦場の序曲のスキル単品での持続時間はランクに関わらず30秒。
そこに色々補正がかかるとは言え単品で実に6倍もの持続時間ボーナスは歪を通り越して異様である。
- ちなみに、戦場の序曲のスキル単品での持続時間はランクに関わらず30秒。
- しかしただ局所運用が強いだけのアルカナ才能という訳ではない。
- また、アルカナ才能はAP100で切り替えが可能な為
自分の役割や狩場に応じて、その局所用途目当てで頻繁に切り替える人も少なくない。
マビノギは既に、初心者以外はAPを余らせがちな局面に突入しているのだ。 - そしてステータスの総量が増えた関係で回復量が足りなくなり、徐々に立場を失くしつつあったキン斗雲達回復系召喚攻撃持ちのペットは、セイントバード使用者がいるPTでは完全に出番を奪われてしまっている……。といっても、彼らの多くは召喚攻撃に短時間の睡眠効果を持っていることが多く、瞬間的に敵を拘束して次の行動への移行を補助する、という意味ではまだまだ役に立ってくれる。
- 現状、本国版を含めてもセイントバードは影が薄い。
しかし決してダメなアルカナというわけではなく、優秀な瞬間回復、範囲回復、持続回復、瞬間発動の蘇生、バリアと非常に優秀。 - 昨今の高難度コンテンツではポーションの使用にクールタイムが設けられたり、進行によっては使用自体できなくなるなど回復周りにかなり厳しい制限が掛けられているため、最高難度のグレンベルナやクロムバスの攻略には必須級の存在になっている。召喚攻撃で回復できるペットで代用できなくもないとはいえなくもないが、そもそもライフ数千という現在のエリンでは回復力が足りておらず、ディヴァインリンクの有効性を考えると代役というよりは共存が望ましい。
そこに加えて強力なバフ、演奏による支援能力、即時蘇生なども考えればその存在は攻略の肝、チームの大黒柱といって差し支えない。かもしれない。
- だが、いかに早く・確実に敵を倒せるかという点が重視されるマビノギにおいては、その能力は派手さのない、縁の下の力持ち。縁の下の力持ちとは目立たないもの。つまり影が薄いのは宿命なのである……。
